ソラとウミのアイダ 総合:☆☆
ゲーム原作と言って良いのですかね。
設定は面白いです。
2018年10月スタート、全12話。
・ストーリー
地球の海から魚が消えた。人類は宇宙に生簀を作り、そこで魚を養殖することにした。養殖された宇宙生簀の魚を獲るのは男性漁師の仕事だったが、女性にも門戸を開こうと設立された漁協女子部。候補生となった6人の少女たちの努力と活躍を描く。
・演出
実は良い人だったんだ展開は定番だけど、最初の頃の演出のせいで、とってつけた様になっているのが残念です。ただ、どのキャラもはっきりした性格づけをされていて分かりやすいのは子供達には良いのではないでしょうか。ゆえに、額面通り男尊女卑に受け取られかねない発言に終始させた前半の演出は、やっぱりもうちょっと工夫してほしかったなあ、と思うのです。実際の漁師の世界にも、あまり女性の存在がない様に見えるので、そもそもそういう世界であるとは思うのですが、このアニメ、今よりずっと科学が進んだ未来を描いたSFだと思うので、社会のコモンセンスも今以上に成熟していて不思議はないはず。なので、この男性漁師の古い世界に立脚した様な振る舞いは、少し不自然に思えます。
話は変わりますが、秋田弁もちょっとしつこい感じがしてしまいました。
・作画
テレビアニメとして普通かと。
・音楽
OPは割とお気に入り。
・演技
米野さんはモデル向きかと。それ以外の女子部メンバーは、経験豊富とはいかないメンツなのに、なかなか良かったと思います。男性漁師も実力派ぞろい。これだけの人を持ってしてもなお、反感が先に立つのはお話の展開のせいでしょう。
続編があってもおかしくない終わり方でしたね。
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