2018年8月6日月曜日

東京から日帰りで行く御朱印の旅「鹿島神宮」

「刀使ノ巫女」の十条姫和(CV.大西沙織さん)の剣術の流派といえば?
そう、鹿島新當流ですね^^

鹿島新當流の開祖は塚原卜伝。塚原卜伝は鹿島神宮の神官の家系に生まれ、戦国時代に剣聖と云われた剣豪です。鹿島新當流の極意は一之太刀(ひとつのたち)。塚原卜伝は一之太刀を鹿島神宮の祭神・建御雷神から授かったと言われています。そして、一之太刀は十条姫和にも受け継がれています。つまり、十条姫和は鹿島神宮とは切っても切れない間柄なのです。
これを踏まえてでしょう神回と言える「刀使ノ巫女」20話21話で、十条姫和が市杵島姫を取り込み多岐都姫と戦う舞台となったのが鹿島神宮です。

というわけで、行って参りました鹿島神宮。

【東京駅から高速バスで2時間強で到着です】
鹿島神宮には東京駅から高速バスを使うと良いでしょう。行きも帰りも20分に一本位出てますし、神宮近くまで連れて行ってくれるので諏訪大社より楽々です。京成バスならトイレもAEDもついているので、ハルンケアが必要だったり、心臓に問題があったりする自分のような人間にも安心です。
東京、鹿島神宮間の高速バス時刻表
自分は今日(8月6日学生夏休み期間中の平日)7:10発の京成バスを選択、二人座席ですが、乗客全員が隣にいない状態で乗ることができました。バスに酔うことに乗る寸前に気づき、あわてて最前列の座席を確保しましたが、全席自由のため、いい席を取りたいのなら、早めに並ぶのが良いと思います。八重洲南口バスターミナル1番乗り場。スイカ・パスモでも乗れるので、これらを使うなら、JR改札出て、まっしぐらにバス停に向かえば良いと思います。片道1830円です。

【バスを降りて進行方向を向いた時に見える案内板に注意】
降りて前方を見ると「鹿島神宮、この信号右」なる案内板がデカデカと掲げられている上に、悪名高いiPhoneのマップをまたしても使ってしまったので、遠回りをしてしまいました。バスを降りたら進行方向逆に進み、桜町の信号を左折するのが近いと思います。これなら10分強で着くのではないでしょうか。ただ、この行き方だと、大鳥居をくぐらず、楼門に直接出てしまうこともありそうです。気になるようでしたら、脇道っぽいところは入らず、少し左に迂回する形で進むと良いと思います。

【境内は割と広いです】
じっくり散策したり、ちょっとお食事したり、お土産をゆっくり選んだりするなら2時間程度みると良いのではないでしょうか。

【御朱印は社務所でいただけます】
本殿はすぐに参拝できるのですが、奥宮は少し離れたところにあります。社務所で御朱印帳を預けてから回ると良いように思います。引き換えの番号札をいただけます。本殿と奥宮の2種類、それぞれ初穂料は300円です。
鹿島神宮 境内案内

本殿です。
(多岐都姫と折神紫との対決に市杵島姫を宿した十条姫和が割って入った場所です)

神紋です。
(刀使ノ巫女で描かれているものとはちょっと違いますね)

奥宮へ向かう道です。早くに着いたおかげもあって、足跡一つなく掃き清められていて、大変美しかったです。

奥宮です。苔むしていてひっそりとした佇まい。歴史を感じます。柏手がきれいに響き渡ります。写真、ちょっと失敗しました。

奥宮の脇を入ると要石や5叉路に出られます。静かでとても神秘的でした。
右側のひぐらしが大きく鳴くと、左側のひぐらしが対抗して声を張り上げる、そんな抑揚のある響きが、一歩間違えればけたたましい音量なのに、逆に静けさとして感じられる境内でした。


御朱印です。

ちなみに神宮ですから、鹿島神宮は天孫を祀る神社です。
古事記によると祭神・建御雷神は天照大神の第三の使徒として、国津神である大国主神に国譲りを迫り、大国主神の息子・事代主神、建御名方神(前回ご紹介した諏訪大社上社の祭神)を屈服させ、国譲りを完成させた天津神です。
生まれる時に伊弉冊を殺し、怒った伊奘諾に殺された火之迦具土神の血から生まれてきている神様なので、天照大神の甥にあたるんですかね。
日本書紀ではもっと穏便に、鹿島神宮の近くにある千葉県の香取神宮の祭神・経津主神と協力して平和裡に解決したことになっていますが、なんか、古事記の方がそれっぽい感じがします。
てな訳で、ゆゆゆ史観からいえば、敵地になります^^; そんな事を意識しているせいか、伊勢詣では台風並みの大荒れな天候になったのですが、鹿島神宮でも、小雨混じりとなりました。伊勢と違い今回は雨の申し子である娘を伴っていなくて心底良かったと思ったのでした。

帰りのラッシュが気にならなければ、千葉県の香取神宮も一緒に参詣するプランを立てると良い思い出になりそうです。高速バスではなく、電車で回ることになると思いますが。

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