2019年9月29日日曜日

鬼滅の刃

鬼滅の刃  総合:☆☆☆☆☆

連載中のジャンプ漫画が原作。原作は未読です。
2019年4月スタート。全26話。30分枠アニメ。

・ストーリー 
大正時代の日本。山奥で亡くなった父親の後を継ぎ炭焼き・炭売りを生業にしていた竈門炭治郎13才。貧しいながらも母や幼い弟妹たちと共に穏やかに暮らしていた。
ある冬の日、炭治郎は炭を売りに人里に出たが、帰りが遅くなったため、山の麓の知り合いの家に泊めてもらうことになった。知り合いが言う事には「夜は人を食う鬼が出る。あまり暗くなってから山の中を歩いてはいけない。」
朝早くに目覚めた炭治郎は、家を留守にした事に焦りながら、山を急いで登った。家に近づくにつれ、血の匂いがした。炭治郎は人一倍、鼻が効いた。そして、嫌な予感は的中した。
家の玄関のすぐ外に、弟と、すぐ下の妹・禰豆子がその弟を庇うように倒れていた。二人の周りの雪は真っ赤に染まり、一目見ただけで深刻な状態であることは容易に想像できた。炭治郎は玄関に駆け寄るが、家の中には同じように惨殺されていた母や弟妹たちの亡骸があるだけだった。
かすかに息のあった禰豆子をおぶり、村の医者まで運ぼうとする炭治郎。ただ一人残った家族を助けるため、必死に積もった雪の中を進むが、途中、禰豆子の様子が変わった。見開いた目は赤く、瞳孔は猫のように縦長になり、大きく開けた口には牙のようなものが生えていた。そして体も巨大化し、炭治郎に襲い掛かったのだ。有様の変わった禰豆子を見ても、炭治郎は恐れなかった。助けたい一心で、禰豆子の理性に向かって励まし続けた。
そんな炭治郎を助けたのが、鬼殺隊剣士の富岡義勇だった。富岡は炭治郎の家族が鬼に襲われた事、そして、禰豆子は鬼の血を浴びて、鬼になってしまったことを告げ、禰豆子を退治しようとする。しかし、自分の命と引き換えにしてでも鬼となった妹を助けようとする炭治郎と、その炭治郎を庇おうとする鬼の禰豆子を見て、彼女に理性のかけらが残っている事に気づき、二人の絆にかすかな希望を託して、殺すことをやめるのだった。
この物語ではそうして生かされた炭治郎が、妹との絆を守るため、妹を元の人間に戻すため、鬼との厳しい戦いに踏み出す、最初の一歩が描かれる。

原作の設定、展開、キャラ、作画がまずは素晴らしいのでしょう。
とくに主人公・炭治郎の素直・前向き・努力好き、そして、圧倒的な善性と、それを原動力にした明確な目標への行動力が面白さを決定づけています。脇を固める人たちも個性溢れていて、物語を彩り豊かにしてくれています。


・演出
原作の魅力を更に高めた演出です。
脚本、作画、音楽、演技。総合芸術として妥協のない演出をされていて欠点が見当たりません。通常のアニメでは、登場人物の行動原理に不自然さが見えてしまったり、設定のアラが気になったり、音楽が主張していたり、音楽がシーンを外していたり、キャラの顔が別人かと思うように不安定な作画になったりなどなど、何かしら引っかかるものが出てくる事が多いのですが、このアニメでは、そう言ったツッコミドコロがほとんどありません。現実を忘れ、物語に没入する事ができます。気持ち、エピソードを長く引っ張るなあ、と思う所はありましたが、引っ張るなりに飽きさせない仕掛けが用意されているので、いつの間にか時間が経ってしまっています。

・作画
漫画らしい絵柄ですが、26話を通して終始安定していて破綻しません。アクションの作画も素晴らしく、この迫力ある戦闘シーンは漫画では味わうことができないでしょう。アニメにおいても、機動戦士ガンダムで見せた板野サーカスは衝撃的でしたが、時代が進むごとに発展していく技術革新の速度は凄まじく、当時の映像を今は遥かに凌駕しています。ガンダム対グフで、命の危険を察知した時に時間が遅く感じられる状況をスローモーションで再生する演出などは、もちろん応用して使われているのですが、最も驚異的なのは、3Dで視点を変えながらセル画で実現していた「高速で移動する戦闘を、カメラが高速で迫力あるデフォルメを加えながら追い切る」板野サーカスが、3Gを利用することで、さらに正確かつダイナミックな動きで表現されるようになりました。今の技術は圧倒的です。加えて、人の動体視力(通り過ぎる電車の中の人が、一瞬止まったように見える現象)のなせる技を取り入れた作画は、テレビ画面の反応速度の遅さを補い、観るものにハッキリ見える迫力のあるアクションを届けてくれます(炎炎の消防隊でも多用されているように思います)。円盤のコストパフォーマンスは悪いですが、ここまで作り込まれたアニメはそうはないです。ゆえに、納得せざるを得ません。

・音楽
フィルムスコアリングによるサントラで、主に椎名豪さんが担当されていたようです。素晴らしかったですね。総合芸術として、しっかりアニメを支えていました。特に19話の「竈門炭治郎のうた」をバックに展開された死闘は、アニメ史上に残るんじゃないでしょうか。
OP/EDも変更せず。これは最近の風潮からすると英断でしたし、アニメ全体を俯瞰してみた場合、顔を変えない方が良い結果が生まれやすい好例だと感じています。2クールくらいなら、このアニメのように、一貫した方が良くないですかね。

・演技
いや、もう、錚々たるメンバーなんでw キャスティングも演技指導も完璧じゃないでしょうか。出演者の演技力に吸い込まれます。ここまで書いてきて、いいからもう、自分で観てくれ、と、身もふたもないことを言いたくなってきましたがw、あえて、やっぱり、炭治郎役・花江夏樹さんが素晴らしかったですよね。アニメで演出過多だなあと感じる場面の多くは「良いこと言った風の場面での言われた側の反応」が感動させたがりなんです。オーバーアクションな表情変化や、声の演技にありがちな無駄な感嘆符。漫画原作の場合、特にそうなる傾向にあります。劇画ですからね。実写と違って、オーバーになるのは致し方ないことではあるのですが、やり過ぎは気になります。このアニメでも、そういう場面はあるのですが、花江夏樹さんの演技や、作画の演出(最終話ではフッと風が顔に当たる)によって、うまく抑えつつ、言われた側の感情変化がしっかり伝わるようなスマートな演出・演技だったのも、自分がこのアニメに極めて好意的な理由のひとつです。

声優さんが演技を声だけに頼らなけらばならないが故のオーバーアクションが、監督さんの俳優さん起用を後押ししていると思うのですが、いやいや、声優さんにきちんと演技依頼すれば済む話でしょ、と思います。このアニメのように、ちゃんとできるはずなんですから。声優さんは声の演技に関してはプロなんですから。そうしないのは、やっぱり、プロモーションありきのキャスティングなんだな、と勘ぐっちゃいたくなるのです。

2019年9月28日土曜日

MIX(ミックス)

MIX  総合:☆☆☆☆

あだち充さんが連載中の漫画原作。原作は未読です。
柳の下のドジョウのようなイメージがあったからですが、モヤモヤとした感じは残るものの、まあこれなら原作を読んでみてもいいかなと、少しだけ気持ちを前進させてくれたアニメです。気分的には☆3ですが、気分を除いて☆4で。
2019年4月スタート。全24話。30分枠アニメ。

・ストーリー
30年前に甲子園に野球部が初出場、そして初優勝を果たした明青学園。その後は全く泣かず飛ばずだった。
家が近い、との理由だけで明青学園中等部に通っていた血の繋がらない立花投馬と立花走一郎は、中等部の野球部に所属していたが、親の力で絶対エースに君臨していた先輩がいたため、中学3年生の時には投手であった投馬の怪我のため、ほとんど無名のまま中学時代を過ごした。しかし、投手としての投馬の才能と、捕手・打者としての走一郎の潜在能力の高さは、兄弟を目の当たりにした高校野球関係者たちには知られる存在となっていた。
晴れて明青学園高等部に進学した立花兄弟は、1年生ながらレギュラーを獲得、練習試合などで持っていた力の片鱗を見せ始め、夏の東東京地区大会に挑むのだった。

漫画「タッチ」で上杉達也が率いた明青学園。この設定を引き継いだ以上、この壮大な伏線がどのように回収されるのかを注目していたのですが、今の所、原田正平らしき人物が最後の方でちらっと現れた程度で、ほとんどその気配がないのがモヤモヤの最大の原因です。西村?西村の登場が伏線回収開始のゴング?なら、いっそ勢南高校をメインにしてくださいよw。
あだち充さんは「タッチ」以前にも多数の野球漫画を出しており、あだち充オリジナルだけでも「ナイン」「陽だまり良好」と、全く異なった設定での連載をされていました。さらに、「タッチ」以降にも長く連載が続いた「H2」「クロスゲーム」など、別設定の野球漫画を描いています。にも関わらず、ここへきて「MIX」の登場。痛くもないかもしれない腹を探りたくなります。

正直、この展開なら、明青学園の名前を使わず、30年前に1度きりの甲子園出場&優勝を果たしたことのある高校を設定にしていても、全然お話が破綻しません。なんで明青学園なの?と思いたくなります。ガンダムSEEDがなんでガンダムなの?と言いたくなるのより、タチが悪いです。

「タッチ」では浅倉南を中心としたハーレム漫画。野球漫画ではありませんが、「みゆき」では、兄妹と兄の彼女と妹を想う人での4角関係。ちなみに「クロスゲーム」でも男二人と女二人の4角関係。あだち充さんは、多角関係を『肝心なところで主語を省く台詞回し』と、主語がないことで何を言っているのかちょっと考えさせる時間をくれる一コマが、最大の持ち味。「MIX」もその作風で単なる野球漫画ではないモノにしているのですが、兄妹ではあるけれど血が繋がっていない事で一気に恋愛対象となりえる危うげな図式は「みゆき」で語っちゃってるわけで、「タッチ」だけでなく「みゆき」のヒットにも便乗しているところも都合の良い設定の使い回しに感じるため、モヤモヤは重なって更に深まるわけです。番宣やオープニングで、「あの明青学園の栄光から」とか声高に叫んじゃうから、より反発しちゃいますw
ただ、この24話では、多角関係の雷雲は、まだ遠い空に見える程度です。

逆に考えると、この辺の経緯を知らなければ、純粋に楽しめる漫画になります。ストーリーや展開の秀逸さはお墨付きです。なので、今の中高生にはすんなりと受け入れやすい漫画・アニメになるかもしれません。


・演出
原作の持ち味をうまくアニメ化していると思います。あだち充作品をここまでアニメで表現できるのは素晴らしいです。

・作画
原作に忠実に、そして安定しています。野球の動作もとても自然で、一枚絵の多用もなく、優れています。アニメにしてくれた甲斐があったってもんです。

・音楽
途中で変更されたOP/EDもサントラも良かったと思います。

・演技
全く不満はないです。流石にみなさんうまいですねー。面白いアニメにしてくれているので、まあ、いつものパターンだなあとはいえ、しばらく読んでなかったあだち充さんの新作だし手を出してみようかな、と思わせてくれました。読みながらきっと、梶裕貴さん、内田真礼さん、内田雄馬さん、花澤香菜さんの声で語りかけてくれる事でしょう。


ヒット作に便乗したような商法に、どうしても拒否権発動したくなるのが「僕の悪い癖」by 杉下右京(言ってるそばから便乗かよ>僕)、ですね。相棒 season18 2019年10月9日からテレビ朝日系列でスタート。

2019年9月27日金曜日

まちカドまぞく

まちカドまぞく  総合:☆☆☆☆

連載中の4コマ漫画が原作。原作は未読です。
2019年7月スタート。全12話。30分枠アニメ。

・ストーリー 
吉田優子は女子高生。とても貧しい家庭でしたが、いつも明るく振舞う普通の15歳の女の子です。
ある晩、不思議な夢を見ました。ツノの生えた女性から「優子よ。目覚めなさい。汝は闇の血を引くもの。この街に居る魔法少女を倒し、一族の復興を遂げるのです。」。
朝起きると頭が重い。鏡を見ると、自分の頭に「ごりっぱさま」なツノが二本、そして長いしっぽまで生えていたのです。びっくりして母に見せるのですが、「ついにこの日が来ましたか」とむしろ冷静に、吉田家の秘密、貧しいことも家庭にかけられている呪いの一部でありその呪いの全貌、そして、光の一族と闇の一族の抗争について説明されたのでした。
先祖返りした優子には使命が与えられ、まずは光の一族である同じ街に住む魔法少女を探し出し、これをブチ転がして呪いを解かなければなりません。難航すると思われた魔法少女の捜索も、あっさりと見つかり、隣のクラスの千代田桃と判明しました。はたして優子は、光の一族を倒し、封印された闇の一族を解放できるのか。
これは、姿が変貌した吉田優子をすごい適応力で支える街の人たちと、敵であるはずの千代田桃にも助けられながら、家庭の事情で一夜にして闇の力に目覚めた少女が、魔法少女を倒す定めに果敢に立ち向かう感じの、なにかそういった話です。
なにはともあれ、この設定からはシリアスな対決アニメになるのが普通だと思うのですが、それをふんわり雰囲気、キレの良いギャグアニメ化している意外性が新鮮。そして、笑いの中に周りの人たちとの温かい絆を感じることができるストーリーです。

・演出
設定は結構シリアスなようなのですが、吉田優子と千代田桃が住む架空の街・せいいき桜ヶ丘ではなぜか、ふんわりとした関係が続きます。この雰囲気がなんなのかをきっちり説明しての終わり方が、連載中の4コマ漫画を原作としている割に、上手だなと思いました。
また、テンポがいいです。テキパキとしたテンポです。サクサク進む掛け合いがギャグを支えますし、見ていて気持ちよく笑えます。面白そうなので原作も読みたくなりましたが、アニメならではの演出で、アニメだけ見るでも十分ではあります。うまくアニメ化されている、と感じました。
いつも、その隙に攻撃しろよ怪物め、と思えてならない変身シーン。かかっている時間がストップウオッチ形式で表示され、実際はコンマ00?秒で終わっている超ハイスピードカメラ映像であったんだと気づかされる演出が特にお気に入りです。

