2018年10月23日火曜日

長門有希ちゃんの消失

長門有希ちゃんの消失    総合:☆☆☆☆

むしろ原作を知らない方が青春ラブコメとしてすんなり楽しめるのではないかと思います。

・ストーリー
ライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」のスピンオフ作品である「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」のさらなるスピンオフ作品であるのが「長門有希ちゃんの消失」です。
もう、本来の「涼宮ハルヒの憂鬱」の設定は遥か彼方に消え失せて、普通の高校青春ラブコメディになっています。ただし、そこは、痩せても「涼宮ハルヒシリーズ」。一筋縄ではいかないライトサイコな展開が待ち受けています。世にも奇妙な三角関係(厳密には四角か?)が緩やかな日常に軽い波紋を引き起こします。

・演出
メインストリームとは違うのですが、涼宮ハルヒが抱えている憂鬱。それが何に起因しているのか、所々にかすかに感じられる演出が、なんとなくちょこっとざわっとします。良い意味で。

・作画
派手なアクションがあるわけでもないので、普通に安定して観ることができます。

・音楽
超名曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」を使うのは反則だろう^^ 見事な選曲です。

・演技
有希役・茅原実里さん、ハルヒ役・平野綾さん、朝倉役・桑谷夏子さん、そして、キョン役・杉田智和さんらのメインキャストがしっかりしているので物語を楽しめます。
茅原さんの声音はもうちょっと自然でも良い気がするものの、これこそ長門有希って感じもあるし、なかなか難しい。エンディング曲も歌ってますが、うまいんだけど、声が滑ってる印象を受けちゃうな。

まあ、これ単発でも十分楽しめます。

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