エガオノダイカ 総合:☆☆
タツノコプロによるオリジナルアニメ。
2019年1月スタート。全12話。
・ストーリー
架空の惑星内での大戦を描く。王国の王女は気高き信念を持つが、ゆえに戦争という非人道的混乱の中で、決断を鈍らせることになり、いたずらに犠牲を増やしていく。それでもより一層、自らの信念を貫くことを決意し、世界全体を巻き込む一般生活にも多大な影響を及ぼす基幹エネルギーの利用の放棄を計画、実行することで、強制的に戦いのない世の中を作ることを目指していく。敵国で生まれ、過酷な人生を歩み、王女と真逆の環境の中にいた一兵士は、全ての仲間を守りたいと考えて戦場に立っていた。そして、最後の最後に二人の運命の輪がつながる。
・演出
これは厳しい。あまりに理想と現実のギャップが激しく、それを納得いく形で視聴者に提示できていない。さらに、二人の運命の輪を強調して告知していた割に、全く二人のリンクが取れていない。時と場所が離れていたとしても、エンディングを踏まえると二人の間にシンパシーが沸き起こらなければならないが、説明が不足しているために、エンディングの動機付け、その行為に説得力がない。練り込みが足りなすぎると言わざるを得ない。
・作画
これも厳しい。とても円盤をお勧めできるレベルにはない。
・音楽
OP/EDはそれなりだけど、特に印象には残らない。
・演技
せっかくの花守ゆみりさん、早見沙織さん、佐藤利奈さんの演技が、作画に引きずられて感情が伝わってこない。もったいなさすぎる。
所々のエピソード、伏線は惹かれる部分があるんだけれど、何せ、収拾の付け方が、稚拙、と、つい、言ってしまいそうになります。(え?言ってるって?w ええ、言ってます^^;)
タツノコプロ。マッハGoGoGo、ハクション大魔王、タイムボカンシリーズなどで、子供の頃とても楽しませてもらった制作会社だったのに、一体どうしちゃったんでしょう。
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