※アニメ、漫画などの聖地巡礼はあまり評判が良くないようです。マナーを守って巡るように心がけています。
なぜに「あにめにあ」で諏訪大社か。
アニメ「結城友奈は勇者である」の300年前を描いたイラストノベル「乃木若葉は勇者である」上巻に含まれる番外編「白鳥歌野は勇者である」の舞台になったのが長野県諏訪地方です。
西暦2015年7月。増長した人類の粛清を始めた天津神に、諏訪大社四社は御柱祭でも有名な御柱を拠り所に結界を張ります。そして、天津神との人知を超えた戦いのために諏訪大社の力を宿すことができた唯一人の少女・白鳥歌野に加護を与え、御柱を天津神の襲撃から守らせます。しかし、多勢に無勢。下社春宮、下社秋宮と破壊され、諏訪湖東南一帯に追い詰められた諏訪地方の人々は、西暦2018年9月、天津神の総攻撃を受けて滅亡します。
天津神の粛清が開始された当初、絶望した諏訪の人々。その先頭に立ってみんなを引っ張り、生活の基盤を築き、たった一人の勇者として無数の敵と戦いながら、三年間、人々に勇気を与え、諏訪の地を守り続けてきた白鳥歌野は、天津神の総攻撃を前にして、諏訪のみんなを助けられないと悟り、心が折れそうになります。その時、五人の勇者に守られた四国地方の態勢が整うまで、天津神侵攻を遅らせるお役目を担わされていたことを、巫女であり親友でもある藤森水都から神託として聞かされます。捨て駒にされたような、あまりに理不尽なお告げにも
「自分の戦いが無駄なものでなくて良かった」
と微笑んだ、と云われています。享年14歳。
白鳥歌野の最期の地は上社本宮周辺と推測されています。
というわけで、どうしても、かの地を見てみたい、と思ったわけです。
それにしても、西暦の勇者たちは壮絶な戦いを強いられていましたね。奉火祭(国譲り)により人類根絶を免れた時まで生き残れた勇者は、知られている八人の中で、わずかに一人、「西暦の英雄」乃木若葉だけでした。
そもそも諏訪大社にはいわゆる本殿というものはないそうです。本殿に御神体を祀っているわけではなく、上社では御山を、下社では御神木を御神体として拝しているとのことです。このように、諏訪大社は日本古代のアニミズムを今に残している神社で、生命の根源や生活の源を守る神なのだそうです。
なので、土地神として人に与するのは至極当然だったのでしょうね。
さて、東京から日帰りで行ける諏訪大社、四社まいり、始めましょう。
行ったのは今日(2018年7月17日)平日です。
【新宿7時0分発のスーパーあずさ1号に乗ると茅野に9時8分に到着できます】
茅野駅から諏訪大社上社前宮に徒歩で向かいます。諏訪大社のHPを見ると茅野駅から前宮まで約1.2kmと書いてありますが、これ、多分、直線距離です。茅野駅と前宮の間には川が二本流れていて、この橋を渡るために、迂回する必要があります。自分は悪名高いiPhoneマップの経路検索(徒歩)を使ってしまったため一旦南下し上川橋を渡った後、県道16号を通りました。この道、宮川を渡る手前まで、歩道はあってないようなものです。がんがんダンプ通ります。とっても危険な上、前宮まで40分程度かかりました。
【徒歩なら北上し国道152号線を東へ向かう。県道16号線にでたら南下するのが良い】
と思われます。
【茅野駅から前宮まで、徒歩で30分程度みた方が良いでしょう】
前宮に着くとすぐ右手に御朱印所がありますのですぐにわかるでしょう。諏訪大社では
【初穂料は500円】
となっており、少しお高めの部類に入ります。とはいえ、神様に対する気持ちですからね。500円以上でも全然良いわけです。
いわゆる御本殿は、そこから舗装された道路を200mほど登ったところにあります。案内板はありますが、舗装道ということもあり戸惑われるかもしれません。
【上社前宮本殿には案内板通り迷わず舗装道を進みましょう】
