2019年6月14日金曜日

ドメスティックな彼女

ドメスティックな彼女  総合:☆☆

連載中の漫画が原作。
2019年1月スタート。全12話。
ドメスティックと聞くとDVを連想しがちですが、ドメスティック本来の意味で題名はつけられています。じゃあ、題名と中身が一致しているのかというと、そうは思えないのがこの作品です。インパクトの強い単語を使って客を引いているだけに感じるので、DVよりもある意味さらにたちが悪いです。ちなみに「飼いならされる」という意味もあるそうですが、むしろ男性視点からは「いいなりになる」「都合の良い」にまで意訳を進めることができる展開です。なんかこの、男も女もなよっとした雰囲気に、自分はいたたまれなくなり、最後まで観なくてもよかったアニメだったので、☆の数もそのまま規定通りにつけています。

・ストーリー
見下されたくないから経験したかっただけの女子高生に付き合って行為に及んだ彼女と親の結婚により家族となった男子高校生。男子高校生には意中の女性教師がいたが、その女性教師は女子高生の姉だった。奇妙な三角関係を抱えたまま家族となった3人の物語。

・演出
演出、というより原作のせいなんですが、まあ、普通にふしだらな男女関係をことさらロマンティックにしてみました、という程です。一昔前(今でも?)に流行った昼ドラ。wikiの言葉を借りれば「男女の関係において、演劇的に誇張された愛憎劇」に該当すると思います。ピュアラブロマンス系を望む方には、まず、合わないです。アニメの演出は、この原作の持ち味をきちんと表現しています。

・作画
テレビアニメとして良いんじゃないでしょうか。

・音楽
正直に。あまり音楽まで気を巡らせて観れていなかったです。

・演技
坊主憎けりゃ袈裟まで憎くなってしまいがちなので、ネガティブには言いませんが、普通に演じてくださってたんじゃないでしょうか。内田真礼さん、日笠陽子さんがダブルヒロインを演じられたとはいえ、物語まで変えることができないのは、仕方のないことです。

原作からして、そもそも3話切りしていたので、アニメに関しても結果は見えていたわけで、観ちゃった自分が一番いけないのです^^;

0 件のコメント: