2018年12月24日月曜日

うちのメイドがウザすぎる!

うちのメイドがウザすぎる!  総合:☆☆☆☆

「ママを忘れる奴のどこがりっぱなんだ!」

いや、贔屓の引き倒しになるであろうことは認めましょう^^
30分途切れず声を出して笑えたアニメは「ヒナまつり」以来でした。
そして、期待にたがわず、エンディングにいたるまで綺麗にまとめてくれました。
2018年10月スタート、全12話。連載中の漫画が原作。原作は読んだことないです。

・ストーリー
幼くして母親を失い、継父と一緒に暮らしているロシア人少女・ミーシャ。自衛隊任官中に帰省した際、雪の中、母親と遊ぶミーシャに撃ち抜かれていた度を越す幼女好きの鴨居つばめは、自衛隊を除隊した後、幸運にもミーシャ家の家政婦として雇われます。度を過ぎているとはいえ、鴨居が家政婦になってから、母親を亡くして塞ぎ込んでいたミーシャの心が徐々に明るくなっていく様子が描かれます。

・演出
若おかみは小学生」と同じく、主役の二人も悲しい過去を持っているんですよね。それをギャグで吹き飛ばしている原作の面白さを損なわないよう、声優さんの演技や音楽、アニメが演出しています。そして「ママのことも忘れて、毎日楽しく笑ってるんじゃないかってこと」に後ろめたさを感じていた優しいミーシャを、鴨居との生活は、いつの間にか前向きに成長させていました。このアニメを単なるギャグアニメにしていない良い部分です。
なんだかんだで、とことんめんどくさいマゾ・鵜飼みどりの登場も、中だるみさせずに良かったですね。ディスられるのがむしろ快感になるキャラが目の前にいたら諸手を挙げて降参です^^
ラスト2話、それまでに伏線は十分張られていたので、言わないでもわかる展開。こういう場合、下手すると見てて聞いててクサくなることが多いと思うのですが、このアニメではシリアスの中に、絶妙なギャグを交えてあって、うまく回避したな、と感じました。

・作画
劇場用に比べるとさすがに、という感じではありますが、キャラも安定しているし、可愛いし、なによりアクションがやたらしっかりしてます。

・音楽
OP /EDとも明るくポップで良いです。雰囲気が激しくアップダウンするシナリオに、サントラがきちんと追いついているのがすごいw

・演技
白石晴香さんのツッコミがうまい!まあ、原作・脚本のおかげではあるんでしょうが、それでも間やテンポ・テンションがうまく、作品に良くマッチしていたと思います。そして、それだけではなく、クライマックスでの台詞回しも、流石、演技派です。
ロリコン・鴨居つばめ役の沼倉愛美さんとの掛け合いも良かったです。ボケの沼倉さんもM・A・Oさん相手の時はツッコミになり、これも良かったです。色々こなせてすごいですねえ。
可愛い女の子役が多い長縄まりあさんが・人の言葉を喋らないフェレット・クマゴロー役で登場しているんですが、ハムスター3匹と共に相変わらず可愛かったです。

「あいつは私を怒らせることはあっても、傷つけるようなことだけは絶対しない。うざくて変態だけど。」

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