2019年1月19日土曜日

東京喰種 Re:

東京喰種Re: 総合:☆☆☆

完結している漫画原作。原作既読。
2018年4月1期スタート。全12話。
2018年10月2期スタート。全12話。
全24話

・ストーリー
人を喰らうことでしか生きることができない喰種(グール)。事故によりその喰種の臓器を違法に移植され、人だったものが喰種になってしまった特別の存在・金木研。当初は人と喰種両方の特性を持っていたことから自分の居場所に悩み続けるが、徐々に喰種になってしまった事実や喰種の置かれている立場に目を向けるようになり、喰種として生きるようになる。喰種対策局による隻眼の梟討伐戦の際、喰種対策局の死神・有馬貴将と戦い行方不明となった。しかし、死んだと思われていた金木研は佐々木琲世と名を変え、喰種対策局の捜査官となっていた。
ここから東京喰種Re:の物語は始まる。

・演出
とにかくカッコよく演出しようとしているように思います。原作通りにストーリーは進みますが、かなり駆け足で、カッコ良いセリフはそのまま残すものの、その前後や周辺の状況などは多少改変しています。原作が場面展開や時系列がわかりづらい表現になることが多々あるとはいえ、そこは端折っちゃうとニュアンスが変わっちゃうなあ、で、変わっちゃったお話が良くなったかといえば、逆にかっこ悪いなあ、と思うこともあり、あまりアニメ化に成功しているとは思えませんでした。あと、原作からして鬱展開になることが多いのでアニメでも最初の方は観ていてイライラします。

・作画
悪いわけではないのですが、漫画自体がよく描き込まれている作風なのと、アクションも結構迫力がありますので、アニメなのですから、それを超えられる作画でないと、どうしても物足りなく感じてしまいます。

・音楽
不協和音を効果的に使ったり、情感豊かなピアノ曲を前面に押し立てたりと、クールな曲が多いのですが、逆に前に出しすぎでシーンの中に溶け込めず耳障りになることもあり、少し残念でした。OP/EDもかっこ良いんですけど、気負いすぎな感じも。。

・演技
登場人物が多すぎる上に、人気アニメということもあり、役のことごとくが実力派声優さん。全部コメントするのはちょっと大変。意表を突かれたという意味で強いて挙げれば、天然ボケの役所で真価を発揮する花澤香菜さんですが、狂人役もお見事で、やっぱりうまいなあと思ったこと、そして、有馬貴将を超えるのではないかと思われる喰種対策局最強の奇人にして天才・鈴屋什造役を釘宮理恵さんが当てた事でしょうかね。

世界でも大人気のようで、確かにかっこいいんだけど、色々と良く理解できないところが多い作品でもありますね。

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