うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。 総合:☆☆☆
辛いなあ^^;実際にはBDに焼くから、実質☆☆☆☆相当。
観る人を選ぶかもと思ってるからだけど、いずれ見直してランクアップさせるな、きっと^^
連載中のラノベが原作。原作は未読です。
2019年7月スタート。全12話。30分枠アニメ。
・ストーリー
冒険者の青年デイルは森の奥で依頼をこなしていた。そこで、乞食のような姿で彷徨っていた魔人族の少女に出会う。野営していた火に誘われるように姿を現した少女のツノは罪人の証となるように片方を折られていた。お腹を空かした少女に食べ物を与えながら、片言の魔人族の言葉で、森の中になぜ一人でいるかを尋ね、少女が父親に死なれて途方に暮れていることを知る。小さな女の子を放っておくこともできず、デイルは問いかけた。
「我、共に、汝、行く?」
パッと広がる少女の笑顔から、彼と彼女の物語が始まった。
・演出
とにかく、魔人族の少女・ラティナを、見た目も振る舞いも性格も、作画・声・音楽で、徹底して父性母性をくすぐる演出をしているので、原作のテーマをしっかり絞り込んではっきり観る人に伝わるよう演出してくれていると思います。何より、連載中であるにも関わらず、まとめがうまかったです。文末に書いたことを期待はしているのですが、このまま終わった方が余韻を楽しめるかもしれません。未来を想像させての終わり方も、このアニメの場合はアリじゃないかな。
・作画
凄いわけでは無いです。むしろテレビアニメとしては極めて普通。
ただ、キャラデザが良いのと、一貫してラティナだけはとことん安定して可愛く描かれているのが、制作のこだわりを感じさせます。可愛いラティナを見ているだけで幸せになれるアニメであることを、ちゃんと理解してくれてますねえ^^
・音楽
劇伴もOP/EDもよかったんじゃ無いでしょうか。OPはBメロからのサビの部分がクセになるんです。
・演技
ラティナ役・高尾奏音さん、可愛さに拍車をかける演技でよかったんじゃ無いでしょうか。なにより、デイル役・岡本信彦さんがバッチリでびっくりです。アクセラレーターや殺戮の天使・ザック役なんかの印象が強烈なんですが、そう言えば、たしかになんでもできましたね、この方も。売れっ子なわけです。
現実では色々な事件がありますが、男親は懐かれて初めて本能的に父親になれると思うのです。そうでなければ戸籍上のつながりとして論理的に納得するだけの生き物です。二人の最初の朝、デイルが寝かしておいてやろうと先に起きかけた時、ラティナが突然目覚めて、置いてかないでと抱きつきます。このような演出を通して、このアニメではそうしたことを思い出させます。
そして、どうやら魔人族は人間に比べ長命種のようです。ラティナが大人になった時のデイルとの関係の変化まで描き切ることができれば「さよならの朝に約束の花をかざろう」以上に魅力的なアニメになるかもしれませんね^^
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