2019年2月19日火曜日

恋物語

恋物語 総合:☆☆☆☆☆

ラノベ原作。2013年11月スタート。
セカンドシーズンと呼ばれるお話全28話(総集編除く)のうち
5番目に放映されました。原作では6番目のエピソード。
ひたぎエンド 全6話。

・ストーリー
囮物語で死亡フラグを立てられた阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎ。戦場ヶ原ひたぎは恋人を助けるために、怨讐をこらえて貝木泥舟に助けを求める。

・演出・作画・音楽
安心の通常運転^^
「中年のおじさんが主役で出ずっぱりのアニメがオンエアされるなんて、やたら斬新」と副音声で言われてましたが、女の子が主役のアニメにしか、基本好感を抱かない自分でさえ、最後まで目を離すことができない展開でした。伏線、フラグがどう回収されるのか、全く予断を許さないんです。貝木泥舟=詐欺師=言うことなすこと胡散臭い、と刷り込まれているため、斜めからしか見られないんです。そもそも、オープニングからして、胡散臭い。でも、本当だったのかもしれない。この視聴者心理をうまくついて物語を進めていくストーリー、そして、その原作の魅力を損なわない演出。見事です。
羽川翼の慧眼(by貝木泥舟)の表現の仕方も爽快でした。
ここでも阿良々木くんはどうしようもない子供です。鬼物語での死体人形の辛辣さも良かったんだけど、千石や戦場ヶ原に対しても含め、大人の男のたしなめ方はやはりハマりますね。

・演技
8割がた貝木泥舟の語りなんじゃないか?w この特徴ある台詞回し、物語シリーズ初登場の時は、本当に嫌なおじさんを表現するにぴったり、と思ってたのですが、同じ語り方をしていても、恋物語ではむしろ愛嬌さえ感じます。三木眞一郎さん、すごいです。セカンドシーズンは、なんだこいつは、と思わせることが多かったファーストシーズンのキャラを見直すためのシーズンでしたね。月火ちゃんを除いてw いや、月火ちゃんこそある意味見直すことになったキャラだったのかもしれません。メインになったのはファーストじゃなかったけどw

さて、ガハラさんに、あの人の頭の良さは次元が違う、と言わしめた羽川翼vs忍野扇の終物語に続きます。

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