連載中の漫画が原作です。2018年7月スタート13話。15分枠アニメです。
女の子同士の友情のお話がメインテーマですが、テーマにバリエーションを持たせることで3期目になった今回でも、ワンパターンに陥らず新鮮な面白さを感じさせてくれます。
・ストーリー・演出
今回13話の中で登った山は
筑波山(あおい、ひなた)
飯能アルプス(あおい単独、途中からここな)
赤城山(ひたな、ここな)
瑞牆山金峰山縦走(あおい、ひなた、かえで、ここな)
3話に1話くらいの割合です。
それと登山靴の話が1話。
再三になりますが、これは女の子同士の友情の物語です。
サードシーズンでは特にこの点、どんどん世界を広げていくひなたに、そのきっかけを与えたあおいの微妙な心情の揺れにフォーカスが当てられていて、単なる山登りアニメではないことを再確認させてくれました。
ちなみに原作ではこのお話のあたりから小春が登場して、あおいに影響を与えているのですが、アニメには登場しません。制作陣が登場人物を絞ることでテーマをぼかさないように工夫した結果でしょうか。
最初は15分枠になって、ちょっと雑になったのかも、と思ったのですが、全編通して観てみると、相変わらずのクオリティで、円盤買ってもいいんじゃないでしょうか。原画も観る人を惹きつけるために重要なのは言うまでもないのですが、動画師が自然な動きに気を配って細かく表現してくれることも、アニメにとって、とても重要ですよね。
・音楽
セカンドシーズンの時も思ったのですが、最初のうちは前作のOP/EDの方がいいな、と感じます。でも、回が進むにつれ、すっかり今回のOP/EDのファンにもなってしまっています。
・演技
今回はあおいを好きなゆえに揺れ動くひなた役・阿澄佳奈さんの演技が光ってましたね。とげとげしい雰囲気をいつも通りの柔らかな雰囲気に落ち着かせている井口裕香さんやフォローしている日笠陽子さん、小倉唯さんも出番は少なめですが、この作品にはなくてはならない存在です。東山奈央さんはさすがっす。自分的御三家(花澤香菜さん、早見沙織さん、悠木碧さん)に足して四天王としたい勢いです。悠木碧さんのような七色の声系ですよね。バイト先の先輩役・儀武ゆう子さんもいいし、スーパーサブ・相馬康一さん並みに声優歴は長いけどメインキャラはほとんどないバイト先店長(などなどなど)役・伊丸岡篤さんもいい味出してます。このアニメ、ファーストからキャスティングが良いなと思っていましたが、本当に相変わらずです。
正直、☆5でいいんですけど。
同じ職場で濃いオタクのおじさん(咲、哲也、このすば、などが好き。アニソン歌手のライブとかしょっちゅう行ってるみたい)と唯一好みが合うのが「ヤマノススメ」。腐女子の娘(バッカーノ!、黒子のバスケ、弱虫ペダルなどが好き)と唯一好みが合うのが「ゆるキャン△」。このふたつ、誰にでもススメられる筆頭格かもしれません。
自分、90年代から長いこと仕事が忙しすぎてほぼほぼ真っ白な期間があるのが痛いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