2018年12月31日月曜日

バキ

バキ 総合:☆☆☆

漫画原作。漫画「グラップラー刃牙」の続編「バキ」の最凶死刑囚編をアニメ化。
2018年7月スタート。全26話。

・ストーリー
負け知らずの世界中の最凶死刑囚が、「負けを知りたい」と同じ言葉を口にして脱走、日本にいると言われる最強の格闘家を倒すために来日し、武器ありノールールの無秩序な戦いを繰り広げます。

・演出
格闘における打撃の重さが良く伝わる演出です。古谷徹さんのナレーションが、これから始まる格闘の舞台をしっかり整えてくれています。

・作画
濃い絵ですねえ。綺麗ではありませんが内容には合ってます。アクションはストップシーンやスローモーションを多用することで迫力を損なわず生産性を上げている感じです。

・音楽
普通に良いかと。

・演技
熱いですねえ。最初、目暮十三(茶風林さん)が気になって仕方ありませんでしたが、観ていると段々とそのキャラの声になってきます。男性声優さんの中でもベテランが多くて安心して格闘に没頭できます。

自分的には単行本買ってしっかり読み込む、と言うより、週刊誌で毎週楽しむタイプのアニメ、でした。

2018年12月30日日曜日

寄宿学校のジュリエット

寄宿学校のジュリエット 総合:☆☆

連載中の漫画原作。2018年10月スタート。全12話。
何かって言うと、対立するグループと、それに翻弄され悲しい結末をたどる恋愛物語を、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に例えること、とっても多いけど、あまりに大雑把にくくりすぎですよ。

・ストーリー
対立する2国が表面的な友好の象徴として創設した寄宿学校ダリア学園。その学園は全寮制で、2国がそれぞれの国の生徒のために建てた2つの寮を持っていた。2つの寮生は歴史的に反目を続けていたが、そんな中、高等部1年のそれぞれのリーダー格同士が恋に落ちた。二人は次々に降りかかる困難に立ち向かう。世界を変えることを夢見て。

・演出
立場上、周りにバレないように誤魔化し続けるんだけれど、この経緯とかまとめ方とかの盛り上げ方が、いまひとつ恥ずかしい感じなのが、若い層向けのアニメにとどまっているかなあ、と思わずにはいられないのです。
蛇足ですが、wikiではこの作品は「ロミオとジュリエット」を翻案している、と言っています。でも、バレないように誤魔化し続けることより、自分らの愛を正義として積極的に周りに相対していこうとする点が見えてこないと、「ロミオとジュリエット」を翻案しているとは言いづらいんじゃないかな。例えば「ウェストサイド物語」は翻案していると言えるけど、このアニメの範囲内では、設定を流用している、くらいの表現にしておいた方が良いんじゃないかなと思っています。ちなみに、「ロミオとジュリエット」も、そもそもオリジナルじゃあありません。シェイクスピアにとってはベースをラブコメ調に面白おかしくしたみたいなものなので、そう言う意味では、この作品も同様ですので、ありなのだとは思います。

・作画
ペルシアやシャルちゃん、蓮季は時折かわいいけど、基本的に雑かなあ。動きも含めて。

・音楽
OPが特にお気に入り。サントラもしっかりしてます。

・演技
キャスティングはいいし演技にケチつける点は自分には見当たりませんでした。

内容は普通に面白い学園ラブコメなんですけど、「ロミオとジュリエット」に乗っからずにオリジナルでやってくれていればなあと思うところと、作画の不安定さで、ちょっと辛めの☆2です。オリジナルで作っておいて、外野から、よ!現代のロミオとジュリエット!、とか評される方がカッコよくないかな。

2018年12月29日土曜日

刻越えのデリダ

RErideD -刻越えのデリダ- 総合:☆☆

2018年10月スタート。全12話。オリジナルアニメ。

・ストーリー
自分の開発したものが世界に仇なすと気づき止めようと奔走するが失敗。目覚めた時は滅びかけた世界だった。タイムライドにより歴史を変えるための旅を始めるが、そこには大きな葛藤が横たわっていた。

・演出
というか設定。時間を扱ったSFは枚挙にいとまがないですが、スタートはハインラインの名作「夏への扉」に良く似てます。世界規模の陰謀に巻き込まれながら、トラウト理論によるタイムライド。その燃料、実現するための媒体。これらの設定に無理があるというか理屈が通っているようには思えないのです。ひょっとすると12話で語るには詰め込みすぎで消化不良だったのかもしれませんが、ちょっと致命的です。引き摺られてストーリーが駆け足に進むので、キャラが良いセリフを言っている風、ヒロイックな行動を取っている風ではあるのですが、恥ずかしい感じが先に来て、落ちてこないのも残念です。

・作画
これだけのものを作るのは、きっと大変なんだろうと思うのですが、視聴者からすれば、雑に見えます。アニメは総合芸術なので、舞台に問題があると、没頭しづらくなってしまいます。もうちょっと時間をかけてくれると良かった気はします。まあ、携帯とかで観る分にはいいんじゃないでしょうか。

・音楽
偉そうですが、悪くなかった、です。

・演技
このアニメ、音声だけ聞いてる方が、面白いです。

タイムトラベルは名作がひしめく分野です。そんな中でも設定の独自性はバッチリでしたので、不自然にならないうように描ききって欲しかったです。

2018年12月28日金曜日

ラブライブ!サンシャイン!!2期

ラブライブ!サンシャイン!! 総合:☆☆☆☆

ラブライブシリーズのうち、浦の星女学院のスクールアイドル「Aquors」の活躍を描いたシリーズ第2期。2017年10月スタート。全13話。自分は2018年10月の再放送で観ました。

・ストーリー
生徒数の減少により廃校の危機にあった私立浦の星女学院。同じように廃校の危機にあった国立音の木坂学院を救ったスクールアイドルμ’sに憧れていた高海千歌は、学校を救うべくスクールアイドルを結成。しかし、結果を出すに至っていなかった。(1期)
そんな中、学校説明会の中止が決定される。廃校が現実のものとして、彼女たちに迫ってきた。彼女たちは本来のAqoursの目的を再確認し、廃校阻止に向け全力で進み出すが、。

・演出
卒業式の時、呼びかけ、てのありましたか?全校生徒が、一人、もしくは複数でセリフを回し読んでいくやつです。それとか、ミュージカルとか、それに近い演出を行なっていて、セリフが音楽を聴くように流れていき、そのまま喋ると引きそうになるセリフも、なんとなく、納得しやすくしています。ミュージカル嫌いには合わないかもしれませんが、自分は綺麗な演出だと感じました。

・作画
ライブでの3Gモーションキャプチャも通常時のセル画アニメも安定していてテレビアニメとして文句のない出来栄えです。

・音楽
音楽アニメですからね。キモです。ポップで元気が出る曲が多くて良かったです。

・演技
ミュージカル調にしたのが良かったような気がします。キャラ分けするのに特徴のある口癖を多用していたようです。メインが9人もいますからね、それも女子高生ばかり。ライバルも女子高生ですし。工夫された演出だったように思います。
みなさん特徴があって良かったのですが、そうですね、強いて挙げればヨハネw役の小林愛香さんですかね。声優としてはこれが最初だったようですが、なかなか突飛なキャラをしっかりぶっ飛んで演じてて、いいな、と思いました。

1期はAqoursがグループとして成り立つまでを描いていたのでむしろ準備期間。2期で本番という感じです。なので、2期の方がよりドラマティックでした。ただ、ラブライブをしっかり見せない演出は、確かに見せたら難しいだろうな、と思う反面、ちょっと物足りなさを感じました。

2018年12月27日木曜日

ひもてはうす

ひもてはうす 総合:☆☆☆

オリジナルアニメ。2018年10月スタート。全12話。15分枠。
期せずして同じ時期に放映された「でびどる」と作画も構成も似ています。特別なストーリーがあるわけではないバラエティアニメです。

・ストーリー
モテない女性のシェアハウス「ひもてはうす」に本郷たえが入居するところから物語?は始まります。ひもてはうすに暮らす5人と猫1匹が繰り広げるモテをテーマにしたバラエティアニメです。

・演出
声を収録してから画をあてる手法で作成されています。なので、所作と声はすごくマッチしています。1話ごと、前半はストーリー仕立てで進みますが、後半はほとんどアドリブで女の子たちが会話しているような演出です。それを観て楽しむアニメです。

・作画
オープニングは曲も良くて名所をビビッドに色付けした背景にパステル調の女の子たちが佇むカットがなかなかいいな、と思いました。
本編はフルCGで、ゲームのようなフラフラと揺らめくキャラがぎこちなく動きます。きっと、コストパフォーマンスの良い手法なんでしょうね。

・音楽
特にOPは良かったです。サントラはあまり気づきませんでした。

・演技
揃ってるし良いですよね。ただ、自然な演技を披露できるはずのアニメなのですが、声はキャラ作りしてあるので、ちょっと聞き分けるの、大変でした。

「でびどる」よりまったりしているバラエティアニメです。

2018年12月26日水曜日

でびどる!

