2019年8月31日土曜日

涼宮ハルヒの消失(映画)

涼宮ハルヒの消失  総合:☆☆☆

2010年に公開された、ラノベ原作の劇場用アニメ。
涼宮ハルヒの憂鬱の続編にあたります。京都アニメーション制作。

・ストーリー 
憂鬱2期の後。クリスマス前に起こった時空改変についての原因と解決が描かれます。この世の神である涼宮ハルヒが引き起こしていたこれまでの異変から一変し、それまで陰日向に大活躍していた長門有希がストーリーを進めるための重要な役回りとなるお話です。

・演出
大げさ。原作読んでないからひょっとしたら原作からしてこんな雰囲気なのかもしれないけれど大げさです。エンドレスエイトの演出でも思いましたが、この察しの悪さ、鈍さをまさか映画でまで繰り返し見せられるとは思いませんでした。自分がもしこの状況に置かれたとして、こうまで動揺するかなあ。私小説風な世界観は悪くないんですが、それが自分自身の内面に向かいすぎると、観ていて辛くなります。世界の中心で一人で愛を叫ばれても、少し困ります。

・作画
さすが劇場用。段違いに良いです。ただ、スタジオジブリでも一時感じたことがあるのですが、セルが多すぎて動作に実際かかる時間を超過しているような、妙なスローモーション感を覚えることがあります。

・音楽
5.1chの音声も含めて、ちょっと不自然な感じが。なんか全体的にネガティブなんですが、そう感じちゃったものは仕方ないですね。
サティ・ジムノペディ第一番が効果的に生かされています。長門有希ちゃんの消失では亡き王女のためのパヴァーヌでしたが、時の洗礼を受けた作品には力があります。

・演技
長門有希役の茅原実里さんが涼宮ハルヒの憂鬱より若干よく喋り、そして効果的でした。でも、キョンの私小説風アニメは相変わらずで、杉田智和さんが大部分をしゃべっていたんじゃないでしょうか。今回も憂鬱2期と同じように演技力というより演出がどうにもいただけなく、少し鼻につくような感じはありました。憂鬱1期の立て板に水のように喋りまくっていた時のあの独特な世界観が、やっぱり懐かしいです。

1期だけでは完結せず、消化不良になるアニメが多い中、逆に2期以降が足を引っ張っている珍しいシリーズ。似たようなアニメですぐに思いつくのは機動戦士ガンダム
このアニメでのイベントの一つ、緊急脱出プログラムの選択肢で、起動しなかった場合は「長門有希ちゃんの消失」につながるわけですが、こちらは、ちょいとサイコなスパイスが効いた学園モノとして面白かったです。

2019年8月28日水曜日

涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱 1期  総合:☆☆☆☆☆
涼宮ハルヒの憂鬱 2期  総合:☆☆

1期2006年4月スタート全14話(放映順)
 朝比奈ミクルの冒険 Episode00
 涼宮ハルヒの憂鬱I〜II
 涼宮ハルヒの退屈
 涼宮ハルヒの憂鬱III
 孤島症候群(前)
 ミステリックサイン
 孤島症候群(後)
 サムデイ イン ザ レイン
 涼宮ハルヒの憂鬱IV
 射手座の日
 ライブアライブ
 涼宮ハルヒの憂鬱V〜VI
2期2009年4月スタート全14話(放映順)
 笹の葉ラプソディ
 エンドレスエイトI〜VIII
 涼宮ハルヒと溜息I〜V

ライトノベル原作。
円盤は発売された時期により収録話数が異なるため、感想を分かり易くする目的で放映順を列挙しました。1期は時系列の工夫が成功しており、内容も、予測のつかない涼宮ハルヒの思考と特徴ある登場人物の思惑が錯綜し、完結してはいないものの、納得いくエンディングで締めたのに対して、2期は暴神が考えていることの予想がつく範囲のわがままで周りを振り回しているだけのエピソード3話の集合体になっていて特に一本のアニメとして成立させる気が無かったと思われること、エンドレスエイトはやりすぎだと思うことから、受けた感想は天(絶賛)と地(苛立ち)ほどの差がありました。

・ストーリー
涼宮ハルヒが入学早々の自己紹介で発した言葉は「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、私のところに来なさい。以上。」そして、常に何かを睨みつけているような表情を崩さずせっかくの美人を台無しにしていた。さらに、この自己紹介はシャレではなく本気であり、その奇行は中学時代から有名であったと前の席に座る通称キョンは同じクラスになった気の合う仲間でハルヒと同じ中学出身だった友人から聞くことになる。そんな彼女になぜか気に入られたキョンは無理やり新しいクラブを作ることを手伝わされることになる。そこから涼宮ハルヒとそこに集められた部員達との奇妙な日常が語られていきます。

・演出
キョンの私小説風アニメ。とにかく、彼が心情を常に喋ってアニメは展開されます。設定は日常ですがSFアニメです。
1期では原作の時系列をいじって深みを増しつつ、エンディングを綺麗にまとめることで、完全完結ではないものの、ハルヒを筆頭にしたSOS団団員の絶大な魅力と謎に包まれた世界観の解きほぐし方で、この作品を名作に仕立て上げました。このため、続編を待ち焦がれていただろうファンが多かったのは想像に難くありません。
そんな中、放送開始された2期では、各キャラの魅力が薄まってしまいました。キャラ設定がとんがりすぎていたことで生じた慣れではないだろうと思いますので、これは「エンドレス」で、全く同じ話を冗長に繰り返し観せ続けられた所為で、見慣れてしまった、と言う事でしょう。また、「溜息」の方では、映画作りの中で、一般人が容易に考えつく程度の暴走というか奇行というか普通のワガママにハルヒの行動が終始していますので、触らぬ神に祟りなし、ただ単に各キャラがハルヒ神にお供え物をし、ご機嫌をとるためだけのエピソードに過ぎなかったから、キャラに新たな不思議や発見を見いだすことができなかった為、魅力を失ったと感じています。

・作画
1期から良いです。円盤買えます。海外版なら。ただし、コレクションとして2期を手元に、という気持ちは湧きますが、冷静に考えると2期の円盤は不要です。
2期になる程、作画は良くなりますが、エンドレスエイトでは多少ではありますが作画が変わるので、たまにハルヒが平沢唯になる回があったりと、まあ、そういう楽しみ方ができる工夫は凝らされています。なので、こんな些少な差異を楽しむために繰り返し見ることができる研究肌の方には、身を挺して止めたりはしないですけどね。

・音楽
劇伴としてとても良かったと思います。

・演技
よくしゃべるキョン・前野智昭さん、元気なハルヒ・平野綾さん、涼しげな古泉・小野大輔さん、無口な長門有希・茅原実里さん、ここまでアニメ声にしなくてもとは思うものの情けない先輩役には良かったのでしょうかの朝比奈役・後藤邑子さんら、少ない主要人物で、ストーリーに集中させてくれます。2期ではオットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団のバッハ「マタイ受難曲」で、超スローテンポで歌わされた声楽陣の苦労をなぜか連想し、声優さん方の受難に思いを馳せたりしました。ただ、「マタイ受難曲」は聴く方は幸せでしたが、このアニメの2期は、観る方にも苦痛を与えているので、公共に創作物を提供するこの姿勢について、制作・製作への反感しか湧きませんでしたけどね。

とにかく、1期は良いです。

2019年8月24日土曜日

幼女戦記 映画版

幼女戦記 映画版  総合:☆☆☆☆☆

2019年2月公開の劇場用アニメの感想です。ブルーレイでの視聴です。
小説(ラノベとは呼べなくないか?この重厚感は^^)が原作。本編約98分。
テレビアニメ版の続編であり、テレビ版を繰り返し観ていますので、純粋にこれ単体での感想を語る資格はありません。
ただ、これだけを観るのはちょっときついと思います。ヒロインのターニャとは何者なのか、帝国とは、この戦争とは、第203魔導大隊とは、の説明がなされていませんので、テレビ版を観ていることは必須、だと感じています。ゆえに、☆の数はあくまでテレビ版から観ている方向けの指標です。逆に、テレビ版含めて続けてご覧になることをお勧めできるアニメ、とも言えます。ただし、小学生以下は観れません^^; PG12指定です。


・ストーリー
アーバンはテレビアニメ版のエンディングの続き、南方戦線での第203魔導大隊の活躍から始まります。そして、共和国・協商連合からの火の粉を振り払ったと思いきや、新たに帝国への侵攻を開始した連邦との緒戦についてが描かれます。この時、多国籍義勇軍として連邦に派遣された部隊に、テレビアニメ版終盤の回転ドア作戦内斬首戦術後の第203魔導大隊を急襲し、初めて大隊を窮地に陥れた元協商連合の故アンソン・スー大佐の一人娘で合衆国に亡命していたメアリー・スー准尉も含まれていました。怨讐のメアリーvsターニャの物語の始まりでもあります。

・演出
戦場の真に迫っている、とは言えません。狂気をよく伝えてくれてはいますが、それでも戦争を舞台とした娯楽作品です。架空世界とはいえ、現実に近いif世界のような位置付けなので、リアルと錯覚しがちですが、そこは割り切ってきちんと観れる世代向けのアニメになります。その上で、最終的にこの行き場のない戦場に立たされ、生き残るために死力を尽くす兵士たちの悲哀が描かれています。圧倒的な物量の前にひれ伏しそうになる状況は、先の大戦の枢軸国側の悲劇を連想します。魔力がつき最後は銃剣で戦闘機に立ち向かう、ナイフでの白兵戦にまで追い詰められる演出は、判官贔屓も相まってヒロイン側に感情移入しやすくしています。
東部戦線に送り込まれる際のウーガ中佐の表情など、言葉にしない細かい所作、敵が聞いたら激昂するであろうターニャのウィットの効いたセリフ、生まれ変わる前の世界における記憶をうっかり口にして周りにポカンとされたりなどの言葉での表現との組み合わせによって、根拠や状況や心情が上手に伝わるよう、よく考えられた演出だなと思います。
一つ気になるところを挙げるとするならば、(実はターニャ以外もよく使う)「どうしてこうなったー!」が決め台詞なんですが、こうなった原因の『ターニャと周囲との思惑のすれ違い』は、原作や漫画と違い、あまり効果的に演出されていないのが、アニメ版の最大の短所かもしれませんし、そうすることで戦争を茶化し過ぎていない印象を与えているのは長所かもしれません。ここはひょっとすると賛否が分かれるところかなあと思います。
ターニャは周りの人から度を超えた好戦的な愛国者と思われていますが、ターニャ自身は厭戦的で保身を優先する寧ろ極度な合理主義者です。そこへ、自分の生存はおろか、上官の指示や周囲の迷惑をも顧みず、親はもとより味方に仇なす悪魔を滅することしか眼中にないメアリーの登場。全く非合理です。徹底した戦闘行為を繰り返し続ける常軌を逸した彼女と本来のターニャとの対決がこの映画の最大のテーマになっています。仇が幼女と知っても全く念頭におくことなく復讐に些かも躊躇しない少女メアリーに躊躇するターニャ。戦闘中、ハッと気づき冷静に合理的に考え直し、決断するターニャでさえ、突き進めなかった壁をいとも簡単に超えてくる狂気には、完全無欠の合理主義者でさえ勝てないのか?という極端な対決を演出・作画・音楽・演技で観せてくれていて、物語の中に引き込まれます。観たのは休日の昼下がりという一番眠気を誘う時間帯だったにも関わらず、全く目を逸らすことが出来ませんでした。
本当は信仰も絡んでくるんですが、、さすがにそれも踏まえた感想を述べるのは危ないw

・作画
もともとテレビアニメ版も良かったのですが、さらに描き込まれていますしよく動きます。メアリーvsターニャの一騎打ちもアンソンvsターニャ以上に迫力を増しました。キャラデザとしてはターニャの顔がちょっと濃くなったかな。でも、コーヘン少佐に見せた笑顔はかつてなく可愛かったです。ヴィーシャは少し可愛くなった気もw。ケーニッヒ中尉もちょっと顔がきつく修正されたようです。と幾分違和感もありますが、基本的にはテレビアニメ版から安定継続してくれています。

・音楽・音声
代名詞でもあるテーマ曲はそのままにいくつか新曲が追加された音楽です。楽曲単体としても聞き応えがあるのは相変わらずです。
そしてなにより音声DTS HD MasterAudio5.1chの威力はすごい。テレビアニメ版のブルーレイの重低音もかなり迫力を増した音声に修正されていてびっくりしたものですが、劇場用に作った5.1chは更に効果的に魔力の威力の違いによる恐怖を見せてくれるものでした。

・演技

ターニャ役は、どんなアニメでもエンドロールを見るまで出てたのか出てなかったのか油断ができない七色の声を持つ悠木碧さん。この映画ではテレビ版にあったような妖怪じみた表情をすることがない反面、戦闘中に圧倒的な敵を目の当たりにして考え込む場面が多く、理屈っぽくシリアスで少しニヒリストっぽい、鼓舞することはあっても激高することが少ない演技で、ターニャが実は冷静な合理主義者であったと意識し直すことを助けてくれました。そう、テレビアニメ版では「幼女の皮を被った化け物」が前面に出ていて、その狂気が印象に残りやすかったのですが、実は狂気とは違うんでした。それはテレビアニメ版でも第一話でネガティブにこの表現を使ったレルゲン(cv.三木眞一郎さん)が最終話ではポジティブに発声していたことも思い出させてくれました。

メアリー役の戸松遥さんも絵柄に合わせた声色で演じ分けができるすごい人です。今回は少女としての声での狂気の演技が凄まじかったです。チャラい女子高生やらせても、うざい女子高生やらせても、名古屋訛りな女子高生やらせても、鬼の少女をやらせても、その役になりきり、期待した通りの感情が沸き起こるように観る者を誘導する演技力は自分的御三家(ちなみに花澤香菜さん、悠木碧さん、早見沙織さん)の3人に絞り込むのはやっぱり無理ゲーだったなあと、この方の演技を観る度に思わせてくれます。

連邦の列車砲を評して「でかい、もろい、よく燃える、まさに完璧な標的ですねー。」新兵になってからずっとターニャに付き従っていたためか、ちょっと感覚がおかしくなってきたヴィーシャ役には先の二人と対照的な早見沙織さん。もちろん違う声も使えるのですが、ヴィーシャは早見さんらしい唯一無二の相変わらずの優しい声で、ターニャよりずっと戦闘狂に近いセリフを飄々と、また成長した副官としてきりりとしたところも見せつつ、その演技力だけでヴィーシャたらしめる魔法をかけてくれます。これはこれで相当すごいと思うのです。
もちろん、他の声優さん方も期待に違わずだったのですが、映画版ではやっぱりこのお三方に尽きるかな。ツイッター用のアイコンもこの3人しか用意されていないしw

次はまたテレビに戻ってきますかね?^^

2019年8月23日金曜日

けものフレンズ2

けものフレンズ2  総合:☆☆

2019年1月スタートのテレビアニメの感想です。
オリジナルアニメ。全12話。「けものフレンズ」の2期になります。
けものフレンズプロジェクトの流れを汲んでいるので、設定、背景は同じですが、声優さん以外の制作は前作から一新され、雰囲気やテーマなどは全くの別物になった印象です。

・ストーリー・演出
前作は『元気と陰気の絶妙なバランス感覚の上で成り立つ世界観を「愛嬌のある台詞回し」「明るい絵柄」「暗い設定」「今までにない動きの作画」』で自分を確認するための旅が演出され、ヒトとしての特徴とけもの達の特徴が程よくブレンドされてフレンズらしい絆が徐々に築かれていき、納得のフィナーレを迎えるのですが、
今作は目覚めた時に持っていたスケッチブックに描かれた絵を頼りに、お家に帰りたがるヒトが「普通の台詞回し」「平面的な絵柄」「突然降って湧きおこる設定」「ぎこちない動きの作画」で、けもの達にいつの間にか発生した何もできないヒトへの一方的な善意に助けられる旅が語られます。
「けもの」達の不思議もジャパリパークの不思議もセルリアンの不思議も前作で既に解決済みのため、ただただ絵に描かれた場所を探し、その場所で発生する「けもの」とのふれあいイベントドリブン型のアニメです。どうやら、これらのイベントを伏線とし全編を通して、お家とは形あるものではなく、絆であると訴えたかったようなのですが、なんか、都合のいいやつだな、と受け取れちゃう物語でした。
また、けもの達はジャパリパークの危機に立ち上がっている風なので、大切なのは箱なのかそうじゃないのかはっきりしないこの辺のブレも気になってしまいます。ビーストも一体何のために登場したのかよくわからないし、制作はピンチヒッターで大変だったのでしょうが、前作の雰囲気を引き継ごうという気持ちが希薄なのも確かなようです。幕間のけもの紹介も実写に変わって、前作のなんかバカっぽい雰囲気ながらも本編と地続きにあるような味のある演出が、とつぜん動物図鑑を挟んで来られてファンタジーから現実世界に引き戻され、なんか興ざめでした。まあ、一事が万事そんな感じで、練りこまれず、やっつけ仕事感が漂っているため、物語に入り込むことがなかなかできなかったので、まあ、前作だけ観ておけばいいかな、という☆の数になりました。

・作画
綺麗ではあります。ハイスコアガールがアリなら円盤購入にも作画的には問題ないんじゃないでしょうか。自分は金さえあれば意地でも前作の円盤買うかもしれないけど、こちらは総合的な観点からも別にいいかな。BDに焼かず、HDDからも削除しちゃってるし。

・音楽
ここは変わらないなあ、と思ったら、前作と同じ方が担当してましたね、やっぱり^^

・演技
逆風吹き荒れる中、声優さんはしっかりしてたと思います。サーバル・尾崎由香さんはいいです。「なにこれなにこれ」とか「たべないよ」とかなんか可愛らしかった前作の脚本とは違う中、サーバルの雰囲気を壊さないでくれていました。それ以外の方も結構揃っていたのですが、なにぶん登場けものが多く、せいぜい関西弁まじえるとか程度で脚本も単調なので、見分けがつきづらかったのは残念でした。これは演出のせいですから声優さんに罪はない^^

特徴がなく、あまりにテンプレートな展開で、制作も大変だったのでしょう。このような状況で、2期を作ることを強行した製作の判断自体が、まあ、たかが本の再販問い合わせについて、値上げブローカーを後押しするような、規約をコピペしただけの心無い返信してくるカドカワ絡みですからね。しょうがないです。

2019年8月22日木曜日

みだらな青ちゃんは勉強ができない

みだらな青ちゃんは勉強ができない  総合:☆☆

2019年4月スタートのテレビアニメの感想です。
完結している漫画が原作。原作は未読です。全12話。
30分枠を川柳少女と二本立てで放映されました。プラトニックとそうでないものの2本立て。ティーンエイジにプラトニックはファンタジーかもしれませんが、なかなかTBSも実験的ですね。

・ストーリー 
原作全部はやらないです。
色男で有名なクラスメイトに優しくされて惹かれ始めたもの、官能小説家の父に付けられた名前がトラウマとなっていて、肉欲について反射的に拒絶してしまう女の子のファーストキスまでのお話。引き換えに、秀才だった彼女の没落の歴史でもありますw

・演出
シリーズ構成・脚本は横手美智子さん、をもってしてもこのテーマを料理するのは難しかったですかね。まあ、原作のテイストをきちんと反映している、ということなんでしょう。今(2019年8月)現在放映されている岡田麿里さんの「荒ぶる季節の乙女どもよ。」と同じく男子だけでなく女子も頭の中はそれで一杯で振り回されるというのが両方のアニメに共通したテーマ。このリアルなテーマを「荒ぶる」よりはストレートに演出しています。しかし、結局、好き同士ではあるものの、ちゃんと付き合う前にするんだよねw その辺を曖昧にしたまま進む展開は、踏みとどまる勇気みたいなのを表現したかった(きっと贔屓目w)のかもしれませんが、かえって、中途半端に終わってしまった感じです。もう40年前になるけれど、テレビドラマ「三年B組金八先生」で杉田かおるが妊娠してしまうくらいのイベントを発生させ、その後のドロドロとかをきっちり描いて見せた方が、伝えたいことは伝わる気がします。さすがに、今の時代にそこまでの演出は無理なんですかね。
また、このアニメに限らず、女性側の感情を表立たせる表現は、今だからできるようになってきたのでしょうが、逆に男性側をヘタレにしてバランスをとってるように感じます。
実態はきっと現在の方が昂ぶっていると思うんだけど、表現の制限が厳しくなってるのでしょう。現実的に意味ある自主規制には思えませんけどねw

・作画
テレビアニメとしてよくはないです。自分としてはこの作画では円盤を買う勇気はないです。

・音楽
しっかりオーケストラを使ったような音楽も入っていたりでしっかりした劇伴音楽でした。OP/EDはあまり好みではなかったです。

・演技
和氣あず未さんがアップダウンの激しい葛藤を抱えた少女をうまく演じてました。

「ボクみたいな死体から見ると、やっぱり勿体無いと思うんだよね。才覚ある人間が恋愛感情で人生を台無しにしていく様を見ると。」by 斧乃木余接 恋愛感情でさえなく、ともかく肉欲、ですからねえw

2019年8月21日水曜日

なんでここに先生が!?

なんでここに先生が!?  総合:☆☆

2019年4月スタートのテレビアニメの感想です。
連載中の漫画が原作。原作は1巻まで既読です。全12話。
最近のポルノまがいのアニメの一つ、でしょう。

・ストーリー 
原作1巻しか読んで居なかったので分からなかったのですが、次々と新しい先生と生徒の関係が提示されていく展開です。最初こそ、そこにいるはずのない女教師が、さも当然のように存在している図式が面白かったのですが、全ての先生が意表をついた場所に現れてドッキリ、という展開ではなく、先生に憧れたり、いつの間にか先生と恋に落ちたりと、男子高校生の欲望を満たすようなストーリーで綴られます。

・演出
肝心なところは隠して、その裏で何が起きているのかエッチな想像をして楽しむ演出です。これも円盤になると、目隠しが外されるのかな。今時のビニ本は声優さんがついてるだけ尊い、て感じですかね。エロは永遠に不滅で、衣食住以上に決してなくなることはない人間の必須項目、ではあるのですが、深夜枠とはいえ、あえてアニメとして観るものとしては中途半端な内容です。
ラブロマンスとして観るべきものもあり、色物として、他にはあまりない掴みの設定はたしかに面白かったのですが、そこまでで、各エピソード全体を通して観てみると、特筆すべき点があったようには自分には思えませんでした。

・作画
テレビアニメとしてまあ、普通です。目隠しが多くて、楽なんじゃないか?w

・音楽
あまり印象には残らなかったです。劇伴としてはいい意味にもなります。

・演技
最初のヒロインの上坂すみれさんは、曲のPVでも割と色っぽい雰囲気で迫ってこられるので、あってるといえばあってたのではないでしょうか。

しっかり30分枠でしたが、そこまでの内容だったかなあ^^

やっぱり、円盤ではちゃんと目隠し外すのね、多分^^


2019年8月20日火曜日

ビジネスフィッシュ

ビジネスフィッシュ  総合:☆☆☆

2019年7月スタートのテレビアニメの感想です。
スタンプから派生したアニメ、のようです。
全12回。1回に2話で1話あたり15分のアニメでした。
8月19日から第◯+話として即再放送しています。+と付いていますが、エンディングアニメだけ異なっているようです。

・ストーリー 
頭が魚の日本のサラリーマンの日常生活が描かれます。少しネガティブで極端な思考をしがちなキャラなので、なにかと周りの人たちとズレた振る舞いで混乱を巻き起こすのですが、それをギャグとして楽しむストーリーです。

・演出
あまり社会人の働き方を風刺しているとか、そんな大上段なテーマではなく、なんかずれた人の不思議ギャグを、頭を魚にしていることで、うざいんだけど、なんか、仕方ないなと思わせるのに成功している感じです。
やってることは結構めんどくさいやつなんですが、その割には結構周りの人から好かれているんですよね。これも、頭が魚のせいかもしれませんね。

・作画
全編CGです。特にアクションなどで迫力を増すような演出が必要でないならば、もはや、この程度のアニメではCGで十分内容は伝えられる、と言えそうです。

・音楽
エンディング曲は割と好みでした。再放送のプラスシリーズもアニメーションは面白いんですが曲は特に。

・演技
すごいお芝居をしている雰囲気ではないです。ただ、このアニメには合っている、普通の演技、て感じでしょうか。

魚人の頭が動くときに水飛沫風の効果音が鳴るのですが、なんか、どろっとしたモノの中を跳ねているような音だったのが気になりましたw

エンディングオリジナル

再放送


2019年8月18日日曜日

ノラガミ

ノラガミ  総合:☆☆☆☆

2014年1月スタートのテレビアニメの感想です。
連載中の漫画が原作。原作は3巻まで既読です。全12話。
アニメならではのオリジナルな展開のようです。

・ストーリー 
神、妖、人が織りなすファンタジーアニメ。
どんな仕事でも五円で請け負う便利屋神様・夜卜。猫探しの途中、横断歩道で車に轢かれそうになっている(ように見えた)ところを女子高校生・壱岐ひよりに助けられるが、代わりに壱岐ひよりが跳ねられてしまう。一命は取り留めたが、簡単に幽体離脱をする体質になってしまった壱岐ひより。彼女に元の体質に戻すよう夜卜は仕事を依頼されるが、方法がわからない。半妖となってしまった壱岐ひよりと神様・夜卜との不思議な縁の物語。

・演出
特に夜卜の因縁についてのエピソードが中心となっています。原作でも、因縁の毘沙門とのやりとりが前半は主体となっていましたが、アニメではプラスして禍ツ神を登場させ、その因縁を決着させることで、12話で一本の作品として完結させています。この演出はなかなか良かったなと思いました。また、それらのエピソードの中に、夜卜が扱う神器(死霊を神が武器として使役する)・雪音と夜卜、ひよりの三人の関係を浮き立たせる展開も、原作のイメージを壊すことなく、うまく扱っているなあと感じました。

・作画
テレビアニメとしてアクションも迫力があり、良かったです。

・音楽
サントラとして普通に良かったです。自分は基本的にメロディックでない曲は苦手で、かつ、現時点で日本のロックにあまり共感できない特性を持っていますので、エンディングはまあまあでしたが、OP/EDは基本的に飛ばして観ていました。

・演技
神谷浩史さん、内田真礼さん、梶裕貴さんとメインキャストが揃っていた上に、ライバルに櫻井孝宏さん、沢城みゆきさんとなかなか豪華な布陣で見応えがありました。そんな中でも、中立のような形で入ってくる貧乏神役・豊崎愛生さんは、相変わらずゆるふわな雰囲気だったのですが、一変してドスを効かせた場面があって、そこの演技が特に気に入っています。

漫画10巻にはOADが付いていたんですねー

2019年8月17日土曜日

図書館戦争

図書館戦争  総合:☆☆☆☆

2008年4月スタートのテレビアニメの感想です。
小説が原作。原作は未読です。全12話。

・ストーリー 
架空の日本が舞台。
1988年。公序良俗に反したり、人権を侵害する恐れのある有害図書を規制する「メディア良化法」が制定された。法の施行のためにメディア良化委員会が組織され、違反する図書に対する検閲を実施したが、抵抗を武力により制圧するという暴力的な対策が取られていたため、これに反発した図書館が武装により検閲を断固拒否する姿勢を示した。これにより発生した衝突を称して図書館戦争と呼ぶ。
2014年。高校生だった笠原郁は、本屋で絵本を買おうとしていたところ、メディア良化委員会の実行部隊・メディア良化隊による検閲に遭遇。手に取っていた絵本を没収されそうになっていたところを図書館員に助けられた。この出来事をきっかけに笠原は憧れの王子様と同じ図書館員(防衛部)を目指し、努力の甲斐あって防衛部に配属された。
女子にしてはガタイの良い体格と卓越した運動能力を併せ持つものの、座学はからきしな笠原の、理想の為の戦いと恋の物語。

・演出
自衛隊並みの武装を誇る両部隊による戦争とはいえ、結構ハードルの高い規制下での戦闘のためもあり、割と爽やかに観られます。弾圧と抵抗というテーマなので、それなりに苦々しい気持ちになるエピソードもあるのですが、割とすんなり受け入れられるのは、解決までの展開の速さとヒーロー・ヒロインの二人の気っ風の良さにありそうです。
最後のエピソードでの展示品が、ドラマの中ではヒール側になるメディア良化隊が怒るのも無理ないな、と思わせる物だったり、必ずしも勧善懲悪ではない、ちょっと考えさせられる内容を、上手くアニメ化してるのではないかと感じました。
ただ、どちらかというと、そういった社会背景の中にありながらも、恋愛モノとしての比重が高く、さっぱりしたラブロマンスとして観た方が、より面白く思えるかもしれません。この辺の匙加減の違いが原作とどう違うのか、興味が湧くところではあります。
この世界観の説明は最初にドーンと提示されるわけではなく、全編を観ることで説明され尽くす感じの演出がスマートでした。

・作画
独特の太い線による人物描写で等身大の人を描き自然に動かしていてテレビアニメとしては上等な部類に入ると思います。円盤購入の足を引っ張ることはないかな、という感じです。

・音楽
劇伴音楽として良かったと思います。OP/EDは基本的に飛ばして視聴していました^^;

・演技
ヒーロー・ヒロインの前野智昭さん、井上麻里奈さんも良かったのですが、ここは石田彰さんでしょう。特徴的な優しい声がキャラによくマッチしていて非常に良かったです。

どうも自分、当時はサマーウォーズと混同していたようですw あちらは映画版ですが、設定の興味深さと、その設定をうまく生かしたラブロマンスとして、図書館戦争の方が好みです。

2019年8月16日金曜日

ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!

ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!  総合:☆☆☆☆

2019年4月スタートのテレビアニメの感想です。
スピンオフ漫画が原作。全12話。

・ストーリー 
1944年、45年に対ネウロイ戦で活躍した伝説の魔女たち連合軍第501統合戦闘航空団のネウロイの襲撃がない日常がコミカルに描かれます。

・演出
本編(1期2期)を知らない状態で観た後、本編を観て、再度当アニメを視聴しました。間違い無く、本編観てからの方が面白いですし、本編未視聴者を本編に誘導する稀有なスピンオフアニメです。キャラの設定がちょっと変わってます。特にハルトマンがルッキーニ、イェーガーと3バカトリオ^^の一人として騒動巻き起こす中心人物となり、行動が弾け飛んだのが印象的です。

・作画
デフォルメ化されたキャラが可愛いです。15分枠アニメとして上等じゃないでしょうか。

・音楽
オープニング曲はこのアニメのものが一番好きです^^


・演技
本編と大きく異なったキャラや行動に皆さん上手く対応してます。寧ろこちらの方が生き生きしていないか?^^

☆の数は本編を上回ってますが、あくまで本編ありきでの感想です。他のアニメをBDに焼く時にちょうど上手く間を埋めてくれそうだし、本編パロディというか二次創作というかにしては、うまいな、面白いな、と思いました。

2019年8月15日木曜日

ストライクウィッチーズ 2期

ストライクウィッチーズ 2期  総合:☆☆☆

2010年7月スタートのテレビアニメ版(2期)の感想です。
メディアミックス。全12話。

・ストーリー 
1944年、連合軍第501統合戦闘航空団の活躍により、ネウロイからガリア共和国を取り戻した人類だったが、1945年、人型ネウロイとコミュニケーションをとり、平和的解決を目指した「コンタクト計画」は突如現れた超巨大ネウロイの巣により妨害され、事実上の交渉決裂と、新たなる脅威にさらされることとなった。この状況を打破するため、伝説の魔女・連合軍第501統合戦闘航空団が再結成され、事態の打開を図る物語。

・演出
1期と変わらない印象です。魔力が尽きると回復までストライカーユニットを使用できないはずなのに、気合いでなんとかしてしまうような、設定、というかそれ以前に根拠の薄いストーリー展開はなんとかならなかったのでしょうか。感動を演出するどころの騒ぎじゃあ、ありません。この世界観はとっても魅力的なので、惜しい、の一言です。

・作画
2期になってさらに良くなりました。作画が円盤購入を避ける理由にはならないクオリティです。

・音楽
こちらもちょっといい感じになってきました。登場人物がネーム入りで次々と紹介されていくオープニングは親切です。cvも一緒に書いといてくれると声優ファンの自分にはもっと良かったのですが^^

・演技
メインヒロインの坂本少佐が千葉紗子さんから世戸沙織さんに変更になりましたが、余り違和感なかったです。エイラ役の方はbeatlessの海内紫織役の方並みに余り好きではないタイプです。海内紫織役の方はそもそも声優さんじゃないから、まあ、しょーもないな、で済ませられるのですが、、、。

スタッフとかも変わっているわけではないので、内容が劇的に改善されることが無いのは致し方ないかもしれません。ただ、何や彼やと24話観ちゃいますからね。自分の期待が高すぎただけかもしれないです。

2019年8月14日水曜日

ストライクウィッチーズ

ストライクウィッチーズ  総合:☆☆☆

2008年7月スタートのテレビアニメ版(1期)の感想です。
メディアミックス。全12話。

・ストーリー 
パラレルワールドを舞台にしたファンタジーアニメ。1944年、突如現れた謎の生命体ネウロイに、欧州本土はほぼ制圧されてしまった。世界はこれに対抗する一手段として、各国から優秀なウィッチ(魔法使い)を集め連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」として、対応に当たらせていた。扶桑皇国の宮藤芳佳はその素質を見込まれ、STRIKE WITCHESへの参加を求められるのだが、。彼女の戦いの物語。

・演出
10年前のテレビでは女性の乳首を描いても良かったんですかね。今ではほぼあり得ない描写で、潔いです。また、こちらの世界で言うとパンツ丸見え状態(扶桑皇国だけはどうやらスク水)なんですが、ストライクウィッチーズが活躍する世界では、パンツをズボンとか言っていて、恥じらうことでは無いようです。相当オタ萌えしそうな演出で、少し引きます。自分としてはこのアニメのような設定やストーリー展開は大好きなジャンルなんですが、このような演出に重きが置かれているせいか、内容は少々希薄に感じます。刀使ノ巫女もアクションが多いアニメなのに、今時の女子高生らしく、相当スカート丈が短くって気が散るのですが、それでもストーリーに入り込めるのに対し、こちらのエピソードには、余り届いてくるものがなく残念です。開けっぴろげな描写に惑わされているわけではない、と思います。ネウロイについて、なんかとっても興味深い伏線が張られながら、回収されないのが響いているのかもしれません。面白くなるかも?!の予感だけで終わってしまいました。

