2019年4月スタート。P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。
1期 全12話。
・ストーリー
統一戦争で猛威を振るった妖精を身に纏って戦う妖精兵。統一戦争が終わった後、彼らの力は無用の長物となり、社会で生きづらくなっていった。社会からあぶれた妖精兵たちの違法を取り締まる組織「ドロテア」。彼らも妖精を身に纏い、犯罪に手を染めた妖精兵たちと戦っていたが、そのドロテアに配属された新人女性隊員マーリヤ・ノエルは犯罪捜査中に、幼かった統一戦争時代に自分を助けてくれた恩人ヴェロニカ・ソーンと出会う。ヴェロニカの目的と彼女の行方を追いつつ、降りかかる任務に日々対応していくマーリヤの物語。
・演出
普通に見れるのですが、普通にすぎて、身に纏った妖精の能力や特徴をさほど意識させないため、妖精同士の戦い、妖精の魅力をあまり生かしていないのに、なぜこの設定に?とついつい疑問が先に立ってしまいます。似た感じの「ジョジョの奇妙な冒険」は無理にしても、2019年の夏アニメとして始まった「かつて神だった獣たちへ」さえにも届かないのはいかがなものなんでしょう。
テーマはそこにないから、なのかもしれませんが、それでは、統一戦争?統一戦時の英雄たちの戦後の政争?幼馴染の因縁?なにがテーマなのか、全く分かりません。というか、出だしはどう考えても幼馴染の出会いのお話に見えていたのにテーマが突然ブレたと感じてしまう演出です。1期ということなので、この辺含めた伏線を張ることに集中しているターンなのかもしれませんが、これだけテーマを発散させてしまっていると、本当に一本の線として回収されるのか、楽しみ、というより、不安になってしまいますし、そもそもたくさんの伏線を手広く展開しているため、それぞれの説明が不足しているので、取り残されてしまったまま1期が終わった印象です。2期につなげてもいいんですが、この1期だけ切り取って観せられても、あまり楽しめないなあ、との印象を受けました。
まあ、制作としては全部見てから感想を聞かせてくれ、てことですかね。なら、できれば、全部をいっぺんに見せて欲しい。
・作画
テレビアニメとしてすごくいい方じゃないでしょうか。さすがP.A.WORKS。3ヶ月、しっかり間をおいて2期が始まるので、作画に関しては不安はありません。
・音楽
挿入歌が結構いっぱいあるのですが、特に主張しているイメージはなく、劇伴として成り立っている感じでした。
・演技
市ノ瀬加那さんは役柄にしては声が優しすぎますが、基本的には皆さん、さすがですね。
2期も観るでしょうけど、1期を円盤に残すの諦めてHDDから削除してしまったから、大逆転されたらショックです^^。でも、いい意味でショックを与えてくれると、いいな。
https://twitter.com/fairygone/status/1157562552122933248
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