・作画
可愛い絵柄で安定しています。変身シーンなどのアクションも綺麗に動きますし、円盤買って後悔しないレベルです。

・音楽
OP/EDも劇伴も良かったです。公式ツイッターで、最終回前に、ハッピーエンディングにするかバッドエンディングにするか、投票のようなものが行われましたが、OPを見てれば容易に想像つきましたよね。全篇にわたる雰囲気を、吉田優子と千代田桃のペアがしっかり歌ってくれていて、いい感じでした。

・演技
吉田優子役・小原好美さんが可愛いけど魔族としてはちょっと情けない役所を好演していました。
自分的には何と言っても千代田桃役・鬼頭明里さんでしょう。この単調な演技はあまり感情を顔に表さないキャラクターである千代田桃にバッチリ合っていましたし、鬼頭明里さんにしては珍しいタイプの演技で新たな魅力発見でした。とっさの対応で時折見せる鬼頭明里さんなトーンも、通常とのギャップと相まって良かったです。
そのほかには優子のお母さん役に大原さやかさん、大人の女性はやっぱりうまい。
ご先祖の高橋未奈美さんの、強いのか弱いのかわからない、ゲスなのか善人なのかわからない演技が闇の一族を象徴しているようでした。
妹の大和田仁美さんの幼い軍師役が真面目すぎてかえって笑える演技でしたし、
残念な魔法少女のみかん役・高柳知葉さん、友人の千本木彩花さんの優子たちへのフォロー、そして、大原さやかさん共々密かにファンの諏訪彩花さんが黒魔術師としてさりげなく登場してくれたのも嬉しかったです

学校の先生まで、吉田優子の闇の名前・シャドウミストレス優子で呼ぶなんて、せいいき桜ヶ丘、なんて懐の広い街なんだ。



2019年9月26日木曜日

うちの娘。

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。  総合:☆☆☆

辛いなあ^^;実際にはBDに焼くから、実質☆☆☆☆相当。
観る人を選ぶかもと思ってるからだけど、いずれ見直してランクアップさせるな、きっと^^

連載中のラノベが原作。原作は未読です。
2019年7月スタート。全12話。30分枠アニメ。

・ストーリー 
冒険者の青年デイルは森の奥で依頼をこなしていた。そこで、乞食のような姿で彷徨っていた魔人族の少女に出会う。野営していた火に誘われるように姿を現した少女のツノは罪人の証となるように片方を折られていた。お腹を空かした少女に食べ物を与えながら、片言の魔人族の言葉で、森の中になぜ一人でいるかを尋ね、少女が父親に死なれて途方に暮れていることを知る。小さな女の子を放っておくこともできず、デイルは問いかけた。
「我、共に、汝、行く?」
パッと広がる少女の笑顔から、彼と彼女の物語が始まった。

・演出
とにかく、魔人族の少女・ラティナを、見た目も振る舞いも性格も、作画・声・音楽で、徹底して父性母性をくすぐる演出をしているので、原作のテーマをしっかり絞り込んではっきり観る人に伝わるよう演出してくれていると思います。何より、連載中であるにも関わらず、まとめがうまかったです。文末に書いたことを期待はしているのですが、このまま終わった方が余韻を楽しめるかもしれません。未来を想像させての終わり方も、このアニメの場合はアリじゃないかな。

・作画
凄いわけでは無いです。むしろテレビアニメとしては極めて普通。
ただ、キャラデザが良いのと、一貫してラティナだけはとことん安定して可愛く描かれているのが、制作のこだわりを感じさせます。可愛いラティナを見ているだけで幸せになれるアニメであることを、ちゃんと理解してくれてますねえ^^

・音楽
劇伴もOP/EDもよかったんじゃ無いでしょうか。OPはBメロからのサビの部分がクセになるんです。


・演技
ラティナ役・高尾奏音さん、可愛さに拍車をかける演技でよかったんじゃ無いでしょうか。なにより、デイル役・岡本信彦さんがバッチリでびっくりです。アクセラレーターや殺戮の天使・ザック役なんかの印象が強烈なんですが、そう言えば、たしかになんでもできましたね、この方も。売れっ子なわけです。

現実では色々な事件がありますが、男親は懐かれて初めて本能的に父親になれると思うのです。そうでなければ戸籍上のつながりとして論理的に納得するだけの生き物です。二人の最初の朝、デイルが寝かしておいてやろうと先に起きかけた時、ラティナが突然目覚めて、置いてかないでと抱きつきます。このような演出を通して、このアニメではそうしたことを思い出させます。
そして、どうやら魔人族は人間に比べ長命種のようです。ラティナが大人になった時のデイルとの関係の変化まで描き切ることができれば「さよならの朝に約束の花をかざろう」以上に魅力的なアニメになるかもしれませんね^^

2019年9月25日水曜日

荒ぶる季節の乙女どもよ。

荒ぶる季節の乙女どもよ。  総合:☆☆☆☆

なんども見るかなあ、と考えると、ちょっと甘めなんですが、この着想とそれを漫画・アニメとして発表できる力量、内容のオリジナリティに敬意を払って☆4です。
少なくとも「みだらな青ちゃんは勉強ができない」や、やたらテンプレート化されてきた学園ハーレムアニメとの差はつけないとw

完結している漫画が原作。漫画の原作者は岡田麿里さん。アニメの脚本も担当しています。原作は1巻既読。最後まで読みきっていないので、原作とアニメの違いまでは言及できないです。
2019年7月スタート。全12話。30分枠アニメ。

・ストーリー 
文芸部に所属する女子高生5人は、最近の文学における性描写に憤りを感じ、現実における軽薄な同級生たちに苛立っていた。しかし、彼女らは、性行為を嫌悪しているわけではなく、5人各々が持っている恋愛に対する本当の気持ちに気付こうとしていないだけだった。そんな彼女たちが様々な出来事を経て、それぞれの試みを通じ、自分たちの隠された気持ちを確認していく物語。

・演出
さすがの岡田麿里さんなので、展開が一筋縄ではいきません。
シャキッとしろよ、とか、うじうじ考えるな、とか、客観的に見ると青春の真っ只中にいる少年少女たちのもどかしさに、何か言いたくなりウズウズしてくるものなのですが、このアニメでは、逆に荒ぶる乙女たちに翻弄されていきます。性的なものをストレートに表現し、ポルノまがいと呼ばれることも多い最近のアニメに対し、心理描写に重点を置くことで、むしろ、性的なものを強く感じさせる仕掛けは、チラリズムではありませんが、ポルノまがいのアニメより、むしろ性的な興奮を高めています。
このような、どこへ行ってしまうのだろうと思わせる演出を通して、最終的には高校生らしいエンディングエピソードにまとめきったところは、流石です。

・作画
平面的な作画に終始しますが、キャラも安定していますし、動きも漫画のそれっぽいし、キャラの描き分けもうまく、好感が持てます。円盤買っても後悔はしないレベル。

・音楽
OP/EDはよかったんじゃ無いでしょうか。セリフが入る曲って個人的には苦手なのが難点でしたが。劇伴も劇伴らしくて良かったと。

・演技
キャラの描き分けのおかげもあるかと思うんですが、普通の感じで演じてくれているので、物語に集中できます。メインの河野ひよりさん、安済知佳さん、黒沢ともよさん、麻倉ももさん、上坂すみれさんはもとより、顧問役で見事な指導者っぷりを見せた福山潤さん、炭治郎で圧倒的な善性を演じている花江夏樹さんのここでのウザ男ぶり、脇役とは言え重大な出来事の伏線となる役で戸松遥さんの見た目と心根の違いの演じ分けがうまかったり、と脇役の演技がヒロインたちへの感情移入を支えていたのが印象的でした。

制作全体の力と、再三、思いはするのですが、やっぱり岡田麿里さんが絡むとどんな作品でも独特の展開・雰囲気が滲み出てくるなあ、と感じるのでした。



2019年9月24日火曜日

フルーツバスケット 1st season

フルーツバスケット 1st season  総合:☆☆☆☆

☆5相当。
後半OPの変更に耐えられなかったのと、作画が安定していなかったので、どうしても円盤は買えず、泣く泣くの☆4^^; 内容は問題なく最高でした。
だったら、☆5にしとけよ、と自分に自分が突っ込んでいます^^;

少女漫画雑誌「花とゆめ」にて連載、完結している漫画が原作。原作は未読です。
2001年にもアニメ化されていますが、監修に原作者の高屋奈月さんが全面的に関わって、スタッフキャストとも一新された2019年4月から全25話で放送されたアニメの感想です。

「花とゆめ」は少女漫画界の「ジャンプ」と思っています。王道で、間違いのない、少女漫画らしい少女漫画を提供してくれる雑誌です。そしてフルーツバスケットも、間違いのない作品だったな、と感じました。

リアルなんですが、設定にファンタジー要素が入っています。日常系とは言えないアニメです。そうですね、妖怪の存在を信じる人にとっては「ゲゲゲの鬼太郎」はリアルですが、信じない人にとってはファンタジー。そこまで大袈裟ではない怪異だけど、そういう類のファンタジーです。ただ、この設定がなければ、このお話は無くなってしまいますので、1話を観て、この設定を受け入れられるかどうかが、分かれ目かもしれません。

・ストーリー 
幼い頃に父親を病死で亡くしている本田透。片親で育ったものの、母親の深い愛情の中、心根のとても美しい少女となった。彼女は中卒の母親の希望であった高校に進学したが、ほどなくして母親をも事故で亡くす。祖父に引き取られるも、祖父の家の改築に伴い、人気のない森林の中でひとり、テント暮らしを始めた。しかし、そこは格式が高く謎の多い草摩家の土地だった。ひょんなことから、草摩家の秘密を知ることになった本田透は、大雨でテントを失ったこともあり、その土地に住む同級生の草摩由希と従兄弟の紫呉に助けられる形で同居生活を始めることになる。
これは、辛い運命の中にありながらも、いや、あるからこそ、友人たちの傷、草摩の人たちの傷と向き合い、助け合い、明るく素直に前へ進む少女の物語。

・演出
時系列はあるものの、1話、ないし、2話くらいの短編エピソードで構成されているので、好きなストーリーだけ繰り返し見ることもできます。辛い過去でも暖かくまとめてくれるエピソードが多く、その展開に押し付けがましさはなく、とても美しく自然に表現されています。構成も見事で、大筋の検討はつくものの、まとめ方が想像の少し先をいってくれます。例えば、水戸黄門のクライマックスで印籠出すぞ出すぞと期待して観ていると、「かげろうお銀(由美かおるさん)」が実は春日局で、お銀が印籠出すみたいな。
また、テンポがいいです。テンポがいいと表現すると、テキパキしているイメージを連想すると思うのですが、このアニメの場合は、ゆっくり言葉を噛み締めて、しっかり思いを伝え切るようなテンポ。これが丁度良いのです。
エピソードは粒揃いで、魚ちゃん、花ちゃんの回もすごく良かったのですが、自分としては前半7話の「雪が溶けたら何になると思う?」が特にお気に入りです。
単純に楽しめるのは13話「元気でいたかな?我が弟よっ」。爆笑しましたw
連載が古いので、豆腐をボウルに入れて運んでいたり、中華屋のメニューなどに時代を感じさせるのもwなんか自分としてはノスタルジックで良かったです^^ここは好みが分かれるかな?^^;

・作画
テレビアニメとして必要にして十分なのですが、洋服が固いんですよね^^;それと、キャラがちょっと全編通して見ると安定していないのも残念でした。この辺でお話自体から気持ちがそれてしまうことがあったのが、惜しい!惜しすぎます!^^

・音楽
サントラ、盛り上げてくれます。キメるシーンではだいたい同じ曲になるのですが、曲に力があるので、問題なかったです、自分には。曲だけでも十分聴き応えのある楽曲です。
前半後半でOP/EDを変えてきました。前半のOP/EDがあまりに印象的かつ効果的だったので、この変更は自分には耐えきれませんでした。EDはまあ良いのですが、前半と同じ雰囲気のアーバンに、突然元気なオープニングに変更し繋げられても、ちょっとついていけません。自分は後半のOPは確実に飛ばしてました。

・演技
これはもう、皆さん、素晴らしかったです。錚々たるメンバーが揃っているので全員は語れないのですが^^;

まずは、ヒロインの石見舞菜香さん。この人も新人扱いなんですかねえ?「さよならの朝に約束の花をかざろう」など、すぐにわかる折れそうな優しい声なのですが、役にハマると相当な破壊力です。

種崎敦美さんもゆっくりと喋る演出でも破綻なく怪しいキャラを演じられていて相変わらず素晴らしかったし、


佐藤聡美さんのきっぷの良い演技も久しぶりに爽快でした。




イケメン島崎信長さんにやんちゃな内田雄馬さんの大人に翻弄され、おもわずツッコミに回る息の合った演技もよかったですし、それぞれのエピソードでの演技も独壇場でした。


そしてそしてw中村悠一さんと櫻井孝宏さんのボケっぷりが強烈でしたし、そんな中、真顔に戻った時の表現力はさすがの一言です。

坂本真綾さんの冷たい狂気も外すことができないのですが、一際凄いなと思ったのは、ヒロインの母役・沢城みゆきさん。

この人の役所の広さに改めてびっくりです。最近でもガンダムオリジンのクラウレ・ハモンやプリンセス・プリンシパルの7など、大人の女性役で特に真価が発揮されますけど、化物語の高校生・神原駿河もできますしねー。
他の皆さんにも言えることなのですが、良いこと言っているのに、そうとは聞かせない、アニメなのに極めて自然に聞かせる演技力は本当に素敵です。

1st season ある程度しっかりまとめられていたのも良かったですが、2nd seasonもとても楽しみです。

2019年9月23日月曜日

からかい上手の高木さん2

からかい上手の高木さん2  総合:☆☆☆☆

漫画原作。原作は既刊既読です。
2019年7月スタート。全12話。30分枠アニメ。

・ストーリー 
中学生の西片と高木さん。女の子の高木さんは、なにかと男の子の西片をからかいます。勝負をしては高木さんの機転が勝り、西片はいつも負けてしまいます。そんな西片が、いつか一度は高木さんをギャフンと言わせたいと心に誓う日常の物語。
恋愛感情にテレのある中学生時代を思い出させる短編エピソードで構成されています。多くの場合、高木さんはこの恋愛を連想させ男の子が最もテレることを避けようとする心理を利用して勝負に勝つのですが、はたから見るとちょっとこそばゆいエピソードのみに特化していることが、このアニメを他のアニメとは異なる個性的なものにしているのと同時に大人気にしています。

・演出
1期では、高木さんが「からかい」を楽しんでいることが強調されているように感じたり、西片の執拗な高木さんへの反抗心が目立つ演出だったため、原作の持ち味であるこそばゆさが少しスポイルされてしまっていて、がっかりアニメだったのですが、2期では「テレ」を徹底して演出し、それを、二人の掛け合いの間や、演技、音楽で補完することで、原作の持ち味を原作以上に生かして観せてくれました。
恋に恋する女の子を中心にした仲良し3人組のスピンオフ漫画を所々に挟むことで、メインストリームが引き立つように構成しているのも上手だなと思います。
特にまとめる必要のない日常系のアニメではあるものの、アニメオリジナルの展開を織り込み、11話までの随所に張られた一本の伏線を、綺麗に最終話でまとめた構成も、2期の良かったところです。

・作画
特に激しい動きのあるアニメでもないし、テレビアニメとしては良い方だと思います。キャラも可愛いし円盤買っても後悔はしないと思います。

・音楽
これも劇伴が結構良かったですね。OP/EDも可愛らしい感じで、ファンには受けるんじゃないでしょうか。
公式サイトでは惜しげも無くOP/EDノンクレジット動画が公開されています。

・演技
1期の良くない点を、高木さん役・高橋李依さん、西片役・梶裕貴さんがバッチリ修正してきました。高橋李依さんは西片への好意を隠していないにも関わらず、本当はどうなんだと西片が疑心暗鬼に陥らせる絶妙な演技を見事にこなされていますし、梶裕貴さんは1期でやたら勝つことに執着し意地悪そうに見せていた演技を、2期では高木さんに翻弄されながらも、高木さんへの思いやりが伝わる演技となり、テレる男子を好演されていました。この二人の演技が最終話のさりげない感動のまとめに繋げてくれました。

ちょっとはたから見ると二人はこそばゆ過ぎるんですが^^それがこのアニメの持ち味で、原作では失われつつある感動を再確認させてもらえるアニメでした。

2019年9月22日日曜日

女子高生の無駄づかい

女子高生の無駄づかい  総合:☆☆☆☆

連載中の元web漫画が原作。原作は少しだけ既読です。
2019年7月スタート。全12話。30分枠アニメ。

・ストーリー 
女子高生という貴重な期間を無駄に消費している日常を描く。
何か特別な物語があるわけではない。ギャグの発想が、日々自分が退屈しのぎにあらぬことを妄想しているような内容を、面白おかしくして見せてくれる。爆笑するというより失笑が長く続く系統のギャグアニメ。

・演出
短編漫画をギャグアニメとして30分枠に収まるよう上手に組み合わせて構成しています。原作のネタを元に、より笑えるアニメとなるよう、きっちり肉付けされているのも良かったです。アニメ化することによって原作を更に面白くしてくれたと感じました。

・作画
動きで魅せる内容のアニメではないし、原作の雰囲気のままの作画ゆえにギャグが活きてくるとさえ思いますので、これはこれでいいんじゃないですかね。

・音楽
劇伴が結構ギャグを盛り上げてくれてます。なかなか良かったなと。また、OP/EDも無駄にかっこよく、特にOPはかなりのお気に入りです。
・演技
原作ファンからするとどうなのかな、とも思いますが、声優さんがいるだけで尊い系のアニメですね。このギャグがギャグとして面白くなっているのは、声優さんたちの演技力の賜物かと思います。自分的には長縄まりあさんがロリ役ってのが、それだけでツボでしたが^^

観ながら文章書いていると、ついギャグに引き込まれて手が止まってしまいます^^

2019年9月21日土曜日

彼方のアストラ

彼方のアストラ  総合:☆☆☆☆

40年の歴史を持つ日本SF大賞の対象にもなりそうな王道のSFです。ちなみに、日本SF大賞を取れた漫画は大友克洋さんの「童夢」が最初。だいぶ経ってからSF漫画界の巨匠・萩尾望都さんの「バルバラ異界」、「WOMBS」の白井弓子さん。アニメでは押井守監督の「イノセンス」一つだけだったはず。

全5巻で完結している漫画が原作。原作は未読です。
2019年のマンガ大賞受賞作。マンガ大賞は、あまり世間に知られていない(巻数が少ない)漫画の中から秀逸なものを紹介する意味合いもある賞なのですが、製作は先見の明がありましたねー。完結している漫画ですから、アニメとしてもきちんとまとまっており、一本のドラマとしてしっかり楽しむことができます。
2019年7月スタート。全12話。30分枠アニメ。ただし、最終回の1話は1時間枠。

・ストーリー 
未来に生きる人類の物語。そこでは宇宙への進出が実現しており、ケアード高校の高校生8人とその中の一人の妹を含む総勢9名のB5班は、大自然を生徒たちだけで体験するため、5光年離れた惑星マクパへキャンプに出発した。しかし、キャンプを楽しもうとした彼らだったが、突如現れた謎の物体に全員が吸い込まれ、なんと5012光年離れた空間に飛ばされてしまう。一緒に飛ばされた宇宙船は使うことができたが、保存食料などから、帰還は絶望的と思われた。また、この出来事が人為的なトラブルであることも発覚し、9人の中にその実行犯がいる可能性が高いこともわかった。刺客を抱えたまま、彼らの故郷へ辿り着くための知恵と勇気と、そして友情が試されていく物語。

若干のネタバレになりますが、
ノーベル文学賞受賞者カズオ・イシグロの「わたしを離さないで(これの映画も超おすすめです)」や、萩尾望都と並ぶ大家・竹宮惠子の「11人いる(これもおすすめ)」など、SFの王道テーマを複雑に絡み合わせながら、一本の糸としてまとめきっているストーリーは素晴らしいと思います。ただし、絶滅危惧種に認定されかねないほど、人類が相当数に絞られている状況でないと、なかなかこうはならないんじゃないかな、と思われる設定が、惜しいっちゃあ惜しいです。

・演出
閉鎖空間での疑心暗鬼と友情の交錯を、明るい雰囲気で進行させる演出はとても良かったです。原作にどの程度忠実なのかはわからないのですが、アニメ化して良かったと言えると感じました。多分に原作の力なのかと察しているのですが、多様で個性的なメンバーのおかげでもあり、一人一人のエピソードを織り交ぜる展開は王道ではあるものの、誰が実行犯なのかという謎と組み合わされているため、とても自然な形で「みんなで帰還する」というテーマに取り込めているので、冗長にならずに済んでいます。

・作画
テレビアニメとしてはかなり良い方だと思います。キャラもしっかり描き分けられているし、円盤買ってもそう後悔はしないかな、と思います。

・音楽
劇伴音楽も物語の邪魔をせず、総合芸術に一役しっかり買っています。

・演技
メインの9人もサブのみんなも相当豪華です。特に9人のメインキャラの声優さんはキャラにバッチリあってましたねえ。さすがです。9人のメインキャラをしっかりその個性にあわせてくる声優さんたちはすごいです。影のある悪役をやらせると最高な内山昂輝さんとか、中性的な役回りもこなした松田利冴さんなど最近特に気になっている方。脇に回っても存在感のある美しい声の早見沙織さん。すかした天才イケメン武内駿輔さん、七色の声の黒沢ともよさん、かわいいとおっさん口調の二役をこなした木野日菜さん、爽やかイケメンといえばの島崎信長さん。そしてヒロインの水瀬いのりさんはこのアニメでの演じ方は素直な感じで好みでしたし、何より主人公・細谷佳正さんの善人・前向き・熱血漢でいて照れ屋の演技が、このアニメのカラーを決めたようにさえ思えました。「刀語」の鑢七花役を飄々淡々とした喋り方で演じられていたのは、やっぱり全体を通しての構成だったんだな、と納得させてくれました。

SFだけど、ミステリーなんでねー。何回も観るものでもないインパクトのあるストーリーが、円盤までは、と思っちゃうのが、強いて挙げれば欠点です。

2019年9月20日金曜日

ソウナンですか?

ソウナンですか?  総合:☆☆☆

手品先輩ともどもちょっと辛めです。面白いという点では☆4相当。相対的な関係でこの位置ですが、時間が経つとランクアップしちゃうかもしれません^^

連載中の漫画が原作。原作は未読です。
エピソードが独立してはいますが、時系列に見た方が面白いと思います。
また、終わり方もはっきりせず、2期につながることを願っているようなエンディングだったのが、少し残念でしたが、設定や、お話は面白いです。
2019年7月スタート。全12話。15分枠アニメなので、気楽に観られるのも良いところです。
サバイバルアニメです。ヤマノススメゆるキャン△の友情物語とは異なり、ダンベル何キロ持てる?と同じく、基本的にはハウツーアニメです。

・ストーリー 
修学旅行での飛行機事故により無人島に漂着した同じ高校の女子高生・運動神経抜群で明るい明日香、学年一位を譲ったことのない秀才だが少し控えめな性格の睦、お嬢様で気位の高い紫音、そして「ほまれ」の四人。自己紹介で「ほまれ」から衝撃の一言「アピールポイントになるのかはわからないが、わたしが遭難したのはこれが初めてではない」「そうなんですかーー!?」。ほまれのサバイバル知識を生かし、4人の少女たちの生き残りをかけた日常が始まる。

・演出
サバイバルにおける知識欲を刺激してくれる演出に、ついつい観続けてしまいます。「海水を飲んではいけない」はよく知られているところですが、どうしてなのかの細かい説明があったり、サバイバルにおける自分の固定観念がびっくりする方法でひっくり返されますし、なかなかうまいなあと思います。結構細かく複数の手段をレクチャーしてくれるのもいい感じです。魚を搾って水分補給は流石に知らなかったし、まずは温度調整というのも知らなかったので、とっても賢くなった気分です^^
ちなみに、下2つはなんとなく皆んな知ってると思うんですが。
・適切な体温が維持できなければ3時間
・水なしでは3日間
・食料なしでは3週間
しか、人は生き残れないそうです。こんな感じで知識の隙間を突いてくれます。
最後に、エピソードに合わせて幕間に「そうなんですか」のセリフを声優さんたちが演じられてるのもクセになります^^

・作画
テレビアニメとしては普通、と言えるんじゃないでしょうか。手品先輩もそうですが、中身は面白いんですが、総合芸術としては、作画の件もあって、レベルアップに若干躊躇します。

・音楽
OP・EDとも良く、サントラは。EDは特にお気に入りです。

・演技
M・A・Oさん、和氣あずみさん、安野希世乃さん、河野ひよりさんにナレーションの大塚明夫さん。全く不安のない布陣で、それぞれの性格のキャラにバッチリ合わせてきています。

このアニメも、やっぱり☆は4でもよいかなあと思えてくる^^


2019年9月19日木曜日

ダンベル何キロ持てる?

ダンベル何キロ持てる?  総合:☆☆☆☆

連載中の漫画が原作。原作は未読です。
連載中ですが、単発に近いエピソードにより構成されていますので、どこからどれから観ても問題ないと思います。
2019年7月スタート。全12話。30分枠アニメ。
筋トレアニメです。流行語大賞に「筋肉は裏切らない」でノミネートされた「みんなの筋肉体操」。どうやら筋トレが人気のようですね。

・ストーリー 
友達に「少し太ったんじゃね?」と言われた女子高生の紗倉ひびき。一念発起してジムの体験に足を運ぶが、そこで容姿端麗成績優秀スポーツ万能な同期生・奏流院朱美と一緒になった。ジムのマッチョな雰囲気に圧され、体験だけして帰るつもりになっていた「ひびき」だったが、朱美の熱心な勧めと爽やかイケメントレーナーの街雄鳴蔵との出会いにより、一転して入会を決めた。彼女の美しいボディのための戦いが始まった。

・演出
とにかく気楽に見れるように演出されてます。登場人物も筋トレ上級者から初心者、体力が有る人無い人を織り交ぜ、ジムだけではなく、自宅、野外でもできる筋トレをドラマの中にさり気なく取り入れて、楽しく観られるようになっています。これを観ると、ついつい筋トレしたくなるのは間違いないかと^^

・作画
絵柄は可愛いし、壮絶なバトルシーンがあるわけでもないので、テレビアニメとして普通だと思います。強いて挙げれば、トレーニングの動作にちょっとわかりづらい部分があったことくらいでしょうか。

・音楽
OP・EDともに元気になる音楽でお気に入りです。

・演技
ヒロイン「ひびき」は遅いデビューながらも頑張り屋さんらしい新人のファイールズあいさん。とても良かったんじゃないでしょうか。それに、周りの人たちがとにかく豪華w。友人役には雨宮天さん、東山奈央さん、石上静香さん。先生役には堀江由衣さん、大原さやかさん、戸松遥さん、ジムのマッチョ系では石川界人さん、中村悠一さん、ナレーションに玄田哲章さん。笑い系のノリの掛け合いもうまいし非現実的なシーンも、なんだかリアルに見せてくれる演技で、安心して筋トレに没頭できます^^

ジムはなあ、と思う人でも、最後に自宅でできるトレーニング方法を説明してくれたり、実際にカウントしてくれたりするので、簡単に筋トレを体験することができる入門アニメとして、構えず、観ることができると思います。



2019年9月18日水曜日

手品先輩

手品先輩  総合:☆☆☆

連載中の漫画が原作。原作は未読です。連載中で若干の時間進行もありますが、エピソードは独立しているので、途中から見ても問題ないタイプのアニメです。終わり方も特に気になりません。2期も自然に作れるストーリーです。
2019年7月スタート。全12話。15分枠アニメ。
手品をネタとしたギャグアニメです。
短いアニメなのでBDには焼きますが^^内容的にショートアニメ・ヤマノススメや他に☆4にとどめているギャグアニメと比較すると悩みます。結構面白いので、ちょっと辛めです。

・ストーリー 
助手(本名わからずw)が入学した高校では部活は強制だった。どの部に入ろうか悩んでいた助手は、奇術部の張り紙を見てちょっと覗いてみたのが運の尽き。そこには一人で手品の練習をしていた美人であがり症で失敗ばかりの先輩(本名不明w)がいた。廃部寸前の奇術部に半ば強制的に巻き込まれた一人の男子高校生のツッコミの日々が始まった。

・演出
15分枠の中を4、5本立てで構成しているので、テンポも良く、それぞれのエピソードをうまくまとめています。サクッと見るには楽しいアニメです。少しエロ要素が強いし直接的な表現も多いのですが、「荒ぶる季節の乙女たちよ」「みだらな青ちゃんは勉強ができない」よりは、むしろ爽やかと言え、きちんとギャグにしているのもうまいです。手品をネタにして面白くしているのも良かったです。

・作画
まあ、良いとは言えません^^ でもまあ、必要にして十分じゃないでしょうか。円盤買うのは躊躇するかな。

・音楽
OP・EDとも良く、劇伴はほぼほぼ効果音。OPは特にお気に入りです。

・演技
先輩に本渡楓さん。声をさほど変えないタイプの声優さんですが、演技力で役をきっちり演じ分けられる貴重な声優さんの一人で、特に明るい女の子役が多く、とても合います。また、鬼滅の刃では、竈門茂で男の子役も演じられていますし、多分大人の女性役もそつなくこなしてくれるはずです。フーテンの寅さんで有名な山田洋次監督は「幸福の黄色いハンカチ」で起用した武田鉄矢に対して、「面白くやろうとするな、真剣な姿に観客は笑うんだ」と演技指導したと、どこかで聞いたことがあるのですが、このアニメでの先輩・本渡楓さんは、まさにこれで笑わせてくれます。
その先輩の面白さを間の良いツッコミでレベルアップさせていたのが、市川蒼さん。3年目のようだし、まだ新人扱いなんですかね。とても良かったと思います。
その他、キタエリさん、高橋李依さん、浪川大輔さんらが脇を固めていて安心です。

こう書いてくると☆は4でもよいかなあと思えてくる^^

2019年9月17日火曜日

かつて神だった獣たちへ

かつて神だった獣たちへ  総合:☆☆

連載中の漫画が原作。原作は2巻まで既読です。
2019年7月スタート。全12話。
ファンタジー・ヴァイオレンスアニメです。

・ストーリー 
パトリア大陸で北部と南部に分かれた内戦が勃発した。この戦いで、神の力を使えるようにと人を改造した擬神兵が生み出され、戦局は彼らの力に依存していた。結果として敵と戦い人を守ることにより大陸を和平に導いた擬神兵だったが、彼らは時間とともに人間としての理性を失い、ただの獣へと変化していく運命にあった。
シャールは父の孤児院を手伝っていたが、内戦の激化に伴い、父は戦場に出ることになった。和平後、父は孤児院に戻ってきたが、擬神兵となっていて、その姿は竜そのものだった。ただ、父はまだ理性を保っており、以前と変わらない優しさで孤児院を守っていた。しかし、そんな日々は長く続かなかった。徐々に獣の本性が見え隠れするようになった父。そんな父の前に元擬神兵部隊隊長のハンクが現れ、父を銃殺したのだった。
シャールは父殺しのハンクを追いかける。仇を討とうとするシャールだったが、偶然、ハンクと理性を失った元擬神兵との戦いに巻き込まれたことで、元の仲間を殺しているのにはなにか訳があるのかもしれないと感じた。そして、シャールはハンクが一体何をしているのかを知るために、共に旅をすることを選択するのだった。
シャールの行動原理がなんか奇妙ですよね。設定や展開の不自然さが、全編に悪影響を与えてしまっているアニメです。

・演出
原作も余りシリアスな展開が得意とは言えない漫画家の方のため、普通にアニメ化し演出しようとしても、ギャグっぽい展開とシリアスな部分とのバランスがどうしても悪くなってしまいます。ここは、シリアス一本に大胆に構成し直し、制作してくれた方が良かったのではないでしょうか。
これ、たぶん2期ありきの12話、ですよね。1期でまとめきるような意気込みがないです。ラストの演出ももうちょっと工夫を凝らしていただきたかったところです。
とにもかくにも、シナリオとそれに沿った演出が不自然です。力もないのにシャールが無鉄砲すぎます。擬神兵同士の戦いの展開があまりに唐突に二転三転します。原作を練りこんでから、制作して欲しかったと思います。
と言いつつも、まあ、テレビアニメはこのくらいが普通、とも言えます。最近相当すごいアニメを観てしまっているので、相対的に不満しか残りませんでしたが、妥協できなくもありません。原作のクオリティの差は、単純にアニメ化しただけでは埋まりません。

・作画
テレビアニメとして、余り良いとは言えないです。良いところと悪いところの格差が激しすぎて、ストーリーへの集中を阻害しています。

・音楽
OP・EDとも良く、劇伴も良かったです。音楽は頑張ってくれたので、本当は感動的になってもおかしくないお話なのですが、総合芸術として、音楽だけでは如何ともしがたい代表作のような印象です。

・演技
なにぶん脚本やストーリ展開に足を引っ張られて、折角の声優さん方の演技が台無しです。ドラマティックに、との頑張りが、空回りしているように感じました。

題名は良かったんですがね。

2019年9月14日土曜日

リズと青い鳥(映画)

リズと青い鳥  総合:☆☆☆

漫画が原作の「響け!ユーフォニアム」1期2期の続編にあたる2018年公開の劇場用アニメ。ストーリーはアニメオリジナル。原作は未読です。
そこまでドラマティックな展開ではなく、雰囲気を楽しむアニメです。あればBDに焼くとは思いますので、その点からは☆が4つでもいいのですが、テレビアニメに比べれば短編だから、ちょこっと観るにはいいかなという、中身に関係ない不純な動機のため、少し辛めの3止まりとしました。

・ストーリー 
おとぎ話「リズと青い鳥」。リズはカゴに飼っていた綺麗な青い鳥に、もっと広い世界を見せるべきなのではないかと悩んだ末に、外の世界へ逃がすことを決心しました。
「みぞれ」は「のぞみ」に誘われて中学入学時に吹奏楽を始めました。同じ高校に進んだ二人。「のぞみ」は「のぞみ」に憧れていた「みぞれ」をおいて退部してしまった過去があります。今は復部して「のぞみ」はフルートの「みぞれ」はオーボエのパートリーダーとして、高校最後のコンクールに、自由曲「リズと青い鳥」で臨もうとしています。この曲にはフルートとオーボエの掛け合いのパートがあり、そこでは、リズと青い鳥とのやりとりが表現されています。彼女たちは、自分たちの相手への感情を「リズと青い鳥」に重ねてみるのですが、どうしてもしっくりこない練習の日々が続きます。そして、彼女たちはお互いの気持ちを見つめ直していくのでした。

・演出
音楽系の漫画は、アニメになり音が加わることで読者の想像力を制限する反面、不足分を完全に補ってくれるので、すんなり劇中に入り込めます。音楽漫画とアニメは相性が良いと言えますが、原作を知り過ぎていると、自分で補っていた想像力との差が大きくなりがちなので、がっかりすることも多いでしょう。漫画で感動的な音楽シーンをいかに演出するかが勝敗の分かれ目。漫画では、視覚効果と言葉による解説で補完しているわけですが、その視覚効果を全面的に押し出す演出が多い中、このアニメでは、今一歩の時の演奏時間を控えめにし、完璧になった時の演奏を、そこに至るまで明らかにされていなかった全曲のメロディーを聞かせ、旋律により感動させることで、演出しました。とってもスマートですが、演奏を比較させるわけではないため、凄くなったことがわかりづらかったのは難点でしょう。
音楽アニメでありながら、このアニメの特徴は、おとぎ話とリアルとを重ねながら、二人の少女の関係性の深掘りを、京都アニメーションらしい詩的な作画表現や二人の会話の間を脚本で強調することで、ふんわりと見せ切ったことにこそ真価があると感じました。
テレビアニメの続編ですが、単発として十分に成立しているアニメですので、観てない方が見ることに不安を感じる必要はないと思います。もちろん「響け!ユーフォニアム」のファンの方には、サイドストーリーとして十分に楽しめる作品だと思います。もっとも、ひょっとすると、吹奏楽部あるあるが楽しかったファンの方にとっては、肩透かしをくう内容かもしれません。

・作画
さすがの一言。細い線が滑らからに動き、美しい横顔に釘付けになります。今時には珍しく、すこーーしだけ、背景と合わない場面がありましたけど、重箱の隅をつついても仕方のないレベル。圧巻ゆえに、ついついほころびに目がいっちゃうこともある、という感じです。

・音楽
基本的に良かったと思うのですが、オケでドラマティックに支えようとし過ぎているところもありました。天気が雨に変わるシーンで、そこまで嵐にしなくても、みたいな。まあ、これも、物語に浸る上で特に大きく支障になることはないので、スルーしましょう。

・演技
種崎敦美さんと東山奈央さんが、持ち味通りのキャラを演じているので破綻がありません。リズと少女の二役をこなした本田望結さんも演じ分けは見事でした。ただ、リズ役の方で、国語の朗読を聞いているような気分にさせられたのはちょっと残念でした。



アニメーションとしてのクオリティが高いので、些細なことが目立ってしまうアニメでした。つまり、物語に強烈に引き込ませる力があったとは、すみませんが、思えなかったです。

2019年9月10日火曜日

プリンセス・プリンシパル

プリンセス・プリンシパル  総合:☆☆☆☆☆

オリジナルアニメ。
2017年7月スタート。全12話。
絵柄は可愛いですが、かなりのハードボイルドです。大人が観ても非常に楽しめるアニメですので、絵柄に惑わされないように^^
ただし、というか、ゆえに、というか、海外では中学生以下への視聴制限がかかっています。リュック・ベッソン監督映画「レオン」完全版では、子供が暗殺の手伝いをする描写が問題となり、ごっそりと問題シーンを削った劇場版が作られたわけですが、匹敵するほどのバイオレンスが含まれていることをご承知置きください。

・ストーリー 
19世紀末のIF世界が舞台。イギリスをモデルにしたアルビオン王国はケーバーライト(浮遊石)を独占しローマ帝国以来の覇権を手にしたのだが、革命により王国と共和国に分離。ロンドンは壁を隔てて東西に分かれ、世界各国のスパイ合戦が繰り広げられる都市と化していた。王国側のロンドンに共和国側の腕利きスパイが送り込まれた。彼女はアンジェ。黒蜥蜴星から来たとカバー(作戦遂行のために適当と思われる設定・役割になりきること)からして欺瞞の塊のような存在だったが、王国の王位継承権第4位の王女と瓜二つを利用し、チェンジリング作戦(王女とすり替わる)を立案、実行のために王女へ接近したのだった。しかし、彼女には秘密があった。嘘に嘘を重ねて塗り固められたアンジェとチームの仲間たち5人(ドロシー、アンジェ、プリンセス、ベアトリス、チセ)が織りなす、スパイの日常の物語。
スパイ=嘘つきの設定を前面に出すことによって、「物語シリーズ・恋物語」などで登場する詐欺師・貝木泥舟のように、話すことのどこまでが本当なのかを見極めながら観ることになるのが楽しいアニメです。1話、アンジェの「冗談じゃないわ。ただの嘘よ」「保険よ」、クライマックスでの「いいえ。いいえ。いいえ。いいえ。」などのセリフがストーリーを奥深くしていました。3話で見極め、どころか1話を観ただけで、続きを見ない選択肢が無くなった瞬間です。

・演出
あまり使いたくない諺なんですが「山椒は小粒でピリリと辛い」系の単発エピソードを時系列を操作しながら観る者を揺さぶる演出が素晴らしかったです。それぞれのエピソードも粒揃いで単独で観てもとても面白いのに、テーマとして流れる「アンジェとプリンセスの友情物語」「ヒロイン・アンジェの心の壁の物語」そして、実はこの人こそが真のヒロインと言っても良い「プリンセスの覚悟の物語」が根幹としてしっかり流れているので、ストーリーがとても綺麗にまとまっています。
また、初回放映時とソフト収録時(2019年再放送はこちらと同じ)の順番は異なるのですが、ソフト収録順の方がより練られている感じで良かったです。
ただし、すっきり終わったアニメではありません。きっちり決着がつくことを望まれる方にはオススメしづらいですし、通常なら自分も終わってないことを理由に☆の数を減らし兼ねないのですが、このアニメに関しては、美しい余韻が感じられ、寧ろ、この終わり方をしたことに好意的です。なので、続編、本当に作るのかわかりませんが、この感じが消えてしまうような続編になるくらいなら、作らないでいてくれても良いな、とさえ思います。
さて、5人とも魅力的なのですが、日本人代表として先進国で過ごすちょっとボケも入ったチセの見せ方が自分的にはお気に入りです。ピカピカに光った竹の切り口のようなモノに水が溜まる。鹿威しの尖端だよなこれ?と訝しげに見ていると、鹿威しにあるまじき響きがw。ただ、これも日本仏教的な音なので、風流ではない、とは言い切れない趣があり、さらにそれを2回鳴らす演出も素晴らしかったな、と。このようなメインストリームのシリアスさを損なうことがない、逆に効果的に際立たせるちょっと笑ってしまうようなエピソードを挟む演出が粋でした。

・作画
アクションも迫力がありますし、産業革命後の雨のロンドンらしい暗い色調も良く、美術、デザインもしっかり描き込まれていて、劇場用には及びませんが、テレビアニメとしてはかなり優秀だと思います。円盤買って、作画で後悔はしないはずです。


オープニング。落ちる時の5人の表情の違いがいいです。さすがの演出。

・音楽
梶浦由記さんらしい楽曲なんですが、「まどマギ」と同様、中身が濃いので、梶浦節でちょうど良かったと思います。ファンならサントラ買っても良いかもしれません。OP/EDは繰り返し見ても飛ばすことはなく、特にエンディングが良かったです。最近、英語の歌について、声優さんが歌わないアニメには違和感あるなあと、ちょっとがっかりする傾向にあったのですが、ネイティブが聞くとどうなのかは分からないものの、自分としては、声優さんの英語の歌声で十分上手だな、と思っています。

