2018年8月15日水曜日

干物妹!うまるちゃんR

干物妹!うまるちゃんR 総合:☆☆☆

去年連載が終了したギャグ漫画が原作。
TVアニメ「干物妹!うまるちゃん」のシーズン2。12話です。
1期を観てからと思ったのですが、とりあえず。

・ストーリー
自分の好きな、昼行灯とは真逆のヒロイン。
外では美人で成績優秀、スポーツ万能、友達思いの美妹。うちでは腐女子に変身し、ブラコン、というか兄にぶら下がって生きているヒモ妹。でも、このわがままっぷりと2頭身キャラが、妙に可愛いんです。外の姿とうちの姿があまりに違いすぎて、両方の状態を知る友人でさえ、同一人物とは気づかないという、ぶっ飛んだ設定です。ギャップ萌えの究極ですね。さらに、オタク趣味を存分に発揮する時にはUMRというカッコイイ姿に変身し、いかした天才ゲーマーにもなったりします。
三者三様の魅力があり、かつ核となっている本来の人の良さは共通していて(干物妹の時は見えづらいけど)その優しさ、というか多くの場合は甘え上手ぶりに、ホッとするお話が多いです。

・演出
テンポも良いし、シナリオに不自然さもなく、干物妹の時のダメっぷりも許せる可愛さ、UMRではかっこよくなりすぎず、美妹も嫌味にならない演出で、安心して観られます。
シーズン2から観始めると、UMRってなに?と戸惑う登場の仕方だったり、クラスメイトとの関係も山を越えた後の感じがするのですが、このくらいは仕方ないかな、と思えます。まあ、この2頭身を表現するには実写では(NHK「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんなんかは居るけれど、まあ)無理でアニメ向きですよね。

・作画
すごく描き込まれているわけではないのですが、ギャグアニメとしては必要にして十分じゃないでしょうか。

・音楽
EDのうまるん体操がお気に入りです。シルフィンの決めポーズ「シュバフィーン」サイコーです。

・演技
なんと言っても、多重人格と言って良いヒロインをしっかり演じ分けてる田中あいみさんがすごいですね。

どういうわけか一番ひどい干物妹状態のうまるがヒロインで、とってもわがままな小さな暴君、おじゃる丸みたいなんだけど、おじゃる丸と違って、根がいいやつなのが良いですね。

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