2019年4月29日月曜日

けいおん!!

けいおん!! 総合:☆☆☆☆☆

4コマ漫画原作。「けいおん!」の続編。
2010年4月スタート。全24話。番外編3話。
至高の日常系アニメ。20話前後の文化祭がゆるふわの中でも程よい盛り上がりを見せ、そこで終わらせず、最後にスマートに演出された卒業でまとめられていたのがジワッと感動させてくれるので、けいおん!!で☆を5にしました。でも是非「けいおん!」から観てくださいね。

・ストーリー
高校入学と同時に軽音部として活動を始めた平沢唯・田井中律・秋山澪・琴吹紬の4人。2年生になってから入部してきた後輩の中野梓も加わり5人となったバンド「放課後ティータイム」。彼女らの2年生から卒業までの日常が描かれる。

・演出
とても綺麗なアニメです。誰も死なないし、嫌なこともなく、かと言って特別ハッピーな出来事が起きるわけでも無い、さりげない高校生活を描いているだけなのに、とてもドラマティックです。サザエさん、ちびまる子ちゃんと同じ感じなのですが、ほとんど活動場面が無いにも関わらず軽音部の活動が一応ベースになっているのと、時間がきっちり流れて行く点により、一段深いアニメにしている演出がとても良いです。誰しもが持っている、元に戻れないハイティーン時代を描写するには、時間は過ぎていった方がより魅力的になるのでしょうね。
いつも思うのですが、脚本が各話によって変わるけど、きちんと各キャラの性格・口調の整合性が取れてたりするのは、シリーズ構成の吉田玲子さんと監督の山田尚子さんの力、かな。作画もそうですが。

・作画
もう「けいおん!」のほぼ再掲でいいでしょうw 京都アニメーションクオリティ。ほんのちょっとだけアニメらしいリアルではできない動きを維持しつつ、リアルに動かしてみせる動画、安定の原画、絶妙な構図。美しくも絵画基調を残した背景、美術。現在のちょっとしたアニメでは勝負になりません。円盤買っても作画で後悔することはないんじゃないでしょうか。

・音楽
放課後ティータイムらしい楽曲、特に平沢唯(CV:豊崎愛生さん)名義の歌詞とボーカルの時が真骨頂。ただ、個人的には前作から引き続き秋山澪ボーカルの、よりハードロック調の曲の方がお気に入りです。

・演技
馴染んできたせいもあるのでしょうが、平沢唯・豊崎愛生さんの個性がさらに際立ってきましたね。メンバー5人は安心、安定感、あります。嫌味とか無いのは「ゆるキャン△」「ヤマノススメ 」同様です。豊崎さんは「ゆるキャン△」に、日笠さんは「ヤマノススメ」にも出てます。

前作引き続きの制作陣で、すんなり入っていける続編です。また、続編でしか出しえない旨味みたいなものを感じます。それだけで完結していない、ことを感想を書く時にはとても意識するのですが、この作品では、それを度外視できるなと。前作を超えた、と銘打って公開される映画など多いのですが、実際にはなかなか。でも、超えたかどうかは別にしても「けいおん!!」はうまく昇華した、と思います。

2019年4月27日土曜日

今週の「なんちゃって」一輪挿し 徳利有効活用

写真の機材は売り払い、スマホで頑張ると決めました。とはいえ、背景の布とか、レフ板とかはどっかから引っ張り出さないとw 今回の背景は自分の黒いワイシャツw 後は生花のセンスを磨かんとw 何でもかんでもソフトフォーカスかまして秋山庄太郎さんみたいにしたろうかw

2019年4月26日金曜日

同居人はひざ、時々、頭のうえ。

同居人はひざ、時々、頭のうえ。 総合:☆☆☆

連載中の漫画原作。漫画は読んだことないです。
2019年1月スタート全12話。
猫視点とエンディング曲で、なんとかかろうじての☆3です。

・ストーリー
小説家・朏素晴は、交通事故で亡くした両親の墓参りで出会った猫をきっかけとして、突然、ストーリーのネタが閃いた。素晴はこの猫から、これからも何かしらネタを得られるかもしれないと直感したこともあり、野良であった猫を飼い始める。ハルと名付けられた猫は野良のため厳しい環境で育ってきており、この人間があまりにか弱く、今まで失ってきた弟たちと重なって見えたことから、守ってあげなきゃ、と一緒に住むようになる。お腹一杯くれる餌に、釣られたのもあるが^^

・演出
前半は人視点で、後半は猫視点で、同じイベントを描く手法で、それぞれの視点の違いを楽しめる演出は良かったです。ただ、主人公がコミュ障で暗過ぎます。なんか、原作からそうなんですかね。推測でしかないので申し訳ないのですが、原作よりさらに暗くなるような、演出、演技指導、してるんじゃないか?と原作をつい庇ってしまいたくなるほど、ちょっと観ていて気持ち悪くなります。猫視点はCV・山崎はるかさんの明るい声音の力もあって、まずまず。でも、こっちも、弟を失う時の演出は、ちょっとテンポが悪くかつ中途半端な見せ方で終わっているので、今までの視聴者の経験で斟酌なしだと、感情移入までには中々進みづらい演出だなあ、と思いました。

・作画
今時のセル画アニメとしては普通じゃないでしょうか。猫は可愛いです。

・演技
小野賢章さんにしては。山崎はるかさんは良かったです。周囲の人はそれなりにちゃんと。

・音楽
オープニングも良かったですが、特にエンディング曲がお気に入りです。

人と猫とで視点を変えてみせた演出は良かったのですが、そこで描きたかったテーマをきちんと観る人に届けるところまでは、残念ながらいっていなかったように感じました。

2019年4月25日木曜日

revisions リヴィジョンズ

revisions リヴィジョンズ 総合:☆☆

白組制作オリジナルアニメ。
2019年1月スタート全12話。

・ストーリー
幼い頃、誘拐事件に巻き込まれ、助けられた女性に「いつか訪れる危機において、あなたがみんなを守って」と掛けられた言葉が、生存の危機的状況下にあったためか血肉に刷り込まれてしまった堂嶋大介。高校生になってもその言葉に取り憑かれていて、その行動は度を越したヒロイズムへの執着に満ちていて、誘拐事件の頃からの仲良しであった友達からさえも、一歩引かれてしまう状態にあった。
そこに、彼らが住む渋谷一帯が未来に飛ばされるという大災害が発生。謎の生命体に襲い掛かられる中、幼い頃に助けてくれた女性が現れ、大介に彼らに対抗しうる兵器を与えたことで、大介は、ついに自分のターンがきた、と「みんなを守る」ことを実現するために勇躍、謎の生命体との戦いに臨むのであった。しかし、彼は真の意味でみんなを守るために戦うのではなく、自分の存在意義が、ようやく達成される時代になったことに勇躍しているだけであったことから、周囲との軋轢が発生。本当の意味で大介は、みんなを守ることができるのか、試練の場に立たされる。

・演出
設定はなかなか興味深い、と思いました。まとめもそう悪くはありませんでした。が、
子供達の中の対立、大人たち同士の衝突、力を持つものと民衆との隔たり、過去から来た人と未来人との戦い、未来人の中での争い、そして、過去の自分と今の自分との葛藤。とにかく対立軸が複雑に絡み合い過ぎ、それぞれが、それぞれに特徴的なモチーフの上に立脚しているので、焦点が絞りきれず、多分、堂嶋大介の人間的成長と仲間たちとの友情を最も骨子としたかったのだろうと思うものの、そのテーマが薄れた感じになってしまいました。その上、感情移入しづらい堂嶋大介の性格や、仲間の中での三角関係、友人関係が若干特殊なのも相俟って、成長・友情を応援する前に、逝ってよし、と言いたくなってしまう演出が、力が入っているように思えるアニメなのに、残念方面の印象を強く残したまま着地してしまったなあと感じました。

・作画
キャラ含めて3Gですね。キャラについて、姿勢と動作が気になりますが、現時点では良い方ではないでしょうか。個人的には「コトブキ」の方が、若干自然でカッコよく思いました。メカや敵生命体の動きは流石に良いです。ただ、結構リアルな感じに終始するので、「ガルパン」のようなアニメ的な迫力は薄く、あくまで、リアルメカvsリアルモンスターの対決って感じでした。なんとなくリアル系の3Gとして、悪くはないんですけどね。でも「コトブキ」特に「ガルパン」ほど、作画が円盤買う障害になっていない、とは言いづらい感じです。

・演技
実力者が集まってなかなか良かったとは思うのですが、石見舞菜香さんは、パニック系はあまり合わない気がします。今(2019年4月)放映されているフルーツバスケットや「さよならの朝に約束の花を飾ろう」なんかは、石見さんだからこそ、て感じなんですけどね。

・音楽
うううん。ふつう、かな。

人間って群衆が集まるだけだと、暴走しかできない能無しになるのかな、まあそうかも、故に、そういう時には、やっぱり、カリスマ・独裁の存在が必要悪として出現しないと事態は収拾しないんだろうなあ、と思ったりしました。このアニメでは刻を使ってうまくそれを無しにしましたけどね。

2019年4月24日水曜日

ブギーポップは笑わない

ブギーポップは笑わない 総合:☆☆☆

連載中のラノベが原作。未読です。
連載中とはいえ、必ずしも連続性のあるストーリ展開とはいえないため、クロージングに関してはそれほど気にしないで済むアニメです。
2019年1月スタート全18話。ラノベの中のラノベと言っていい作品だけど、原作の外伝的なオリジナルストーリーのアニメは2000年に発表されているものの、原作そのもののアニメ化は発表されてから20年の時を経てようやく実現されました。
アニメ化されたエピソードは以下。
– ブギーポップは笑わない
– VS イマジネーター
– 夜明けのブギーポップ
– オーバードライブ 歪曲王
独特の世界観の中で展開されるストーリーというかイベント群なので、実際、視聴後に、これが一体なんだったのか、理解できたようなできていないような不思議な感覚に陥りました。ゆえに、なかなかアニメ化されなかった理由はわかりました^^;

・ストーリー
世界の敵が現れた時、自動的に発生するブギーポップ。ブギーポップは世界の敵の敵として超常の力により、世界の敵と対峙していく。

・演出
演出を語る上で、原作を知らないことは、大きなハンディです、特にこの作品では。
流麗だが質素なキャラクターが複雑に絡み合った勢力図の中で取り込んだり取り込まれたりして、非常事態が打開されていくのですが、これが奇妙にわかりづらい。それぞれの勢力の目的がはっきり描かれないから、どこに誰がいて、何をしようとしているのか、もう、事象が起きてみないとわからないのです。このクラウドの中に漂っている概念のようなものが、いつの間にか急激に帰納するのがこの作品の特徴であるならば、このアニメは、その表現に成功している(だろう)ことはなんとなくわかります。純文的な原作の場合、演出は原作を咀嚼して、より娯楽としてわかりやすくしても、アニメの場合はありなんじゃないかな、とは思いますが、この作品については、あえて、原作の世界観の再現に注力していると思われるこのアプローチ、いいんじゃないでしょうか。その分、娯楽性は落ちている、と思います。

