2019年6月10日月曜日

不機嫌なモノノケ庵 續

不機嫌なモノノケ庵 續  総合:☆☆

連載中の漫画が原作。
2019年1月スタート。全13話。2期目。

・ストーリー
前期の出来事を経て、妖怪を信じるようになった主人公が、友人の祓魔師に関わっていくことで、妖怪たちの世界に溶け込んでいく様子が描かれます。友人は、妖怪が憑いた人を助けるためにではなく、妖怪を助けるために祓いを行います。その一風変わったスタンスが、このアニメの肝となっています。

・演出
結構長く続いている連載漫画が原作だし、アニメも2期、ということで、ある程度のクオリティを期待して観ていたんですが、2期のせいですかね、あまりピンときませんでした。ストーリーで書いた設定を徹底してくれてれば、新しい妖モノとして、独自の世界を切り開いていくことができていたんでしょうが、どうも、そうなってはいないようです。
現世で迷うこの世のものでないものたちを祓い清め、隠り世へ送る。そのための装置・モノノケ庵もまた、それ自体が妖怪という設定。これだとどうしても、モノノケ自体の背景を巡る人情物語を期待しますが、または少なくとも、物の怪に取り憑かれた人たちの取り憑かれるに至った経緯を解き明かすような物語、を期待したくなるのですが、どうもそれよりも何よりも主人公のドタバタぶりと、それをフォローするモノノケのエキスパートの奇妙な友情物語がメインテーマのようで、それが、自分には、まあ、どうでもいいお話に見えてしまった、ということかと思います。稀に人情ものになったりもするので、テーマが時と場合によってブレブレなのも、興味を持ち続けられなかった理由でもあります。

・作画
円盤買うのには勇気がいります。

・音楽
気にならなかったです。

・演技
せっかくいいこと言ってるのに、物語に引っ張られて、なんか空々しくなってしまっていて、かわいそうです。声優さんたちの演技・声の質はキャラにあっている、と思いました。

續續が出ても、色々な面でゾクゾクしないな、と慣れないギャグで締めることで、この寒さを実感してください。

0 件のコメント: