魔法少女特殊戦あすか 総合:☆☆☆
スクエニの漫画原作をアニメ化
2019年1月スタート全12話。
・ストーリー
異世界からの襲撃を精霊族の力を借りて撃退した人類。その時、前面に立って人類を救ったのは魔法を使える魔法少女たちだった。生き残った魔法少女5人はマジカルファイブと呼ばれる英雄となった。しかし、異世界からの侵略と戦った魔法少女たちは彼女ら以外にも多数いて、マジカルファイブの仲間も戦いの中で多くが死んでいった。大戦が終わった後、マジカルファイブはそれぞれの目的のため世界に散ったが、みんな心に何かしらの傷を負っていた。
マジカルファイブのひとり大鳥居あすかは、犠牲になった仲間たちのことが忘れられず、そして、異世界を撃退したにも関わらず、一向に平和にならない世界の中にいて、自分らの戦い、犠牲になった仲間たちの意味を見失い、虚無感を抱いていた。
しかし、傷ついたあすかが癒される間も無く、依然混沌としている世界は、彼女を表舞台に引っ張り出していくのだった。
・演出
そんなに悪くないと思うのですが、何せ物語の途中を切り出した形でアニメ化しているので、12話ではどうしても説明不足に陥ります。映画「ターミネーター」のラストのセリフ、「嵐がくるわ」は、ターミネータを一つの物語として完結させつつ、人が生きている限り物語は終わらない、と言うような印象を与えてくれて、素晴らしいエンディングだったと思うのですが、これに匹敵する、続きがあるにも関わらず、しっかり完結させられるエンディング、なかなか観ることはできないものですね^^ このアニメでは、変な女のセリフを最後の最後の一歩手前に追加して2期があるような伏線を張ってるんですが、蛇足です。そんな思わせぶりな演出をしないで、素直にアスカのセリフで終わらせた方が、ずっとスマートに完結させられたと思いますし、その上で2期を作ったとしても、誰も怒らないと思うんですけどねえ。
マジカルファイブそれぞれがおった心の傷の観せ方は、なかなかシュールで、自分的には好印象でした。ここを深掘りできないものですかね。ええ、ええ、もう、魔法少女に夢なんか見てませんから^^
・作画
よくはない。中途半端でした。まあ、発展途上、と言うことで。
・演技
声優さんたちに文句はないですね。しっかりキャラを演じられていたと思います。
・音楽
OP/ED、よかったです。CD買ってもいいんじゃない?
世界観、設定、キャラはしっかり作り込まれていて面白そうだったんですが、如何せん短すぎましたかね、1クールでは。終わり良ければすべて良し、とはよく言ったものですね。そうでないことも多々ある、と言うことでしょう。
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