・作画
必要にして十分。動画も良いです。眼をあり得ないほどでかくしてド派手に可愛く見せることなく、それでも魅力的になるようなキャラデザです。

・演技
悠木碧さんにしては、一人の人物の二重人格化に苦労している感じです。これは、ブギーポップの制作の方針だと、まず間違いなく言えると思うのですが、特徴的な世界観を演出する上で、このキャラ作りを悠木さんにさせたことは、あまり成功していないように自分には思えました。そもそも「キノの旅」の悠木さんも、実は自分には珍しく、ちょっと否定的、ですからね。もちろん、だからと言って、悠木さんの自分的女性声優御三家さんの位置付けが揺るぐことは決してありません。制作の期待通りのキャラだったろうと思うからです。
その他の方は逆に普通にうまかったです。
皆さん良かったのですが、強いてあげれば、衣川琴絵役の阿澄佳奈さんの二重人格が、自然ですごく良かったです。
大好きな大西沙織さんも、もう少し出番が多ければなあ^^ 特にかっこいい系の役だったので尚更^^

・音楽
いいです。op/edもよかったです。オープニングアニメも不思議不気味で良かったです。

つい、原作、1巻は読んでみたいな、と思いました。作者も1巻で完結している、と言っているようですし。

2019年4月23日火曜日

賭ケグルイXX

賭ケグルイXX 総合:☆☆☆

連載中の漫画が原作。未読です。
2019年1月スタート全12話。アニメ2期になります。

・ストーリー
原作の生徒会長選挙編のアニメ化です。連載中のところに追いついたこともあり、結末は少し変えていて、選挙戦途中で終わってしまった感じです。
蛇喰夢子の生徒会役員戦3連勝を受け、生徒会長・桃喰綺羅莉は生徒会を解散。新たに選挙を実施すると発表した。その選挙戦とはギャンブルによって得た票の多いものが生徒会長になるという変則的な選挙方式となり、私立百花王学園は生徒会長をかけての激しいギャンブル合戦が展開されることになった。また、この選挙では桃喰一族の盟主を兼ねた戦いも兼ねており、桃喰一族も学園に集結。血で血を洗う、一族内の戦いも激化していく。

・演出
ギャンブルってポーカーフェースが基本だと思うんですが、これだけ激しく表情に表して戦うのは漫画、アニメとしては仕方のないことでしょう^^逆に一般的な登場人物の激しい動揺ぶりと、危険を全く物ともせず、賭けることのみに興味を示し、異様なエクスタシーを感じる蛇喰夢子、圧倒的な自信に裏付けられた余裕の桃喰綺羅莉との対比がこの作品の魅力かもしれません。そう言った点では、このアニメは上手に演出しているように思います。

・作画
ヒロイン含めどんな美人でも、嫌悪した時のどす黒い顔の変化の表現がすごいですね。桃喰綺羅莉だけは、まだこの表情を見せていない、はずです^^; キャラがカッコ可愛いし、原作のおかげもあるんでしょうが、絵が綺麗です。

・演技
本気の賭け事の勝ち負けには、相当のエネルギーが必要だと思うんです。そして、そのエネルギーが正として解き放たれた時の演技、負として地獄の底に落ちた時の演技、皆さん、上手だったと思います。あと、まあ、あまり声音変えずに演技力だけでキャラ分けができる早見沙織さんですので、当然といえば当然なんですが、この役、あってますね。

・音楽
いいんじゃないでしょうか。OP/EDもアニメーション含め、かっこよかったです。飛ばさずにいつも観てから本編に入れました。

実写にもされた話題作。どんなもんかなと思いましたが、普通に楽しかったです。人情系に弱い自分からすると、その点は物足りなかったので、☆は3ですが、作画といい、公共的な部分は置いておいて、よかったと思います。

2019年4月22日月曜日

ガールズ&パンツァー

ガールズ&パンツァー 総合:☆☆☆☆

オリジナルアニメ。☆は相当辛めです^^;
2012年10月スタート全12話。
大々的にメディア展開中ですね。いやあ、続編、ちゃぶ台ひっくり返す方向ではない展開を期待してたのになあ^^;

・ストーリー
戦車戦がスポーツ化され戦車道として発展した未来のお話。県立大洗女子学園には戦車道が必須選択科目になかったことから、家を飛び出し転校して来た2年生の西住みほだったが、なぜか必須科目として復活してしまった戦車道をよりにもよって選択することになってしまう。不本意ながらも大洗女子学園で戦車道を履修することになった西住みほだったが、戦闘を一緒にくぐり抜けていく中で培われた仲間たちとの絆を通して、戦車道から逃げ出した理由を乗り越え、自分の戦車道を見つけていく。

・演出・作画・音声
監督は最近「荒野のコトブキ飛行隊」を担当した水島努さん。兵器がやたらリアルなんだけれどアニメ的な演出をプラスできる「ガルパン」の監督だったから、「コトブキ」を担当することになったんじゃないかな、と思っちゃいます。
挙動がとにかくリアルなんですよね。停止する時のサスペンションの効き、カーブを曲がる時のキャタピラゆえにカクカクしてしまうぎこちなさ、高性能な戦車になるにつれ台車が揺れても砲塔が回転しても砲身は水平を保つジャイロ機能などなど。ただ、実車の動きを完全にコピーしているわけではありません。実際の挙動を早送りした感じの演出・作画で迫力を増しているのがすごいんです。自分は歩兵だったんで、戦車や自走砲に守られる立場でしたが、いやあ、もっと鈍重なイメージです。でも、この動きはすごいw こうあってほしい軽快さですよね。あの走行で戦車長が半身出してちゃまずいだろう、とか、そういう野暮は言いっこなしです^^
それに、マウス退治の時、「戦車が乗れそう」の一言を布石にカメさんチームを突っ込ませ、なるほど!!、と思せておいてのーー、のミスリード手法もうまいw ちなみにオープニングのヒロインの水に沈む場面もこのカテゴリーですよね。
さらにさらに砲身を刀のように振りまくってチャンバラのように戦わせるだけでも凄まじいのに、そこに射撃も交える演出、アニメーションは必見です。まるで戦車がモビルスーツのようですw かと言って、本物の戦車の挙動があくまでベースになっているので観てて納得してしまえるのが、この作品の最も優れているところではないでしょうか。劇画・アニメ的な作画によるド派手な演出・作画でなくとも、リアル感満載の3Gでここまで出来たのは画期的です。
お話の方は「けいおん!」の吉田玲子さんがシリーズ構成・脚本。この方の台詞回しも自分的に理解不能な思考のキャッチボールがないので、安心してストーリーに入り込めます。コトブキとは異なり(熱血?w)学園モノだったのも、観ていてすんなり受け入れらてきた理由かもしれませんね。
戦車道という設定、1話で学園全体が俯瞰された時の意外性など、斬新な世界観がベースではあるものの、展開自体はちょっとあまりに王道なので、☆は4にとどめましたが、たとえ使い古されてはいても王道には王道の理由があり、面白いのはたしかに面白いです。
【円盤】
DTS HD master Audio 5.1ch(少なくとも重低音の追加)は迫力もあり、円盤買ってもいいんじゃないでしょうか。戦車内からの一人称視点での5.1ch音声はかなり効果的です。後方から突然声がかかるとびっくりしますが、確かにそっちの方角にいるよなと、しっかり作り込まれているのがわかります。
また、ボックスには本編で割愛されているに等しかったOVA「これが本当のアンツィオ戦です!」が追加されているのも嬉しいところです。

・演技
意表をつくキャスティングでしたよね。なんとなく自分がイメージしているキャラとは違う方向性のキャラを各声優さん方が難なくこなしてました。個人的には秋山優花里役の中上育実さんがお気に入りです。

・音楽
いいんじゃないでしょうか。各校の国の特徴ある曲や民謡も効果的に使われています。OP/EDもCD買うほどでもないけど、飛ばして本編を観ることはなかったです。それに、パンツァー・リートがいいっすねえ、やっぱりw

剣道だってありなんですから、戦車道に対して命のやり取りがどうとか、言わないでね^^

2019年4月18日木曜日

ガーリー・エアフォース

ガーリー・エアフォース 総合:☆☆

連載中のラノベが原作。未読です。
2019年1月スタート全12話。

・ストーリー
ザイと呼ばれる人類の保有する軍用機をはるかに凌駕するパワー・旋回能力を持つ謎の飛翔体が世界中に現れてから2年。上海から日本に向かっていた船がザイに襲撃され撃沈される。救命艇で脱出した鳴谷慧は、ザイと戦い撃墜された戦闘機を助けるため、海に飛び込み、戦闘機からパイロットを救い出した。それが鳴谷慧とコックピットで気を失っていた少女の形をしたアニマと呼ばれる謎の生命体との出会いの始まりであり、運命の糸が絡み合うきっかけであった。鳴谷慧はアニマを補完する力を保有していたため、自衛隊に協力し、ザイとの戦いに巻き込まれながら、ザイ、アニマという生命体の謎を解き明かして行く。

・演出
原作の力を活かしきれていないところもありそうです。ですが、そもそも原作自体にストーリーを面白くするよりも大衆受けを狙いすぎる設定がそこかしこに感じられ、それがこのアニメの演出により、悪い方向にさらに増幅されているため、どうもアニメ化に成功しているとは思えなかったです。どうしても観ていて辛くなるし、ある種痛々しささえ感じてしまいます。
キャラの作画も安定していないですし、鳴谷慧の振る舞いが、不自然で、基本的に誠実なようでいて幼稚さを感じさせるような演出なので、どうにも肩入れしづらい。また、彼を取り巻く周りの大人の行動もその信念に沿った行動を取っているとは受け取りづらく、フラストレーションを抱えながら観て行くことになります。
アニマを少女型の生命体のようなものに設定した時点で、原作含めた製作の下心が透けて見えてしまう。自分がこれを観ている時に感じたこの作品の最大の欠点でした。少女型生命体である理由について、全くフォローがないのは、流石に落ち度でしょう。

・作画
戦闘機の挙動はある意味「荒野のコトブキ飛行隊」より日本のアニメの正常進化系、と言えないこともない、迫力あるアクションを見せてくれていました。

・演技
あまり声優さんを悪く言わない方なんですが、演技指導、演出、脚本に足を引っ張られましたかね。

・音楽
これは良かったです。

原作ファンは、これを観て、納得したのでしょうか。ちょっと興味あります。

2019年4月17日水曜日

ワンパンマン 1期

ワンパンマン 1期 総合:☆☆☆☆☆

当初WEBで公開され始めた漫画が原作。連載中。残念ながら未読です。
2015年10月スタート全12話。

・ストーリー
どんな強敵でも一撃(ワンパンチ)で倒してしまう、ヒーローを趣味として活動している人類最強はもちろんのこと宇宙の生物の頂点に立つ強さを持つサイタマ。手応えのない敵ばかりを虚しく必殺してきた彼は、あまりの速さ強さゆえに、悪を倒しても目撃者も、証拠も残らないため、その実力とは全く見合わない凡庸とした生活を送っていた。
そんな日々の中、サイボークに家族を奪われ、自身も瀕死に陥ったジェノス。復讐のために全身をサイボーグ化し、仇討ちを始めたジェノスだったが、敵の前にあえなく敗れそうになり、相打ちを狙って自爆しようとしたその瞬間、サイタマに助けられ、その圧倒的強さに憧れ、サイタマの弟子となる。
当初は迷惑がっていたサイタマだが、彼と行動を共にすることで、プロのヒーローになり、レッキとしたヒーローとしての活躍が描かれていく。ただし、やっぱり、一般には大して知られることがないままに。

