2018年10月4日木曜日

ハイスコアガール

ハイスコアガール  総合:☆☆☆☆

9月に完結した漫画が原作です。この冬には単行本も最終巻が出て完結するようです。原作は単行本既刊既読です。
2018年7月スタート12話放映ですが、未完(と言っていいでしょう)で、残り3話あると宣言しての一旦終了です。続きは来年3月だそうです。ただ、その3話がほぼ有料じゃないと観られないというのは、さすがはスクエニ、この会社の集金力は半端じゃありません。昭和の昔の紙芝居屋を連想いたします。子供相手にも容赦なしです。
この12話のみでは、円盤買っても良い、とは思えないし、言えないので、☆は4つに止まりました。
ちなみにこのアニメは1990年初頭に盛り上がっていたゲーム愛に満ちていますが、作者もしつこく言ってる通り、ラブコメです。ゲームはギャップ萌えの道具として捉えても良く、昔のゲームに懐古趣味を持っていない若い層でも、ラブコメとして面白く観ることが出来るのではないでしょうか。当時のゲーセンがどういうイメージを持たれていたかが実感として湧かないのは多少辛いところかもしれませんし、主人公たちと原作者は同い年なので、当時の雰囲気やアーケードゲーム、家庭用ゲームのイメージ・表現に原作者の実体験が詰め込まれているのは間違いないと思うのですが、純粋にラブコメとしても面白くなっているのは、すごいな、と思います。

・ストーリー
成績優秀運動万能な大野晶。品行方正を絵に描いたような美少女は、実はゲーセン大好きな天才ゲーマー。ゲームだけが取り柄の矢口春雄は対人対戦格闘ゲームで、惨敗を続けていましたが、その相手が同級生の晶だと知り、最後の50円で、対人ゲームのタブーを無視してまでも勝利をもぎ取り、怒りのリアル鉄拳をくらうところから、二人のゲームを介したラブストーリーは始まります。
ほぼ原作通りです。あと3話足したとしても、原作のエンディングとは異なるか、結局は途中までになるように思います。原作通りに終わらせるとしたら、かなり端折る事になりそうです。

・演出・作画
動きが不自然です^^ でもまあ、原作の小学校の先生の口癖と同様、可愛いから許しちゃいます^^; 原作の押切蓮介さんは、本来はホラー漫画家だと自分は思っていますから、ラブコメにも関わらず、やたら気持ち悪い画になることがあり、それが味ではあるものの、ちょっと引くこともありました。でも、アニメにはこれがあまり無いです。また、漫画がこなれてきた状態のキャラクターデザインで安定してアニメ化されているのも良い感じです。

・音楽
OP/EDはとってもお気に入りです。

・演技
ヒロインの晶役・鈴代紗弓さんはフーとかムーとかモガ〜しか言わないですからねえ。
ライバルヒロインの小春役・広瀬ゆうきさんは個人的にはすごく良かったです。原作ではちょっと暗い印象だったのですが、演出か演技指導か演技力かはわかりませんが、どちらにしろ広瀬さんの声によって、明るく可愛く面白く生まれ変わった感じがします。
春雄役・天崎こう平さんも良かったです。

円盤買ってもいいレベルだったんですが、このやり方されると、原作漫画だけでいいかなと。まあ、版元がやっぱりスクエニなのは悔しいですがw あと1巻だし。

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