2018年9月1日土曜日

FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN

FINAL FANTASY VII  ADVENT CHILDREN 総合:☆☆☆

ティファにつられて☆☆☆☆にしたくなっていますが、ここはこらえて。
ゲーム・ファイナルファンタジーシリーズの中でも屈指の人気作FF7(1997年発売)の2年後を描いた後日譚。2005年発売。フルCG映像作品。アニメと言っていいのか疑問。

・ストーリー
FF7でクラウドをはじめとした英雄により人類は救われましたが、大量に使われたライフストリームのせいで、星は病んでしまいました。その影響か、人々は、謎の病「星痕症候群」に冒されはじめていました。災厄「ジェノバ」。それぞれの目的を胸に、ふたたび星を救おうとする者たち、星を滅ぼしかけた神羅、災厄の復活を目指すカダージュの、「ジェノバ」をめぐる三つ巴の争いが始まります。

・演出・作画
FF7の時、こんなポリゴンの人形劇に感動できるか、と揶揄されていたものですが、じゃあ、映像も何もない小説にも感動できないのかっていうね。2次元のアニメなんかももってのほかだろうね。脳内で補完して楽しめるのが人ってもんです。
技術の進化を途中段階で否定しては、いずれ、先を見る目がなかったね、と言われそうです。
余談はともかく、ゲーム時代とは映像美に隔世の感があります。それでも、今と比べると、まだまだ人形劇ではあります。
フルポリゴンで映画を作ろうとした制作には敬意です。が、生かしきれていないように思います。ビジュアル、声、表情。アンバランスです。
クライマックスより、ティファ vs ロッズの格闘シーンが圧巻。ここだけ繰り返し観ている、と言っても良いほど。
でも、戦場ヶ原ひたぎじゃないけど何か重さが足りないんですよね。
AIに人が追い抜かれそうになっている現代、映像についても人形劇と人の演技との区別がつかなくなる日はそう遠くないでしょう。挑戦の過程として、意義のある作品だと思います。
何はともあれ、ポリゴンになったティファが予想以上に美人だったのは、ひじょーーーに良かった^^ ゲームではティファとの親近感がマックスになるまで、とことん一緒に行動させてたからねえ^^; 一途な幼馴染属性、背中を預けられる強い女性、理想です^^

・音楽
昔、作曲家の黛敏郎がドラクエのピコピコ音楽を取り上げて、こんな稚拙な音楽が子供達を堕落させる、と言っていましたね、テレビ「題名のない音楽会」で、わざわざゲーム音楽をテーマにして。電子音楽をいち早く取り入れた先駆者でありながら、何をおっしゃっているのか。申し訳ないが、黛敏郎の「涅槃」の方こそ、ピコピコより訴求力がないと思うのです。よくわかんなきゃ偉いのかよ、て感じです。
さて、FF7、原作ゲームのピコピコ音楽の方がなんか良かったです。作曲は植松伸夫さん。

・演技
むむむむむ。と思ったら、俳優さんが多いのね。アンバランスに感じたのはキャスティングのせいかもせれません。ティファだけ、ちゃんとしてくれれば合格だったのに^^

ゲームがリメイクされるようだけど、イメージぶち壊さないでねー。

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