・演出
漫画でもきっと面白いんでしょうが、このリアルでは映像化不可能と思わせるほどの迫力のアクション、サイタマの強さと自然体の時の落差の激しいデフォルメ化、キャラにピッタリ合ってる声優陣のキャスティングなど、特に文句のつけようがないです。原作の力でしょうが、ストーリーも展開もシナリオも、不思議なところは特になく、この世界観に完全に埋没することができます。この、昼行灯的なヒーロー、自分的には相当ツボで、サイタマが主役なだけでも手放しで☆5をつけてしまいそうになりますが、アニメ全体として、みても、爽快感を求めたい時には、娯楽アニメとして安心の☆5ではないでしょうか。

・作画
キャラも安定しているし、アクションも素晴らしい。これぞジャパニメーション。

・演技
サイタマの古川慎さん、「かぐや様は告らせたい」の白銀御行もそうですが、ギャップのあるキャラの演技、とっても上手です。ジェノス役の石川界人さんも堅物なキャラをうまく演じてらっしゃいます。とはいえ、やっぱり、悠木碧さん、早見沙織さんが出てるのは自分的にでかいw 2期ではこのお二人も活躍しそうなので、とても楽しみです。

・音楽
OPすごく良いです。いかにものアニソンなんですが、なんかやたら元気が出てきます。

2019年4月から始まる2期に合わせた再放送を観ましたが、今更ながら感動です。ちなみに、ブルーレイもボックス化されていて1話あたり1000円と、この世界では良心的です。それでも北米版だ4000円と値引きされた日本版の三分の一の値段。特典盛りだくさん、字幕の心配なし、ではありますが、もうひと頑張り、是非してくれると嬉しいな、と思うのです。

2019年4月16日火曜日

魔法少女特殊戦あすか

魔法少女特殊戦あすか 総合:☆☆☆

スクエニの漫画原作をアニメ化
2019年1月スタート全12話。

・ストーリー
異世界からの襲撃を精霊族の力を借りて撃退した人類。その時、前面に立って人類を救ったのは魔法を使える魔法少女たちだった。生き残った魔法少女5人はマジカルファイブと呼ばれる英雄となった。しかし、異世界からの侵略と戦った魔法少女たちは彼女ら以外にも多数いて、マジカルファイブの仲間も戦いの中で多くが死んでいった。大戦が終わった後、マジカルファイブはそれぞれの目的のため世界に散ったが、みんな心に何かしらの傷を負っていた。
マジカルファイブのひとり大鳥居あすかは、犠牲になった仲間たちのことが忘れられず、そして、異世界を撃退したにも関わらず、一向に平和にならない世界の中にいて、自分らの戦い、犠牲になった仲間たちの意味を見失い、虚無感を抱いていた。
しかし、傷ついたあすかが癒される間も無く、依然混沌としている世界は、彼女を表舞台に引っ張り出していくのだった。

・演出
そんなに悪くないと思うのですが、何せ物語の途中を切り出した形でアニメ化しているので、12話ではどうしても説明不足に陥ります。映画「ターミネーター」のラストのセリフ、「嵐がくるわ」は、ターミネータを一つの物語として完結させつつ、人が生きている限り物語は終わらない、と言うような印象を与えてくれて、素晴らしいエンディングだったと思うのですが、これに匹敵する、続きがあるにも関わらず、しっかり完結させられるエンディング、なかなか観ることはできないものですね^^ このアニメでは、変な女のセリフを最後の最後の一歩手前に追加して2期があるような伏線を張ってるんですが、蛇足です。そんな思わせぶりな演出をしないで、素直にアスカのセリフで終わらせた方が、ずっとスマートに完結させられたと思いますし、その上で2期を作ったとしても、誰も怒らないと思うんですけどねえ。
マジカルファイブそれぞれがおった心の傷の観せ方は、なかなかシュールで、自分的には好印象でした。ここを深掘りできないものですかね。ええ、ええ、もう、魔法少女に夢なんか見てませんから^^

・作画
よくはない。中途半端でした。まあ、発展途上、と言うことで。

・演技
声優さんたちに文句はないですね。しっかりキャラを演じられていたと思います。

・音楽
OP/ED、よかったです。CD買ってもいいんじゃない?

世界観、設定、キャラはしっかり作り込まれていて面白そうだったんですが、如何せん短すぎましたかね、1クールでは。終わり良ければすべて良し、とはよく言ったものですね。そうでないことも多々ある、と言うことでしょう。

2019年4月15日月曜日

ハイスクール・フリート

ハイスクール・フリート 総合:☆☆☆☆

オリジナルアニメ。
2016年4月スタート全12話。

・ストーリー
日本の大半が海に沈んだ世界で「海に生き、海を守り、海を往く」ブルーマーメイド。ようは海軍の女性たちの総称。そのブルーマーメイドになるための養成学校の実習航海中に、岬明乃が艦長を勤める「晴風」は教官の乗る艦船から攻撃を受けた。やむなく応戦するも「晴風」の反乱と認識されてしまう。時を同じくして岬の幼馴染・知名もえかの乗る「武蔵」も行方不明となる。岬は「晴風」を守りつつ、汚名を晴らし、はぐれた知名に心を痛めながらも、乗員と協力しこの試練を乗り越えていく。

流してみると岬明乃は情けなく見えるかもしれません。ですが、彼女がどうして海の仲間は家族だ家族だと言っているのか、海で何かあった仲間を自らが助けようとするのか、板挟みにあってすくんでしまうのか。その背景がしっかり描かれているので、彼女の行動原理に最終的に納得いくシナリオが、とても良かったと思いました。

・演出
リアルな艦船のアニメーション。迫力の艦隊戦。可愛いキャラながら、友情と責任の板挟みをテーマに、歯ごたえのあるミステリー基調のストーリーが展開されます。しかし、そこは、女の子たちが主役のアニメでもあり、ほっと一息つかせながら、やるときはやる、の切り替えの演出効果をうまく使って、まったりとしっかりを巧みに観せてくれていました。そして、同じ艦に乗り合わせた仲間たちの関係もしっかり描くと同時に、艦船自体への乗組員の愛着が自然に育まれていたことを、最後にちゃんと伝えてきたのも特筆かと。まあ、謎がもうちょっと深ければ、ミステリーとしてもなかなかだったのにな、と思いはしましたが^^

・作画
艦船はリアルで、キャラは2次元でと、今取りうる作画の手法では、ベストな組み合わせではなかったでしょうか。リアルな艦隊戦ですが、迫力もあって良かったです。

・演技
もう、登場人物が多いんでね。一人一人は上げれませんし、ちょっとキャラが被っちゃう感じはしましたが、まずまず良かったと思います。あえて一人挙げるとすれば、やっぱり機関長の高森奈津美さん、ですかね^^
生徒と、教官やブルーマーメイドの経験を重ねた大人たちとの違いが、はっきり分かるように演じられているので、この演出は、生徒たちと大人たちの操艦の違いを表現するにも非常に効果的で、作画を助けていたと感じました。

・音楽
これも、よかったです。一番最初の「ゴジラ」の劇伴を担当した、日本が誇る作曲家・伊福部昭さんの曲調と似てましたが、ゆえに、盛り上げる効果も確かなサントラでした。OP/EDもまずまず。

ラストシーンで、着帽している者は挙手の敬礼を、脱帽している者は不動の姿勢で見送る姿が、ちゃんとしてて、制作のこだわりが伝わって来ました。

2019年4月11日木曜日

モブサイコ100 II

モブサイコ100 II 総合:☆☆☆☆

完結済み漫画原作。原作未読。1期も未視聴
2019年1月スタート全13話。

・ストーリー
霊幻新隆をエセ霊能力者なんだけれど霊能力とは関係なく師匠と仰ぐ最強の霊能力者・影山茂夫。普通の人として生きるために努力を続けるが、強大な霊能力によって世界征服を目論む鈴木統一郎の野望に巻き込まれ、あまりに強大なその能力をどのように使うか最後まで悩みながら、自身の理想と持ちうる力との間の葛藤と対峙していく。

・演出
絵柄、物語のギャップをうまく利用しつつ、迫力のあるアクションシーンで、物語を盛り上げてくれます。不思議なセリフもなく、自然に物語に集中できます。

・作画
かっこいい絵柄ではないけれど、味わいのある画風によって絵柄に邪魔されることなく、味わいのある人情劇に集中させてくれます。

・演技
櫻井孝宏さんの胡散臭さ満開演技が素晴らしいですw 影山茂夫役の伊藤節生もいい味出しています。

・音楽
サントラはシーンをしっかり盛り上げてくれます。OPが結構好きです。

なんとか1期、観てみたくなるアニメでした。でも、2期で完結まで描いているわけではありません。3期、あるんですかね。

2019年4月10日水曜日

その時、カノジョは。

その時、カノジョは。 総合:☆☆

福岡のローカル局での放送していたやつを関東のローカル局TVKで再放送していたので観ました。オリジナル5分アニメ。

・ストーリー
オムニバス形式で女性視点の恋愛時における心の揺れを描いています。

・演出
あまーーーーい ^^; 甘(スイートの意)すぎじゃね?本当に女性ってこんな感じで恋愛に対峙しているんですかね。いやあ、甘すぎてちょっとしょっぱいものが欲しくなります。
「臨死!!江古田ちゃん」とどっちが本当なんだよw

・作画
柔らかい絵柄で、基本、紙芝居です。

・演技
基本的に、各話ごとに主人公が変わるので、声優さんも入れ替わり立ち替わりです。お話に集中させてくれます。

・音楽
エンディングの竹内まりあの楽曲がまずまずなんだけど、ワン・ツーと始まると、うわあ、甘い、甘すぎる、とついつい、顔がふやけてしまいます。

まあ、甘やかす男がな、ぐっちゃぐちゃだな!(リナヨ風でw)

2019年4月9日火曜日

私に天使が舞い降りた!

私に天使が舞い降りた! 総合:☆☆☆☆

連載中の漫画が原作。原作未読です。
2019年1月スタート。全12話。
基本、4コマ漫画なので、連載途中でアニメが終わっても、あまり違和感はありません。

・ストーリー
星野みやこは大学一年生の人付き合いが苦手な女の子。化粧気もなく、大抵いつも家にいて、家では高校時代のジャージで過ごしています。彼女には小学校5年生の妹ひなたがいて、ひなたはお姉さんのことが大好き。とても敬愛しています。ある日、ひなたは同級生の友達・白咲花を家に連れてきます。星野みやこは花に一目惚れ。洋裁が趣味の彼女はかわいい洋服を花に着せるため、なんとか気を引こうと花の大好きな甘いもの・手作りのお菓子を作ってあげます。そして、それと引き換えに、自分の作った洋服を着てもらって写真を撮るのです。なんだか危ないお姉さんですが、そんな日々の中で、だんだんと友達の輪が広がり、星野みやこの優しい人柄に小学生たちが触れるに従い、彼女の周りに温かい輪が出来上がっていきます。星野みやこもそんな輪の中、徐々に外の世界に出かけられるようになっていくのです。