でびどる! 総合:☆☆☆

バラエティアニメ、ですね。15秒アニメから数えると3期目になるそうです。
2018年10月スタート、全12話。15分枠。
ポプテピピックの方がエンターテイメントとして視聴者に誠実、かな。
パチスロのキャラクターのアニメ化。

・ストーリー
3人の女の子が悪魔系アイドルとして活躍するギャグアニメ。

・演出
新しいのは確かです。放映順を間違えたり、かなり自由な制作です。

・作画
雑ですが、まあ、味です。

・音楽
いいんじゃないっすか。

・演技
三森すずこさん、花澤香菜さん、井口裕香さん。3人とも声優界のスーパースターです。花澤香菜さんはよく演じるボケキャラで、三森すずこさんもボケ系で、井口裕香さんがやりたくないのにツッコミ。井口裕香さんはちょっと大変したね。すっごくハマってた回もあるのですが、ちょっとカラ回ってるところもあり、少しかわいそうでした。他の二人はいつもよりさらにリアルな感じも加わり良かったです。

時間潰すために真っ先に選べるアニメではありました。15分だし。

2018年12月25日火曜日

BANANA FISH

BANANA FISH 総合:☆☆☆

完結しているアニメ原作。2018年7月スタート。全24話。
なんだかんだ言いつつ、最後まで観ましたからね。☆3です。

・ストーリー
BANANA FISHという謎を追い、数多の勢力が争うストーリー、だと思いきや、実は、一人の男娼をめぐる愛憎の物語。

・演出
アニメである必要はないですね。ただ、実写だともっとドロドロしてしまうかもしれません。そういう点では漫画・アニメでの表現は功を奏しています。逆に実写でもいいんじゃないかと思わせるほど、話の根幹に流れているストーリーは面白いです。ホモホモしている世界観と、大ごとなのにチンピラの争いが主体なところ、主役二人に芽生えている感情がどうしても理解できない点が、自分としてはマイナスでした。BLという言葉がなかった時代、少女漫画では昔から大ヒットしたBL系の漫画、結構沢山ありました。これも、その輪の中で発表された作品ですね。

・作画
円盤買うのに作画は障害にならないと思います。

・音楽
普通に良かったです。

・演技
声優さんはキャラクターを立派に演じきってました。故に、魅力のないキャラクターはそのまま魅力がないまま、というわけです。

24話を観た時間を返せ、というほどではありませんが、観て良かった、というわけでもなく、空いてる時間を使って楽しむには悪くない、といった所でしょうか。

2018年12月24日月曜日

うちのメイドがウザすぎる!

うちのメイドがウザすぎる!  総合:☆☆☆☆

「ママを忘れる奴のどこがりっぱなんだ!」

いや、贔屓の引き倒しになるであろうことは認めましょう^^
30分途切れず声を出して笑えたアニメは「ヒナまつり」以来でした。
そして、期待にたがわず、エンディングにいたるまで綺麗にまとめてくれました。
2018年10月スタート、全12話。連載中の漫画が原作。原作は読んだことないです。

・ストーリー
幼くして母親を失い、継父と一緒に暮らしているロシア人少女・ミーシャ。自衛隊任官中に帰省した際、雪の中、母親と遊ぶミーシャに撃ち抜かれていた度を越す幼女好きの鴨居つばめは、自衛隊を除隊した後、幸運にもミーシャ家の家政婦として雇われます。度を過ぎているとはいえ、鴨居が家政婦になってから、母親を亡くして塞ぎ込んでいたミーシャの心が徐々に明るくなっていく様子が描かれます。

・演出
若おかみは小学生」と同じく、主役の二人も悲しい過去を持っているんですよね。それをギャグで吹き飛ばしている原作の面白さを損なわないよう、声優さんの演技や音楽、アニメが演出しています。そして「ママのことも忘れて、毎日楽しく笑ってるんじゃないかってこと」に後ろめたさを感じていた優しいミーシャを、鴨居との生活は、いつの間にか前向きに成長させていました。このアニメを単なるギャグアニメにしていない良い部分です。
なんだかんだで、とことんめんどくさいマゾ・鵜飼みどりの登場も、中だるみさせずに良かったですね。ディスられるのがむしろ快感になるキャラが目の前にいたら諸手を挙げて降参です^^
ラスト2話、それまでに伏線は十分張られていたので、言わないでもわかる展開。こういう場合、下手すると見てて聞いててクサくなることが多いと思うのですが、このアニメではシリアスの中に、絶妙なギャグを交えてあって、うまく回避したな、と感じました。

・作画
劇場用に比べるとさすがに、という感じではありますが、キャラも安定しているし、可愛いし、なによりアクションがやたらしっかりしてます。

・音楽
OP /EDとも明るくポップで良いです。雰囲気が激しくアップダウンするシナリオに、サントラがきちんと追いついているのがすごいw

・演技
白石晴香さんのツッコミがうまい!まあ、原作・脚本のおかげではあるんでしょうが、それでも間やテンポ・テンションがうまく、作品に良くマッチしていたと思います。そして、それだけではなく、クライマックスでの台詞回しも、流石、演技派です。
ロリコン・鴨居つばめ役の沼倉愛美さんとの掛け合いも良かったです。ボケの沼倉さんもM・A・Oさん相手の時はツッコミになり、これも良かったです。色々こなせてすごいですねえ。
可愛い女の子役が多い長縄まりあさんが・人の言葉を喋らないフェレット・クマゴロー役で登場しているんですが、ハムスター3匹と共に相変わらず可愛かったです。

