ヒナまつり 総合:☆☆☆☆☆
現在進行形の漫画が原作です。原作は1巻既読です。「月がきれい」などの☆4と比較してバランスが悪い感じもありますが、胸熱系でもなければピュアラブストーリーでもなく、自分の好みから外れる分野のアニメであることから、そして、ギャグ漫画のアニメ化としてすごく成功していると思えるところから、少し甘めに☆5です。
・ストーリー
変なカプセルに乗ってやってきた正体不明の超能力少女たちが巻き起こす、笑いと涙の物語です。ヤクザ・新田のもとに舞い降りた超能力少女・ヒナがヒロインで、ヒナとヤクザのギャップギャグがメインですが、「なに?このお世話係みたいな感じ」の普通の女子高生・瞳や、本人たちにあまり自覚はないようだけれど、討伐に派遣されたものの故あって、そのままヒロインの世界に馴染んでいく超能力少女・アンズ、あさっての方向に舞い降りたマオ(結局本編では1話しか登場せず、最終話の後半のエピローグのようなものに登場し、次作につなげられる終わり方を担わされたw)らのエピソードも楽しいです。
・演出
原作のギャグセンス、セリフのセンスを活かした演出が冴えています。アニメだから面白くなったと思える掛け合いのテンポの表現やキャスティングが素晴らしい、と感じました。
・作画
原作より可愛いし、キャラもかなり安定しているし、動画も良いしで、円盤買えるレベルではないでしょうか。
・音楽
サントラは普通。OP はとても良く、EDは好みではありませんでした。
・演技
ヒロインの声をよくこう当て(させ)たな。田中貴子さんの起用とこの方の声と喋り方が、このアニメを成功させた一つの要因じゃないでしょうか。新田役の中島ヨシキさんも若手のようなのですが、間の良いツッコミも良かったです。二人を囲む登場人物は演技派の人で固められています。アンズ役の村川梨衣さんはOP も歌っていてとても上手です。瞳役には本渡楓さん。この人の声も、よく聞けば聞き分けられるタイプの声優さんですが、声にばかり気をとられることもなく、お芝居の方に意識を向けさせてくれる演技力、ここでも健在です。あまり出番はないのですが、詩子役には日笠陽子さん、マオ役には小澤亜李さんらも出演されています。
観て損はしないと思います。
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