・演出
引きこもりなんだけれど、何かのトラウマがあったりするわけではなく、「古見さんはコミュ症」の古見さん同様、単なる素養なので、あまり、イライラすることはありません。古見さんほど前向きなわけではないのだけれど、ひなたに半ば無理やりに世間的(と言っても小学生の間にだけれど)にヒーローにされていくうちに、少しづつみんなに打ち解けていく様子は見ていて温かい気持ちになります。そもそも、みやこは優しくて良い人。感情を高ぶらせることもないので、みやこが望むと望まないとに関わらず子供達はとてもよく懐きます。子供達が楽しそうに過ごすのを見て、お母さんたちもひなたに好意を持つようになっていき、ひなたのおかげで、みやこの世界は緩やかな広がりを見せていきます。
このような、暖かい世界を、パステル調の美術、柔らかいキャラデザイン、ほっとする演出で安心感に包まれた中、見続けることができて、とても良い演出だったと思います。
似たような日常ゆるふわ系なら、最近だと「となりの吸血鬼さん」「アニマエール!」「こみっくがーるずスロウスタート」「えんどろ〜」あたりも、面白いと感じるかもしれませんね。

・作画
まあまあ、普通です。特に大掛かりなアクションもないし、まあ、安心して見られます。作画は人によるかもしれませんが、可愛い絵柄で良いんじゃないでしょうか。

・演技
みやこ役・上田麗奈さんが良かったです。この全く棘がない感じ、ヤマノススメ の井口裕香さんを連想します。その他、周りの方もよく見かける方で固めていて、このゆるい雰囲気、可愛い絵柄にしっかりマッチした演技を披露されています。

・音楽
普通かな。ただ、OP/EDは結構良かったです。声優さんが役柄通り女の子の声で張り切って元気よく歌っているので、店頭で買うのには、「いやー、娘に頼まれて」とか言い訳しながらでないと、少し恥ずかしいかもw

特にあげつらう欠点もなく、自然と楽しめたアニメでした。
みやことひなたの姉妹愛がとても良く、これがベースのテーマとしてしっかり示されているので、何があっても揺るぎないゆるさ、あたたかさがとても良かったです。

2019年4月8日月曜日

かぐや様は告らせたい

かぐや様は告らせたい 総合:☆☆☆☆

連載中の漫画が原作。原作既刊既読です。
2019年1月スタート。全12話。
作者本人は副題となる〜天才たちの恋愛頭脳戦〜を外したがってらっしゃるようです。
副題を見て、内容に思いを至らせない方が良いかもしれません。有っても無くても、面白いですけどね。

・ストーリー
上流階級の子弟が多く通う名門高校・秀知院学園。そこには、巨大財閥の令嬢であり、頭脳明晰・運動抜群まさに天才の四宮かぐやが通っていた。同じく高校2年生の白銀御行は貧乏に分類される家庭にありながらも、学業の成績を認められ、生徒会長にまで上り詰めた努力型の秀才。二人は生徒会副会長、会長として、生徒会活動に勤しんでいたが、同時にお互いを異性として意識し始めていた。しかし、双方の共通意識である「恋愛は告った者の負け」の理念のもと、意地でも相手から告白させることを決意し、日夜、恋の駆け引きを繰り返していくのだった。

・演出
特にかぐや様からのアプローチが多く、なんとか白銀から誘わせたくて、権謀術数の限りを尽くすのですが、同じ生徒会役員の藤原書記や石上会計の悪気のない行動により、計画が崩れ去り、それを取り繕おうとさらに深みにはまっていきます。この時の、お互いの微妙な仕草、恋するがゆえに曲解していく様子を、面白おかしく演出していると思います。漫画でも面白いのですが、テンポの良い掛け合い、感情の爆発、心の動揺を作画と演技で上手に演出していて、アニメとしても成功していると感じました。最終2話は、四宮家の令嬢という立場と貧乏人の境遇を絡み合わせることで、人情劇として、しっかりまとめ切りました。結局、最後はドタバタするんですけど、ほんのちょっとだけ前進したような雰囲気を見せて終わらせたのも、良かったんじゃないでしょうか。

・作画
普通ですが、感情表現がしっかりしている作画だったので良かったです。

・演技
かぐや役・古賀葵さん。すごく良かったですし、すっかりかぐやでした。とくに「お可愛いこと」は、自分が漫画で読んだ時より、このアニメでの古賀葵さんの台詞回しの方が、はるかにしっくりきました。漫画をアニメ化したとき、原作ファンだと、こういう点の違和感が、アニメを敬遠する一つの理由になると思うのですが、古賀・かぐやは想像の上をいってくれたと感じました。
白銀役・古川慎さんも格好良い時、格好悪い時、天然の時、冷静な時、困惑した時、照れ隠しに大騒ぎする時、作画の力も大きかったですが、それとぴったりマッチしてた感じで、お話を自然に楽しめました。
そして、藤原書記役・小原好美さんがかわいい天然ボケで周りの空気を意に介さないボケっぷりがこの作品をしっかり締めてくれていましたね。ナイスサブ!
最後は花守ゆみりさん。四宮の付き人を、一般人の視点から、言わないけれどこっそり指摘しているクールな役回りが新鮮でした。

・音楽
いいんじゃないでしょうか。あくまで個人的なんですが、自分、鈴木雅之さんの曲と歌い方、大昔から苦手なんですよねえ。アーバンが少ないので、珍しく早々に躊躇なく飛ばして視聴開始します。

からかい上手の高木さんの思春期の女の子に対して素直になれない男子キャラが漫画では微笑ましかったのに、アニメになった途端、小っ恥ずかしくなったのに対し、こちらでは、その辺をうまく料理して、視聴者に届けてもらえたアニメでした。
連載中なのもあり、2期があってもおかしくないアニメですが、すごく上手くまとめてくれたのも、好感度アップです。

2019年4月6日土曜日

えんどろ〜!

えんどろ〜! 総合:☆☆☆☆

Studio五組によるオリジナルアニメ。
2019年1月スタート。全12話。

・ストーリー
勇者という職業は魔王を倒すために存在する。そして、このナラル島に伝わる勇者と魔王にはある真実が隠されていた。999代目の魔王を倒すため999代目の勇者は仲間とパーティーを組み魔王との最終決戦に臨んだが、勇者のスペルミスにより禁断の魔法が誤爆。魔王もろとも勇者パーティは過去に飛ばされた。そこは勇者パーティが冒険者学校で学び始めた時代だった。魔王は冒険者学校の教師となり、勇者をミスリードすることで自分の未来の運命を変えようと妨害を試みるのだが、、。

・演出
ゴブリンスレイヤー」と真逆のコメディタッチの冒険者物語。「このすば」に近い感じだけど、魔王との対立がベースにあるため、しっかりした筋書きの中、話が進んでいくので物語として楽しめます。エピソードも他の人情系のファンタジーに似ている様でいてオリジナリティがあり、シリアス要素を持ちながらも終始暖かさに包まれる展開が観ていて気持ちよかったです。まとめ方も強引っちゃあ強引なんだけど、自然に張られていた伏線がいつの間にか回収されエンディングに繋がる綺麗な演出で、いいんじゃない、むしろこれで、と思わせてくれました。

・作画
結城友奈は勇者である(鷲尾須美の章勇者の章)で普通に良く、刀使ノ巫女ラーメン大好き小泉さんであれれ?と思ったのが、このアニメで元に戻してくれました。絵柄が気に入れば円盤買っても、まあ、良いんじゃないでしょうか。Studio五組の中にも複数のチームがあるんでしょうね。

・演技
赤尾ひかるさんと自分は相性がいいみたい。この人の演技の作品、何かと好きです。勇者パーティの水瀬いのりさん、夏川椎菜さん、小澤亜李さんも流石って感じだったのですが、マオちゃん役・久野美咲さん(強面に変身すると玄田哲章さん、このギャップも良かったw)は相変わらずの個性的な可愛い声で、舌ったらずな感じがあるのも含め、なんかいいっすね。そして、メイゴ役・佐藤聡美さんもお気に入りです。メイゴの役回り、魔王との関係の演出も温かい雰囲気に一役買っていて良かったです。

・音楽
サントラはシリアスなシーンもコメディタッチのシーンもうまく盛り上げていました。OP/EDの勇者パーティによる歌唱も、元気な感じでお気に入りです。

円盤はちょっと勇気がいりますが、ブルーレイには焼いておきたかった>< もー自動削除めーw 個人的にかなり☆5に近い☆4アニメでした。

2019年4月5日金曜日

約束のネバーランド 1期

約束のネバーランド 総合:☆☆☆☆

ジャンプ連載中の漫画が原作。原作既刊既読。
2019年1月スタート。全12話。1期の感想です。2期は2020年放映で決まっています。

・ストーリー
ジャンプだからってシリアスものがなかったわけではないけれど、その中でもかなりダーク寄りな内容です。直接的なスプラッター描写は避けられているので、子供達にも見せられるとは思いますが、奇妙な恐怖心、若しくは、誤った好奇心を与えそうです。
自分も「ジャンプ系の漫画」と表現することがありますが、特徴として、友情、努力、勝利、明るさが必要です。必要な世界観の明るさが、「北斗の拳」同様、ダークサイドに振られているのが当アニメです。ジャンプのもう一つの顔ですね。ただ、同じにするとノーベル文学賞のカズオ・イシグロに怒られてしまいそうですが、「わたしを離さないで」に似た設定の中、明るく前向き暖かい性格で成績優秀、特に身体的な能力に優れ、リーダーとしてのカリスマをも持った少女と、彼女を上回る明晰な頭脳を持つ少年、権謀術数に長けた策謀家の少年、3人が、自分たちの置かれた状況に気づいたことで、壮大な鬼ごっこを計画し、数多の困難を知恵と勇気と決断で乗り越えていく物語です。

・演出
ママの鉄血にして熱血にして冷血な監視役さ加減が、原作より抑えられている感じがします。むしろ人間味を、最初から少し醸し出して見せることに、原作を読み解いた制作は腐心したのではないかとさえ思いました。自分は悪くないアプローチだとは思いましたが、鬼ごっこの緊張感は、少し削がれた気がします。これ、原作を知っているが故に、そう感じちゃったのかもしれませんが。大人になると思うのですが、子供の嘘ってすぐわかるw でも、この子らは大人をも騙せる才知を持っている、と観ている人に思わせないと鬼ごっこの緊迫感は崩れ落ちると思うのですが、このアニメの3人の子供たちの演出、ママの演出、原作を知っていてもなお、ドキッとさせられるところもありましたので、成功していたのではないでしょうか。

・作画
さすがにマンガ大賞は逃したものの数々の漫画賞をゲットしている話題作。最後まで力が入っていていいです。特に3Gを派手に使うこともなく、うまく融合して見せていると思います。

・演技

主役の3人、それぞれの個性がしっかり出てて、上手ですねー。諸星すみれさん、内田真礼さん、伊瀬茉莉也さん。フィル!フィル!フィル!もうちょっとだけ可愛く!おねがい^^原作の絵が可愛すぎるのかなw

・音楽
普通にいいんじゃないでしょうか。そう言われれば、あまり気になりませんでしたね。サントラとして優秀かと。

2期で終わるのかな?多分、無理だよね。この1期。2期ありきなので、まあまあとはいえ仕方のない終わり方になったので、単体☆5にはしづらかったです。

2019年4月4日木曜日

荒野のコトブキ飛行隊

荒野のコトブキ飛行隊 総合:☆☆☆☆

戦闘機と少女をモチーフにしたオリジナルアニメ。
2019年1月スタート。全12話。
同じようなモチーフでは同じ冬アニメとして「ガーリー・エアフォース」もありましたが、「ガーリー・エアフォース」は従来型のアニメ制作で、よりSF色が強くボーイ・ミーツ・ガール要素がふんだんなのに対し、やはりSFチックとはいえ既視感のある異世界を舞台にし、飛ぶ意義を前面に押し出し、社会性の強い当アニメとはストーリ展開も趣もことにしています。自分はこちらのアニメの方に惹かれました。

・ストーリー
空輸を生業とするオウニ商会。空賊から守るため、なぜか太平洋戦争中の陸軍飛行隊主力機であった隼で編成された女性ばかりの凄腕パイロットからなる用心棒集団コトブキ飛行隊は、オウニ商会に雇われていた。彼女たちは、最初は普通に積荷を守っていたが、いつの間にか政治に巻き込まれ、そして、世界の成り立ちの謎をめぐる利権争いにまで巻き込まれていくことになる。

・演出
シリーズ構成・一部脚本は横手美智子さん。安定して不思議のない言葉でストーリーを紡いでくれます。監督はガルパンの水島努さん。SHIROBAKOコンビですね。作画は置いておいて、物語も演出もテンポもとてもよく、SF基調とはいえ新しい国が興る黎明期の身近な出来事の積み重ねを、オリジナリティあるストーリーでスマートに見せてくれます。イラっとさせる振る舞いのキャラも多いのですが、殺意を抱くほどでもなく、なんとなく、個性的な連中が織りなす奇妙な開拓史を見ている感じになります。飛行船やレシプロ機、そして点在する西部の田舎町風の村、近代化してはいるが狭い土地に広がる都市が、奇妙な世界観を作り上げていて、設定のうまさを感じます。

・作画
フルCGというわけではなく、なんか中途半端。まさに発展途上。キャラを3DCGにして人形劇と言われないようにするのはまだまだ大変なようです。あの押井守(この人だけは攻殻機動隊V2.0で詐欺られたwので呼び捨てですw)の映画でさえ、イノセンスではキャラだけを2次元にし、3Dの舞台で泳がせる事で成功させましたし、意地で作った一部3次元キャラの攻殻機動隊V2.0は金返せ状態だったわけで、テレビアニメで、現時点で、これ以上を要求するのは、多分酷です。
ちょっと脱線しますが、むしろ逆にセル画アニメのアニメーションがかなり劣化していませんか?3DCGの進歩とは反対方向に進んでいます。世代交代はまちがいない、と自分は思っています。そして、3DCGでの作画について、キャラ部分だけを論って評価するのは、片手落ちってもんです。
レシプロ機の動きは素晴らしいです。手に汗握るし、俺最強と違い、自分がいつ落とされてもおかしくない、ちょっとしたスリルを体感できる表現をしています。操縦席に直撃弾が少なく、落とされても生還できる事が多いので、最終的な緊張感はあまりないのですが、子供も見るアニメですから、このくらいのゆるさでも、自分は許せます。許せないんでしたら、第二次世界大戦のドキュメンタリー映像をお勧めします。それでも、特攻隊の映像でさえも、きっと、自分を含めた今の人たちに本当の恐怖を与えることはできないでしょう。片翼破壊され、ひらひらと舞うように落ちていく戦闘機に高射砲が追い打ちをかけて蜂の巣にしています。パラシュートなんて開きません。特攻ですから背負ってるわけ、ありません。艦船を目前にして、集中砲火で粉砕され、艦まで届かず水しぶきを上げて水中に消える戦闘機。それを見て、身震い、できますか?低空をまっすぐ突っ込んで艦橋に爆煙を挙げ爆発して消えていく戦闘機を見て、すげー、やったー。と、きっと思うはずです。つまり、テレビ画面を通して遠目で戦闘シーンを見せる手法では、命の重さを表現しきるのには限界があり、コトブキだけを槍玉にあげるのは、いかがなものでしょうか。被弾した際の一人称視点での危機迫る表現、コトブキは善戦した方だと、自分は思います。ゴブリンスレイヤーが割とアドレナリン噴出の命のやり取りを実感できる演出だったのは、白兵戦だったからかもしれませんね。銃や遠隔で敵を倒す武器では何か人を殺すということを実感しにくいのかもしれません。
もちろん、セル画アニメでできる今までのアニメならではの迫力アクションとは方向性が異なっています。いい意味でも悪い意味でもリアルすぎるのです。そして、このリアルすぎる作画のせいで、命のやり取りをしている緊張感が足りない、というコメントがついてしまうのです。これ逆説的に、作画のリアルさを証明していることになります。
また、この後に及んで、荒野のコトブキ飛行隊をスケープゴートにして、命のやり取りを軽く扱っている、なんて突拍子もない方向での批判はやめてほしいものです。これ言っちゃうと、多くのアニメ、多くの漫画、多くの小説、そして、すべてのフィクションを否定しているということに気づいてほしいものです。まさに天つばものです。それもこれもコトブキ飛行隊のレシプロ機の作画があまりにリアルすぎるから、なんですがね。
もちろん、リアルな描写だけど、アニメですから演出は必ずしもリアルではないですよ?何百もの戦闘機がこれだけ狭い空域で乱戦するなんて、リアルでは、ない、でしょう。特別な戦闘機の特別な挙動も、障害物の間を曲芸師だってできないような軽業ですり抜けるのも、アニメならではの演出です。別にセル画なら許せるでしょ?でもコトブキでは許されない。なぜでしょう。リアルにすぎるからです。でもリアルでありながらも、ちょっとありえない演出をしたことにより、自分はコトブキ飛行隊がアニメーションであることを肯定します。
キャラが可愛くない、というコメントもあるようです。浮世絵師が描く春画を見て興奮する現代人は少ないのでは?当時の浮世絵師に謝って!w それに比べれば、十分に可愛いキャラだと思いますけどねえ。髪型と色だけ変えた一般的な漫画やセルアニメのキャラに二次元萌えするのは結構ですが、コトブキ飛行隊のキャラの魅力を全否定するのは、ひいきの引き倒しだと、自分は思います。髪型変えた両みゆきと南の見分け、つくんだろうねえ、皆さんw 今期あだち充さんのMIXがアニメで始まりますが、もう、みゆきに萌えているというより、あだち充さんの描く女性全員に萌えているっていう状態であることに気づいていなかったりしませんか、て、まさかねえw せめて違和感を感じませんか、ご一緒にw

・演技
ハイスコアガールでは「もが〜」しか言ってなかったけど、主役は主役。抜擢されたのには訳がある。テンポの良い掛け合いができるキリエ役・鈴代紗弓さん、上手でした。他の飛行隊の隊員は若干テンプレっぽい感じでしたが、その中で、しっかり特徴を捉え、きちんとキャラ分けできるように演じていたので、安心して見ていられました。飛行隊を囲む周りの人たちも良かったです。

・音楽
牧歌的で好き嫌いは分かれるかも。自分はアメリカンカントリーには今ひとつ馴染めないので、そんなに好きな方面の曲調ではありませんでした。でもエンディングの「翼を持つ者たち」はとても良かったです。ウォークマンに入れてあります。

いやあ、なんか、作画で熱く語りすぎましたが、ひょっとして、水島・横手コンビに砲火が集中してるのかな?w

2019年4月3日水曜日

ケムリクサ

ケムリクサ 総合:☆☆☆☆☆

Webで公開していたアニメが原作。たつきさんが監督・脚本等々制作の主要な役どころを担当。制作はヤオヨロズ。
2019年1月スタート。全12話。日清の広告がシームレスに始まったのは面白かった。

・ストーリー
あかぎりと赤い機械型のムシが支配する退廃した世界。赤いケムリクサを本体にしている女性型生命体7体が、生命を維持するために必要な水を求めて、襲いかかるムシと戦いながら廃墟を彷徨う。そこへ、緑基調の男性型生命体が突如現れる。女性型生命体は、彼を赤くはないけどそれらとは違う自分たちに害をなすムシ?と警戒しながらも、自分たちと同じ言葉をべらべらと喋るワカバと名乗る生命体と行動を共にしているうちに、いつのまにか仲間として受け入れ、一緒に旅を続けることで、あかぎりとは、ムシとは、ケムリクサとは、そして、自分たちとは一体なんなのかが解明されていく。

・演出
舞台装置として、モノトーンとは言わないけど、とても限定した色だけを使って独特の世界観を作り上げています。こういう色調は好みです。脚本もたつきさんカラーでとても可愛らしい台詞回し。不思議なやりとりも無くスッとこの赤い世界に引き込まれていきます。考察好きにはたまらない、謎でいっぱいの設定は、見るものにある程度の自由度を与えたまま、徐々に解明してみせていきます。このテクニック、手腕は高く評価していいんじゃないでしょうか。ただし、はっきりとした謎解きが好きな方には、ちょっと残念感が漂うかもしれません。

・作画
結論から。優秀です。全編を3DCGで描いているケムリクサの作画は、今季の他の3DCG(例えば、バンドリ2期、revisions、ウィズ、バーチャルさんは見ている)のなんとなくリアル方向とは異なり、従来のセルによるアニメを正常に昇華していて、アニメらしい表現を違和感なく残しながらもCGで作り上げているのは、お見事だと思います。他のアニメのCGは、なんとなくリアル方向の作画なので、現時点ではまだ発展途上。セル画のような上手にデフォルメ化したアクションがなく、通常の動きもちょいと不自然。これは多分、なんとなくリアル方向系CGで、今の所、完成系に近い、映画「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」映画「アップルシード」などの真っ向からCGによって人間を描ききろうとしている作画に対し、テレビアニメ「宝石の国」やケムリクサは、その独特のキャラ設定から、完全リアルな人を描く必要がないことを逆手にとって、独自の世界観にとてもよくマッチした3Gキャラを作り上げているからだと思います。
いるんです。20年前からずっと、CGでのキャラ描写を毛嫌いして人形劇と言っちゃう人たちが。でも、どんどんCGの技術は進歩していて、いずれセル画アニメは、フィルムカメラがデジタルカメラに置き換わったように、CGアニメに置き換わるでしょう。

・演技
なんか新人声優さんが棒読み、ってどっかで読んだ気がするんですが、マジですか?マジにそう思いますか?鷲見友美ジェナさんのことかなあ。いや、これはこういう演技指導だろうし、キャラにマッチした非常にうまい当て方だと自分は思いました。若干聞き取りづらいのは、声優さんのせいではないでしょう。小松未可子さん、清都ありささん、天沢かんなさん、三村ゆうなさん、関根明良さん、それぞれが個性的なキャラをちゃんと立たせた演技でした。そして野島健児さんの優しそうなおっとりとしたキャラ作りは良かったですね。

・音楽
こういうテクノっぽいボーカロイドな感じの曲、自分は結構好きなので、ひいき目かもしれませんが、OP/EDは曲もアニメーションもとてもよく、サントラも楽曲として聞きごたえがあって自分的にはツボでした。

可愛い作画、3Gにしてはあまりリアルに振りすぎず、テレビアニメとしては十分アニメらしい表現のアクション、キャラの特徴をよく生かした演技と台詞回し、情景にマッチした音楽、伝統的なアニソンとは異なる楽曲だけれど世界観を表現しているオープニング、エンディング、想像の余地を残して適度に解明する謎。自分には見当がつかないのですが、これだけの要素が揃っているのに、これの何が面白いのかわからない向きもあるみたいです。そういう方は、ジャンプ系少年漫画原作のアニメを選択すると幸せになれると思います。

リリに向かって
わかば「自信持ってね!こんなので、懲りちゃだめだよ!」
わかば「ダメだった時は、好きなことして楽しく生きて」
さいしょのひとの好きなこと。さいしょのひとはそれをするために、今すぐ大人になろうとケムリクサを操作し、好きなことを6枚に分け、大人に分身した。リンに分け与えられた好きなこと。それが全編を通して表現されていたこのアニメのテーマです、と自分は思っています^^
リンへ
リツ「今までこっちのことばっかりさせてごめんにゃ。最後はリンが好きに。」
リナ「好き放題する番だな。いままでありがと、な。」
リン「ねえさん、りな」
リツ「もしまだ迷ってたなら、リンの足が今、どっち向いているか見ればいいにゃ」
リナ「ちゃんとねーねがしたいこと、みるのな」

2019年4月2日火曜日

2019年春アニメ ファーストインプレッション

2019年4月スタート春アニメ
上にあるほど面白い、と思ったアニメです。

☆☆☆☆☆
・ワンパンマン 2期
  1話のキングにはイラつくけど、
  そもそも、圧倒的に最強なのに正当に評価されていないヒーローが
  主役なわけで、それを端的に説明するには良い存在だったのかも
  しれませんね。
  前回はちょっとしか出なかった早見沙織さんのフブキ、
  悠木碧さんのタツマキの出番が多いといいなw
  1期が最高でしたし、安心安定のスタート。
  期待は外さないでしょう、これは^^
・鬼滅の刃
  連載中のジャンプ漫画原作。
  あれあれ?w最近のジャンプってこんな感じなのか?w
  どろろも良いけど、このアニメの作画は久々に感動もの。
  シリアスな展開に心臓を掴まれる様な感覚を味わえる。
  展開・設定はそれほど珍しい感じではないけど、
  とにかく一人一人がかっこいい。
  テーマがスタンダードゆえに自由度が減り、
  それと引き換えに個性が際立つようなアニメ。
  主役の花江夏樹さんの優しいアプローチに対し
  突然現れた鬼退治に松岡禎丞さんのクールな台詞回しが
  それぞれを引き立てています。
  今のところヒロインの鬼頭明里さんも気になっている
  声優さんですが、ずっと猿轡されたままの様なw
  音楽に梶浦由記さん参加でサントラも良いです。
  これからが楽しみですが、原作「連載中」なのが不安要素。
・ACCA13区監察課(再)
  完結している漫画原作。2017年冬アニメ全13話の再放送。
  絵柄も特徴的だけれど、雰囲気が良い。
  大人向け、シリアスミステリー調の陰謀渦めく展開を飄々とした
  主人公を中心に展開していく(ようです)
  声優さんも品のある実力派を集めていて、期待が持てます。
  しっかりとしたストーリの中で各自、各組織のキャラ設定を
  スマートに演出し、不穏な雰囲気の中、1話は幕を閉じました。
  もうすでに見たことのある人には、何言ってるの?て感じでしょうが
  初見の自分には、かなり期待度高いスタートです。
・文豪ストレイドッグス 3期
  3期ということで、様子見てたんだけど、相変わらずカッコはいい。
  実写でやったら相当キザ過ぎて食傷気味になるであろうキャラクターを
  アニメならではの演出で、クールに見せています。
  お話もちょっと小難しくて面白いし、
  作画もかなりのもんです。
  ただ、どうしても、なぜに文豪?
  オリジナルキャラでも十分面白いと思うんだけど。
  スター俳優のネームバリューを使って、
  プロモーションするお正月映画みたいな品のない設定が、
  どうしても引っかかってしまいます。
  その辺のわだかまりにとりあえず目を瞑ることができれば
  2期よりも面白いスタートです。
  あと、同じ異能バトルの「ジョジョ」に
  戦闘の分かりやすさとバトルの奥行きで負けてるように感じます。
  つまり、力任せに叩き合ってるだけに見えちゃう点が
  バトルものとしては残念なところでしょうか。
  ド派手な異種格闘技を観客として見ている、
  かっこよさ、爽快感だけをひたすら楽しむ感じです。
・フルーツバスケット(2019年リメイク 1期)
  「花とゆめ」連載完結済み漫画のアニメ化。原作未読。
  一度2001年にアニメ化されていますが、
  原作者がしっかり監修に加わっての完全リニューアル。
  若干動画に不自然な点があるものの、絵柄も作画も脚本も
  演技も設定も音楽もとても良く、原作の力を感じます。
  本編最後までをアニメ化する、とのことですが、
  最後まで、余程のことがない限り見続けると思います。
  妖系のファンタジー基調の物語で、十二支がモチーフの
  ようです。1話ではオープニングがなかったのですが、
  エンディングは良かったです。
  声優陣はヒロインに石見舞菜香さん。あってるように思います。
  彼女の友人に種崎敦美さん、佐藤聡美さん。お母さんに沢城みゆきさん
  男性陣もこれから出てくるキャラも相当豪華です。
  演技に不安なしです。
  ヒロインの設定的に奇しくも石見さんがヒロインをした
  「多田くんは恋をしない
  の多田くん、最近だと
  「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」
  の様な境遇だけど、
  「神様はじめました◎
  のヒロインと同様、明るく振舞おうと努力している姿勢が
  前面に出ているので、悲しいながらも暖かく見守れます。
  原作と演出、石見さんの力、ですかね。
  初見から期待値マックスです。
・キャロル&チューズデイ
  登場人物の背景設定を非常にスマートに紹介してくれる
  第一話導入部に期待度高まる。
  脇を固める人たちもどのように絡んでくるかを一言、
  一挙動で説明しきっている。
  これだけシンプルかつ華麗に引き込ませるアニメは久しぶり。
  自然でクールな脚本(エピソード、展開)、
  絵も良い。音楽も良い。キャストも良い。
  第一話でこのクオリティのオリジナルアニメ。相当楽しみ。
  島袋美由利さんと市ノ瀬加那さんがヒロイン。
  サポートが多分大塚明夫さん。
  これに対抗してくると思われるのが上坂すみれさんと
  神谷浩史さんコンビ。
  入野自由さん、櫻井孝宏さん、宮野真守さん、堀内賢雄さん、
  坂本真綾さんらも脇を固めてくる。
  最近隆盛を極めているガールズバンドものとは異なる。
  人が火星へ移住し普通に生活することができるようになった近未来。
  誰でもない者が何者かになろうと集まってくる都市。
  その場所で、溢れ出す自分の気持ちを抑えきれなくなった
  音楽に魅せられた女の子たちが、ミュージシャンへの道を歩み始めた。
・フェアリーゴーン
  P.A.WORKSオリジナルアニメ。お仕事シリーズ以外にも作ってるんだね。
  まあ、そうだろうけど。
  「からくりサーカス」のような、「天狼」のような、ジョジョのような。
  設定は似た感じがあるけれど、展開はしっかりオリジナル。
  妖精そのものではなく、戦争のために作り上げられた妖精をまとった人間(妖精兵)が
  戦争が終わった後の世界でどのように生きていくのか。
  1回目でまだまだ謎の多い導入部だけれど、これが徐々に解明されつつ、
  大きな世界の理の変化へとつながっていくのではないかと期待させる冒頭でした。
  恨みと命の恩が大きな動機付けになっている二人の少女のお話のようです。
  今期は市ノ瀬加那さんのターンかな^^ダリフラ・イチゴ役で
  一気に知名度あげたみたいですね。
・異世界かるてっと
  デフォルメ化された
  ー幼女戦記
  ーこの素晴らしき世界に祝福を
  ーオーバーロード
  ーRe:ゼロから始める異世界生活
  のメンバーが謎のボタンを押すことで、同じ異世界に
  飛ばされた先で、どたばた喜劇を巻き起こす、
  スピンオフアニメ。
  これだけのアニメのコラボとは珍しいし、期待度です^^
  このすばのメンツは常にうるせーw
  幼女戦記のヴィーシャはやはりデフォルメ化された方が可愛いw
  まずは集結。これから何が起きるのか、楽しみー^^
・機動戦士ガンダム the origin 前夜 赤い彗星
  (OVAの再編集を放映、らしいですが、
   自分はOVAを観ていないので、未来予測wは
   間違っているかもしれませんw)
  これは困った。
  設定の変更などより、やっぱ声優さんの変更は効くなあ。
  今のところ変わってないのはギレンだけか。
  これからかもしれないけど、あとはアムロ、カイ、シャア。
  作画が進歩した反面、表情や所作が大げさになり過ぎ、
  それに合わせる感じで演技も引きずられて、
  漫画版であった、キャスバル vs キシリアの キャスバルの威厳や
  キシリアの男前ぶり、ドズルの可愛らしい面などが、
  スポイルされてしまっています。
  田中真弓さんを持ってしても、の感じなので、
  演出、ちょっとやりすぎ、に思えます。
  ハモンの沢城みゆきさんは良かったです。
  ララァの早見沙織さんも間違いない、とは思いますが、
  このクールでララァ登場まではいかないんじゃないかな。
  宇宙戦艦ヤマト2022で「さらば宇宙戦艦ヤマト」を
  台無しにしてくれたのと、同じことにならなければいいのですが。
  自分が、ヤマト以上に熱烈なファーストガンダムのファンなのを
  差し引いても、なんか不安を感じます。
  だって、漫画版は特に違和感なく読めたので。
  一応、期待を込めて☆5からスタートですが不安でいっぱいです。

☆☆☆☆
・八月のシンデレラナイン
  女子硬式野球部のお話。
  昔っから頭の固い高野連は女子を排斥してきたよね。
  ほんとムカついてた。今でもマネージャとしてなら
  一人ならいいとか。本当に長い年月かけて、
  ようやく改善されつつあるけれど、
  じじいが何に意地になっているのかさっぱりわからん。
  きっと間違ったフェミニストなんだろう。
  水原勇気が女子投手として
  プロで投げる際のエピソードがあったけど、
  あれからいったい何年経ってるんだろうね。
  というわけで、このアニメ、ずっと気になっていたところ
  とうとう放映開始。いやあ、初心者にとって、
  こうなるのは当たり前だよね。
  ほのぼのした雰囲気から始まったものの、
  たぶん、女子が野球をやることに対する偏見や
  障害が、まずは繰り広げられ、そこからようやく
  野球ができる様になり、本来の彼女らの夢や目標に
  向かって進む、てなるんだろうけど、
  くだらない、回り道させなければならない演出は、
  今の日本のスポーツのせいで、このアニメのせいではないね。
  イライラするんだろうなあw
  サッカーのなでしこでさえも結構大変だっただろうね。
  エンディングの槇原「どんなときも。」はあってますねえ。
・川柳少女
  4コマ漫画原作。ヒロインに花澤香菜さん。
  ヒロインは
  「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」
  「古見さんはコミュ症です」
  などのヒロイン同様コミュ症だけど
  川柳で喋ります。
  雰囲気は「あっくんとカノジョ」
  嫌いな雰囲気ではないので期待して観続けます。
  アニメイズム枠で15分アニメ。
  「みだらな青ちゃんは勉強ができない」
  との2本立て。
・真夜中のオカルト公務員
  都内に人知れず跋扈する妖などの異形の存在・アナザー。
  彼らは通常、人に干渉しない様に暮らしているが
  稀にトラブルを起こし、人の社会に影響を与える。
  これを収めるため各区に置かれた夜間地域交流課。
  そこに一人の新人が配属された。彼には他の職員にはない
  アナザーの言葉を理解するという特技を持っていた。
  安倍晴明の生まれ変わりなのか、この新人公務員が
  アナザーのトラブルを解決していく物語。
  設定も絵もいいし、しばらく楽しく見られそうです。
・さらざんまい
  合羽橋で河童の話か。
  何がどう展開するのか予想不可能な
  とっても変わったテンポと雰囲気に期待。
  作画もいいですね。
・賢者の孫
  転生・最強・学園ラブコメっぽい。
  設定、世界観をまずは説明してくれて
  ボーイ・ミーツ・ガールイベント発生。
  次回から本格的に始まりそう。
  よくありがちな転生ものに見えるんだけど、
  ただ、最強故に、彼をめぐる争いという
  暗い影を伏線として見せているので、
  これがどういう展開を見せるのかを
  期待したいところです。
・冴えない彼女の育てかた(再)
  完結ラノベ原作。劇場版のために再放送始めたので
  見始めることにしました。#0でプロローグを放映後
  本編開始。2期までやるんですかねえ。
  まず、絵が綺麗。テレビアニメとはいえ、この位の
  作画をしてくれないと、見続けるのは辛くなりますよね。
  演出もスマートで綺麗に進んでいくんですけど、
  主人公が急に気合い入れて叫びすぎるのが難点です。
  自分の好きな声の大西沙織さんと茅野愛衣さんに
  期待してます。
・消滅都市
  ゲーム原作。ヒロインに花澤香菜さん再び。
  突如消滅した都市の謎を解く鍵を握る少女をめぐる
  攻防の物語。誰が何の目的でどの様に行動するのか
  誰が正義なのかを含めて、徐々に解き明かされていく
  展開の様で、しばらく目は離せない感じです。
  作画は良い方だけど、いろいろな手法の組み合わせで
  ちょっと落ち着かない。攻殻機動隊2.0の
  とんでもない違和感、には遠いけれど。
  音楽は川井憲次さん。男性陣の演技が、なんか、
  キャラにあまりマッチしている様に思えないのも
  キャストの割にどうしたんだという印象。
  前期、revisionがあったので、設定がなんか被るのも
  ちょっと。
・群青のマグメル
  中国漫画原作。
  世界観、設定は面白そう。
  未開の地がほぼなくなった現在において、
  冒険が必要な新たな大陸を舞台にしたのは
  成功じゃないでしょうか。
  その開拓途中の新大陸で、探検家ではなく、
  人助けを生業とするラクターへの依頼と
  その仕事の過程と結果を通して、繰り広げられる
  概ね1話ごとのヒューマンドラマのようです。
  1話のエピソードは、それほど珍しくはない
  ドラマなので、これから期待していいのかどうか
  わかりづらいけど、ラクターのキャラと
  その相棒のキャラが良いので、
  しばらく楽しめそうです。
  作画は結構良い方。
・MIX
  タッチの続編、と言っていいのかな。
  あだち充の漫画は間が独特で小説で言えば
  行間を読ませるような演出が最大の特徴だと思うんです。
  単行本1冊、普通の漫画の半分くらいの時間で
  読み終わる^^(最近だと押見修造も相当速く読めるけどw)
  これをアニメにすると、どうしても、漫画とは
  ちょっと違う作品になってしまう感じがしてます。
  この独特な間が、複雑な三角(多角w)関係に
  非常に有効に作用していて、あだち充好きには
  たまらないわけです。
  これをそのままアニメ化するのか、
  独自の世界を作り上げていくのか。
  1話を見る限りそのままアニメ化したい感じに思えますが
  相当ハードルが高いと思えます。
  まずは、独特の人間関係の紹介の回、
  兄弟の関係は第一回では回避し、
  謎を残しつつ、第2回へつなぎました。
  まあ、あだち作品だし、安定感はありそうなので、
  期待の☆4スタートで。
・HUNTERxHUNTER(再)
  ジャンプ漫画原作。原作未読。この再放送で
  初めて知る状態。
  まだまだスタート位置にも立っていない段階だけど
  流石に人気の作品だけあって、
  なんの前がなくても惹きつけられます。

☆☆☆
・世話やきキツネの仙狐さん
  アニメや漫画はリアルではできない
  突拍子もない夢と願望を実現してくれるところが
  いいところ、だと思うんですが、
  これは、まさに、そういう欲望を
  受け止めてくれるアニメ、と言えるでしょう。
  なんとなく、これをどの程度受け入れられるかで
  オタク度を測ることができる、ような気がします。
  最後に着くスーパー仙狐さんでは
  まさに一人称視点で、制作されていて
  あなた自身がこの世界に浸れます。
  さて、皆さんはどの程度、この世界に
  萌えることができるでしょうか。
  声優さんも豪華ですね。
  和氣あずみさん、内田真礼さん、キタエリさん。
  佐倉綾音さんも出る模様。
  幸せな主人公役は諏訪部順一さん。
  ここに諏訪部さんをキャスティングしたセンスがすごい^^
・八十亀ちゃんかんさつにっき
  戸松遥さんヒロイン。最初のお断りに
  「慎重すぎるだろ」とツッコミ入れるところが名古屋愛でしょうかw
  ゾンビランドサガも再放送始まりましたしね。
  佐賀、群馬に続いて大都市なのにいじられる愛知・名古屋愛アニメ
  スタートです。ストーリーは文化紹介系なので、
  ゾンビランドサガに比べるまでもないですが、
  絵も可愛いし、声優さんもいいし、
  目の下に隈を作った主人公の群馬よりは
  観続けるの抵抗がありませんw5分アニメ。
  まずは、みんなもよく知る定番の方言ネタからスタートw
・超可動ガール1/6
  オタクにとって夢が実現する!
  フィギュアが実は親指姫だったという設定。
  15分枠で信長先生の幼妻との二本立て。
  かわいい設定だとは思うけど、
  ほんとにこれで萌える人がいるなら、
  ちょっと引くかな。
  ナンセンスギャグとしてしばらく見るとは思います。
・女子かう生、のぶなが先生の幼妻
  天正の時代の女性たちが、本当にこの様な倫理観を持っていたのか
  しっかりした時代考証の上に成り立っているのだとしたら、
  とても興味深い設定だけど、
  まあ、そこまで考えずに、その時代の人が飛んできたとして
  倫理観ギャップギャグを楽しむアニメ。
  信長の妹お市は三国一の美女、と、時の権力者に阿っていたとしても
  歌われていたのに対し、信長の正室・帰蝶には謎が多い。
  想像上の設定だとしても、楽しめるフィクションだといいな、
  信長ファンとしては。
  ちなみに、漫画「ふたりぼっち」での信長と帰蝶のエピソードは
  フィクションではあるけど、なかなか面白いな、と思っていますので、
  うまくやってくれれば、このアニメも楽しめそうではあります。
・ひとりぼっちの〇〇生活
  漫画原作、花田十輝さん脚本・シリーズ構成。
  絵はかわいい。
  確かに自己紹介とか自分も相当嫌いな方だけど、
  ちょっと行き過ぎると、だんだん見ているのが辛くなってきます。
  ネガティブが過ぎるアニメが最近多いんだけど、
  そこまでの演出をしなくてもなあ、と思います。
  結構コメディとして、面白いエピソードが多いのに
  ちょっと残念です。
・ぼくたちは勉強ができない
  漫画原作。学園ラブコメ。普通に面白そうです。
  設定は前期の「五等分の花嫁」です。
  が、いろいろ本当に普通に面白そう。
  「五等分の花嫁」の主人公は天才型で人格が
  ちょっと崩れているのに対し、
  こちらは普通に普通の人なのが良いです。
  また、ヒロイン達もこちらの方が
  目的と意思がはっきりしているので
  勉強がテーマになっていることがブレないから
  自然に見続けることができます。
  ただ、ゆえに、あんまりお色気を優先せず、
  ピュアな恋愛模様にしてくれた方がいいんじゃないかなあ。
  そこだけ、ちょっと、アニオタにすり寄った感じがして
  普通の位置に落ち着きました。
  白石晴香さん、小さい女性の声を当てることが多いので
  今回の古橋役は、そのギャップと相まって、
  全く違う人に聞こえて新鮮です。
  確かに緒方役の富田美憂さん、キャラに合ってるし
  今回のこのキャスティングは成功じゃないでしょうか。
  モガ〜の鈴代さんはこれからですねw
・この音とまれ! 1期
  連載中漫画原作。原作未読です。
  はっきり、導入部はテンプレートです。
  が箏曲部というのは珍しい設定ですね。
  導入部はともかく、これからの展開は
  珍しい設定を活かしてくれるだろうこと
  期待してしばらく見てみます。
  漫画は20巻も続いている人気作、のようですので
  間違いはきっとないのでしょう。
・なんでここに先生が!?
  エロギャグアニメ。割とはっきりエロなんですがw
  原作読んでる時から普通の少年漫画の一線を
  越えた感じなので、好みは分かれるかもしれませんね。
  ただ、エピソードは確かに意表を突かれるので、
  しばらく見てしまうかもしれませんw15分枠。
・SHOW BY ROCK!! (1期)(再)
  ロック大好き、ギター大好き女の子。引っ込み思案で
  軽音部になかなか入部できないでいたが、スマホを経由して
  異世界に飛ばされる。その世界では音楽が圧倒的パワーを持っており
  彼女のギタースキルを活かせる世界だった。
  制作サンリオ。普通の世界やシーンでは普通の作画だけれど
  肝心の場面ではねんどろいど系3DCGに作画が変わり、
  サンリオキャラを全面推し。
  なんだか変わった世界観だけど、サンリオだからダークに
  振られることはない安心感と、現時点の3DCGでは
  ねんどろいどのようなキャラの方が自然に動くので、
  なんとなく面白おかしくで観られます。
  まだ1話なので、元の世界との関係がどうなるのか
  よくわからないのですが、しばらく様子見てもいいかな。
  稲川英里さん、上坂すみれさん、沼倉愛美さん、佐倉綾音さん
  でバンドを組み、演技も歌も期待できます。
・ダイヤのA actII
  おふざけも入ってますが、割とリアル路線の高校野球アニメ。
  漫画原作。スポーツを題材にして、面白くならなければ
  それはそれで大問題と思いますが、こちらは漫画でも定評があり
  きちんと楽しめそうな野球アニメです。
  ただ甲子園に行かなきゃドラマとしては成り立たないのかな。
  夢を与えなきゃ、ですもんね。でも、そうではない
  普通の高校球児達のドラマも、見てみたいです。
  ちなみに、女子の甲子園アニメも今季始まるんじゃなかったかな。
  作画はいたって普通で、円盤買うのにはちょっと躊躇する感じです。
・チア男子!!(再)
  まず、「アニマエール」と比べてしまいます。
  共通点は主役が高所恐怖症なところくらいでしょうか。
  チア男子の主人公も、素質は持っていましたが、
  柔道を怪我で挫折した結果チアを始めようと思ったのに対し、
  アニマエールの鳩谷こはねは、志や常の行いが、
  応援そのものもで、その気持ちを生かせるチアへ
  積極的に足を踏み出しています。
  なので、アニマエールの方が明るい出だしで好感が持てます。
  そして、チア男子はガチのスポーツとしてのめりこむようです。
  でも、アニマエールは身の丈にあった精一杯の頑張りで
  周りの人たちを明るくしていきます。
  男子女子の別はあるにしても、チアに対して
  ネガティブから入るかポジティブから入るかで
  冒頭からだいぶイメージが変わってくるものだなと思いました。
  自分はアニマエールの方が好みです。
  暖かくなれる度合いが上だからです。
・みだらな青ちゃんは勉強ができない
  完結している漫画原作。
  官能小説家の父が付けた名前のせいで
  小学校時代にトラウマになり、男性恐怖症・ボッチ志向、
  ガリ勉に逃げていた女子高生の学園ラブコメディ。
  ガリ勉が性に目覚めて、身を持ち崩すシナリオ
  と言ったら身もふたもないか^^;
  脚本の横手美智子さんの手腕に期待。
  頑張れ青ちゃん。
  ヒロインは和氣あず未さん。
  アニメイズム枠で15分アニメ。
  「川柳少女」との2本立て。
・ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!
  ストライクウィッチーズの日常をコミカルに描く
  スピンオフアニメ。ファンでないと辛いかも。
  まあ、なんとなく面白いんですけどね。
  15分アニメ。
・リトルチャロ
  日本のワンちゃん・チロがアメリカで迷子に。
  チロは日本語を喋りますが、頑張って英語での会話を試みます。
  基本は英語音声、日本語字幕。
  自分的にはストーリーを楽しむ、というより、
  英語学習のために見るようなアニメ
・パウ・パトロール
  結構昔からある海外アニメ。日本ではいまだに3DCGで
  迷走している感じだけど、海外ではこの手のアニメーションが
  だいぶ普及してますよね。
  日本ではこの絵柄、あまり流行らないのかな。
  この前までやってたスペースバグとか少数派ですね。
  ワンちゃんが色々なトラブルを解決するストーリーで
  子供に安心して観せられるアニメです。