・演技
キャスティングがとっても良かったですね。制作、ナイスです。
声優さんとしてエンドロールに名前が出ている時点で、すごいことだとは思うのですが、それでも失礼ながら、スーパースター声優さんで編成されてはいないにも関わらず、全く不安の無い演技で、このアニメを総合芸術として完成させたのは、キャストの皆さんの演技力あったればこそでした。
5人の主要キャラには、関根明良さん、大地葉さん、影山灯さん、古木のぞみさん、残念ながら引退された今村彩夏さん。メインキャラは最早この方々でなくてはならなくなりました。続編がなくても良いかもと思わせるのは、キャストが揃わないかもとの不安も大きく関わっております^^

オススメです。





2019年9月6日金曜日

世話やきキツネの仙孤さん

世話やきキツネの仙孤さん  総合:☆☆☆

連載中の漫画が原作。原作は未読です。
2019年4月スタート。全12話。
ファンタジーですが日常系癒しアニメです。

・ストーリー 
会社勤めに疲れ切った男性会社員・中野。心身共にボロボロになって帰宅したら、なぜかそこには料理している少女がいた。彼女は狐の神使・仙狐。中野の祖先とゆかりがあり、闇に飲まれそうになっていた中野の姿を見るに堪えず、中野を癒すために天界から下界に降りてきたのだった。中野の心が解きほぐされていく様子が描かれる。

・演出
できるやつに仕事が集中するのか、お人好しに仕事が集中するのか、まあ、心の持ちようなわけですが、このアニメでは、お人好しが押しの強い仲間のために身を削っている姿で演出されるので、ついつい「断っちまえ」と言いたくなります。ただ、そうしない中野だから、仙狐さんが来てくれたんだろうなと、とりあえず納得できる観せ方だったと思います。最初は萌えアニメだと思って引き気味だったのですが、背景や仙狐さんのキャラを知るにつれ、まったりと観ることの出来る演出は良かったと思います。

・作画
特に激しい動きがあるわけでもなく、テレビアニメとして必要にして十分じゃないでしょうか。キャラが安定していたので安心して観れました。

・音楽
OP・EDとも暖かい感じの曲調が良いです。劇伴も綺麗ですね。

・演技
疲れたサラリーマンに諏訪部順一さんは合いすぎていましたね^^
仙狐さんに若手だけど主役級をこなす和氣あず未さんが800歳の幼女をうまく演じてました。内田真礼さん、喜多村英梨さん、佐倉綾音さんとサブヒロインたちもバッチリの布陣で、作画をフォローしている演技力が光っています。
アフレコの様子を漫画でレポートしているリンクが割と面白いです^^

ストレスフルな世の中で、自分にまとわりつく闇も、少しだけ晴らしてくれるようなアニメでした。

2019年9月5日木曜日

らき☆すた

らき☆すた  総合:☆☆☆☆☆

Macでは「らきすた」と入力して変換すると勝手に「らき☆すた」にしてくれます。
聖地巡礼の元祖と言われたり、社会現象になったほどのアニメです。現存せずの追記が悲しい;;2018年に倒壊したオープニングに出てくる鷲宮神社の鳥居は特に有名かと。

連載中の4コマ漫画原作。
2007年4月スタート。全24話。
京都アニメーション制作。

・ストーリー 
高校2年生。同級生の「泉こなた」「柊つかさ」「高良みゆき」。それに「つかさ」の二卵性双生児で別のクラスに在籍している「柊かがみ」。この4人を中心とした女子高校生の友情と緩やかな日常を描いています。オタクの「こなた」の真面目なボケ、「つかさ」の天然ボケ、「みゆき」の優しいツッコミ、「かがみ」の真っ当なツッコミがバトルロイヤルのように絡み合うのが楽しいです。

・演出
ちびまるこちゃんを高校生にして、個性的な友達で舞台進行するとこうなるかな。なんとなくの雰囲気はこんな感じではあるものの、それはともかく、こちらの方がよりテンポも良いし、内容も風刺が効いています。そして感情移入しやすいのに、すごく個性的なキャラたちが醸し出す独特の雰囲気は「らき☆すた」ならでは。脚本も良くできていて、話題についつい引き込まれ、思わず笑ってしまいます。日常系では筆頭最右翼と言っていいアニメとしてしっかり演出されています。22話「ここにある彼方」ではほろりとさせる場面もありますが、「らき☆すた」の世界観を全く崩さず進行させ切った演出は、その他と比較すると極めて秀逸です。
京都アニメーションが手がけたアニメが多いのですが、パロディの入れ方もアニメ好きには納得のいく効果的な演出だったのではないでしょうか。
終わりのコーナー「LUCKY CHANNEL」も本編とは別に面白かったです。
た・だ・し、途中から実写になったエンディングはいただけません。 せっかく萌え要素の強いアニメなのに、台無しです。スイカにかける塩のような演出なのかもしれませんが、無駄です。前半のままで相当に良かったじゃないですか。正攻法で演出し切って欲しかったです。ハルヒの2期でもそうですが、武本康弘氏の視聴者を無視した実験的すぎる演出は、どうしても許容できません。

・作画
すごく良いです。アニメとして動かすにはちょうど良いキャラだったのかもしれませんね。円盤買う上での障害には全くなりません。

・音楽
OP良いです。劇伴もしっかりシーンを支えていて良かったと思います。

・演技
いかにもアニメ声ってやつですが、みなさん、しっかり。
でも、まー、平野綾さんですかね。ハルヒとは別人になりきっています。それでいて、ハルヒパロディでは、さすがご本人w ツッコミ・かがみ役の加藤英美里さんもナイスな間のとりかたで、ギャグを一段上の面白さにしてくれていました。ここにゆるゆるの遠藤綾さんと福原香織さんが、程良いスパイスとしてギャグに効いてきます。
立木文彦さんの一人複数役も意外で良かったです。立木さんといえば、エヴァの碇ゲンドウをすぐ思い出します。そして、化物語の戦場ヶ原ひたぎの父w。この存在感ある声優さんが、一人複数役でモブキャラを当ててるのがなかなか楽しいです^^
ゲストで茅原実里さんや杉田智和さんが出てきたのも、おお!と思わせてくれました。

これだけ速攻でエンディングを飛ばしまくったアニメも初めてですが、中身は良いから、まあ、良しという事で。

2019年9月4日水曜日

叛逆性ミリオンアーサー2期

叛逆性ミリオンアーサー2期  総合:☆☆☆

2019年4月スタート。13話。
ゲーム・拡散性ミリオンアーサーからのスピンオフメディアミックスアニメ。

・ストーリー 
大量に引き抜かれたエクスカリバーと抜いたことによりアーサーとなった多数の存在が、混乱の原因と考え、未来から過去に飛んだアーサーたちのエクスカリバー狩りの物語。2期では、破天荒な団長から団員が離脱していくところから語り始められます。

・演出
問題解決のために、どうせタイムリープするなら、原因の発生時空より前に飛べば良いのに、と思わないこともないのですが、まあ、そこはゲームを面白くする設定でしょうから取り敢えず気にしないことにし、集中してエピソードを観ると、1期より何気に面白くなっています。敵との人情系のエピソードが多かった1期に比べ、横の繋がりに対するエピソードが増えたためと感じました。
Cパートの弱酸性ミリオンアーサーが1期に引き続き相変わらず、激しいテンポと八方に飛び散る脈略のなさで、不条理系アニメとして観ると結構楽しいです。

・作画
テレビアニメとして普通かと。円盤買うのに、自分は躊躇します。

・音楽
こちらも1期から引き続き劇伴として普通かと。

・演技



引き続きやたら素晴らしい布陣で、演技に穴は無いです。

ゲームの宣伝アニメとして観るならば、自分はゲームをやってみようとの気持ちになりませんでしたので、あまり成功していないと感じます。ゲームをやっている人が気軽にスピンオフアニメとして眺めるためには良いかと思います。

2019年9月3日火曜日

Charlotte(シャーロット)

Charlotte(シャーロット)  総合:☆☆☆☆☆

2015年7月スタート。13話。
P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。
ゲームソフト会社ビジュアルアーツのゲームブランドKeyにとって、製作に加わった「Angel Beats!」以来、2作目のアニメ作品となります。

・ストーリー 
思春期の間に限って超能力を発揮する少年少女が活躍するファンタジーアニメ。
彼らは凄まじい超能力と引き換えに残念な部分も必ず持っている。ただ、その超能力の存在を世間に知られてしまうと、拘束され、科学者のモルモットにされてしまう世界だった。被験体にされてしまうと、その後の一生を廃人のように暮らさねければならなくなる世の中から、少年少女を守るため、星ノ海学園生徒会は活動している。その方法は、世間より早く超能力者を見つけ出し、能力を使わないように説得するか、確実なセキュリティを持つ全寮制の星ノ海学園に匿うことだった。
乙坂有宇は5秒間だけ他人に憑依することができる能力を持っていた。彼はその能力を使って成績優秀者に乗り移り、カンニングすることで、秀才の地位を保ったり、街の喧嘩に利用していたのだが、それを星ノ海学園の生徒会会長・友利奈緒に咎められ、星ノ海学園に妹とともに転校することになった。そして、友利奈緒の生徒会に入り、元から生徒会に居た、まっすぐにしか飛べない上に止まれない高速移動能力者・高城丈士朗、のちに加わる自分に主導権がない憑依能力者・西森柚咲らと、能力者を救出していく物語。
ただ実は、乙坂有宇には、本人も知らない非常に強力な能力が備わっていた。この事が、彼の運命に大きな影響を与える事になっていく。

・演出
「Angel Beats!」に引き続き、麻枝准さんの原作・脚本・劇伴。よく練り込まれた設定と、意表をつくストーリーに、自然な台詞回し。シリアスな物語ながら、ギャグ要素を巧みに織り込み、ギャグさえもメインストーリーの伏線の一つとして回収する技は、極めて秀逸です。観ていて大変つらくなる展開もあるのですが、収束のさせ方が上手なので、後を引きすぎません。
あえて難癖つけるとすれば、展開がまどマギみたいとか、設定が転スラみたいだとか、何かのアニメの集結・集大成に思えないこともない、ところでしょうか。どうしたって全てを完全に新しいアイデアのみで創作活動する事は、なかなか困難です。誰かの発見の上積みを知識として蓄えて成り立っているのが、今の自分であることを考えると、出来上がった一本のアニメとして、このクオリティとオリジナリティなら、似てないこともない程度のことには目を瞑って良いのではないかと思います。そして、それらの意識を忘れて、劇中に引き込ませる力がこのアニメにはある、と感じました。

・作画
P.A.WORKSの安定した作画によって、普通のテレビアニメとは一線を画すクオリティです。作画が円盤購入を妨げる理由にはならないでしょう。

・音楽
劇伴です。主張しすぎず、効果的で良いです。OP/EDはOPの方が好みでした。

・演技
内山昂輝さんの暗さはナイスキャスティングでしたが、生徒会長役・佐倉綾音さんの、心情変化による態度の切り替えを、声によって見事に表現されているのが特に印象的でした。その他の方も名うての名優さんがたなので安心して見る事ができます。難点を挙げるとすれば、歌姫サラがダブルボディなところでしょうか。とはいえ、英語の歌を自然にその国の言葉で発音して歌ってもらう為には致し方のない事でしょう。とキャロチューよりその声の質の変化に違和感がなかったので、とりあえず、自分はこのアニメでは納得しています。

2019年9月2日月曜日

2019年7月スタート夏アニメ 最終コーナー

2019年7月スタート夏アニメ
上にあるほど面白い、と思ったアニメです。
今までのアニメ感想300本インデックスはこちら

☆☆☆☆☆
・鬼滅の刃(2クール目2019年春スタートアニメ)
  これはすごい。
  個性溢れるキャラクターの織りなすストーリが秀逸であり、
  映像、音楽、演出、演技、どれを取っても
  非の打ち所がない。☆5の中の☆5。
  各話見ごたえたっぷりで、30分が短い短い。
  懸念は1期でどうまとめるのか。
  まあ、たとえ落とし所を間違えても、
  続編があるのであれば、☆5の中の☆5が
  普通の☆5になるだけ、でしょう。
  全編通して地盤を形成するシンプルなテーマ「絆」が
  観る人の心を打つでしょう。
  19話は本当にすごかった。
・プリンセス・プリンシパル(再)
    オリジナルアニメで2017年7月放送開始の全12話。
    冬?の続編・劇場版を本気で公開するつもりなのか、
    ライブのためなのかはわかりませんが、再放送開始。
    再放送なので、ここに置くのは少し躊躇したのですが、
    まあ、見始めちゃった以上、仕方ないでしょう。
    作画もすごいし、ストーリーもすごい。
    演出もカッコ良いし、もちろん、演技も。
    劇場版のアンジェ役の情報が全然無いのが
    プロモーションなら良いのですけどね。
    もし、自分が監督で、今村彩夏さんを起用できないとしたら、
    誰をキャスティングするのか考えるのも一興でしょう。
    ちなみに、高い塔などから飛び降りた時の着地の演出で、
    自分が最も好きなのは
    ハリウッド映画「アンダーワールド」冒頭で
    ケイト・ベッキンセールが塔から飛び降り着地するシーン。
    200Kgを超える体重のサイボーグ・草薙少佐が
    押井守監督映画「攻殻機動隊」で鉄板が歪むような
    重量・重力を感じさせる着地はよくあるんだけど、
    その表現に慣れていればいるほど、
    新鮮に感じると思います。
    プリプリ冒頭でのアンジェ着地シーンは
    このどれにも当てはまらない独特なもので、
    このアニメのオリジナルアイテム・ケイバーライトの
    特徴を語らせるに必要・十分かつスマートな演出でした。
    強いて挙げれば「天空の城ラピュタ」に近いかな^^=
  2019年夏アニメ一覧なのにすみません。
  でも、この位置のままにさせてください。
  脚本がやっぱりスマートです。ほんの一例ですが、
  case11 Pell-Mell Duel。ちせが姉宛に書く手紙の中で
  ドロシーを評して
  ちせ「設定年齢は17歳ですが」
  ドロシー(落としたフォークを拾いながら)
    「よっこらせっと」
  ちせ「かなり厳しいと言わざるを得ません」
  リリがアンジェやちせ逹との言葉による決闘ののち、
  リリ「プリンセス。お友達は、もう少し選んだ方がよろしいかと」
  プリンセス「私はあなたもお友達と思ってましたのに。
        考え直すべきかしら?」
  必要最小限の言葉とさりげない作画による演出が
  冴え渡っている作品であり、1話1話のエンディングが
  心に残ります。
  また、ちせ。日本人。椿(牡丹じゃないよなw)の髪飾り、
  幼児体形、なのに銃弾をも弾く剣豪。歯に衣着せぬ物言い。
  かっこいいですねえ^^
  アンジェもいいし、それを支える今村彩夏さんの演技に
  カムバーックと叫びたいw
  もうファンのわがままですが、これのためだけにでいいから
  復帰してくれと思います。
  これから本題に入っていくものと思うのですが
  ますます目が離せません。