「あいつは私を怒らせることはあっても、傷つけるようなことだけは絶対しない。うざくて変態だけど。」

2018年12月23日日曜日

ゾンビランドサガ

ゾンビランドサガ  総合:☆☆☆☆

持っていなくても希望を持ち努力は続けようぜ^^ そすればなんとかなると。

2018年10月スタート、全12話。オリジナルアニメ。
「あにめにあ」では、できるだけ予告編の様なネタバレを意識しているのですが、今回は、演出のところ、ちょっと普通にwネタバレかもしれません。

・ストーリー
とことん運を持っていない女の子。ずっと落ち込んでいましたが、次こそは頑張ろうと夢を持って家を飛び出した瞬間、車に跳ねられ死んでしまいます。彼女が気づいた時は、死んでから10年経った世界。ゾンビに襲われ逃げ惑いますが、自分もゾンビであることに気づきます。希望を持つことに絶望した女の子が、非業の死を遂げゾンビになった他の6人の女の子たちと共に、なぜかもわからず佐賀を救うためにアイドルを始めます。アイドル活動を通して描かれる、彼女たちの苦悩と活躍の物語です。

・演出
博多に出張で行った時、佐賀県人とも多く会うことができたので、ゾンビランドサガ のことを話すと、知事が頑張っていますから、と一様に返されましたw 佐賀の本気、すごいですw 車に跳ねられるところはちょっとショッキングですけど、このアニメ、しっかり作られてて安心して観られますね。
なぜ彼女たち、なぜゾンビ、そして、なぜ佐賀の町興し、となぜなぜづくしなのですが、伝説となった彼女たちのエピソードを織り交ぜることで彼女たちが集められた理由がなんとなくわかり始め、
「あんた自分だけ、運がないと思っているみたいだけど、大事なことを忘れている。私たちはみんなゾンビなの。全員死んでるのよ。ここには誰一人持っている人間なんていない。」
で、なぜゾンビをヒロインにしたのかが理解でき、
「私は失敗したり後悔したりすることを、全然ダメだとは思わない」
で、そもそも頑張ろうと立ち上がるきっかけとなった、佐賀で非業の死を遂げた日本一アイドルだった仲間の言葉で仕上げる。
もちろん、佐賀の町おこしが裏にあるにしても、アニメとしてちゃんとまとめた演出は、大人の事情抜きに、すばらしい、と感じました。
最後に、続編があってもおかしくない終わり方をしましたが、エピローグを観ず、エンディングで一旦切っておけば、とりあえずスッキリ見終われる、と思います。

・作画
キャラもほぼほぼ安定していてゾンビ状態でも可愛いし、ライブでのアクションはモーションキャプチャーを織り交ぜ、テレビアニメとしては、かなり力の入ったレベルの作画に思えました。

・音楽
OPも良いんですが、EDの「光へ」の方がしっかりハーモニーとっていて曲も綺麗。挿入歌も含め音楽にも手を抜いていない。制作の本気度が伝わります。

・演技
三石琴乃さんですかね^^。唯一覚醒しないたえちゃんを演じるには幅広い演技ができる三石さんしかいなかったのでしょう。意味のある日本語のセリフが無いのに何を思っているのか分かる演技は見事です。主役の本渡楓さんはいつも声色をそれほど変えないけれど、やっぱりうまい。他のメンバーの田野アサミさん、種田梨沙さんら中堅に、田中美海さん、衣川里佳さん、河瀬茉希さんらも加わって、みなさん演技も歌も上手く、キャスティング、成功していたんじゃないでしょうか。そして、忘れてはならないのは宮野真守さんのぶっ飛んだキャラですね。単調になりがちなアイドルものにならずに済んでいるのは、奇抜な設定以外にも、この人のキャラのおかげもあるでしょう。

俺、持ってる、てセリフをスポーツマンなんかからよく聞くんですが、自賛するほどすげーかなあ、と思うこともしばしば。自分はこのアニメからそういう「空気を読め」風潮に続いて盛り上がっていた「持っているオレ偉い」の風潮に対するアンチテーゼも感じました。だって、佐賀、持ってない、と思われてるもん^^: そんなこと関係ねーよ、という気持ち、わかる気がします。
伝説の各自のエピソードに若干長さを感じたのと、設定の奇抜なアイドルものの一方の雄「ごくどるず」 との比較で、☆4にしましたが、とても楽しめたアニメでした。佐賀、頑張れ^^


2018年12月22日土曜日

ソラとウミのアイダ

ソラとウミのアイダ 総合:☆☆

ゲーム原作と言って良いのですかね。
設定は面白いです。
2018年10月スタート、全12話。

・ストーリー
地球の海から魚が消えた。人類は宇宙に生簀を作り、そこで魚を養殖することにした。養殖された宇宙生簀の魚を獲るのは男性漁師の仕事だったが、女性にも門戸を開こうと設立された漁協女子部。候補生となった6人の少女たちの努力と活躍を描く。

・演出
実は良い人だったんだ展開は定番だけど、最初の頃の演出のせいで、とってつけた様になっているのが残念です。ただ、どのキャラもはっきりした性格づけをされていて分かりやすいのは子供達には良いのではないでしょうか。ゆえに、額面通り男尊女卑に受け取られかねない発言に終始させた前半の演出は、やっぱりもうちょっと工夫してほしかったなあ、と思うのです。実際の漁師の世界にも、あまり女性の存在がない様に見えるので、そもそもそういう世界であるとは思うのですが、このアニメ、今よりずっと科学が進んだ未来を描いたSFだと思うので、社会のコモンセンスも今以上に成熟していて不思議はないはず。なので、この男性漁師の古い世界に立脚した様な振る舞いは、少し不自然に思えます。
話は変わりますが、秋田弁もちょっとしつこい感じがしてしまいました。

・作画
テレビアニメとして普通かと。

・音楽
OPは割とお気に入り。

・演技
米野さんはモデル向きかと。それ以外の女子部メンバーは、経験豊富とはいかないメンツなのに、なかなか良かったと思います。男性漁師も実力派ぞろい。これだけの人を持ってしてもなお、反感が先に立つのはお話の展開のせいでしょう。

続編があってもおかしくない終わり方でしたね。


2018年12月21日金曜日

俺が好きなのは妹だけど妹じゃない

俺が好きなのは妹だけど妹じゃない 総合:☆☆

連載中のラノベをアニメ化。2018年10月スタート。全10話。

・ストーリー
結局、血は繋がってないことになるんですかね。

・演出
・・・

・作画
BD焼くのにも勇気がいります。

・音楽
気にならなかったです。

・演技
うーん。

エロマンガ先生となんでこんなに印象が変わるもんですかねえ。純粋に近親だと、ちょっと展開が難しくなる、てことでしょうか。

2018年12月20日木曜日

けいおん!(映画)

けいおん!(映画) 総合:☆☆☆

ちゃんとテレビアニメから観ていたら、間違いなく☆4以上でした。
完結している4コマ漫画原作。2期本編合計36話でテレビアニメ化されましたが、その後のお話。
テレビアニメを観ず、ちょっとした合間に映画版を観てしまいました。ダイジェストだと思ってたんだけど、テレビアニメのその後、なんですねーー。大失敗しました。逆に言えば、そこそこ楽しいんだけど、これ単体だと感動はちょっと控えめになってしまうと思います。テレビアニメから観ていただいた方がよろしいかと。

・ストーリー
ガールズロックバンド「放課後ティータイム」の3年生組4人は卒業を控え旅行することを計画します。なし崩し的に唯一の2年生メンバーも引っ張って、ロンドンに向かい、ライブありの珍道中を終え、卒業式で3年生組は、唯一の2年生に感謝の贈り物をします。

・演出
高校3年生にしては幼いキャラクターデザインと幼い感じのキャラクター。突発的でエキサイティングなイベントはないものの、「ヤマノススメ 」のような、ふわふわした感じなので、まったりと観続けることができます。演奏シーンは他のガールズバンドアニメと比べても、曲そのもの、ボーカル・演奏、とっても良いです。

・作画
さすが映画版。とても良いです。

・音楽
このバンドの曲とボーカル、味があって自分はとても気に入りました。

・演技
豊崎愛生さん、日笠陽子さん、竹達彩奈さん、寿美菜子さん、佐藤聡美さん、さすが演技も歌もうまい、が、ちょっと声が似過ぎているので、慣れないと混乱するかも。

友情とかそういうのより、なんか軽音って軽い音楽で楽しいよ、ていうアニメ、ですね。

2018年12月19日水曜日

甘々と稲妻

甘々と稲妻 総合:☆☆☆☆

2016年7月放映スタートの全12話。
漫画が原作。この原作、好きなんですよね。既刊既読です。原作ではちょっとロマンス風味もあるのですが、アニメではそこのところは少し控え気味です。河原和音の漫画「先生!」は完璧「高校教師」と同じ世界なのですが、「甘々と稲妻」では良識と節度ある二人がお互いを思い遣っている雰囲気がいい感じです。料理漫画の分野に分類されるような設定も功を奏しているのかもしれません。
さて、アニメでも笑いあり涙あり。
笑い方面では、ギャグアニメじゃ無いのですが、小さい子の考えること、言うことはなんか可愛くておかしい、て言う類の面白さです。
涙ありの方は、NHK「チコちゃんに叱られる」で「なんで歳取ると涙もろくなるのか」の回で、大竹まことがファミレスだったかで、なみなみと注がれたコップをお盆の上に乗せてちっちゃい女の子がこぼさない様にそーと席まで運んでいるのを見て号泣した、と言っていましたが、まあ、クレイマー・クレイマーとか、そういうのを観て涙が止まらないような子育てから何から一通り経験した大人が観ると、このアニメに出てくる主要3キャラクターの健気さに胸を打たれる、と言う感じのものです。