☆☆
・ラビッツインベージョン
  ディズニー。得意のCGアニメ。宇宙からの侵略者だし
  ピングーのように理解不能な言語でわめきながら、
  地球生活を楽しんでいる様子を見るアニメ。
  言葉のいらないドタバタギャグアニメなので、
  小さいお子様には受けそう。
・ぼくらベアベアーズ
  海外アニメ。可愛いクマさんたちの巻き起こすギャグアニメ
  良い子向け。良い子にはいいんじゃないですか?
・フリージ
  UAEから来た海外アニメ。ディズニー・ピクサー、「スペースバグ
  と同じような作画。とても優秀です。
  こういう絵柄だと好意的に人形劇と言えると思いますが
  それでもアニメはアニメです。セル画至上主義は敬遠した方が良いでしょう。
  それにイスラム文化の日常系ギャクアニメなので、
  笑いどころが難しいかもしれません。
・スーパーブック セカンドシーズン
  フリージを描いたので、一応聖書をアニメ化した
  当アニメも並べておきましょう。
  あのとっつきにくい聖書がアニメで見れるのですから
  わかりやすいってもんです。
  古事記とかもしっかりアニメ化すると楽しそうなんですがね。
・爆丸バトルプラネット
  ばくまる、じゃなくて、ばくがん、なんですね。
  その爆丸というおもちゃが原作。
  おもちゃの紹介、おもちゃの魅力を伝えるアニメ。
  このおもちゃで遊んでいる少年少女たちには
  外せないアニメでしょうね。
  自分は守備範囲外なんで、多分感想書けるところまで
  見続けることは難しいかな。
  でも、作画はいいですよ。
  また、高橋李依さんの少年役、上手!!知らなかった^^;
・幕末カレシ
  女性向けハーレムゲームのアニメ化2期。
  混乱した時系列を整えるため、歴史上の維新の英雄が
  活躍する物語。対象の方には受けると思います。
・ARP AFTER SCHOOL PARADISE
  バーチャル3Gキャラクター男性4人のユニットARP。
  彼らのライブ活動を紹介していくアニメ。
  初音ミクなら続けてみたかもしれないけど、
  自分はパスかな。女性向けと言えるかと。
  5分アニメ。1話目で紹介された楽曲、
  自分好みではありませんでした。
・この世の果てで恋を歌う少女YU-NO
  アダルトゲーム原作。会話はアダルトだけど、
  きっと、このアニメはアダルトじゃなさそう。
  世界観によっぽど面白さがないと、
  続けて見るのは難しそうです。
  作画は普通、かな。
  CGは進歩しているけどセル画はどんどん劣化している気がする。



番外
・ピカイア!
  純粋なアニメではなく、実写も混じえた教育番組。
  カンブリア紀に起きたカンブリア爆発、
  そしてそこで大量に発生した多様な生物を子供に分かりやすい
  物語仕立てで作成した番組です。
  子供向け教育番組ですが、
  内容的には、大人が観ても勉強になる番組です。
  絵柄は子供向けな感じですが、普通に良いです。
  音楽も良い。アニメ終了後の実写での解説も面白いです。
  15分番組。NHK Eテレ。

2019年4月1日月曜日

感想INDEX 2019年4月版

整理、インデックス化、覚書。逐次更新。

※※※  アニメ聖地巡礼 ※※※※※※※※※※※※※※※
御朱印の旅
諏訪大社
鹿島神宮


※※※  アニソン感想 ※※※※※※※※※※※※※※※
アニメオープニング・エンディングお気に入り楽曲
2019年冬
2018年秋
2018年夏OP
2018年夏ED


※※※  アニメ感想 ※※※※※※※※※※※※※※※
☆の数順。同じ☆の数内はあいうえお順。

☆☆☆☆☆
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
ウォーリー(映画)
終物語
終物語SP
カールじいさんの空飛ぶ家(映画)
刀語
傾物語
機動戦士ガンダム
黒子のバスケ
けいおん!!
ケムリクサ
恋物語
攻殻機動隊(映画)
ゴブリンスレイヤー
さよならの朝に約束の花をかざろう(映画)
SHIROBAKO
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
宇宙よりも遠い場所
ダーリン・イン・ザ・フランキス
天空の城ラピュタ(映画)
true tears
猫物語(白)
化物語
ヒナまつり
秒速5センチメートル
魔法少女まどか☆マギカ
やがて君になる
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。
ヤマノススメ
結城友奈は勇者である 結城友奈の章
結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章


☆☆☆☆
あそびあそばせ
AKIRA(映画)
アニマエール!
アップルシード(映画)
甘々と稲妻
イノセンス(映画)
色づく世界の明日から
上野さんは不器用
うちのメイドがウザすぎる
エヴァンゲリヲン新劇場版(映画)
エロマンガ先生
えんどろ〜!
囮物語
鬼物語
ガールズ&パンツァー
カウボーイビバップ
かぐや様は告らせたい
神様はじめました。◎
君の名は。(映画)
キルラキル
雲の向こう、約束の場所(映画)
SSSS.GRIDMAN
けいおん!
けものフレンズ
恋は雨上がりのように
荒野のコトブキ飛行隊
ゴールデンカムイ
ゴールデンカムイ2期
心が叫びたがってるんだ(映画)
刻刻
言の葉の庭(映画)
この素晴らしい世界に祝福を!
この素晴らしい世界に祝福を!2
この世界の片隅に(映画)
このはな綺譚
暦物語
サクラクエスト
殺戮の天使
サムライチャンプルー
四月は君の嘘
シュタインズゲート
少女終末旅行
ゾンビランドサガ 
進撃の巨人 ファーストシーズン(映画)
だがしかし
DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
月がきれい
ティム・バートンのコープスブライド(映画)
転生したらスライムだった件
時をかける少女(映画)
刀使の巫女
長門有希ちゃんの消失
茄子 アンダルシアの夏(映画)
七つの大罪 戒めの復活
猫物語(黒)
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
ハイスクール・フリート
ハイスコアガール
はたらく細胞
バッカーノ!
BackStreetGirls ゴクドルズ
ハクメイとミコチ
花咲くいろは
花咲くいろは HOME SWEET HOME(映画)
花物語
はねバド!
ハッピーシュガーライフ
パプリカ(映画)
ひそねとまそたん
踏切時間
BLOOD THE LAST VAMPIRE(映画)
プラネット・ウィズ
ベルセルク 2作目1期2期
宝石の国
マナリアフレンズ
魔法科高校の劣等生
メルクストーリア
モブサイコ100 II
約束のネバーランド 1期
ヤマノススメ サードシーズン
結城友奈は勇者である 勇者の章
ゆるキャン△
ようじょしぇんき(ミニアニメ)
ラブライブ!サンシャイン!!2期
ReLIFE
RELEASE THE SPYCE
lain
若おかみは小学生
私に天使が舞い降りた!


☆☆☆
あかねさす少女
アニメガタリズ
APPLESEED EX MACHINA(映画)
アンゴルモア元寇合戦記
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
伊藤潤二コレクション
いばらの王 King of Thorn(映画)
妹さえいればいい
INGRESS THE ANIMATION
宇宙戦艦ティラミス2
ウマ娘プリティーダービー
桜花忍法帖 バジリスク新章
おしえて魔法のペンデュラム〜リルリルフェアリル〜
大人の一休さん
ヲタクに恋は難しい
学園ベビーシッターズ
賭ケグルイ
神様はじめました
からかい上手の高木さん
艦隊これくしょんー艦これー
機動戦士Zガンダム
キノの旅
きみの声をとどけたい(映画)
キリングバイツ
クズの本懐
けいおん!(映画)
軒轅剣・蒼き曜
聲の形(映画)
こみっくがーるず
ささめきこと
サマーウォーズ(映画)
ざんねんないきもの事典
実験品家族
邪神ちゃんドロップキック
重神機パンドーラ
シュタインズゲートゼロ
スペースバグ
スロウスタート
多田くんは恋をしない
ちおちゃんの通学路
つうかあ
ツルネー風舞高校弓道部ー
デスマーチからはじまる異世界狂奏曲
でびどる!
デビルズライン
天狼 Sirius the Jaeger
東京喰種RE:
同居人はひざ、時々、頭のうえ。
となりの吸血鬼さん
偽物語
ネト充のススメ
バキ
働くお兄さん!
BANANA FISH
百錬の覇王と聖約の戦乙女
はるかなレシーブ
叛逆性ミリオンアーサー
BanG Dream!
BEATLESS
BEATLESS FinalStage
ピアノの森
干物妹うまるちゃんR
ひもてはうす
ファイナルファンタジー7 アドベントチルドレン
ブギーポップは笑わない
フルメタル・パニックinvisible victory
フルメタル・パニックふもっふ
文豪ストレイドッグス
ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。
僕の彼女がまじめすぎるしょびっちな件
ポプテピピック
魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(映画)
魔法少女サイト
魔法少女特殊戦あすか
魔法使いの嫁
みにとじ
焼肉店センゴク
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続
闇芝居
ゆらぎ荘の幽奈さん
ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士
ラーメン大好き小泉さん
ラブライブ!サンシャイン!!
りゅうおうのおしごと!
LOST SONG


☆☆
アイドリッシュセブン
ISLAND
悪偶 -天才人形-
いつだって僕らの恋は10cmだった
いぬやしき
エガオノダイカ
大人の防具屋さん
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
音楽少女
陰陽師・平安物語
ガーリー・エアフォース
寄宿学校のジュリエット
京都寺町三条のホームズ
銀河英雄伝説
クジラの子らは砂上に歌う
グランクレスト戦記
恋と嘘
攻殻機動隊V2.0
Code:Realize 創世の姫君
狐狸の歌
CONCEPTION
サークレット・プリンセス
七星のスバル
citrus
Just Because!
少女☆歌劇 レビュースターライト
すのはら荘の管理人さん
3D彼女リアルガール
閃乱カグラ 東京妖魔編
その時、カノジョは。
ソラとウミのアイダ
刻越えのデリダ


・王様ゲーム
ぐらんぶる


蛇足
オーディオ
バランス接続