2019年4月26日金曜日

同居人はひざ、時々、頭のうえ。

同居人はひざ、時々、頭のうえ。 総合:☆☆☆

連載中の漫画原作。漫画は読んだことないです。
2019年1月スタート全12話。
猫視点とエンディング曲で、なんとかかろうじての☆3です。

・ストーリー
小説家・朏素晴は、交通事故で亡くした両親の墓参りで出会った猫をきっかけとして、突然、ストーリーのネタが閃いた。素晴はこの猫から、これからも何かしらネタを得られるかもしれないと直感したこともあり、野良であった猫を飼い始める。ハルと名付けられた猫は野良のため厳しい環境で育ってきており、この人間があまりにか弱く、今まで失ってきた弟たちと重なって見えたことから、守ってあげなきゃ、と一緒に住むようになる。お腹一杯くれる餌に、釣られたのもあるが^^

・演出
前半は人視点で、後半は猫視点で、同じイベントを描く手法で、それぞれの視点の違いを楽しめる演出は良かったです。ただ、主人公がコミュ障で暗過ぎます。なんか、原作からそうなんですかね。推測でしかないので申し訳ないのですが、原作よりさらに暗くなるような、演出、演技指導、してるんじゃないか?と原作をつい庇ってしまいたくなるほど、ちょっと観ていて気持ち悪くなります。猫視点はCV・山崎はるかさんの明るい声音の力もあって、まずまず。でも、こっちも、弟を失う時の演出は、ちょっとテンポが悪くかつ中途半端な見せ方で終わっているので、今までの視聴者の経験で斟酌なしだと、感情移入までには中々進みづらい演出だなあ、と思いました。

・作画
今時のセル画アニメとしては普通じゃないでしょうか。猫は可愛いです。

・演技
小野賢章さんにしては。山崎はるかさんは良かったです。周囲の人はそれなりにちゃんと。

・音楽
オープニングも良かったですが、特にエンディング曲がお気に入りです。

人と猫とで視点を変えてみせた演出は良かったのですが、そこで描きたかったテーマをきちんと観る人に届けるところまでは、残念ながらいっていなかったように感じました。

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