☆☆☆☆
・フルーツバスケット(2クール目2019年春スタートアニメ)
  相馬家の各干支の紹介が終了し、透くんの友人の
  エピソードも心温まるストーリーでほぼほぼ完了してきました。
  こちらもこれからがますます楽しみですね。
・グランベルム
    番宣やってたっけ?全然ノーマークでしたが
    正直、自分の守備範囲まん真ん中のアニメ、ぽいw
    慌てて調べるとキャストも安定感のある方たちが多く
    シリーズ構成・脚本に花田十輝さんじゃないですか。
    状況説明の仕方が自然なので、まだ全容が
    はっきりわかる状態ではないのですが、
    このくらいの展開の方が好みです。
    たとえば、満月がこの世界に紛れ込んでいる時点で、
    その資格がある、というのは、誰かの口から説明されなくても
    容易に推察できるわけです。
    そういう説明は視聴者の想像に任せてよく、
    わざわざテンポを乱してまで説明する必要はないと思うのです。
    ゆえに、炎炎ノ消防隊にくらべ、テンポが良いと感じています。
    女の子だけのロボット大戦ってちょっと違和感があるのですが
    単なる自分の思い込みだろうからそのうち慣れるでしょう。
    花田十輝さんだと「まどマギ」のようにはならない、
    のでしょうね。期待してます。
  役者がそれなりの数、いますからね。
  エピソードで登場人物紹介パートがまだ続く感じなのに、
  進行を止めることなく展開させていく花田さんはやっぱりすごい。
・ダンベル何キロ持てる?
    ジム通いしている人には常識なんでしょうが
    やったことない自分なんかには
    ほう、こんな感じなんだ、と、すごく面白いです。
    キャストのファイルーズあいさんは新人っぽいけど
    周りを固めているのがなんと
    雨宮天さん、石上静香さん、堀江由衣さん、戸松遥さん、
    東山奈央さん、大原さやかさん、佐藤利奈さん、
    石川界人さん、玄田哲章さん、中村悠一さん
    と、えらく豪華w
    ファイルーズあいさんのプロフィールはこちら
  普通以上に面白いです^^
  筋トレのハウツーアニメとして楽しく観れますし、
  自分もやってみよう、と思わせてくれるアニメです。
  今まではロッキーのテーマで腕立て伏せして居たのを
  このアニメのオープニング曲「お願いマッスル」に
  変更してしまいそうw
・まちカドまぞく
      嗜好的にドツボアニメ。
      設定は壮大で、登場人物も
      ファンタジー系種族なんだけど
      普通のゆるふわ日常系アニメです。
      ギャグのセンスも一風変わっていて
      観ていて楽しいです。
      毎シーズン、必ずこの手のアニメが放映されていて
      毎シーズン、楽しませてくれますが、
      このアニメもきっと間違い無いでしょう^^
    相対的にw
    ☆3ですが実質☆4
  ランクアップ。
  とにかく台詞回しがいい。テンポがいい。
  時間が空いた時についついこのアニメを繰り返し観ちゃう。
  これは自分の思考を相当反映した位置付けです。
  ゆるふわ可愛いキャラのオリジナリティのある
  割と正統的なギャグアニメが観られる人なら
  オススメです。
<ここからはちょっと引き離されたかなあ^^>
・コップクラフト
    フルメタの賀東招二さん原作のアニメ化。
    ハードボイルド系のミステリーに
    異世界を交えたファンタジー。
    異世界でさらわれた貴重な妖精を保護するため
    相棒を殺された地球の刑事と
    異世界から妖精を奪回に来た美少女剣士が
    チームを組んで犯人を追跡するが、
    そこには巨大な壁が立ちはだかっていた。
    てな感じ。作画はまあまあ。
    原作者が信用できるので、
    期待しています。
    あれあれ、自分の勘違いだったか。
    ここでも津田健次郎さんが主役です。
    今期は津田シーズン、ですね。
  期待値維持。ただ、
  プロローグのエピソードが終わり、さてこれから。
  なんだけど、別れはちょっと不自然だったかな。
  もうちょっと普通に残る、でも良かったんじゃない?
・炎炎ノ消防隊
    予想通りであり期待通り。
    作画が非常に良くて迫力があります。
    ただ1話に関していえば、設定説明を
    入れることを意識しすぎていること、
    感動を演出しようとしすぎていること、
    が散見され、自分のテンポ感からは
    少しテンポが悪い、と感じました。
    これからに期待しての☆4です。
  やっぱり、感動を押し売りされている感を完全には否めないのが
  ちょっと気になります。テンポも遅いし。
  まあ、ハーヤークー、ウルトラマーーン、仮面ライダーーー
  出てきてー、と絶叫して居た子供の頃を思い出すのですが、
  大人になってから、これをやられると、
  生きるのにせっかちになってますので
  しんどいですw
  キャラクターは知れば知るほどどんどん良くなってきてますから、
  普通に演出していてくれれば、と思うのですが。
  作画も含めて総合的に円盤買って良いレベルに一番近い印象なので、
  どうしても気になります。
  4話で急にぶっ飛んだ演出にw いや、これなら、自分的にはアリ^^
  チャレンジングなキャスティングだと思うんですが、
  あまり成功していないように思います。
・Dr.STONE
    ジャンプ漫画原作。サバイバルアニメ。
    なぜこの二人が、とか粗探しすればきり無いけど、
    ただ楽しめばいいと思えるアニメ。
    「そうなんですか?」と同じように
    簡単な知識欲を満たせる上、
    こちらの方が冒険活劇として
    脚本、演出、作画が一歩上手なスタートに思えました。
    これも観ておくアニメ、ですね。
  引き続き、面白いですね。オープニング見る限り、
  ますます個性的なメンバーが増えてきて、
  これからどう展開するのか想像がつかずとても楽しみです。
・彼方のアストラ
    シリアスに始まったと思ったら、
    やたらノリの良いギャグアニメ。
    2019年のマンガ大賞受賞漫画原作。
    製作、先見の明があったね。
    完結している漫画だしファイナルまで安心して見れそうです。
    十五少年漂流記や竹宮惠子の漫画「11人いる」の
    ようなカテゴリになるのでしょうか。
    でもそれらとは異なるオリジナリティを感じます。
    9人のクルーがそれぞれ特徴あるキャラもいいし、
    それがチームを組むのもいい。
    基本的に全員が善性の持ち主なのもいい。
    キャラを演じるキャストもしっかり揃っていて
    演技にも不安はなく、作画もまずまず。
    演出もシリアス・ギャグを
    バランスよく混ぜていて
    シリアスな場面の演出も、それを打開する見せ方も
    伏線の張り方も、演出過多になってなくて好ましい。  
    ギャグも一風変わっていて面白い。
    楽しく観れる工夫がされています。
    音楽も劇伴音楽として主張しすぎてなくていい。
    まずは欠点が見当たらず、期待しかないアニメです。
    自分がSF、宇宙ものが好きなのを差し引いても
    観るのを回避する理由は全くないです。
  引き続きいいです。面白いです。ただ、円盤買うか?
  と聞かれたら、すみませんが いいえ ですね。
  BDでも繰り返し見るかな?
  それは最後まで見てからのお楽しみ、ですね。
・からかい上手の高木さん2
    作画はいいですよねー。サントラも可愛らしい。
    で、1に比べて高橋李依さん、梶裕貴さんが
    若干台詞回しを修正してきてる、気がします^^
    脚本が変わったのかな?自分が慣れたのかな?
    どちらにしろお二人のおかげで、
    2は割と自然に物語に入り込めますし、
    この作品の持ち味をしっかり表現してくれています。
    ただ、お話自体、慣れてくるとちょっと
    ドキドキ度が薄れてしまうような展開なので、
    どきっとした終わり方を継続させるのは
    なかなか大変。
    原作も11巻が出ましたが、切れ味が
    悪くなってきた印象です。
  適度なこそばゆさ維持で2はいい感じです。
  完全に1期のネガティブな感情をひっくり返してくれました。
  高橋李依さん、梶裕貴さん、脚本含め演出、
  これらの方々の力ですね。すばらしい。
  ただ、おじさんにはちょっとこそばゆすぎますw
・荒ぶる季節の乙女どもよ。
    原作・脚本が岡田麿里さんですからねえ。
    回避する理由はないのですがw
    淫らな青ちゃんは勉強ができない、よりは文学的だけど
    1話を見る限り、基本的なモチーフは一緒です。
    既視感があるなあ、と思ったら、
    原作1巻だけ、読んでました。
    やめたのは、確か、中途半端なエロまんが、
    と感じたからだったと。
    岡田麿里さんが
    どう、落とし所をつけるのか、楽しみです。
  避けて通りがちなテーマを正面から扱った意欲作です。
  少なくとも漫画を読むのを止めた理由からは遠い作品であり、
  止めないで続けて読んでも良かった漫画でした。さすが。
・女子高生の無駄づかい
    アニメーションは普通だけど、
    一風変わったギャグアニメとして楽しめます。
    まあ、あそびあそばせ、とか、そういう感じですかね。
    観るのを止める理由はなさそうです^^
  普通に面白くなってきました。脚本とキャストの力ですね。
  作画もすごいわけではないのですが、
  このアニメには合ってますね。
  オープニングは特にお気に入り。
・冴えない彼女の育て方♭(再放送)
    チームが完成して、さあこれから本番だ!wといいなw
    演出、展開が、1期より凝ってていい感じです。
  はっきりしている幼馴染と先輩もいいんですが、
  思った以上に加藤恵がいい味出してきましたね。
  アニメ中でも先輩に言われているけど
  ヘタレ主人公にやっぱりイラつくのは確か。
  ただ、まとめ方が、ちょっと他とは違うのが☆4にしています。
  作画も演技もいいですしね。
・手品先輩
    漫画原作。お色気学園ラブ?コメ。
    短いスカート履いてるんだから、ワカメちゃんのように
    パンツ見えても不思議じゃないわけで
    DVD買わせんが為の妙なぼかし付きとは違う
    潔さはいいです。
    本渡楓さんがヒロインですが、
    悠木碧さんが「しょびっち」やってた時並みの
    さすがプロって感じ。元気な女の子やらせたら
    どんなキャラでもうまいですねえ^^
    ツッコミのおかげ
    (箱開けた後の「下品すぎる」には笑った、などなど)
    で明るいお色気アニメにしているので、
    15分枠だし、その中で4、5本立てになるみたいだし、
    で、気軽に観れます。
    上野さんは不器用は恋心&下ネタも入ってたけど、
    もうちょっとお色気のみに振った
    サイエンス設定vsマジック設定
    と思うと連想しやすいかもしれませんね^^
  お色気ギャグアニメ。でも、いいんじゃないでしょうか。
  あえて棒読みっぽい本渡楓さんの台詞回しも、
  ツッコミの市川蒼さんもよくって、面白いです。


☆☆☆
・とある科学の一方通行
    とある魔術の禁書目録で自分が最も気に入って入る
    学園都市・最強の能力者・アクセラレータ主役の
    スピンオフラノベ原作がアニメ化。
    この作品は各キャラが立ってて面白いのですが、
    その中でもかなり特徴的なアクセラレータなので、
    舞台においておくだけでお話が進みますね。
    ある程度の原作の世界観が頭にないと
    置いてけぼりになるとは思いますが、
    俺最強だけ求めて観ていれば
    それなりに楽しめますし、
  そもそも本編を知っていればさらにとても面白いです。
  6話は演出過多だったなあ。よ、真打ち登場!て
  掛け声かけなきゃならない演出は、今時の新しい
  このアニメには合わないんじゃないかな。
  少し演出過多が気になり始めたのでランクダウン。
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII
    演技(キャスト)も作画も音楽も脚本もいい。
    でも、エピソードがえげつなさすぎるんですよねえ。。。
    ギスギス、ゾワゾワします。
    仮にも神を名乗っている連中が、こんなにも下劣というだけで
    ちょっと見るに耐えなくなる時があるんです。
    でも、まあ、神と言ったって、
    ほとんどがギリシャ神話の神ですからねえ。しょうがないか。
  初見の印象継続中。まあ、2期ですし、
  感想はそうそう変わりません。
  だいたいダンジョン、あまり関係ないじゃん。
・BEM
    50年前のテレビアニメ原作。
    オリジナルはリアルタイムで観ていましたが、
    「早く人間になりたーい」と人間の味方をするけど、
    人間に受け入れられない悲しい物語なのは
    おぼろげに覚えているものの、
    妖怪に変身した後の不気味さが強い印象として残っているので、
    ベロとか可愛く描かれていたはずなのに、
    気持ち悪いアニメとして刷り込まれています。
    当時のアニメより対象年齢を上げてきてるので、
    少し深みを感じますが空回りにならないといいな、と思います。
    作画は適度に手を抜きつつ、肝心なところはしっかり描いていて
    まずまずです。
    リメイク2回目となるようですが、
    1回目のリメイク版は観ていません。
    期待を込めて☆4ですが、オリジナルのイメージが強すぎるので、
    それを覆してくれるかどうか。
  これも、異形の悲哀を意識させすぎです。
  基本的に面白いとは思うんですが、どうも今期は
  この辺のあざとさ、というと言い過ぎですが、
  演出過多が気になるアニメが多い印象です。
・キャロル&チューズデイ 2期
    おっさんが絡んだ時に稀に動きがぎこちなくなること以外、
    作画もいい、キャストも上手い、脚本も自然、
    きちんと楽曲を挟んで盛り上げる演出もいい、
    ストーリーもしっかりしてる、曲もいい、歌唱もいい。
    これだけ揃っているのに手放しで絶賛できない理由は
    キャストと歌唱にシームレスなつながりがないから、かなあ。
    それを除いても、キャロチュー の楽曲自体、綺麗な旋律だと思うものの
    自分にとっては、それほど興味を惹かれないカテゴリー
    だからなのかもしれません。
    なので、この分野の曲が好きな人にとっては、このアニメは
    神アニメ、となりうるだけの要素が詰まっています。
    1期は導入。2期でキャロル、および、チューズデイの
    家族が絡む人情話を挟んでくると思うのですが、
    むしろ、キャロチューの前途を妨害する方向で展開しそうな所にも
    自分は神経質になっています。
  色々な伏線を張っているけど、どこへ向かっているのかな。
  サクセスストーリーを見せたいのか、綺麗な曲を聴かせたいのか、
  アンチAI/人の心の大切さを訴えたいのか、
  テラフォーミングが実現された未来を想像させたいのか。
  あまり大上段に構えなくてもいい気がするんですが。
  どちらにしろ、やっぱり、自分には、楽曲への興味が趣味と異なるため
  手放しに絶賛はしづらいものの、
  大人が普通に見ることのできるアニメ、なのは確かです。
・魔王様、リトライ!
    ラノベ原作、異世界転生もの。
    自分の作ったゲームに転生する設定が他とはちょいと違う。
    どうして、という部分が少なくとも当初は語られないので
    ストーリーの深みはない。
    ただ、自分が作ったシステムだけに、世界をよく知ってるし、
    作った最強キャラに転生するのでチートすぎるw
    管理画面にアクセスできるなんて反則だろうw
    使えないけどw
    作画は普通。
    主役が津田健次郎さんってのは、割と珍しくないかな。
    きちんと萌えキャラも出てくるし
    (「食べないでください。美味しくないですから。」
     けものフレンズかよw)
    軽いノリのストーリー展開なので、
    しばらく楽しんで見れそう。
  作画は良くないw
  でも、思った以上にギャグにバカバカしい切れ味があって
  思わず笑っちゃいます。なんか楽しくなってきました。
  作画だけ総合芸術として足を引っ張っているけど、
  それ以外はなかなか。津田健次郎さんの力も結構ありますね。
  キリンとかアルパカとかは、ちょっとやりすぎで好きじゃないんですが、
  基本的に津田健次郎さんは、ヒーローもヒールもできる
  好きな声優さんのうちの一人です。まあ、大塚芳忠さん共々
  ヒールの方があってるけどw
・そうなんですか?
    漫画原作。漫画の方が絵柄は良いです。
    待田堂子さんがシリーズ構成・脚本。
    キャストもすごいし
    サバイバル入門っぽいウンチクもあって
    こちらも気軽に観れるかな、と。
    15分枠だし。
    まあ、無人島に女子高生4人だけなら
    これだけだらしなくなるのも不思議はない
    下ネタ、お色気ありアニメ。
    ナレーションに大塚明夫さん、ゆるキャン△と同じw
  サバイバルは残酷でグロいっすよねえ、本来w
  自分、レンジャー教育に行かされるのが見えてたので、
  自衛官辞めましたからねえ、よく分かりますw
  その辺をうまくギャグ化しているのはすごいです^^
・Re:ステージ!ドリームデイズ♪
    しょっぱな京王線高尾山口駅と高尾山が出てきて
    すでに好感度マックス状態なのを差し引いても
    女子中学生が、自分を乗り越えるシナリオ仕立てのようで
    割と好きなタイプのアニメです。
    作画は頭でっかちの可愛いキャラですが、
    べらぼうに良いわけではないです。
    ただ思った以上にダンスシーンを綺麗に動かします。
    肝心のライブの曲もいい感じですが、
    劇伴音楽も結構綺麗でいいです。
    ラブライブシリーズが好きなら、
    これもいけるんじゃないでしょうか。
    気になる声優さんも多く出てるので、
    引き続き喜んで見るでしょう。
    鬼頭明里さんはやっぱり綺麗な声、ですね。
    とまあ、作画以上になんか綺麗なアニメです。
   メンバー集めのエピソードが、
   何と無く分かりやす過ぎるのは
   難点でしょうか。メンバーが集まり、
   さあこれからに期待、ですね。
  前向きなのと圧倒的ヒールがいないのはいいですね。
  安心して観られます。
・戦姫絶唱シンフォギアXV
    5期なんで流石にここから見ている自分には
    何がおきているかわかりません^^;
    でも、歌って変身するヒロインものなので
    適当に楽しめるのがすごいです^^
    声優陣が錚々たるメンバー。
    作画はアクションが速くてついていけないほど。
    うちのちょっと古い液晶テレビでは
    ブロックノイズの連続です^^;
    思った以上にシリアスな展開。
    悪くはないんですけど、決定打に欠けるというか、
    ミュージカルに違和感持つ人の気持ちが
    何となくわかるというか。
  アクションがとにかくいいです。
  歌いながらも慣れてきました。
  設定が割といいのでランクアップ。
  ただ、指令がバックドロップ食らって
  頭から地面にめり込むダメージwを受けて、
  そのまま死んでたり重体だったら良かったのですが、
  額から血が流れて完全復帰したのを観て、
  これ?ギャグアニメなのか?と思いました。


☆☆
・通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
    設定はSOAで、なぜかお母さんと一緒で、
    なぜかお母さんが最強なアニメ。
    転生・転移ものだけど
    「このすば」や「魔王様、リトライ」と同じく
    比重はコメディにあります。
    ヒロインの茅野愛衣さんを始め
    コメディにもしっかり対応される声優さんがたが
    並んでますし、まあ、とにかく、このバカっぽさが
    売りでしょう。スルーしてもいいはずのアニメなんですが、
    なぜかうっかり笑っちゃうので、スルーするにも
    スルーできないアニメですね^^
    1話・白瀬真澄(cv.新井里美さん)のキャラが素晴らしすぎ^^
  お母さんは好きですか?がキャッチコピーのようですが、
  内容は、「お母さん、お子さん溺愛してますか?」と逆方向ですw
  #高木さんめ とちょっと違うけど、悪い意味ではなく、
  小恥ずかしさを感じるアニメで、つい目をそらしてしまいますw
・うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
    一時大流行りした文章型タイトルw
    の、まあ、ラノベ原作。
    親子の物語なのかな。「父親と娘」っていう関係は、
    生まれてこようが、拾おうが努力してそうなるものだから、
    その過程をゆるふわと見せるファンタジーアニメなのかな。
    作画、演出、音楽、演技、テレビアニメとして良い方と
    思えるので、しばらく、様子見ですね。
  親バカアニメだったんですねw 新鮮。
  ただ、本当にこのまま、ゆるふわで終わりまで行くのかな?
・胡蝶綺ー若き信長ー
    史実の人物を使ってファンタジー、はあまり好きではないのですが、
    歴史をなぞるような物語は好きです。あの司馬遼太郎だって、
    創作を混じえているわけで、この程度の推測に基づく
    フィクションはあっても良いでしょう。
    で、信長の大ファンである自分には
    これは面白がって観れる中身でした。
    うつけと言われた信長は、若い頃から
    中国の史書などに精通していると思える
    行動を取っています。うつけとは仮の姿、
    というのは間違いなかったと自分は思っています。
    苛烈で、尊大で、天才で、当時の常識を覆す
    時代を変えれば完璧な常識人の信長は、
    古い人間にはうつけと映ったのでしょう。
    その若い頃からの切れ者ぶりをアニメで見れるのは
    僥倖です。勘十郎との幼き頃の関係、
    信広との関係、土田御前との関係も
    これから起きる出来事だけ見ていると
    不自然に思えるかもしれませんが、
    多分、これが、実際には近かったのではないでしょうか。
    帰蝶が花守ゆみりさんなのはいい^^
    勘十郎が東山奈央さんなのも良い^^
    作画がもうちょっと良ければなあ。
  BLなのか?そうなのか?w
  一級史料である「信長公記」により自害とされている平手の死因を
  変更したり、割と信長を頼りなげに描かれていたり、
  テーマに沿うかたちで変更するところは大胆に変更しているけど
  まだ許容範囲です。弟を信行と言わず信勝としているところは
  今の定説通りです。
  が、自分の趣味や信長のイメージと
  ちょっと異なる方向に進み始めてきたので普通に流し見る感じに
  なってきました。
  BLかあw
・かつて神だった獣たちへ
    漫画原作、最初の方だけ既読
    説明不足に陥らないように原作の時系列を変えた演出。
    作画は普通。これからが本番かな。
    この手のは期待はずれになる予感がします。
    予想を覆してくれることを期待しています。
    キャストもいいしね。
  うううーん。ギャグとシリアスのバランスが悪い。
・ヴィンランド・サガ
    北欧のバイキング時代のお話。
    原作を少し読んでやめたのは、
    血生臭すぎたのと、
    遊び半分の子供が引き起こす
    結果から始まる展開が
    テンプレートだったから。
    世界観は新しくて魅力的だったんですが。
    漫画では挫折したこのお話、
    アニメで見切ることができるか、不安です。
  引き続き不安ですw
・ロード・エルメロイII世の事件簿
    まだプロローグの放映のみですが、
    これは追った方が良い、と思います。
    といいつつ、1話を見る限り、
    Fateシリーズは原作の奈須きのこさんより
    派生を作っている人たちの方が面白いものを書く
    との噂を聞いていたものの、
    これで?本当か?という感じです。
    あと、自分には珍しく、声優さんたちの演技に
    あざとさを感じすぎて、ちょっと引きます。
    かろうじて水瀬いのりさんはいい方かなあ。
    「ベルくん」とか言い出しそうなのが
    ちょっと難点ですが。。
  初見の印象から変わらず。
  なにぶん主人公がトラウマに
  ウジウジ引きずられすぎている上に、
  知識は豊富で教えるのはうまいのかもしれないけど
  当人は大して強くないのがいただけません。
  それじゃあ、聖杯戦争で負けるのも無理なくね?
  て感じですね。また、その時の謎解きを背景に
  引っ張りすぎているのも全体通して綺麗に
  まとめられるのなら良いのですが、
  そういう雰囲気にないのも不安です。
・ありふれた職業で世界最強
    またしても転生もの。流石に飽きてきますな。
    ひねくれた盾の勇者が転スラになった感じのアニメ。
    ダークファンタジー。食らうことで身につける異能で
    モンスターを倒しダンジョンから脱出できるのか。
    囚われ姫を救い出しながら。
  おやおや、ハーレムものなのか、純愛ものなのか
  思いがけず普通に楽しめるようになってきましたが
  なんか、昼メロドロドロとかにもなりそうで
  未だ警戒中ではありますw
  これ、1クールでうまく収束するのかなあ。
・可愛ければ変態でも好きになってくれますか?
    学園ハーレムラブコメもの。
    ヒロインが変態という設定は珍しいが
    それ以外は普通。間はいいし、
    セリフもこの手のアニメにしては
    普通に受け入れやすいので、
    普通に流し見る、かな。
    豪華声優陣。今期は手品先輩の本渡楓さん
    に続いて、竹達彩奈さんもお色気系。
  設定の提示は終了し、隠された部分も
  それとなく伏線を見せてくれたので、
  どう展開するのか面白くなっては来ましたが、
  変態加減がちょっと許容範囲外なのと、
  奇妙なハーレムが自分の嗜好には合わないな。
・ビジネスフィッシュ
    作画は「ヴァーチャルさんは見ている
    「ひもてはうす」「でびどる!
    の流れ。
    内容はきちんとドラマ仕立て。
    異形の生き物・魚人も人の世界に溶け込んで
    生活できるファンタジー世界での
    魚人のドタバタ喜劇です。
    正義感を持ち、魚人であることのコンプレックスか
    少し卑屈な主人公が思い込みにより空回りする様子は、
    ある種、自分にも当てはまり、
    対象が魚人なので、冷静に見られるのは
  この設定のメリットだと思っていたのですが、
  ちょっと痛過ぎるな。
・異世界チート魔術師
    主婦の友社とは珍しいラノベ原作。
    異世界転移もの。やたら強力な魔力を持っているところから
    始まります。1話は設定・登場人物説明で基本的に終了ですが、
    常とは違う異世界ものが楽しめるかはこれからのお楽しみですね。
    基本的に俺最強系アニメは嫌いじゃないので、
    どのようなストーリーを見せてくれるのか期待しています。
    それにしても異世界ものって多いんですねー。
    転移・転生しなくても、ファンタジーとして成り立たせること、
    できないんでしょうかね。
    パッと思いつく限り、ゴブリンスレイヤーとか
    ケムリクサとか。
    自分がこれだけある異世界もので☆5をつけてるのは
    幼女戦記リゼロ。次点でこのすば
    このアニメならではの特徴を見せてくれると嬉しいですね。
  と言っていましたが、さて、4話の段階では、がっかりです。
  いやー、今まで本気出してなくてピンチ招いちゃいました展開も
  ミスリードを促し水戸黄門の印籠状態にしたかったのでしょうが、
  楽しくないし、結局のところヒーローは情けないし、
  自力の実力でチートなわけではないようだし、
  決着はつけないし、ヒールがいやらし過ぎるし、
  捨て台詞は長過ぎるしw
  とにもかくにも演出がスッキリしません。
  盾の勇者は最後は若干、持ち直してくれましたが、
  結局、冒頭のまどろっこしさが最後まで尾を引いたのと、
  逆転後のヒール側の罰し方が???だったので、
  所見を変えるまでには至らず。
  このアニメも同様に、万が一、後半持ち直したとしても、
  作画も含め大逆転はあり得ないでしょう。
  視聴を中止しても後悔はしないな。
  気分的には時間が無駄だったなあと、
  ちょっと苛立ちモードですみません。
  バトルがまったりしていてとってものどか。変。
  これだけ迫力なく演出できるのはなんかすごい。
  モンスターがヒーローヒロイン側に付き合ってくれる
  優しい敵で良かった。
  ヒロインが巨人の攻撃に諦めそうになるところなんか
  進撃の巨人を思い出したり、まあ、エピソードに
  オリジナリティが少ない。
・ギブン
    どうも男性バンドものらしいのだけどBLの匂いもして
    警戒中。今季は割と続けてみたくなるアニメが多いのだけど、
    ここから下は、どちらでもいいかな、という感じ。
    どうしてこんな変な人の面倒を見る気になってるのか
    意味不明なところが原因でしょうか。
  初見から印象は変わらず。不思議なヤサオくんが本領発揮すると
  何かが変わってくるのかもしれませんが、そうだとしても
  引っ張りすぎです。ひょっとしてヤサオくんの歌声が素晴らしいの?
  この程度の演出で、みんながドッキリ、ハッとしちゃうのは
  無理やりじゃないかなあ。
  少なくとも自分にはハッとしちゃう周りの人たちに
  ハ?としちゃいましたw
  あと、、、BLだったか。。。
・闇芝居
  紙芝居型ホラーアニメ。山椒は小粒でピリリと辛い系。
  最後まで落ちを見せずに、視聴者の想像に任せて
  終了するところが、恐怖心をさらに掻き立てます。
  すでに7期目。5分アニメだし、サクッと見られていいです。