[上社神紋]
【前宮から上社本宮までは、それほど大変ではありません】
公式HP通り1.5kmほど。道も県道16号を東北に真っ直ぐ行っても良し、少し東側の道を使いながら行くも良しで、迷うことはないと思います。徒歩で15分から20分あれば着くでしょう。本宮自体、それほど広い敷地ではなく、御朱印所も右手の建物にありますので、迷うことはないでしょう。
【お参りして御朱印もらうまで大体2時間あれば上社は巡り終われます】
【上社本宮から下社へはどう向かえば良いか】
上社本宮の入り口にはタクシーの待機所があります。いないことの方が多いみたいで、電話番号も書いてありますが、上諏訪から来るそうで、少なくとも20分ほど待つみたいです。連休明けの平日だから、特にタクシーが少なかったのもありますが、作戦は練っておいた方が良いようです。
【季節が良ければ徒歩する所だったのですが】
距離も諏訪大社公式HPにあるとおり3km(多分4km位みて)4、50分はかかるでしょう。猛暑だったこともあり、結局タクシーを呼びました。上諏訪も茅野も大差ない、と近所のお土産物屋さんに聞いたのですが、これ、多分、
【タクシー使うなら、上諏訪駅より茅野駅までの方が安いと思います】
駅に着いて、ちょっと計算外だったのは、
【電車は1時間に1本くらいしか来ません。あらかじめ時刻表の確認を】
しておいた方が良いでしょう。駅に着いた時に丁度電車が行ったばかりだったので、1時間以上のロス。大して何もない駅周辺の散策は一瞬で終わるので、ほとんどタリーズでゲームしてました。せっかくタクシー使って時間節約しても、これでは意味がありません。
下諏訪についたなら、お年寄りでない限り、
【下社巡りは徒歩で十分かと思います】
自分は病気で、心臓の40%の機能を失っていますが、36度になろうかという気温の中、それでも、特に具合悪くなることもなく歩けました。
神社周辺の拓け方から考えると
【春宮から秋宮の順で巡るのが良いと思います】
列車の時間を考えた場合、時間をつぶしやすくなります。いつ帰ってもいいや、という方はこの限りではないのですけどね。
【秋宮、春宮ともに御朱印所の所在で悩むことはないと思います】
春宮は敷地が広くないので、御朱印所はすぐにわかります。
秋宮も、入って右手にありますので、すぐにわかるでしょう。
【お土産物を買うなら、できれば下社秋宮。次点で上社本宮が良いでしょう】
その他の二つの周辺にはお土産物やがないと言っても過言ではないかと。
お土産をゆっくり選ぶのなら、四社のうち最後に回るのは下社秋宮が良いのではないでしょうか。
【下社でもお土産見ながらお参りし御朱印もらうのに大体2時間で十分かと】
2時間ほど、諏訪湖周りの散策に回しても、19時には新宿に余裕で着けると思います。
自分は17時半には帰って来ていました。とにかく、電車のタイムスケジュールだけ、しっかりしておけば、日帰りで全然オッケーな大社巡りでした。
下社の神紋(大赦のシンボル、似せてますね)
上社の4本に比べ、根っこが5本になります。
下社秋宮神楽殿。
御朱印を最初にもらうと、こんな冊子もついて来ます。

(中)四社の御朱印をもらうと貰える記念品。栞と、箱の中はお菓子。
(中)のお守りと(下)の帽子は宝殿造営に奉賛金3000円納めると貰える記念品。8000円奉賛すると帽子がネクタイに変わります。また、上社下社で記念品のデザインが変わります。帽子の神紋が上社なら四本根、下社なら五本根。写真のは両社で、どちらでももらえます。ネクタイは上社は赤、下社は紺です。
【奉賛金を納めると貰える記念品は上社、下社で異なります】








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