AIR 総合:☆☆☆☆
とても記憶に残るアニメですが、それでいて繰り返し観ても飽きないです。限りなく☆5。
18禁ゲーム原作。2000年前後からですかね。アダルトゲームのストーリーパートがやたら優秀だったので、アダルト要素を廃してコンシューマーゲームに移植され、広く一般にも受け入れられるようなゲームが発生するようになったのは。
他にもいろいろありますが、自分がゲームして覚えている有名どころでは1997年「To Heart」2000年「AIR」そして2004年「Fate/stay night」て感じですかね。
さて、アニメの方は2005年1月スタート。全12話。衛星放送です。
「もういいよね。あたし、がんばったよね。もう、ゴールしてもいいよね」の名シーンが印象的なアニメでした。もう、「フランダースの犬」以来の名シーンですね^^
・ストーリー
国崎往人は法術をつかうことで人形を生き物のように動かすことを見世物として、小銭を稼ぎながら「この空のどこかにいる翼の生えた少女を探す」旅をしていた。ふらりと立ち寄った海岸沿いの街の堤防で、空腹のため、うつらうつらしている時に、神尾観鈴に声をかけられた。なぜか観鈴に懐かれた往人は彼女の家に居候することとなる。そして彼は、その街で出会った女性たちとの不可思議な出来事に巻き込まれながら、観鈴との因縁が徐々に明らかになっていく。
・演出
登場する女性たちの不思議エピソードを体験しつつ、最終的に、往人と観鈴の、時空を超えた輪廻の結末が展開されるストーリーを、ファンタジックに演出しています。予想することが困難な、独特な世界観と物語をうまく映像化したな、と思います。
自分は冒頭で挙げたシーンより物語後半でカラスが思う「僕はようやく知った。ずっと美鈴のそばにいたこの人は(省略)」が、一気に視界が開け、ゆえに、急に悲しくなる名シーンだと感じました。
・作画
キャラの安定感もまずまず、アクションもまあテレビアニメとしては十分かな、と。ただ、絵柄はそれほど好きなタイプじゃなく、目もでかすぎですw それでも、最後まで面白く観続けることができたのは、想像の上をいく物語の面白さのおかげだったかと思います。
・音楽
いいですよね。邪魔にならないし、シーンも盛り上げていました。
・演技
41歳で亡くなってしまった川上とも子さんが観鈴役。名シーンの名演技とともに語り継がれてもおかしくないです。観鈴の口癖の一つ「にはは」の使い分けが、とっても上手でした。
最近引っ張りだこの小野大輔さんもまだ20代の頃でした。
そして、神尾晴子役は久川綾さん。最後まで悟らせない演技が素敵でした。アニメでもゲームでも大活躍だし活躍の場が広い方です。
超絶古いアニメを引っ張り出してすみませんでしたが、最近紹介した「けいおん!」「けいおん!!」の京都アニメーションが元請けとして制作した初期の作品の金字塔ということで。
0 件のコメント:
コメントを投稿