2019年2月10日日曜日

サムライチャンプルー

サムライチャンプルー 総合:☆☆☆☆

オリジナルアニメ。2018年10月スタート。全26話。

・ストーリー
時代は江戸。琉球出身の自由奔放でブレイクダンスを織り交ぜた剣を繰り出す好戦的なムゲン。正当な剣術を身につけ実力は師匠をも凌ぎ冷静にして好戦的なジン。二人は食事処でチンピラに絡まれていたフウを助けようとした際、剣を交えることになり、フウの救出そっちのけで交戦するが、フウの賭けに乗り、なぜか二人して「ひまわりの匂いのするお侍さん」を探すフウの用心棒として旅に出ることになる。三人の波乱の旅の物語。

・演出
ムゲンもジンも強いけど俺最強、ではなく、3人して頻繁に絶体絶命に陥る展開が多いのが痛快爽快を求める人にはちょっと物足りないかもしれません。ただ、最強ではないけれど二人とも不死身です^^; 殺陣には目を見張ります。グロい場面もあるんですが、極力、人を殺さない方針なのも良いです。それでも結構死ぬんですけどね。セリフは必要最小限で悟らせ、不自然さがないのも気持ち良く観られます。テンポも間も良く、楽しめるとは思うのですが、26話にしたかったのか、ちょっとテーマから外れすぎる回があり、それが残念でした。17話で放映打ち切り。残りの9話はのちに発表される形でしたし、必要数分だけ制作してくれた方が、より良かったように思います。

・作画
これはすごいですね。派手な剣術バトルアクションはとても迫力があります。人間離れした動きもアリに感じるし、個性的な顔立ちのキャラクターが安定してしっかり動きます。特撮ではできないアクションでアニメならではです。目の表情なども見応えがありました。カットもクールだし、これだけでも観てみる価値はあると思います。

・音楽
江戸時代にしてはポップなんですが、それが妙にマッチしています、大抵は。ちょっと外したなーと思うシーンもあるものの、ご愛嬌で済ませられます。

・演技
川澄綾子さんですね。この後に出演されたfate/stay nighyのセイバーさんとは逆に可愛らしい娘役に馴染んでました。ジンの人がなんか元気なさすぎで気になりました。

江戸時代に現代をうまくアレンジした独特の世界観が楽しめます。

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