2019年6月17日月曜日

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか  総合:☆☆☆

連載中のラノベが原作。原作は未読です。
2015年4月スタート。全13話。
2019年7月から始まる第2期に先立って再放送されたものを観ました。

・ストーリー
広大な地下ダンジョンを構える都市オラリオ。地下迷宮には様々な怪物が住み着き、貴重なアイテムの宝庫であった。冒険者たちは徒党を組み、一攫千金を夢見てダンジョンに降りていくのだった。そんな冒険者の中に駆け出しの少年ベル・クラネルがいた。彼が経験を積むために低層階で弱いモンスター退治に勤しんでいたところ、本来なら低層階には現れるはずのない強敵ミノタウロスが現れた。なすすべもなく彼が死を覚悟したその時、女性剣士が一刀のもとミノタウロスを倒した。ベルは彼女に恩以上に憧れを抱き、いずれ共に戦えることを夢見るのだった。

・演出
ベル・クラネル。彼が所属するファミリアの神・ヘスティア。二人とも善性の属性ですが、当然世の中には、特に冒険者には悪属性もいるわけですなウィザードリィの昔からw
その悪属性の際立たせ方と、ベル+ヘスティアの善性の見せ方の格差が激しく、可愛い絵柄の中、結構苛立たせてくれるのが、観てて辛かったです。もちろん、きっちり収拾するんですけれど、至る過程が、そこまでしなくても、とか、そこまで我慢しなくてもとか、で蓄積されていき、そして最終的に、溜まったストレスを完全に解消するほどの展開にならないのが気持ち残念です。やっぱり「水戸黄門」のように、最後はスパッと悪人が懲らしめられないと、欲求不満に陥りやすいです。こう感じてしまう理由は、ベル+ヘスティアの善性ゆえでもあるんですが、彼らに酷い仕打ちをする悪党側の理由にあまり説得力がないからだと感じます。これは最初の試練であるリリのエピソードからして、リリに同情はするけど、やりようがおかしいだろうと疑問を持たざるを得ない気持ちになってしまうところから始まるので、最後まで、そういったエピソードが多いのが、自分がこの作品と相性が合わない由縁かと思います。ただ、逆に、そこだけ、そこだけなんですけどね。

・作画
ヘスティアの衣装「例の紐」で有名ですね。キャラも可愛いし、アクションも迫力があり、作画はテレビアニメとして素晴らしく良いんじゃないでしょうか。

・音楽
サントラも良かったですし、OPは可愛いし、EDもなかなかです。

・演技
元気な水瀬いのりさん、感情を見せない大西沙織さんがなかなか素敵でした。

この絵で動かしてくれてる以上、原作に食指は伸びません^^自分としてはアニメで観るのがベストです。作画が素晴らしいのでBDには焼きたい^^なので実質は☆4です。

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