囮物語 総合:☆☆☆☆
ラノベ原作。2013年9月スタート。
セカンドシーズンと呼ばれるお話全28話(総集編除く)のうち
3番目に放映されました。原作では4番目のエピソード。
なでこメデューサ 全4話。
・ストーリー
「よかったのう、たまたま可愛くて」
「可愛いだけの撫子ちゃんが悪いんじゃないの」
のワンツーパンチを受けた千石撫子が、覚醒を果たす物語。
・演出・作画・音楽
安心の通常運転^^
幼馴染や知り合いからの痛烈な一言に目覚め、殻を脱却し、明るい自分として再生。と聞けば、普通は大団円のみんなハッピー、サクセスストーリーみたいに感じるけど、実はそうはならず、あさっての方向に再生し、圧倒的な力で全てを焼き尽くす方向に吹っ飛んでいく展開が、さすが物語シリーズ。行き過ぎた嫉妬(とはいえ、本当に愛情を持っていたのかは不明)による恐怖系のシナリオも珍しいわけではないものの、表現が独特で、惹きつけられます。
羽川は多重人格を作り出すことにより自己防衛を図ったのに対して、千石は憑依による逃避で自己防衛を行います。人間は自分の体が壊れないように、力の発動に無意識のブレーキをかけているそうですが、千石は憑依により自身をトランス状態にすることで、そのブレーキを取り払い圧倒的な存在に上り詰めた、という感じ。それを怪異で表現したのがこの物語かな、と。
4話では物語として終わっていないので、☆は4で。
・演技
花澤香菜さんのキレモードが見られます。キレ方もキャラに合わせたキレ方ができるのが、花澤香菜さんのすごいところでしょう。
さらに井口裕香さん。この人、あたりのやわらかい口調で、どんな辛辣なセリフでも柔らかく丸めこむとができる稀有な演技力を持ってらっしゃるのですが、ここでは、その柔らかい口調なのにも関わらず、「言い過ぎだよ月火ちゃん」と思わずにはいられない演技で
びっくりしました。まちがいなく、戦犯です^^。戦犯のくせに、ターゲットにされていないところもすごいw
囮物語は次の次の恋物語に続きます。そこで完成。
0 件のコメント:
コメントを投稿