・ナカノヒトゲノム【実況中】
    転生もの、になるんですかね。
    設定は暗殺教室にも似た感じです。
    彼方のアストラのように漂流者とも言えそうです。
    今時の文化がふんだんに織り込まれているので、
    20年後には当時の文化が知れる貴重なアニメの
    立ち位置にいるかもしれませんね^^
    主人公が完璧な善性の人なので、
    少し人情系も入っています。
    作画もまずまずいい感じですし、
    演出も音楽も適度ではないでしょうか。
    設定については、これから徐々に
    理解が進んでいくような展開ですが、
    説明不足とまではいかないので、
    じっくり腰を据えて見ていけそうです。
    ここでも鬼頭明里さんの綺麗な声が聞けます^^
  なんかラジオの実況を聞いているような
  流して見続けている状態です。
  中身が薄いと感じています。
  さらに、放棄できず、強制的にゲームに参加させられる
  設定は基本的に嫌いです。個人の自由を束縛した中、
  畏怖、もしくは脅迫により、行為を強要される
  シュチュエーションを自分は嫌悪しています。
  よって、この作品も嫌悪します。


番外
・スタミュ 3期
  才能ある素人が音楽学園で皆に楽しんでもらうために
  素直に努力を続ける物語。
  癖のある、意識高い仲間たちと当初は衝突していたが
  徐々にチームとして一体となっていくなど、
  王道学園音楽アニメ。
  守備範囲外なので番外ですが、
  イケメン男性たちの青春と歌を楽しめるので、
  対象の方には絶大な人気があるものと思われます。
・ピカイア 2期
  教育アニメとして、まあ普通に面白いので、
  続けて見ています。
  2期はカンブリア大爆発とは関係ないみたいですね。
  そもそも、1期もカンブリア大爆発の時代の
  探検物語だったと思うのですが、
  カンブリア大爆発の考察が深まるわけではなく
  カンブリア紀に実在していた特徴的な生物の
  図鑑的な紹介に終始していたのが
  自分としては物足りなかったです。
・あんさんぶるスターズ!
  女の子アイドルものに続いて男の子のアイドルものが
  連続放映されます。
  ゲーム原作なのかな?まずは自己紹介、設定紹介の第一話。
  守備範囲外なんですが、2倍速でながら見してると
  割と楽しい^^
  作画はこちらの方がいいですが、脚本が説明的な分、
  Re:ステージ!ドリームデイズ♪の方が好みです。
  ただ、説明的な割に楽しめてますけどね。
・指先から本気の熱情ー幼馴染は消防士ー
  この枠だし、題名から予想はつくけどね。
  18禁エロアニメのDVDのための
  番宣アニメ、といえよう。
  つまり欲求不満に終わる内容です^^
  中学生くらいにはいいとは思うけど、
  いいのかねえw
・トライナイツ
  ラグビーのW杯があるせいなのかな。
  高校ラグビーを題材にしたオリジナルアニメ。
  いろいろと雑なんだけど、
  ラグビーを知らない人にもわかりやすい展開なのは
  いいかな。
  オールアウトとか再放送しても良い気がするけど。
・博多明太!ぴりからこちゃん
  パステル調平面的な作画。
  明太子の妖精を頭に乗せたぴりからこちゃんが、
  商店街で活躍するファンタジーギャグアニメ。
  お子さんにはいいかも。
  

2019年9月1日日曜日

感想INDEX 2019年9月版

整理、インデックス化、覚書。逐次更新。

※※※  アニメ聖地巡礼 ※※※※※※※※※※※※※※※
御朱印の旅
諏訪大社
鹿島神宮
江島神社


※※※  アニソン感想 ※※※※※※※※※※※※※※※
アニメオープニング・エンディングお気に入り楽曲
2019年夏
2019年春
2019年冬
2018年秋
2018年夏OP
2018年夏ED


※※※  アニメ感想 ※※※※※※※※※※※※※※※
☆の数順。同じ☆の数内はあいうえお順。

☆☆☆☆☆
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
ウォーリー(映画)
Angel Beats!
終物語
終物語SP
カールじいさんの空飛ぶ家(映画)
刀語
傾物語
機動戦士ガンダム
鬼滅の刃
黒子のバスケ
けいおん!!
ケムリクサ
恋物語
攻殻機動隊(映画)
ゴブリンスレイヤー
さよならの朝に約束の花をかざろう(映画)
SHIROBAKO
Charlotte(シャーロット)
涼宮ハルヒの憂鬱 1期
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
宇宙よりも遠い場所
ダーリン・イン・ザ・フランキス
TARI TARI
憑物語
天空の城ラピュタ(映画)
true tears
猫物語(白)
化物語
ヒナまつり
秒速5センチメートル
プリンセス・プリンシパル
魔法少女まどか☆マギカ
やがて君になる
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。
ヤマノススメ
結城友奈は勇者である 結城友奈の章
結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章


☆☆☆☆
あそびあそばせ
AKIRA(映画)
ACCA13区監察課
アニマエール!
アップルシード(映画)
甘々と稲妻
荒ぶる季節の乙女どもよ。
イノセンス(映画)
色づく世界の明日から
上野さんは不器用
うちのメイドがウザすぎる
AIR
エヴァンゲリヲン新劇場版(映画)
エロマンガ先生
えんどろ〜!
囮物語
鬼物語
ガールズ&パンツァー
ガールズ&パンツァー 劇場版
カウボーイビバップ
かぐや様は告らせたい
風が強く吹いている
彼方のアストラ
神様はじめました。◎
からかい上手の高木さん2
からくりサーカス
君の名は。(映画)
キルラキル
雲の向こう、約束の場所(映画)
SSSS.GRIDMAN
けいおん!
けものフレンズ
恋は雨上がりのように
荒野のコトブキ飛行隊
ゴールデンカムイ
ゴールデンカムイ2期
心が叫びたがってるんだ(映画)
刻刻
言の葉の庭(映画)
この素晴らしい世界に祝福を!
この素晴らしい世界に祝福を!2
この世界の片隅に(映画)
このはな綺譚
暦物語
サクラクエスト
殺戮の天使
サムライチャンプルー
四月は君の嘘
シュタインズゲート
少女終末旅行
女子高生の無駄づかい
ジョジョの奇妙な物語 黄金の風
ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!
川柳少女
ゾンビランドサガ 
進撃の巨人 ファーストシーズン(映画)
だがしかし
DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
ダンベル何キロ持てる?
超可動ガール1/6
月がきれい
ティム・バートンのコープスブライド(映画)
転生したらスライムだった件
時をかける少女(映画)
図書館戦争
刀使の巫女
どろろ
長門有希ちゃんの消失
茄子 アンダルシアの夏(映画)
七つの大罪 戒めの復活
猫物語(黒)
ノラガミ
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
ハイスクール・フリート
ハイスコアガール
はたらく細胞
バッカーノ!
BackStreetGirls ゴクドルズ
ハクメイとミコチ
花咲くいろは
花咲くいろは HOME SWEET HOME(映画)
花物語
はねバド!
ハッピーシュガーライフ
パプリカ(映画)
ひそねとまそたん
ひとりぼっちの〇〇生活
踏切時間
BLOOD THE LAST VAMPIRE(映画)
プラネット・ウィズ
フルーツバスケット
文豪ストレイドッグス 3期
ベルセルク 2作目1期2期
宝石の国
まちカドまぞく
マナリアフレンズ
魔法科高校の劣等生
MIX
メルクストーリア
モブサイコ100 II
約束のネバーランド 1期
八十亀ちゃんかんさつにっき
ヤマノススメ サードシーズン
結城友奈は勇者である 勇者の章
ゆるキャン△
ようじょしぇんき(ミニアニメ)
ラブライブ!サンシャイン!!2期
ReLIFE
RELEASE THE SPYCE
lain
若おかみは小学生
私に天使が舞い降りた!


☆☆☆
あかねさす少女
アニメガタリズ
APPLESEED EX MACHINA(映画)
アンゴルモア元寇合戦記
異世界カルテット
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
伊藤潤二コレクション
いばらの王 King of Thorn(映画)
妹さえいればいい
INGRESS THE ANIMATION
うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
宇宙戦艦ティラミス2
ウマ娘プリティーダービー
URAHARA
桜花忍法帖 バジリスク新章
おしえて魔法のペンデュラム〜リルリルフェアリル〜
大人の一休さん
ヲタクに恋は難しい
学園ベビーシッターズ
賭ケグルイ
神様はじめました
からかい上手の高木さん
艦隊これくしょんー艦これー
傷物語(映画)
機動戦士Zガンダム
キノの旅
きみの声をとどけたい(映画)
キャロル&チューズデイ
キリングバイツ
クズの本懐
群青のマグメル
けいおん!(映画)
軒轅剣・蒼き曜
聲の形(映画)
五等分の花嫁
この音とまれ!
こみっくがーるず
ささめきこと
サマーウォーズ(映画)
さらざんまい
ざんねんないきもの事典
実験品家族
邪神ちゃんドロップキック
重神機パンドーラ
シュタインズゲートゼロ
SHOW BY ROCK!! 1期
涼宮ハルヒの消失(映画)
ストライクウィッチーズ
ストライクウィッチーズ 2期
スペースバグ
スロウスタート
世話やきキツネの仙狐さん
ソードアート・オンライン アリシゼーション(前)
続・終物語
多田くんは恋をしない
盾の勇者の成り上がり
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ちおちゃんの通学路
つうかあ
ツルネー風舞高校弓道部ー
手品先輩
デスマーチからはじまる異世界狂奏曲
でびどる!
デビルズライン
天狼 Sirius the Jaeger
とある魔術の禁書目録III
東京喰種RE:
同居人はひざ、時々、頭のうえ。
となりの吸血鬼さん
偽物語
ネト充のススメ
バキ
ぱすてるメモリーズ
働くお兄さん!
八月のシンデレラナイン
BANANA FISH
百錬の覇王と聖約の戦乙女
はるかなレシーブ
叛逆性ミリオンアーサー
叛逆性ミリオンアーサー2期
BanG Dream!
BanG Dream! 2nd season
BEATLESS
BEATLESS FinalStage
ピアノの森
ビジネスフィッシュ
火ノ丸相撲
干物妹うまるちゃんR
ひもてはうす
ファイナルファンタジー7 アドベントチルドレン
フェアリーゴーン 1期
ブギーポップは笑わない
フルメタル・パニックinvisible victory
フルメタル・パニックふもっふ
文豪ストレイドッグス
ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。
ぼくたちは勉強ができない
僕の彼女がまじめすぎるしょびっちな件
ポプテピピック
魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(映画)
魔法少女サイト
魔法少女特殊戦あすか
魔法使いの嫁
みにとじ
焼肉店センゴク
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続
闇芝居
ゆらぎ荘の幽奈さん
ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士
夜は短し歩けよ乙女(映画)
ラーメン大好き小泉さん
ラブライブ!サンシャイン!!
リズと青い鳥(映画)
りゅうおうのおしごと!
LOST SONG
ワンパンマン2期


☆☆
アイドリッシュセブン
ISLAND
悪偶 -天才人形-
雨色ココアsideG
・あんさんぶるスターズ!
いつだって僕らの恋は10cmだった
いぬやしき
W's《ウィズ》
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
エガオノダイカ(1)  (2)
大人の防具屋さん
お前はまだグンマを知らない
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
音楽少女
陰陽師・平安物語
ガーリー・エアフォース
かつて神だった獣たちへ
寄宿学校のジュリエット
京都寺町三条のホームズ
銀河英雄伝説
・KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-
クジラの子らは砂上に歌う
グランクレスト戦記
グリムノーツ
けものフレンズ2
賢者の孫
恋と嘘
攻殻機動隊V2.0
Code:Realize 創世の姫君
狐狸の歌
CONCEPTION
サークレット・プリンセス
七星のスバル
citrus
Just Because!
少女☆歌劇 レビュースターライト
消滅都市
涼宮ハルヒの憂鬱 2期
スタミュ 1期
・スタミュ 3期(守備範囲外ゆえ)
すのはら荘の管理人さん
3D彼女リアルガール
閃乱カグラ 東京妖魔編
その時、カノジョは。
ソラとウミのアイダ
・立花館 To Lie あんぐる
チア男子!!
デート・ア・ライブ3
刻越えのデリダ
ドメスティックな彼女
なむあみだ仏っ!
なんでここに先生が?!
ヴァーチャルさんは見ている


・王様ゲーム
ぐらんぶる
・ナカノヒトゲノム


蛇足
アニメメモ
ゆゆゆ「精霊レポート」
実写映画
LEON
オーディオ
バランス接続