・ストーリー
半年前に妻を亡くした高校の数学教師。彼には忘れ形見の一人娘がいました。二人はお花見に出かけますが、周りの人々が歌えや踊れの宴の中、涙をこぼしながら一人ぼっちでお弁当を食べている女の子と出会います。彼女は料理屋の娘だと名乗り、お店の名刺を手渡します。数日過ぎたある日、彼が家に帰ると料理番組を見ていた娘が「おとさん。ママにこれ作っててお手紙して!ママ、これっくらいお肉美味しく作ってくれるかなあ」。彼は矢も盾もたまらず、お店の名刺を頼りに娘に美味しいご飯を食べさせたいと出かけていくのですが、お店は閉まっていて、花見で出会った女の子だけがそこにいました。女の子は二人になんとか美味しいご飯を食べさせたくて。それが、3人のご飯の会の始まりでした。

・演出
原作を少しスリムな感じにしてテーマの輪郭をはっきりさせたのは良かったと思います。けど、12話で、終わっている感じがしないのは減点でしょうか。ただ、連載中の漫画が原作の雰囲気を壊さず終わるためには仕方のない演出だとも思います。

・作画
細かい所作のアニメーションが自然で良いですが、総じて普通な感じです。

・音楽
OP/EDは可もなく不可もなく、サントラは良いんじゃ無いでしょうか。

・演技
見始めてすぐは、正直原作のイメージに対し声に違和感がありました。早見沙織さんが登場した位からでしょうか、1話後半にはすっかり物語の方に惹き込まれていました。
もちろんキャラデザインの助けもあるのでしょうが、同じ様な声色なんだけど、しっかりその登場人物になりきって聞かせる早見沙織さん、中村悠一さんの「劣等生」コンビの演技はさすがです。唐沢寿明さんが「白い巨塔」「小早川伸木の恋」と立て続けに性格の異なる医師の役を見事に演じ分けていたのと同じすごさを感じました。
そして、全てのアニメに出ているのでは無いかと錯覚させる茅野愛衣さん。透明感のある声、と言うより透明な声で、茅野さんだと意識させず、どんな役にでも自然に溶け込める方ですねえ。
娘役は11歳の遠藤璃菜さん。泣き方も上手、可愛い女の子をしっかり演じています。

とにかく健気です。

2018年12月18日火曜日

あかねさす少女

あかねさす少女 総合:☆☆☆

2018年10月放映スタートの12話完結。
前宣伝が結構すごかったので、期待していたのですが。パラレルワールドを舞台にしたファンタジー。

・ストーリー
弟の喪失をきっかけに自罰を彷徨っていた一人の少女。並行世界に違う過去を求めるが、そこには全ての世界を滅ぼそうとする自分がいた。

・演出
少女の周りの仲間たちが、少女と一緒に並行世界を回るたびに成長していくことを伏線にして進むことから、少女も最終的にはその様な展開をするのかと思いきや、少女は少女のまま進むのです。なんでなのかなーとは思うんですが、考察するほどのこともなく、淡々と観続けてしまいました。ところどころ彼女とその仲間の行動に感動しかけるのですが、その都度、びっくりするほど不自然な言動をするので、我に返ってしまうことが多く、せっかく大局的に見るとストーリーはよくできてると思うのに、細部が練りこまれていないというか、ちょっとしたことが足引っ張っちゃってるなあ、と感じました。

・作画
バトルアクションのアニメーションは見応えがありますが、それ以外はキャラは不安定だし、ポーズは不自然だし、アニメーションはぎこちないし、円盤買うのはちょっと躊躇します。

・音楽
綺麗ですね。サントラとして良いんじゃないでしょうか。

・演技
黒沢ともよさんに尽きますかね。

ストーリーのところだけ見ると、なんか面白そうでしょ?w

2018年12月1日土曜日

感想インデックス2018年12月版

整理、インデックス化、覚書。逐次更新。

☆の数順。同じ☆の数内はあいうえお順。

☆☆☆☆☆
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
ウォーリー(映画)
うちのメイドがウザすぎる
終物語SP
カールじいさんの空飛ぶ家(映画)
刀語
機動戦士ガンダム
攻殻機動隊(映画)
さよならの朝に約束の花をかざろう(映画)
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
ダーリン・イン・ザ・フランキス
天空の城ラピュタ(映画)
true tears
化物語
ヒナまつり
秒速5センチメートル
魔法少女まどか☆マギカ
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。
ヤマノススメ
結城友奈は勇者である 結城友奈の章
結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章


