2019年9月5日木曜日

らき☆すた

らき☆すた  総合:☆☆☆☆☆

Macでは「らきすた」と入力して変換すると勝手に「らき☆すた」にしてくれます。
聖地巡礼の元祖と言われたり、社会現象になったほどのアニメです。現存せずの追記が悲しい;;2018年に倒壊したオープニングに出てくる鷲宮神社の鳥居は特に有名かと。

連載中の4コマ漫画原作。
2007年4月スタート。全24話。
京都アニメーション制作。

・ストーリー 
高校2年生。同級生の「泉こなた」「柊つかさ」「高良みゆき」。それに「つかさ」の二卵性双生児で別のクラスに在籍している「柊かがみ」。この4人を中心とした女子高校生の友情と緩やかな日常を描いています。オタクの「こなた」の真面目なボケ、「つかさ」の天然ボケ、「みゆき」の優しいツッコミ、「かがみ」の真っ当なツッコミがバトルロイヤルのように絡み合うのが楽しいです。

・演出
ちびまるこちゃんを高校生にして、個性的な友達で舞台進行するとこうなるかな。なんとなくの雰囲気はこんな感じではあるものの、それはともかく、こちらの方がよりテンポも良いし、内容も風刺が効いています。そして感情移入しやすいのに、すごく個性的なキャラたちが醸し出す独特の雰囲気は「らき☆すた」ならでは。脚本も良くできていて、話題についつい引き込まれ、思わず笑ってしまいます。日常系では筆頭最右翼と言っていいアニメとしてしっかり演出されています。22話「ここにある彼方」ではほろりとさせる場面もありますが、「らき☆すた」の世界観を全く崩さず進行させ切った演出は、その他と比較すると極めて秀逸です。
京都アニメーションが手がけたアニメが多いのですが、パロディの入れ方もアニメ好きには納得のいく効果的な演出だったのではないでしょうか。
終わりのコーナー「LUCKY CHANNEL」も本編とは別に面白かったです。
た・だ・し、途中から実写になったエンディングはいただけません。 せっかく萌え要素の強いアニメなのに、台無しです。スイカにかける塩のような演出なのかもしれませんが、無駄です。前半のままで相当に良かったじゃないですか。正攻法で演出し切って欲しかったです。ハルヒの2期でもそうですが、武本康弘氏の視聴者を無視した実験的すぎる演出は、どうしても許容できません。

・作画
すごく良いです。アニメとして動かすにはちょうど良いキャラだったのかもしれませんね。円盤買う上での障害には全くなりません。

・音楽
OP良いです。劇伴もしっかりシーンを支えていて良かったと思います。

・演技
いかにもアニメ声ってやつですが、みなさん、しっかり。
でも、まー、平野綾さんですかね。ハルヒとは別人になりきっています。それでいて、ハルヒパロディでは、さすがご本人w ツッコミ・かがみ役の加藤英美里さんもナイスな間のとりかたで、ギャグを一段上の面白さにしてくれていました。ここにゆるゆるの遠藤綾さんと福原香織さんが、程良いスパイスとしてギャグに効いてきます。
立木文彦さんの一人複数役も意外で良かったです。立木さんといえば、エヴァの碇ゲンドウをすぐ思い出します。そして、化物語の戦場ヶ原ひたぎの父w。この存在感ある声優さんが、一人複数役でモブキャラを当ててるのがなかなか楽しいです^^
ゲストで茅原実里さんや杉田智和さんが出てきたのも、おお!と思わせてくれました。

これだけ速攻でエンディングを飛ばしまくったアニメも初めてですが、中身は良いから、まあ、良しという事で。

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