重神機パンドーラ 総合:☆☆☆
2018年4月スタートのテレビオリジナルアニメ。26話完結。
・ストーリー
量子力学を応用して開発したエネルギー発生装置が暴走。これが原因で動物が突然変異を始め、進化生物となり、人類はこれに駆逐されようとしていた。エネルギー発生装置の暴走から唯一生還していた開発者レオン・ラウは、対抗装置を開発して、人類滅亡の危機に立ち向かう。
・演出
若干、くさいんですよねえ。
家族契約第◯条。可愛いクロエ・ラウ嬢が、兄貴がわりのレオン・ラウのだらしなさをたしなめるために持ち出していた最初の頃は良かったんですが、まさか、この振りをクライマックスで回収してくるとは思いもしなかったです。夕陽に向かってダッシュしていた大昔の青春学園ドラマを観ている気分になりました。
また、陰陽太極図が、重要な意味をもってくるのですが、まさかの鍋物で伏線を張ってたなんて、その上、陰陽太極図もクライマックスできっちり鍋物で回収してくるし。もう、シリアスなんだかギャグなんだか、わかりません。
クイニー・ヨウが前半、刺された時には、重厚なシリアス展開かと期待したんですが、おいおい不死身だったのかよ。と、なんだか雲行きの怪しい雰囲気だなと不安になったことを思い出しましたが、ここまで真ん丸く一周回って終わるとは思いませんでした。
量子力学を持ち出して理屈っぽいSF風に始まった設定も、いつの間にかファンタジー。ギャグに始まり深刻になるのかと思いきや結局ギャグで終わるという、なかなか凡人には到達できない構成が、すごいっちゃあ、すごかったです。
・作画
メカの動きは今時らしく、とてもスムーズで迫力があります。キャラクターもメカの合間でかろうじて違和感のないように踏ん張ってます。テレビアニメとしてはトップクラスの印象です。全26話がこのクオリティなのはすごいです。
・音楽
OPもEDもよかったです。最初の頃のエンディングはアニメも込みで良かったです。
サントラは、普通かなあ。
・演技
さすが錚々たるメンバーですので、見応えがありました。
男性陣も相当良かったですが、まあ、それでもクロエがあまり出てこないときはちょっと寂しく思うくらい、東山奈央さんが良かったです。
花澤香菜さんが珍しくクールな女性、、なんだけど、結局、天然な役なので、安心のいつも通り。ただ、クールにボケてるので、ちょっと新鮮でした。
26話、なんだかんだで見続けましたが、ストーリーよりキャラに惹かれましたね。
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