☆☆☆☆
あそびあそばせ
AKIRA(映画)
アップルシード(映画)
甘々と稲妻
イノセンス(映画)
エヴァンゲリヲン新劇場版(映画)
雲の向こう、約束の場所(映画)
神様はじめました。◎
君の名は。(映画)
キルラキル
恋は雨上がりのように
ゴールデンカムイ
心が叫びたがってるんだ(映画)
刻刻
言の葉の庭(映画)
このはな綺譚
暦物語
殺戮の天使
四月は君の嘘
シュタインズゲート
少女終末旅行
宇宙よりも遠い場所
ゾンビランドサガ 
進撃の巨人 ファーストシーズン(映画)
だがしかし
月がきれい
ティム・バートンのコープスブライド(映画)
時をかける少女(映画)
刀使の巫女
長門有希ちゃんの消失
茄子 アンダルシアの夏(映画)
七つの大罪 戒めの復活
猫物語(黒)
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
ハイスコアガール
はたらく細胞
バッカーノ!
BackStreetGirls ゴクドルズ
ハクメイとミコチ
はねバド!
ハッピーシュガーライフ
パプリカ(映画)
ひそねとまそたん
踏切時間
BLOOD THE LAST VAMPIRE(映画)
プラネット・ウィズ
宝石の国
魔法科高校の劣等生
ヤマノススメ サードシーズン
結城友奈は勇者である 勇者の章
ゆるキャン△
ようじょしぇんき(ミニアニメ)
ラブライブ!サンシャイン!!2期
ReLIFE
lain
若おかみは小学生


☆☆☆
あかねさす少女
アニメガタリズ
APPLESEED EX MACHINA(映画)
アンゴルモア元寇合戦記
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
伊藤潤二コレクション
いばらの王 King of Thorn(映画)
妹さえいればいい
ウマ娘プリティーダービー
桜花忍法帖 バジリスク新章
ヲタクに恋は難しい
学園ベビーシッターズ
神様はじめました
からかい上手の高木さん
艦隊これくしょんー艦これー
機動戦士Zガンダム
キノの旅
きみの声をとどけたい(映画)
キリングバイツ
クズの本懐
けいおん!(映画)
聲の形(映画)
こみっくがーるず
ささめきこと
サマーウォーズ(映画)
ざんねんないきもの事典
実験品家族
邪神ちゃんドロップキック
重神機パンドーラ
シュタインズゲートゼロ
スロウスタート
多田くんは恋をしない
ちおちゃんの通学路
つうかあ
デスマーチからはじまる異世界狂奏曲
でびどる!
デビルズライン
天狼 Sirius the Jaeger
東京喰種RE:
偽物語
ネト充のススメ
バキ
働くお兄さん!
BANANA FISH
百錬の覇王と聖約の戦乙女
はるかなレシーブ
BanG Dream!
BEATLESS
BEATLESS FinalStage
ピアノの森
干物妹うまるちゃんR
ひもてはうす
ファイナルファンタジー7 アドベントチルドレン
フルメタル・パニックinvisible victory
フルメタル・パニックふもっふ
文豪ストレイドッグス
僕の彼女がまじめすぎるしょびっちな件
ポプテピピック
魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(映画)
魔法少女サイト
魔法使いの嫁
焼肉店センゴク
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続
闇芝居
ゆらぎ荘の幽奈さん
ラーメン大好き小泉さん
ラブライブ!サンシャイン!!
りゅうおうのおしごと!
LOST SONG


☆☆
アイドリッシュセブン
ISLAND
悪偶 -天才人形-
いつだって僕らの恋は10cmだった
いぬやしき
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
音楽少女
陰陽師・平安物語
寄宿学校のジュリエット
京都寺町三条のホームズ
銀河英雄伝説
クジラの子らは砂上に歌う
グランクレスト戦記
恋と嘘
攻殻機動隊V2.0
Code:Realize 創世の姫君
七星のスバル
citrus
Just Because!
少女☆歌劇 レビュースターライト
すのはら荘の管理人さん
3D彼女リアルガール
ソラとウミのアイダ
刻越えのデリダ


・王様ゲーム

2018年11月24日土曜日

lain

lain 総合:☆☆☆☆

ちょうど20年前のアニメ。1998年7月放映スタートの13話完結。
自分は娯楽性が少ないものは余り得意じゃ無いので、ストーリだけなら☆3なのですが、自分の得意な世界を舞台にしていること、ネットワークの発達について独特の未来観をみせてくれていること、アニメ表現が自分の好みのスタイルなことから、録画していたら、間違いなくBDにとっとこうと思うので、総合として☆は4にしました。

・ストーリー
中学2年生の岩倉玲音。大人しく引っ込み思案で友達も少ない。そんな彼女に容姿はそっくりだけど、性格は真逆な女の子が、彼女の周りの人たちに目撃され始める。ネットワーク端末「NAVI」を手に入れた彼女は、どんどんと仮想世界の深みにはまっていくように見えるのだが、実は、。

