賢者の孫 総合:☆☆
2019年4月スタート。
連載中のラノベ原作。
全12話。
☆は、1期ではまとめきれていないと思ったためで、2期3期と続いて完結すれば、全体的な印象は変わるかもしれません。
・ストーリー
異世界の転生モノ。日本の若いサラリーマンが交通事故で死んだものの、異世界へ転生し、ある事件がきっかけで記憶が復活します。(異世界でなければ普通のリインカーネーションですね。)その際、この世界の最高峰の魔術師と魔道具師の老元夫婦に拾われました。魔法の素養が規格外で、周りを呆れさせるほどの力を持っていて、そこに高度な英才教育を受けたことでほぼ敵なしとなり、常識を身につけるために魔法学院に通い始めますが、時を同じくして人への恨みから、魔人化し魔人の力により世界を覆そうと企む勢力が台頭してきたことと重なって、彼と彼の学院での仲間たちとが数々の事件に巻き込まれていく様子が描かれます。
・演出
まず、前世の記憶を持っていても、それを知恵として使わ(え)ない設定は、幼女戦記などの他の転生モノとの大きな違いだと思います。この為、異世界転生は彼の規格外な魔力の理由付けでしかなく、少々安易に感じます。
また、ハーレムではあるけれど、早々に婚約するのも珍しいかなと。ただ、一目惚れなんで、同様に当初からほぼほぼ特定されていた魔法科高校の劣等生より奥行きには欠けます。
上記含め、総じて設定が薄いので、もういっそ、チートな最強ヒーローを演出してくれると良かったのですが、規格外ではあるものの、常に圧倒的というわけでもないので、いささか消化不良気味なお話になりました。
終わってないのも辛いですね。
☆3でも良かったのですが、2期3期と続き完結して面白そうだったら、まとめて観る方がいいんじゃないでしょうか、ということで☆2です。
・作画
普通じゃないでしょうか。作画が円盤を買う決定打にはならないかなあ。
ちょっと脱線します。セル画アニメーションはいずれCGに置き換わると思っていますが、どの作品も、美術はかなり良いですよね。多分、デジカメでの実写からの変換、描き起こしをうまく利用しているのだと思っていますが、ほぼ動きのない所では、すでに、一から手描きではなくとも、高水準に達しているんでしょうね。
・音楽
劇伴音楽として気になる点はなく、シーンをよくサポートしていたと感じました。
・演技
すみません。あまり馴染みの人はいないのですが、特に違和感なく観ることができました。もうちょっと夏凛の長妻樹里さんの出番があれば^^
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