・作画
テレビアニメとして、動画もキャラも安定してるし割と良いんじゃないでしょうか。

・音楽
使い回しが気になります。楽曲として飛び抜けて、と言う感じでもないし、誰それのテーマ、と言うわけでもなさそうなので、なんとなく手抜きを感じてしまいました。

・演技
割と中堅からベテランの域に達する人たちで演じられていて、今時のメディアミックスでのプロモーションとは違っていたんでしょうかね。

描写は余計な気を使わずに観れて潔いと好感度大なのですが、ストーリー自体を際立たせる演出に難ありのアニメでした。

2019年8月13日火曜日

文豪ストレイドッグス 3期

文豪ストレイドッグス 3期  総合:☆☆☆☆

2019年4月スタート。
小説原作。全12話。

・ストーリー 
1〜3話。太宰治が15歳でまだポートマフィアにいた頃の話。ポートマフィアに対抗していた「羊」のリーダー・中原中也を相棒として、死んだはずの先代のボスが現れたという噂を調査していく。
4〜12話。「死の家の鼠」のリーダー・フョードルは、武装探偵社とポートマフィアを闘わせ、両組織の壊滅を目論んだ「共食い事件」について、語られる。

・演出
とにかくカッコいいです。その世界にひたすら純粋に飛び込んでいければ幸せになれます。
ただ、異能力バトルとしては、その駆け引きに、ジョジョの奇妙な冒険ほど一進一退の攻防の演出が余りありません。ほぼほぼパワーの衝突なので、手に汗握る感じは少し薄いです。
また、実在した文豪を登場させ、異能力は彼らの作品から着想を得ているので、どうにも他人の褌で相撲を取っている感が強く、自分はこの物語に純粋に飛び込んでいけない分、人より楽しめないようです。

・作画
テレビアニメとして相当に優秀です。アクションも迫力があり、作画が円盤購入の妨げにならないどころか、この作画のために円盤買っても良いかもしれません。

・音楽
特にエンディングはアニメーション共にお洒落で良かったです。

・演技
男性スター声優勢揃いって感じですね。少し個性的に喋らせてるんですが、中途半端な感じがしてしまいます、どうしても同じ異能力バトルのジョジョの奇妙な冒険と比較しちゃうので。

ストーリーは面白かったです。なので、作画と合わせて少し甘い☆の数です。



2019年8月11日日曜日

チア男子!!

チア男子!!  総合:☆☆

2016年7月スタート。
小説原作。全12話。

・ストーリー 
高校生まで続けてきた柔道に行き詰まりを感じていた坂東晴希。同じく柔道に挫折していた幼馴染の橋本一馬は両親のやっていたチアリーディングにずっと興味を持っていたが、これを機会に晴希を誘って大学でチアリーディング部を立ち上げた。初心者経験者などなどそれぞれ特徴的な出自・目的の仲間たちを集め、様々なトラブルを解決しながら、全国選手権を目指し、青春していく。

・演出
真っ只中にいる時はそう感じないのかもしれませんが、はたから見ると小恥ずかしさや青臭さが漂うエピソードや各自のとんがり過ぎた個性をそのまま演出するので、ついつい目をそらしてしまいます。
また、例えば、高校野球のアニメでは、野球部部員の目的へのベクトルは、ほぼ一緒だと思うのです。甲子園に行きたいとか、プロになりたいとか、もっとうまくなりたいとか。ふり幅は狭い。それはライバル含め同じで、彼らの真剣勝負がストーリーを面白くしているんだと思うのです。野球に限らず、概ねスポ根ものが感動的なのは、このベクトルの揃い方に疑いをいただかせないので、魅力ある作品になるのだと思います。
ゆえに、そのベクトルが揃っていない集団からスタートする本作品では、共通な目的にみんなが夢中になっている前提が覆っちゃうので、何か一つ乗り切れないのです。スポ根でなければそういう類のものもあり、だとは思うのですが、本作品は真剣に男子がチアでもスポーツだ、と訴えようとしているので、前提から調整に入っているエピソード群だと、どうにも感情移入できません。そこからかよ、て感じです。さらに、マジメ君の性格が悪すぎるし、リーダーたちのフォローも拙い。なにより肝心なベクトルを収束させるエピソードが、予定調和すぎるので、白けてしまいます。
そういや、不思議がいっぱいjust because!での大きな不思議の一つ「なんでメインの二人が同じ大学を目指していることを周りの友達は知っているのに当人たちにそれとなく気づかせることすらしないのか」二人の将来に大きく影響するのに。チア男子!!の登場人物にも同じく目を覆いたくなるほどの人間関係の稚拙さを感じ続けさせる演出だったので、どうしても登場人物にイライラしちゃって両作品ともに好意的に見れないのです。
同じようなスタートでも、風が強く吹いているなどはファンタジーのくせにwもっとうまくまとめきって初見の感想大逆転していますので、できないは話じゃないはずなのです。プロット・エピソードのクオリティの差、だと思います。

・作画
普通じゃないでしょうか。このくらいだと円盤買う気にはならないです。

・音楽
音楽は特に気になりませんでした。劇伴として普通に仕事してくれてます。

・演技
可もなく不可もなく。ちょっと作品の印象に自分が引っ張られすぎているので、声優さんがたには申し訳ない限りです。逆に言えば、演技で挽回できるほどの秀逸さはなかったかな、とも言えます。

チアリーディングものなら、女の子が主役だからってだけじゃなく、アニマエール!の方が、アニメとしては断然いい、です。




2019年8月10日土曜日

賢者の孫

賢者の孫  総合:☆☆

2019年4月スタート。
連載中のラノベ原作。
全12話。
☆は、1期ではまとめきれていないと思ったためで、2期3期と続いて完結すれば、全体的な印象は変わるかもしれません。

・ストーリー 
異世界の転生モノ。日本の若いサラリーマンが交通事故で死んだものの、異世界へ転生し、ある事件がきっかけで記憶が復活します。(異世界でなければ普通のリインカーネーションですね。)その際、この世界の最高峰の魔術師と魔道具師の老元夫婦に拾われました。魔法の素養が規格外で、周りを呆れさせるほどの力を持っていて、そこに高度な英才教育を受けたことでほぼ敵なしとなり、常識を身につけるために魔法学院に通い始めますが、時を同じくして人への恨みから、魔人化し魔人の力により世界を覆そうと企む勢力が台頭してきたことと重なって、彼と彼の学院での仲間たちとが数々の事件に巻き込まれていく様子が描かれます。

・演出
まず、前世の記憶を持っていても、それを知恵として使わ(え)ない設定は、幼女戦記などの他の転生モノとの大きな違いだと思います。この為、異世界転生は彼の規格外な魔力の理由付けでしかなく、少々安易に感じます。
また、ハーレムではあるけれど、早々に婚約するのも珍しいかなと。ただ、一目惚れなんで、同様に当初からほぼほぼ特定されていた魔法科高校の劣等生より奥行きには欠けます。
上記含め、総じて設定が薄いので、もういっそ、チートな最強ヒーローを演出してくれると良かったのですが、規格外ではあるものの、常に圧倒的というわけでもないので、いささか消化不良気味なお話になりました。
終わってないのも辛いですね。
☆3でも良かったのですが、2期3期と続き完結して面白そうだったら、まとめて観る方がいいんじゃないでしょうか、ということで☆2です。

・作画
普通じゃないでしょうか。作画が円盤を買う決定打にはならないかなあ。
ちょっと脱線します。セル画アニメーションはいずれCGに置き換わると思っていますが、どの作品も、美術はかなり良いですよね。多分、デジカメでの実写からの変換、描き起こしをうまく利用しているのだと思っていますが、ほぼ動きのない所では、すでに、一から手描きではなくとも、高水準に達しているんでしょうね。

・音楽
劇伴音楽として気になる点はなく、シーンをよくサポートしていたと感じました。

・演技
すみません。あまり馴染みの人はいないのですが、特に違和感なく観ることができました。もうちょっと夏凛の長妻樹里さんの出番があれば^^


2019年8月7日水曜日

デート・ア・ライブ III

デート・ア・ライブ III  総合:☆☆

2019年1月スタート。
連載中のラノベ原作。
全12話。
☆は、このアニメだけを突然観た時の感想ですので、原作を知っていたり、1期から観ていたら、やっぱり印象は上方修正されるのではないでしょうか。

・ストーリー 
精霊。災厄をもたらす存在。対処法1:武力をもってこれを殲滅する。対処法2:デートしてデレさせる。
自分の生い立ちのため絶望に敏感になっていた高校生の五河士道は、精霊が災厄をもたらすのは精霊たちの絶望であることに感づいていた。彼は自分が精霊たちとデートをして恋に落とすことで精霊を絶望から救い、最終的には世界をも救う存在であることに気づいた。彼の精霊を救う日常が始まった。

・演出
ハーレムストーリーの最右翼。多様な萌えキャラが登場するし恋愛(しなければならない)モノだから、そういうものが好きならドツボにはなりそうです。原作と少しエンディングを変えていないかな。本来の筋書きと真逆のまとめ方をしています。まあ、連載中のラノベが原作だから、アニメとして、こういう回収、終わり方をさせたってことなんでしょうか?ただ、全然前提知識を持たない人間がここだけを観ると、一つの作品としてまとまっているようでいて、なんだかよくわからないまま、終わってしまいました。
折紙パートだと言われれば、まあ、なんとなく理解できるんで、ちょっと色々混ぜて発散させちゃったかな。

・作画
良くはないんじゃないかな。今時のテレビアニメとして、普通かちょっと落ちるって感じです。

・音楽
結構かなりwオープニングがお気に入りです。

・演技
特に文句もなく過度に感激することもなく。皆さんいつも通りで良いんじゃないでしょうか。

途中から見ても、原作を読みたくなるアニメはいくらでもあるんですが、このアニメでは、そういう気持ちにはなれませんでした。

2019年8月6日火曜日

フェアリーゴーン 1期

フェアリーゴーン 1期  総合:☆☆☆

2019年4月スタート。P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。
1期 全12話。

・ストーリー 
統一戦争で猛威を振るった妖精を身に纏って戦う妖精兵。統一戦争が終わった後、彼らの力は無用の長物となり、社会で生きづらくなっていった。社会からあぶれた妖精兵たちの違法を取り締まる組織「ドロテア」。彼らも妖精を身に纏い、犯罪に手を染めた妖精兵たちと戦っていたが、そのドロテアに配属された新人女性隊員マーリヤ・ノエルは犯罪捜査中に、幼かった統一戦争時代に自分を助けてくれた恩人ヴェロニカ・ソーンと出会う。ヴェロニカの目的と彼女の行方を追いつつ、降りかかる任務に日々対応していくマーリヤの物語。

・演出
普通に見れるのですが、普通にすぎて、身に纏った妖精の能力や特徴をさほど意識させないため、妖精同士の戦い、妖精の魅力をあまり生かしていないのに、なぜこの設定に?とついつい疑問が先に立ってしまいます。似た感じの「ジョジョの奇妙な冒険」は無理にしても、2019年の夏アニメとして始まった「かつて神だった獣たちへ」さえにも届かないのはいかがなものなんでしょう。
テーマはそこにないから、なのかもしれませんが、それでは、統一戦争?統一戦時の英雄たちの戦後の政争?幼馴染の因縁?なにがテーマなのか、全く分かりません。というか、出だしはどう考えても幼馴染の出会いのお話に見えていたのにテーマが突然ブレたと感じてしまう演出です。1期ということなので、この辺含めた伏線を張ることに集中しているターンなのかもしれませんが、これだけテーマを発散させてしまっていると、本当に一本の線として回収されるのか、楽しみ、というより、不安になってしまいますし、そもそもたくさんの伏線を手広く展開しているため、それぞれの説明が不足しているので、取り残されてしまったまま1期が終わった印象です。2期につなげてもいいんですが、この1期だけ切り取って観せられても、あまり楽しめないなあ、との印象を受けました。
まあ、制作としては全部見てから感想を聞かせてくれ、てことですかね。なら、できれば、全部をいっぺんに見せて欲しい。

・作画
テレビアニメとしてすごくいい方じゃないでしょうか。さすがP.A.WORKS。3ヶ月、しっかり間をおいて2期が始まるので、作画に関しては不安はありません。

・音楽
挿入歌が結構いっぱいあるのですが、特に主張しているイメージはなく、劇伴として成り立っている感じでした。

・演技
市ノ瀬加那さんは役柄にしては声が優しすぎますが、基本的には皆さん、さすがですね。

2期も観るでしょうけど、1期を円盤に残すの諦めてHDDから削除してしまったから、大逆転されたらショックです^^。でも、いい意味でショックを与えてくれると、いいな。

https://twitter.com/fairygone/status/1157562552122933248

2019年8月5日月曜日

続・終物語

続・終物語  総合:☆☆☆

終の続きの物語。
2019年5月スタート。
こよみリバース 全6話。

・ストーリー 
高校を卒業し、大学から合否結果が来るまでの、何者でもない阿良々木暦が、高校時代に置き去りにしてきた物を語る物語。

・演出・作画・音楽・演技
どんどんブラッシュアップというかステップアップというかしています。
平常運転で、円盤買って良いレベルです。
ここに問題はないです。

さすがにP.S.で、引っ張りすぎ、でしょう^^
今まで、それぞれのキャラが、それぞれの持ち味を発揮して、語り継がれていた物をリセットされてしまうと、ついていけなくなります。そうすることで最終的に言いたかったことはわかりました。だから、まあ、ファンには楽しめますが、でもねえ。西尾維新も語りたいことがもっとあるにしても、そろそろ舞台を変えるべきじゃないかな。それだけのこと、できる人なんだろうから。そうね、ちびまる子ちゃんとか、サザエさんとか、ドラえもんとか、アンパンマンとか、そういう域になっちゃあいけない作品だと思うんですよ。エンディングのないアニメ。面白くないわけじゃあないんだけど、この尖った作品には新鮮であることが必要なのです。ナマモノには消費期限がある。ナマモノは新鮮なうちに捌いておかないと腐り始めてしまいます。ちょっと冷静になっている、もう一人の自分にはそう感じられてしまうアニメでした。

自分の選んで感想に載せていたセリフは、ひとっつも出てきませんw
MONOGATARI DROPS


2019年8月3日土曜日

傷物語(映画)

傷物語  総合:☆☆☆

全ての「物語」はここから始まる。
劇場用アニメ、三部作。
原作は化物語のすぐ後に全1巻で刊行されましたが、アニメでの公開は終物語の後になります。
2016年1月 鉄血篇
2016年8月 熱血篇
2017年1月 冷血篇
1年がかりでの公開は少々西尾維新印らしからぬ制作優先の進行です。まとめて観た方が良いと思います。そもそも原作1巻ですし、そこまで間を持たせられる内容ではないんじゃないかと。
アニメを放映順に観ていると、どうしてもこの時期の出来事が気になってしょうがないんですが、実際に終物語の後に観ると、既出の部分もあるわ、その他の物語では曖昧に見逃されていた阿良々木暦の危険性をここへ来てようやく正面から叩いてくるわ、に戸惑います。
「マア、大キナオ世話モ余計ナオ節介モアリガタ迷惑モ」
「阿良々木君にされるなら、そんなに悪くないのかもしれないわ」
By 戦場ヶ原ひたぎ(化物語にて)
と、なんやかやと誰にでも優しい阿良々木暦は結局、すべての怪異をなし崩し的に収束できていたのですが、この物語は、そんなに甘くはなかったのです。
この話を知ってから偽物語以降を観るのと観ないのとでは、物語シリーズ全体の印象が少なからず変わってくる、と感じました。
特に
・羽川翼と阿良々木暦の関係。
  何故ガハラさん?に関して、
  他のヒロインが語る時のインパクトが変わってきます。
・終物語の必然性。
  まあ、、〇〇は死んでも治らなかったんですが、
  死ななきゃならないほどの理由はよりハッキリします。
など。
自分はこの傷を知った上で、全ての物語を聞いた方が良いとする立場です。

・ストーリー 
一介の男子高校生が怪異となるきっかけ、物語の始まりの物語。

・演出
確かに寄り道の多い物語シリーズではあるのだけれど、ここでの脱線具合は流石に全体の流れを阻害してるでしょう。どうも、化物語の後、傷物語・偽物語とちょっと原作が変な方向に流れたんじゃないですかね。相変わらず所々にキレの良い秀逸なセリフはありますし、物語シリーズは物を語りすぎてるのが楽しいわけですが、それにしても限度があると思うんです。その微妙絶妙なさじ加減の取り方のうまさが魅力だった筈なのですが、化物語、刀語で成功した作者のやり足りなかった表現をやりたい放題にやりすぎた結果が、傷物語と偽物語の失速につながりました。猫物語(白)くらいから化物語で見せた西尾維新の物の語りの魅力本来を取り戻されたようです。あくまで個人の感想ですw

・作画
良いです。さすが劇場版。時間もかけてますしね。ただ、制約のあるテレビアニメ版ならではの一定の節度の中で完成されていた表現手法のタガが、ここでも外れてしまっているのが、テレビアニメ版からのファンからするとやりすぎ逆効果になってしまって感じるので残念です。

・演技
この悪ノリはあまりに本編から遠い場所に来すぎていないか?と思うエピソードも、神谷浩史さん、堀江由衣さんの会話を楽しむ方向に切り替えて観ていれば、まあとりあえずいいかな、と思わせてくれる演技力はさっすがっす。
また、坂本真綾さんの5種類のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの演じ分けは見事でした。もちろんそれぞれで演じ分けられた演技そのものも。
櫻井孝宏さんのおとなのかっこよさは、恋物語の三木眞一郎さんと同様、とっても素晴らしいです。

・音楽
途中に挟まれる黒とか赤とかもフランス語だし、歌もフランス語。キスショットが元はフランス人だと暗示でもしているのかな?基本的に音楽に関しては平常運転で良かったです。


阿良々木暦の矛盾と危うさに関しては、斧乃木余接や忍野扇も痛烈に非難してきているのですが、やっぱり大人の男が言うと迫力が違います。人は異性に対するより同性に対しての方が、より残酷になれるってのもあるかもしれません。
「みんなが幸せになる方法を教えて欲しい。誰も不幸にならずに済む、そんな方法を。」
「あるわけないじゃんそんなの。バカじゃないの。」

2019年8月2日金曜日

2019年夏アニメ 3話切り

2019年7月スタート夏アニメ ほぼほぼ3話以上見終わりました。
上にあるほど面白い、と思ったアニメです。
アニメ感想インデックスはこちら

☆☆☆☆☆
・プリンセス・プリンシパル(再)
    オリジナルアニメで2017年7月放送開始の全12話。
    冬?の続編・劇場版を本気で公開するつもりなのか、
    ライブのためなのかはわかりませんが、再放送開始。
    再放送なので、ここに置くのは少し躊躇したのですが、
    まあ、見始めちゃった以上、仕方ないでしょう。
    作画もすごいし、ストーリーもすごい。
    演出もカッコ良いし、もちろん、演技も。
    劇場版のアンジェ役の情報が全然無いのが
    プロモーションなら良いのですけどね。
    もし、自分が監督で、今村彩夏さんを起用できないとしたら、
    誰をキャスティングするのか考えるのも一興でしょう。
    ちなみに、高い塔などから飛び降りた時の着地の演出で、
    自分が最も好きなのは
    ハリウッド映画「アンダーワールド」冒頭で
    ケイト・ベッキンセールが塔から飛び降り着地するシーン。
    200Kgを超える体重のサイボーグ・草薙少佐が
    押井守監督映画「攻殻機動隊」で鉄板が歪むような
    重量・重力を感じさせる着地はよくあるんだけど、
    その表現に慣れていればいるほど、
    新鮮に感じると思います。
    プリプリ冒頭でのアンジェ着地シーンは
    このどれにも当てはまらない独特なもので、
    このアニメのオリジナルアイテム・ケイバーライトの
    特徴を語らせるに必要・十分かつスマートな演出でした。
    強いて挙げれば「天空の城ラピュタ」に近いかな^^=
  2019年夏アニメ一覧なのにすみません。
  でも、この位置のままにさせてください。

☆☆☆☆
・グランベルム
    番宣やってたっけ?全然ノーマークでしたが
    正直、自分の守備範囲まん真ん中のアニメ、ぽいw
    慌てて調べるとキャストも安定感のある方たちが多く
    シリーズ構成・脚本に花田十輝さんじゃないですか。
    状況説明の仕方が自然なので、まだ全容が
    はっきりわかる状態ではないのですが、
    このくらいの展開の方が好みです。
    たとえば、満月がこの世界に紛れ込んでいる時点で、
    その資格がある、というのは、誰かの口から説明されなくても
    容易に推察できるわけです。
    そういう説明は視聴者の想像に任せてよく、
    わざわざテンポを乱してまで説明する必要はないと思うのです。
    ゆえに、炎炎ノ消防隊にくらべ、テンポが良いと感じています。
    女の子だけのロボット大戦ってちょっと違和感があるのですが
    単なる自分の思い込みだろうからそのうち慣れるでしょう。
    花田十輝さんだと「まどマギ」のようにはならない、
    のでしょうね。期待してます。
  役者がそれなりの数、いますからね。
  エピソードで登場人物紹介パートがまだ続く感じなのに、
  進行を止めることなく展開させていく花田さんはやっぱりすごい。
・ダンベル何キロ持てる?
    普通に面白いです。
    ジム通いしている人には常識なんでしょうが
    貧乏でやったことない自分なんかには
    ほう、こんな感じなんだ、と、すごく面白いです。
    これからが楽しみです。
    キャストのファイルーズあいさんは新人っぽいけど
    周りを固めているのがなんと
    雨宮天さん、石上静香さん、堀江由衣さん、戸松遥さん、
    石川界人さん、玄田哲章さん、ら
    と、えらく豪華w
    ファイルーズあいさんのプロフィールはこちら
  普通以上に面白いです^^
  筋トレのハウツーアニメとして楽しく観れますし、
  自分もやってみよう、と思わせてくれるアニメです。
・とある科学の一方通行
    とある魔術の禁書目録で自分が最も気に入って入る
    学園都市・最強の能力者・アクセラレータ主役の
    スピンオフラノベ原作がアニメ化。
    この作品は各キャラが立ってて面白いのですが、
    その中でもかなり特徴的なアクセラレータなので、
    舞台においておくだけでお話が進みますね。
    ある程度の原作の世界観が頭にないと
    置いてけぼりになるとは思いますが、
    俺最強だけ求めて観ていれば
    それなりに楽しめますし、
  そもそも本編を知っていればさらにとても面白いです。
・コップクラフト
    フルメタの賀東招二さん原作のアニメ化。
    ハードボイルド系のミステリーに
    異世界を交えたファンタジー。
    異世界でさらわれた貴重な妖精を保護するため
    相棒を殺された地球の刑事と
    異世界から妖精を奪回に来た美少女剣士が
    チームを組んで犯人を追跡するが、
    そこには巨大な壁が立ちはだかっていた。
    てな感じ。作画はまあまあ。
    原作者が信用できるので、
    期待しています。
    あれあれ、自分の勘違いだったか。
    ここでも津田健次郎さんが主役です。
    今期は津田シーズン、ですね。
  期待値維持。
  プロローグのエピソードが終わり、さてこれから。
  なんだけど、別れはちょっと不自然だったかな。
  もうちょっと普通に残る、でも良かったんじゃない?
・炎炎ノ消防隊
    予想通りであり期待通り。
    作画が非常に良くて迫力があります。
    ただ1話に関していえば、設定説明を
    入れることを意識しすぎていること、
    感動を演出しようとしすぎていること、
    が散見され、自分のテンポ感からは
    少しテンポが悪い、と感じました。
    これからに期待しての☆4です。
  やっぱり、感動を押し売りされている感を完全には否めないのが
  ちょっと気になります。
  キャラクターは知れば知るほどどんどん良くなってきてますから、
  普通に演出していてくれれば、と思うのですが。
  作画も含めて総合的に円盤買って良いレベルに一番近い印象なので、
  どうしても気になります。
  4話で急にぶっ飛んだ演出にw いや、これなら、自分的にはアリ^^
・Dr.STONE
    ジャンプ漫画原作。サバイバルアニメ。
    なぜこの二人が、とか粗探しすればきり無いけど、
    ただ楽しめばいいと思えるアニメ。
    「そうなんですか?」と同じように
    簡単な知識欲を満たせる上、
    こちらの方が冒険活劇として
    脚本、演出、作画が一歩上手なスタートに思えました。
    これも観ておくアニメ、ですね。
  引き続き、面白いですね。オープニング見る限り、
  ますます個性的なメンバーが増えてくるみたいなので、
  楽しみです。
・彼方のアストラ
    シリアスに始まったと思ったら、
    やたらノリの良いギャグアニメ。
    2019年のマンガ大賞受賞漫画原作。
    製作、先見の明があったね。
    完結している漫画だしファイナルまで安心して見れそうです。
    十五少年漂流記や竹宮惠子の漫画「11人いる」の
    ようなカテゴリになるのでしょうか。
    でもそれらとは異なるオリジナリティを感じます。
    9人のクルーがそれぞれ特徴あるキャラもいいし、
    それがチームを組むのもいい。
    基本的に全員が善性の持ち主なのもいい。
    キャラを演じるキャストもしっかり揃っていて
    演技にも不安はなく、作画もまずまず。
    演出もシリアス・ギャグを
    バランスよく混ぜていて
    シリアスな場面の演出も、それを打開する見せ方も
    伏線の張り方も、演出過多になってなくて好ましい。  
    ギャグも一風変わっていて面白い。
    楽しく観れる工夫がされています。
    音楽も劇伴音楽として主張しすぎてなくていい。
    まずは欠点が見当たらず、期待しかないアニメです。
    自分がSF、宇宙ものが好きなのを差し引いても
    観るのを回避する理由は全くないです。
  引き続きいいです。面白いです。ただ、円盤買うか?
  と聞かれたら、すみませんが いいえ ですね。
  BDでも繰り返し見るかな?
  それは最後まで見てからのお楽しみ、ですね。
・からかい上手の高木さん2
    作画はいいですよねー。サントラも可愛らしい。
    で、1に比べて高橋李依さん、梶裕貴さんが
    若干台詞回しを修正してきてる、気がします^^
    脚本が変わったのかな?自分が慣れたのかな?
    どちらにしろお二人のおかげで、
    2は割と自然に物語に入り込めますし、
    この作品の持ち味をしっかり表現してくれています。
    ただ、お話自体、慣れてくるとちょっと
    ドキドキ度が薄れてしまうような展開なので、
    どきっとした終わり方を継続させるのは
    なかなか大変。
    原作も11巻が出ましたが、切れ味が
    悪くなってきた印象です。
  適度なこそばゆさ維持で2はいい感じです。
・荒ぶる季節の乙女どもよ。
    原作・脚本が岡田麿里さんですからねえ。
    回避する理由はないのですがw
    淫らな青ちゃんは勉強ができない、よりは文学的だけど
    1話を見る限り、基本的なモチーフは一緒です。
    既視感があるなあ、と思ったら、
    原作1巻だけ、読んでました。
    やめたのは、確か、中途半端なエロまんが、
    と感じたからだったと。
    岡田麿里さんが
    どう、落とし所をつけるのか、楽しみです。
  避けて通りがちなテーマを正面から扱った意欲作ではあります。
  少なくとも漫画を読むのを止めた理由からは遠い作品であり、
  止めないで続けて読んでも良かった漫画でしたね。さすが。
・女子高生の無駄づかい
    アニメーションは普通だけど、
    一風変わったギャグアニメとして楽しめます。
    まあ、あそびあそばせ、とか、そういう感じですかね。
    観るのを止める理由はなさそうです^^
  普通に面白くなってきました。脚本とキャストの力ですね。
  作画もすごいわけではないのですが、
  このアニメには合ってますね。
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII
    演技(キャスト)も作画も音楽も脚本もいい。
    でも、エピソードがえげつなさすぎるんですよねえ。。。
    ギスギス、ゾワゾワします。
    仮にも神を名乗っている連中が、こんなにも下劣というだけで
    ちょっと見るに耐えなくなる時があるんです。
    でも、まあ、神と言ったって、
    ほとんどがギリシャ神話の神ですからねえ。しょうがないか。
  初見の印象継続中。まあ、2期ですし、
  感想はそうそう変わりませんよね。


☆☆☆
・手品先輩
    漫画原作。お色気学園ラブ?コメ。
    短いスカート履いてるんだから、ワカメちゃんのように
    パンツ見えても不思議じゃないわけで
    DVD買わせんが為の妙なぼかし付きとは違う
    潔さはいいです。
    本渡楓さんがヒロインですが、
    悠木碧さんが「しょびっち」やってた時並みの
    さすがプロって感じ。元気な女の子やらせたら
    どんなキャラでもうまいですねえ^^
    ツッコミのおかげ
    (箱開けた後の「下品すぎる」には笑った、などなど)
    で明るいお色気アニメにしているので、
    15分枠だし、その中で4、5本立てになるみたいだし、
    で、気軽に観れます。
    上野さんは不器用は恋心&下ネタも入ってたけど、
    もうちょっとお色気のみに振った
    サイエンス設定vsマジック設定
    と思うと連想しやすいかもしれませんね^^
  お色気ギャグアニメ。でも、いいんじゃないでしょうか。
  あえて棒読みっぽい本渡楓さんの台詞回しも、
  ツッコミの市川蒼さんもよくって、面白いです。
  ☆3ですが実質☆4
・冴えない彼女の育て方♭(再放送)
    チームが完成して、さあこれから本番だ!wといいなw
    演出、展開が、1期より凝ってていい感じです。
  はっきりしている幼馴染と先輩もいいんですが、
  思った以上に加藤恵がいい味出してきましたね。
  ☆3ですが実質☆4
・まちカドまぞく
    嗜好的にドツボアニメ。
    設定は壮大で、登場人物もファンタジー系種族なんだけど
    普通のゆるふわ日常系アニメです。
    ギャグのセンスも一風変わっていて観ていて楽しいです。
    毎シーズン、からなずこの手のアニメが放映されていて
    毎シーズン、楽しませてくれますが、
    このアニメもきっと間違い無いでしょう^^
  相対的にw
  ☆3ですが実質☆4
・BEM
    50年前のテレビアニメ原作。
    オリジナルはリアルタイムで観ていましたが、
    「早く人間になりたーい」と人間の味方をするけど、
    人間に受け入れられない悲しい物語なのは
    おぼろげに覚えているものの、
    妖怪に変身した後の不気味さが強い印象として残っているので、
    ベロとか可愛く描かれていたはずなのに、
    気持ち悪いアニメとして刷り込まれています。
    当時のアニメより対象年齢を上げてきてるので、
    少し深みを感じますが空回りにならないといいな、と思います。
    作画は適度に手を抜きつつ、肝心なところはしっかり描いていて
    まずまずです。
    リメイク2回目となるようですが、
    1回目のリメイク版は観ていません。
    期待を込めて☆4ですが、オリジナルのイメージが強すぎるので、
    それを覆してくれるかどうか。
  これも、異形の悲哀を意識させすぎです。
  基本的に面白いとは思うんですが、どうも今期は
  この辺のあざとさ、というと言い過ぎですが、
  演出過多が気になるアニメが多い印象です。
・キャロル&チューズデイ 2期
    おっさんが絡んだ時に稀に動きがぎこちなくなること以外、
    作画もいい、キャストも上手い、脚本も自然、
    きちんと楽曲を挟んで盛り上げる演出もいい、
    ストーリーもしっかりしてる、曲もいい、歌唱もいい。
    これだけ揃っているのに手放しで絶賛できない理由は
    キャストと歌唱にシームレスなつながりがないから、かなあ。
    それを除いても、キャロチュー の楽曲自体、綺麗な旋律だと思うものの
    自分にとっては、それほど興味を惹かれないカテゴリー
    だからなのかもしれません。
    なので、この分野の曲が好きな人にとっては、このアニメは
    神アニメ、となりうるだけの要素が詰まっています。
    1期は導入。2期でキャロル、および、チューズデイの
    家族が絡む人情話を挟んでくると思うのですが、
    むしろ、キャロチューの前途を妨害する方向で展開しそうな所にも
    自分は神経質になっています。
  色々な伏線を張っているけど、どこへ向かっているのかな。
  サクセスストーリーを見せたいのか、綺麗な曲を聴かせたいのか、
  アンチAI/人の心の大切さを訴えたいのか、
  テラフォーミングが実現された未来を想像させたいのか。
  あまり大上段に構えなくてもいい気がするんですが。
  どちらにしろ、やっぱり、自分には、楽曲への興味が趣味と異なるため
  手放しに絶賛はしづらいものの、
  大人が普通に見ることのできるアニメ、なのは確かです。
・魔王様、リトライ!
    ラノベ原作、異世界転生もの。
    自分の作ったゲームに転生する設定が他とはちょいと違う。
    どうして、という部分が少なくとも当初は語られないので
    ストーリーの深みはない。
    ただ、自分が作ったシステムだけに、世界をよく知ってるし、
    作った最強キャラに転生するのでチートすぎるw
    管理画面にアクセスできるなんて反則だろうw
    使えないけどw
    作画は普通。
    主役が津田健次郎さんってのは、割と珍しくないかな。
    きちんと萌えキャラも出てくるし
    (「食べないでください。美味しくないですから。」
     けものフレンズかよw)
    軽いノリのストーリー展開なので、
    しばらく楽しんで見れそう。
  作画は良くないw
  でも、思った以上にギャグにバカバカしい切れ味があって
  思わず笑っちゃいます。なんか楽しくなってきました。
  作画だけ総合芸術として足を引っ張っているけど、
  それ以外はなかなか。津田健次郎さんの力も結構ありますね。
  キリンとかアルパカとかは、ちょっとやりすぎで好きじゃないんですが、
  基本的に津田健次郎さんは、ヒーローもヒールもできる
  好きな声優さんのうちの一人です。まあ、大塚芳忠さん共々
  ヒールの方があってるけどw
・そうなんですか?
    漫画原作。漫画の方が絵柄は良いです。
    待田堂子さんがシリーズ構成・脚本。
    キャストもすごいし
    サバイバル入門っぽいウンチクもあって
    こちらも気軽に観れるかな、と。
    15分枠だし。
    まあ、無人島に女子高生4人だけなら
    これだけだらしなくなるのも不思議はない
    下ネタ、お色気ありアニメ。
    ナレーションに大塚明夫さん、ゆるキャン△と同じw
  サバイバルは残酷でグロいっすよねえ、本来w
  自分、レンジャー教育に行かされるのが見えてたので、
  自衛官辞めましたからねえ、よく分かりますw
  その辺をうまくギャグ化しているのはすごいです^^
・Re:ステージ!ドリームデイズ♪
    しょっぱな京王線高尾山口駅と高尾山が出てきて
    すでに好感度マックス状態なのを差し引いても
    女子中学生が、自分を乗り越えるシナリオ仕立てのようで
    割と好きなタイプのアニメです。
    作画は頭でっかちの可愛いキャラですが、
    べらぼうに良いわけではないです。
    ただ思った以上にダンスシーンを綺麗に動かします。
    肝心のライブの曲もいい感じですが、
    劇伴音楽も結構綺麗でいいです。
    ラブライブシリーズが好きなら、
    これもいけるんじゃないでしょうか。
    気になる声優さんも多く出てるので、
    引き続き喜んで見るでしょう。
    鬼頭明里さんはやっぱり綺麗な声、ですね。
    とまあ、作画以上になんか綺麗なアニメです。
  メンバー集めのエピソードが、何と無く分かりやす過ぎるのは
  難点でしょうか。メンバーが集まり、さあこれからに期待、ですね。


☆☆
・戦姫絶唱シンフォギアXV
    5期なんで流石にここから見ている自分には
    何がおきているかわかりません^^;
    でも、歌って変身するヒロインものなので
    適当に楽しめるのがすごいです^^
    声優陣が錚々たるメンバー。
    作画はアクションが速くてついていけないほど。
    うちのちょっと古い液晶テレビでは
    ブロックノイズの連続です^^;
  思った以上にシリアスな展開。
  悪くはないんですけど、決定打に欠けるというか、
  ミュージカルに違和感持つ人の気持ちが
  何となくわかるというか。
・通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
    設定はSOAで、なぜかお母さんと一緒で、
    なぜかお母さんが最強なアニメ。
    転生・転移ものだけど
    「このすば」や「魔王様、リトライ」と同じく
    比重はコメディにあります。
    ヒロインの茅野愛衣さんを始め
    コメディにもしっかり対応される声優さんがたが
    並んでますし、まあ、とにかく、このバカっぽさが
    売りでしょう。スルーしてもいいはずのアニメなんですが、
    なぜかうっかり笑っちゃうので、スルーするにも
    スルーできないアニメですね^^
    1話・白瀬真澄(cv.新井里美さん)のキャラが素晴らしすぎ^^
  お母さんは好きですか?がキャッチコピーのようですが、
  内容は、「お母さん、お子さん溺愛してますか?」と逆方向ですw
  #高木さんめ とちょっと違うけど、悪い意味ではなく、
  小恥ずかしさを感じるアニメで、つい目をそらしてしまいますw
・うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
    一時大流行りした文章型タイトルw
    の、まあ、ラノベ原作。
    親子の物語なのかな。「父親と娘」っていう関係は、
    生まれてこようが、拾おうが努力してそうなるものだから、
    その過程をゆるふわと見せるファンタジーアニメなのかな。
    作画、演出、音楽、演技、テレビアニメとして良い方と
    思えるので、しばらく、様子見ですね。
  親バカアニメだったんですねw 新鮮。
  ただ、本当にこのまま、ゆるふわで終わりまで行くのかな?
・胡蝶綺ー若き信長ー
    史実の人物を使ってファンタジー、はあまり好きではないのですが、
    歴史をなぞるような物語は好きです。あの司馬遼太郎だって、
    創作を混じえているわけで、この程度の推測に基づく
    フィクションはあっても良いでしょう。
    で、信長の大ファンである自分には
    これは面白がって観れる中身でした。
    うつけと言われた信長は、若い頃から
    中国の史書などに精通していると思える
    行動を取っています。うつけとは仮の姿、
    というのは間違いなかったと自分は思っています。
    苛烈で、尊大で、天才で、当時の常識を覆す
    時代を変えれば完璧な常識人の信長は、
    古い人間にはうつけと映ったのでしょう。
    その若い頃からの切れ者ぶりをアニメで見れるのは
    僥倖です。勘十郎との幼き頃の関係、
    信広との関係、土田御前との関係も
    これから起きる出来事だけ見ていると
    不自然に思えるかもしれませんが、
    多分、これが、実際には近かったのではないでしょうか。
    帰蝶が花守ゆみりさんなのはいい^^
    勘十郎が東山奈央さんなのも良い^^
    作画がもうちょっと良ければなあ。
  BLなのか?そうなのか?w
  一級史料である「信長公記」により自害とされている平手の死因を
  変更したり、割と信長を頼りなげに描かれていたり、
  テーマに沿うかたちで変更するところは大胆に変更しているけど
  まだ許容範囲です。が、自分の趣味や信長のイメージと
  ちょっと異なる方向に進み始めてきたので普通に流し見る感じに
  なってきました。
・かつて神だった獣たちへ
    漫画原作、最初の方だけ既読
    説明不足に陥らないように原作の時系列を変えた演出。
    作画は普通。これからが本番かな。
    この手のは期待はずれになる予感がします。
    予想を覆してくれることを期待しています。
    キャストもいいしね。
  うううーん。ギャグとシリアスのバランスが悪い。
・ナカノヒトゲノム【実況中】
    転生もの、になるんですかね。
    設定は暗殺教室にも似た感じです。
    彼方のアストラのように漂流者とも言えそうです。
    今時の文化がふんだんに織り込まれているので、
    20年後には当時の文化が知れる貴重なアニメの
    立ち位置にいるかもしれませんね^^
    主人公が完璧な善性の人なので、
    少し人情系も入っています。
    作画もまずまずいい感じですし、
    演出も音楽も適度ではないでしょうか。
    設定については、これから徐々に
    理解が進んでいくような展開ですが、
    説明不足とまではいかないので、
    じっくり腰を据えて見ていけそうです。
    ここでも鬼頭明里さんの綺麗な声が聞けます^^
  なんかラジオの実況を聞いているような
  流して見続けている状態です。
  中身が薄いと感じています。
・ヴィンランド・サガ
    北欧のバイキング時代のお話。
    原作を少し読んでやめたのは、
    血生臭すぎたのと、
    遊び半分の子供が引き起こす
    結果から始まる展開が
    テンプレートだったから。
    世界観は新しくて魅力的だったんですが。
    漫画では挫折したこのお話、
    アニメで見切ることができるか、不安です。
  引き続き不安ですw
・ロード・エルメロイII世の事件簿
    まだプロローグの放映のみですが、
    これは追った方が良い、と思います。
    といいつつ、1話を見る限り、
    Fateシリーズは原作の奈須きのこさんより
    派生を作っている人たちの方が面白いものを書く
    との噂を聞いていたものの、
    これで?本当か?という感じです。
    あと、自分には珍しく、声優さんたちの演技に
    あざとさを感じすぎて、ちょっと引きます。
    かろうじて水瀬いのりさんはいい方かなあ。
    「ベルくん」とか言い出しそうなのが
    ちょっと難点ですが。。
  初見の印象から変わらず。
・ありふれた職業で世界最強
    またしても転生もの。流石に飽きてきますな。
    ひねくれた盾の勇者が転スラになった感じのアニメ。
    ダークファンタジー。食らうことで身につける異能で
    モンスターを倒しダンジョンから脱出できるのか。
    囚われ姫を救い出しながら。
  おやおや、ハーレムものなのか、純愛ものなのか
  思いがけず普通に楽しめるようになってきましたが
  なんか、昼メロドロドロとかにもなりそうで
  未だ警戒中ではありますw
・可愛ければ変態でも好きになってくれますか?
    学園ハーレムラブコメもの。
    ヒロインが変態という設定は珍しいが
    それ以外は普通。間はいいし、
    セリフもこの手のアニメにしては
    普通に受け入れやすいので、
    普通に流し見る、かな。
    豪華声優陣。今期は手品先輩の本渡楓さん
    に続いて、竹達彩奈さんもお色気系。
  設定の提示は終了し、隠された部分も
  それとなく伏線を見せてくれたので、
  どう展開するのか面白くなっては来ましたが、
  変態加減がちょっと許容範囲外なのと、
  奇妙なハーレムが自分の嗜好には合わないな。
・ビジネスフィッシュ
    作画は「ヴァーチャルさんは見ている
    「ひもてはうす」「でびどる!
    の流れ。
    内容はきちんとドラマ仕立て。
    異形の生き物・魚人も人の世界に溶け込んで
    生活できるファンタジー世界での
    魚人のドタバタ喜劇です。
    正義感を持ち、魚人であることのコンプレックスか
    少し卑屈な主人公が思い込みにより空回りする様子は、
    ある種、自分にも当てはまり、
    対象が魚人なので、冷静に見られるのは
  この設定のメリットだと思っていたのですが、
  ちょっと痛過ぎるな。
・異世界チート魔術師
    主婦の友社とは珍しいラノベ原作。
    異世界転移もの。やたら強力な魔力を持っているところから
    始まります。1話は設定・登場人物説明で基本的に終了ですが、
    常とは違う異世界ものが楽しめるかはこれからのお楽しみですね。
    基本的に俺最強系アニメは嫌いじゃないので、
    どのようなストーリーを見せてくれるのか期待しています。
    それにしても異世界ものって多いんですねー。
    転移・転生しなくても、ファンタジーとして成り立たせること、
    できないんでしょうかね。
    パッと思いつく限り、ゴブリンスレイヤーとか
    ケムリクサとか。
    自分がこれだけある異世界もので☆5をつけてるのは
    幼女戦記リゼロ。次点でこのすば
    このアニメならではの特徴を見せてくれると嬉しいですね。
  と言っていましたが、さて、4話の段階では、がっかりです。
  いやー、今まで本気出してなくてピンチ招いちゃいました展開も
  ミスリードを促し水戸黄門の印籠状態にしたかったのでしょうが、
  楽しくないし、結局のところヒーローは情けないし、
  自力の実力でチートなわけではないようだし、
  決着はつけないし、ヒールがいやらし過ぎるし、
  捨て台詞は長過ぎるしw
  とにもかくにも演出がスッキリしません。
  盾の勇者は最後は若干、持ち直してくれましたが、
  結局、冒頭のまどろっこしさが最後まで尾を引いたのと、
  逆転後のヒール側の罰し方が???だったので、
  所見を変えるまでには至らず。
  このアニメも同様に、万が一、後半持ち直したとしても、
  作画も含め大逆転はあり得ないでしょう。
  視聴を中止しても後悔はしないな。
  気分的には時間が無駄だったなあと、
  ちょっと苛立ちモードですみません。
・ギブン
    どうも男性バンドものらしいのだけどBLの匂いもして
    警戒中。今季は割と続けてみたくなるアニメが多いのだけど、
    ここから下は、どちらでもいいかな、という感じ。
    どうしてこんな変な人の面倒を見る気になってるのか
    意味不明なところが原因でしょうか。
  初見から印象は変わらず。不思議なヤサオくんが本領発揮すると
  何かが変わってくるのかもしれませんが、そうだとしても
  引っ張りすぎです。ひょっとしてヤサオくんの歌声が素晴らしいの?
  この程度の演出で、みんながドッキリ、ハッとしちゃうのは
  無理やりじゃないかなあ。
  少なくとも自分にはハッとしちゃう周りの人たちに
  ハ?としちゃいましたw
・闇芝居
  紙芝居型ホラーアニメ。山椒は小粒でピリリと辛い系。
  最後まで落ちを見せずに、視聴者の想像に任せて
  終了するところが、恐怖心をさらに掻き立てます。
  すでに7期目。5分アニメだし、サクッと見られていいです。




番外
・スタミュ 3期
  才能ある素人が音楽学園で皆に楽しんでもらうために
  素直に努力を続ける物語。
  癖のある、意識高い仲間たちと当初は衝突していたが
  徐々にチームとして一体となっていくなど、
  王道学園音楽アニメ。
  守備範囲外なので番外ですが、
  イケメン男性たちの青春と歌を楽しめるので、
  対象の方には絶大な人気があるものと思われます。
・ピカイア 2期
  教育アニメとして、まあ普通に面白いので、
  続けて見ています。
  2期はカンブリア大爆発とは関係ないみたいですね。
  そもそも、1期もカンブリア大爆発の時代の
  探検物語だったと思うのですが、
  カンブリア大爆発の考察が深まるわけではなく
  カンブリア紀に実在していた特徴的な生物の
  図鑑的な紹介に終始していたのが
  自分としては物足りなかったです。
・あんさんぶるスターズ!
  女の子アイドルものに続いて男の子のアイドルものが
  連続放映されます。
  ゲーム原作なのかな?まずは自己紹介、設定紹介の第一話。
  守備範囲外なんですが、2倍速でながら見してると
  割と楽しい^^
  作画はこちらの方がいいですが、脚本が説明的な分、
  Re:ステージ!ドリームデイズ♪の方が好みです。
  ただ、説明的な割に楽しめてますけどね。
・指先から本気の熱情ー幼馴染は消防士ー
  この枠だし、題名から予想はつくけどね。
  18禁エロアニメのDVDのための
  番宣アニメ、といえよう。
  つまり欲求不満に終わる内容です^^
  中学生くらいにはいいとは思うけど、
  いいのかねえw
・トライナイツ
  ラグビーのW杯があるせいなのかな。
  高校ラグビーを題材にしたオリジナルアニメ。
  いろいろと雑なんだけど、
  ラグビーを知らない人にもわかりやすい展開なのは
  いいかな。
  オールアウトとか再放送しても良い気がするけど。
・博多明太!ぴりからこちゃん
  パステル調平面的な作画。
  明太子の妖精を頭に乗せたぴりからこちゃんが、
  商店街で活躍するファンタジーギャグアニメ。
  お子さんにはいいかも。
  

2019年8月1日木曜日

感想INDEX 2019年8月版

整理、インデックス化、覚書。逐次更新。

※※※  アニメ聖地巡礼 ※※※※※※※※※※※※※※※
御朱印の旅
諏訪大社
鹿島神宮
江島神社


※※※  アニソン感想 ※※※※※※※※※※※※※※※
アニメオープニング・エンディングお気に入り楽曲
2019年夏
2019年春
2019年冬
2018年秋
2018年夏OP
2018年夏ED


※※※  アニメ感想 ※※※※※※※※※※※※※※※
☆の数順。同じ☆の数内はあいうえお順。

☆☆☆☆☆
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
ウォーリー(映画)
Angel Beats!
終物語
終物語SP
カールじいさんの空飛ぶ家(映画)
刀語
傾物語
機動戦士ガンダム
黒子のバスケ
けいおん!!
ケムリクサ
恋物語
攻殻機動隊(映画)
ゴブリンスレイヤー
さよならの朝に約束の花をかざろう(映画)
SHIROBAKO
涼宮ハルヒの憂鬱 1期
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
宇宙よりも遠い場所
ダーリン・イン・ザ・フランキス
TARI TARI
憑物語
天空の城ラピュタ(映画)
true tears
猫物語(白)
化物語
ヒナまつり
秒速5センチメートル
魔法少女まどか☆マギカ
やがて君になる
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。
ヤマノススメ
結城友奈は勇者である 結城友奈の章
結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章


☆☆☆☆
あそびあそばせ
AKIRA(映画)
ACCA13区監察課
アニマエール!
アップルシード(映画)
甘々と稲妻
イノセンス(映画)
色づく世界の明日から
上野さんは不器用
うちのメイドがウザすぎる
AIR
エヴァンゲリヲン新劇場版(映画)
エロマンガ先生
えんどろ〜!
囮物語
鬼物語
ガールズ&パンツァー
ガールズ&パンツァー 劇場版
カウボーイビバップ
かぐや様は告らせたい
風が強く吹いている
神様はじめました。◎
からくりサーカス
君の名は。(映画)
キルラキル
雲の向こう、約束の場所(映画)
SSSS.GRIDMAN
けいおん!
けものフレンズ
恋は雨上がりのように
荒野のコトブキ飛行隊
ゴールデンカムイ
ゴールデンカムイ2期
心が叫びたがってるんだ(映画)
刻刻
言の葉の庭(映画)
この素晴らしい世界に祝福を!
この素晴らしい世界に祝福を!2
この世界の片隅に(映画)
このはな綺譚
暦物語
サクラクエスト
殺戮の天使
サムライチャンプルー
四月は君の嘘
シュタインズゲート
少女終末旅行
ジョジョの奇妙な物語 黄金の風
ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!
川柳少女
ゾンビランドサガ 
進撃の巨人 ファーストシーズン(映画)
だがしかし
DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
超可動ガール1/6
月がきれい
ティム・バートンのコープスブライド(映画)
転生したらスライムだった件
時をかける少女(映画)
図書館戦争
刀使の巫女
どろろ
長門有希ちゃんの消失
茄子 アンダルシアの夏(映画)
七つの大罪 戒めの復活
猫物語(黒)
ノラガミ
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
ハイスクール・フリート
ハイスコアガール
はたらく細胞
バッカーノ!
BackStreetGirls ゴクドルズ
ハクメイとミコチ
花咲くいろは
花咲くいろは HOME SWEET HOME(映画)
花物語
はねバド!
ハッピーシュガーライフ
パプリカ(映画)
ひそねとまそたん
ひとりぼっちの〇〇生活
踏切時間
BLOOD THE LAST VAMPIRE(映画)
プラネット・ウィズ
文豪ストレイドッグス 3期
ベルセルク 2作目1期2期
宝石の国
マナリアフレンズ
魔法科高校の劣等生
メルクストーリア
モブサイコ100 II
約束のネバーランド 1期
八十亀ちゃんかんさつにっき
ヤマノススメ サードシーズン
結城友奈は勇者である 勇者の章
ゆるキャン△
ようじょしぇんき(ミニアニメ)
ラブライブ!サンシャイン!!2期
ReLIFE
RELEASE THE SPYCE
lain
若おかみは小学生
私に天使が舞い降りた!


☆☆☆
あかねさす少女
アニメガタリズ
APPLESEED EX MACHINA(映画)
アンゴルモア元寇合戦記
異世界カルテット
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
伊藤潤二コレクション
いばらの王 King of Thorn(映画)
妹さえいればいい
INGRESS THE ANIMATION
宇宙戦艦ティラミス2
ウマ娘プリティーダービー
URAHARA
AIR
桜花忍法帖 バジリスク新章
おしえて魔法のペンデュラム〜リルリルフェアリル〜
大人の一休さん
ヲタクに恋は難しい
学園ベビーシッターズ
賭ケグルイ
神様はじめました
からかい上手の高木さん
艦隊これくしょんー艦これー
傷物語(映画)
機動戦士Zガンダム
キノの旅
きみの声をとどけたい(映画)
キャロル&チューズデイ
キリングバイツ
クズの本懐
群青のマグメル
けいおん!(映画)
軒轅剣・蒼き曜
聲の形(映画)
五等分の花嫁
この音とまれ!
こみっくがーるず
ささめきこと
サマーウォーズ(映画)
さらざんまい
ざんねんないきもの事典
実験品家族
邪神ちゃんドロップキック
重神機パンドーラ
シュタインズゲートゼロ
SHOW BY ROCK!! 1期
涼宮ハルヒの消失(映画)
ストライクウィッチーズ
ストライクウィッチーズ 2期
スペースバグ
スロウスタート
ソードアート・オンライン アリシゼーション(前)
続・終物語
多田くんは恋をしない
盾の勇者の成り上がり
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ちおちゃんの通学路
つうかあ
ツルネー風舞高校弓道部ー
デスマーチからはじまる異世界狂奏曲
でびどる!
デビルズライン
天狼 Sirius the Jaeger
とある魔術の禁書目録III
東京喰種RE:
同居人はひざ、時々、頭のうえ。
となりの吸血鬼さん
偽物語
ネト充のススメ
バキ
ぱすてるメモリーズ
働くお兄さん!
八月のシンデレラナイン
BANANA FISH
百錬の覇王と聖約の戦乙女
はるかなレシーブ
叛逆性ミリオンアーサー
BanG Dream!
BanG Dream! 2nd season
BEATLESS
BEATLESS FinalStage
ピアノの森
ビジネスフィッシュ
火ノ丸相撲
干物妹うまるちゃんR
ひもてはうす
ファイナルファンタジー7 アドベントチルドレン
フェアリーゴーン 1期
ブギーポップは笑わない
フルメタル・パニックinvisible victory
フルメタル・パニックふもっふ
文豪ストレイドッグス
ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。
ぼくたちは勉強ができない
僕の彼女がまじめすぎるしょびっちな件
ポプテピピック
魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(映画)
魔法少女サイト
魔法少女特殊戦あすか
魔法使いの嫁
みにとじ
焼肉店センゴク
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続
闇芝居
ゆらぎ荘の幽奈さん
ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士
夜は短し歩けよ乙女(映画)
ラーメン大好き小泉さん
ラブライブ!サンシャイン!!
りゅうおうのおしごと!
LOST SONG
ワンパンマン2期


☆☆
アイドリッシュセブン
ISLAND
悪偶 -天才人形-
雨色ココアsideG
いつだって僕らの恋は10cmだった
いぬやしき
W's《ウィズ》
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
エガオノダイカ(1)  (2)
大人の防具屋さん
お前はまだグンマを知らない
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
音楽少女
陰陽師・平安物語
ガーリー・エアフォース
寄宿学校のジュリエット
京都寺町三条のホームズ
銀河英雄伝説
クジラの子らは砂上に歌う
グランクレスト戦記
グリムノーツ
けものフレンズ2
賢者の孫
恋と嘘
攻殻機動隊V2.0
Code:Realize 創世の姫君
狐狸の歌
CONCEPTION
サークレット・プリンセス
七星のスバル
citrus
Just Because!
少女☆歌劇 レビュースターライト
消滅都市
涼宮ハルヒの憂鬱 2期
スタミュ 1期
すのはら荘の管理人さん
3D彼女リアルガール
閃乱カグラ 東京妖魔編
その時、カノジョは。
ソラとウミのアイダ
チア男子!!
デート・ア・ライブ3
刻越えのデリダ
ドメスティックな彼女
なむあみだ仏っ!
なんでここに先生が?!
ヴァーチャルさんは見ている


・王様ゲーム
ぐらんぶる


蛇足
オーディオ
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