スマホゲーム原作。
2019年4月スタート。全12話。
ゲーム原作で面白いな、と思えるアニメの比率は、かなり低い、と思う。
・ストーリー
ある科学機関から少女を助ける脱走任務を与えられた運び屋。その少女は3年前に発生したロストとよばれる一つの地域が消滅した超自然現象の中から生き残った数少ない人間の一人だった。
・演出
また観測者か。量子力学・シュレディンガーの猫。本当にゲーム・アニメ業界の人、好きだな。ちょっと賢い感じがするからかな。うまく消化できてたのは「青ブタ」くらいだと思うんだけど。あまり背伸びしないほうがいい。
科学的なようでいて、感覚的。パラレルワールドが2択? 好意的に解釈して、時間遡行して元に戻すか、このまま進むかってことなら、前者を選んで、希望の未来が開けるなんて保証はないわけで、ヒロインの選択は間違いではないんだけど、そこに至るまで12話を使って表現するのは大げさすぎたんじゃないでしょうか。
wiki見ても、ストーリーが3文。開発過程で起きる開発者の希望役職だとか移動だとかの解説ばかり。システムについての説明ですらほんのちょっとですよ。お話に中身がないのが、こんなところからも透けて見えます。
これをアニメ化するの、大変だったでしょう。でも、アニメ化しようと思ったところから間違いだったと思えるアニメでした。大人の事情なのでしょう。
SFならもっと知的欲求を満たすような視聴者をケムに巻くくらいの科学理論を提示して欲しかったです。

二人が乗るのスクーターが一つのキーワードなんですが、それほど効果的だったようにも思えなかったです。
・作画
テレビアニメとしては普通です。制作マッドハウスにしては、キャラが安定しない時があったのが残念。過重労働で告発された影響ですかね。。
・演技
花澤香菜さんの演技力が光ります。

がそれだけのアニメになっちゃってます。主人公に杉田智和さんなんですが、たぶん、苦難もクールに乗り越える(俺は単なる運び屋だ、とニヒルな)ヒーロー像を演じようとしているのだけれど、実際映像化され演出された主人公は、やたら弱く、感情的。このミスマッチは杉田さんをもっても如何ともしがたく、ミスキャスト、というより、演出(シリーズ構成)がブレブレなせいだろうと思います。
脇役のテンプレートハッカーオタクがシュタゲに比べてもかなり残念。
・音楽
普通、でしょうかね。
花澤香菜さんの挿入歌は良かったです。こちらはオリジナルYenTownBandのライブ
演出過多です。花澤香菜さんの熱演は本当に素晴らしかったですが。
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