2019年1月20日日曜日

軒轅剣・蒼き曜

軒轅剣・蒼き曜 総合:☆☆☆

台湾RPG原作のスピンオフアニメ。2018年10月スタート。全13話。

・ストーリー
姉妹と二人から兄と慕われていた幼馴染の暮らしていた村が帝国軍に襲われ皆殺しになった。姉は村から離れていたので助かるが、妹は帝国軍に両腕を切り落とされ、幼馴染は帝国に奴隷として連れて行かれた。姉は妹を助けながら旅を続け葛藤しながらも帝国への反乱軍に参加し、幼馴染は帝国の少女皇帝に気に入られ、立身出世を果たしていく。そして、姉妹と幼馴染は戦場で出会い、幼馴染を中心とした皇帝・姉・妹の複雑な三角関係が、彼らの未来を歪めていく。

・演出
それぞれの思いがすれ違いを生み、元に戻ることなく、どんどん泥沼にはまっていくダークシリアスな展開。少し駆け足だけど、相手を思うが故に広がっていくすれ違いの不幸は、最後まで先を予想させず、しっかり観せてくれました。残念だったのは、まだまだ序章だよ、という終わり方をしたことでしょうか。スピルバーグのバック・トゥ・ザ・フューチャーやスターウォーズのような感じ、ですかね。人気の高い両作品ですが、このような見せ方をされると、自分は引いてしまうので、あまり好きではないのです。スターウォーズでさえ引いてしまうのですから、このアニメでも、ストーリーはすこぶる面白いんだけれど、評価はどうしても控えめになってしまっています。

・作画
戦闘シーンとかはCGでいいんですが、普通の場面のセル画のクオリティはだいぶ下がってしまうのが残念でした。

・音楽
中華っぽい演歌?声優初の紅白歌手である水樹奈々さんの歌唱が圧倒的です。サントラはまあまあ。

・演技
水樹奈々さん、釘宮理恵さん、上坂すみれさん、松岡禎丞さん。実力派が画質の悪さも気にさせない演技で物語に引き込んでくれます。サブキャラもすごいです。

一人之下も結構喜んで見てますが、中華系アニメできちんと観たのはこれが最初ですかね。

0 件のコメント: