2018年5月5日土曜日

ヤマノススメ vs ゆるキャン

ヤマノススメ 総合:☆☆☆☆☆
ゆるキャン  総合:☆☆☆☆

魔法使いモノから全く異なる分野ですが、要はなんでも観ます、女性が主役なら。
前者は第一期が5分枠、第二期が10分枠アニメ。後者は通常の30分枠アニメです。短編枠アニメでこれだけのクオリティに敬意を払い星5です。ゆるキャンも限りなく星5に近いです。

・ストーリ
原作が漫画で現在進行形の2作品。明確な結末があるわけでもないので、その点、まとめ方を気にすることなく安心して観られます。とにかく、これ観ちゃうと、山に登りたくなり、冬キャンプしたくなる安心の面白さです。専門家的には、いろいろ危なっかしいこともあるようなのですが、大人の皆さんには、これをハウツーバイブルにしようとする人はいないでしょう。モチベーションさえ上げてくれれば十分だし、その役割をきっちり果たしていると思います。そもそも、両作品共、女性同士の友情の物語であり、媒介として山登りや冬キャンを使っている構成なので、お話として、まずは面白いのです。
少し脱線します。現在進行形の漫画に「山賊ダイアリー」という人気作品があります。こちらは、人があまり知らない狩猟の世界や、捕った獲物の料理を紹介することに、どちらかといえば徹することで成功している作品なのですが、このような、未知の分野紹介漫画とは異なるのが「ヤマノススメ」や「ゆるキャン」の持ち味です。

・作画
絵柄も、安定した原画も動画も、「ヤマノススメ」の方が好ましく筆者は思います。絵柄は好みもありますからね。「ヤマノススメ」はあまりデフォルメした表現を使わず、普通に可愛い感じです。「ゆるキャン」はデフォルメが可愛いです。

・音楽
サントラは背景として優秀です。それより、OP/EDの曲が、この2作品共、かなりお気に入りです。「ヤマノススメ」に至っては、5分枠なのに、ここを飛ばして視聴なんて、出来ないなってくらい。

・演技
「ヤマノススメ」は本当に5分枠なのか、と疑いたくなるほど、実力派の声優さんを揃えていて、「なんだコイツ」というセリフにもなぜか悪意を感じさせない、口喧嘩でもなぜかトゲトゲしさを感じさせない。「ヤマノススメ」のふんわりした世界観を壊さないでくれています。井口裕香さん、阿澄佳奈さん、日笠陽子さんに小倉唯さん。最後の方でパーティに加わる東山奈央さん。ヒロインの母に久川綾さん。名前だけでもびっくりですが、名前がなくても、そのお芝居にびっくりです。
「ゆるキャン」もキャラの区別がつきやすい配役、演技で、良い作品にしてくれていると思います。中でも、花守ゆみりさんは、「ゆゆゆ」で三好夏凛の水泳に感動して声をかける女子生徒役から「鷲尾須美は勇者である」の三ノ輪銀役に駆け上がってきた人なので、気になってます。銀とは全く異なる声とキャラの各務原なでしこ役でもぴったり演技。びっくりです。


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