アニメーション映画。
・ストーリー
成金の息子と没落貴族の娘の政略結婚。お見合いからでも、いつの間にか愛に変わっていく物語に、ちょっとした勘違いから彼に一目で恋に落ちた幽霊との三角関係が絡んでくるファンタジーものです。犬夜叉の三角関係(犬夜叉、桔梗、かごめ)が許せるのは、三人目が人ではないところ(犬夜叉の場合は生まれ変わりという飛び道具まで使っているのがすごい)にあるように、このアニメでも、ドロドロとした展開に陥らず、少し切なくも爽やかさが残る作品に仕上がっています。
幽霊の描写が不気味なんです。でも、最後には可愛く見えてくるストーリー、テンプレっぽくはありますし、評価のあまり高くない作品のようですが、自分は値段も含めて考えると、お勧めできると思います。
・演出ミュージカルが苦手な人には合わないと思います。急に歌い出すのがダメ、不自然、てな意見をよく聞くのですが、少なくともこの作品では、あまり不自然さを感じませんでした。自分はミュージカル肯定派ですので、そこは差っ引いてください。感情を確実に伝える表現手法として、あり得ると思いますし、不自然いうなら、BGMも否定して欲しいところです。リアル世界で海水浴中、サメに襲われる時に、いちいちジョーズのテーマが流れてくれれば便利この上ないですが、ありえませんよね。あの音楽で恐怖心をあおっているわけですから同じように否定しても良いわけです。まあ表現が行き過ぎていると感じる方の意見もわからなくはないし、下手なミュージカルなら、自分でも同様な気分になることもありますから、ミュージカルを敬遠される方がいても自然とは思います。アンチミュージカル派のタモリ(すみません、自分この人、ものすごく苦手です)の「笑っていいとも!」に出演した細川俊之が「それは良いミュージカルを観たことがないんだね」とバッサリ反論を許さなかったことがありましたが、ちょうどこのオンエアを生で見ていて、なかなか興味深かった思い出があります。
・作画
ストップアニメーション。セル画ではないので立体感があります。
・音楽
ミュージカルですしね、サントラ買って良いレベル。
・演技
原本はティム・バートンが実写でも多用しているジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、および、エミリー・ワトソンらの名優さん方が声を当てています。正直、英語なんで、上手いのか上手くないのかよくわかりません^^;
吹き替えは声優さん主体で、両刀の方も多く、うまいと思います。
日本のアニメと何が違うってコストパフォーマンスですね。ハリウッド系のアニメは映画を観に行くのより安くで買え、好きな時に何度でも楽しめるのが良いです。日本のアニメのブルーレイは高すぎます。ディズニーでさえ、ここまで酷くはないのですが、なんでなんでしょうねえ。
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