・演出
ワイヤードって言いかた、すげー懐かしい、てことは置いておいて。
ヒロインが中2という設定(厨二病という言葉の発祥は1999年頃らしい)や、電波というか電気の耳障りなノイズの表現などによる演出で、仮想というより妄想の中を彷徨う、実態の無い何かを徹底して意味不明なまま提示し続けています。そして、最初から最後まで、ヒロインのテンションがずーっと低いことも、この妄想感に拍車をかけてくれます。そうそういないですよねえ、これだけテンションの低いヒロイン。最近では「殺戮の天使」のレイチェルかなあ。ただ、レイチェルは周りが弾けてたので、「殺戮の天使」自体のテンションはそう低くなかったのですが、このアニメは周りの登場人物のテンションも低いので、低空飛行のまま、解く気があるのかないのか分からない謎が深まっていき、最後の2、3話で回収されます。もっとも、これが回収されたのかされていないのかさえ、よくわかりません。ところどころに、仮想世界の思想的な歴史を見せているところから、アーサー・C・クラークの名作SF小説「幼年期の終わり」のような世界観をアニメ化したかったのかなあ、というような印象を自分は受けました。
この独特な、分かるような分からないような雰囲気に馴染めれば、どっぷりはまりそうですし、アニメに少しでもエンターテイメント性を求める方は、つまらない、と感じるでしょう。
攻殻機動隊」と同じような仮想世界をモチーフにした近未来の人類の変化をテーマにしていますが、見ている方向が反対なのも独特です。「攻殻機動隊」も哲学的なのですが、ストーリーは分かり易く楽しめます。このアニメは「攻殻機動隊」をさらに哲学寄りに振ったとされる「イノセンス」よりも遥かに分かり辛いです。

・作画
4:3。絵も動画もいい。画質がいい。コントラスの低い明るめに振ったパステルな画調が、現実なのに仮想な雰囲気をまとったこの作品の特徴を際立たせています。

・音楽
テクノっぽい音楽は好きな分野なので、個人的には良かったです。

・演技
これは。。。低いテンションを表現している、と言えば聞こえはいいのですが。。。

これが放映された頃、自分、相当忙しかったのです。当時、観ることができたなら、かなり印象、変わっていたでしょうね。


2018年11月21日水曜日

若おかみは小学生!

若おかみは小学生! 総合:☆☆☆☆

令丈ヒロ子の児童文学原作。完結しています。原作は未読です。
2018年4月スタート。15分枠で24話放送されました。

・ストーリー
両親を交通事故で失った「おっこ」。祖母の住む旅館に住むことになります。実は彼女は幽霊が見えます。おっこは小学6年生。両親を失ったばかりで気持ちもふさぎがち。旅館の仕事をするつもりは全然なかったのですが、旅館に居ついていた祖母の幼馴染の幽霊と言い争っているうちに、周りはすっかり、おっこが旅館を継いでくれると勘違いしてしまいます。そんな折、祖母が過労で倒れてしまいます。おっこは、持ち前の優しく明るく前向き、そして、負けん気な性格から、結局、旅館を手伝うことになるのです。見習い女将おっこの悪戦苦闘の日々の始まりです。

・演出
奇をてらうことのないオーソドックスな演出が、この作品にはとてもあっていたのではないでしょうか。落ち着いて、おっこの周りに巻き起こる騒動が楽しめます。

・作画
15分アニメですが、しっかり作画されています。もちろん、児童向けの優しい絵柄なのですが、安定していますし、動きも自然です。円盤買うにはもうちょっと描きこまれていた方が嬉しいのですが、テレビアニメとして普通に観るには十分以上の作画です。

・音楽
EDは1st/2ndシーズン両方ともまあまあでした。ほんとにLINEのようなコミュニケ―新ツールを表現に使うの、普通になりましたね。LINEは不安だったので、導入するのが遅い方だったものですから、コミュニケーションツールとして、メールを席巻する日が来るとは思ってもいなかったです^^;

・演技
上手いです。
ヒロインには小林星蘭さん。弱冠14歳ですが、子役としての俳優歴は長く、声優としての実績はそれほどないのですが、素晴らしいです。子供の声でこれだけの演技はすごい。ただ、声優さんは、キャラに合わせて声をアレンジしますので、その辺、どのようにできるのかまでは未知数ですが、子役にはこの子を使っておけば間違いないのではないかと思うくらい、びっくりの演技力です。
ライバルヒロインには水樹奈々さん。最初は嫌味な役柄として登場するのですが、そこは児童文学ですから、ひどくなりすぎない微妙な匙加減の演技はさっすがです。
その他には、松田颯水さん、日高里菜さん、小桜エツ子さんらが幽霊役準レギュラーとして参加されていたり、死角がありません。

とってもかわいそうな境遇の子供の話なんですが、その性格に救われます。
児童文学となめてかからない方が良い作品の一つです。お子さんと一緒にとか、そうでなくても機会があれば観てほしいアニメの一つです。映画版はまだ観ていないのですが、そちらでも良いかもしれませんね。

2018年11月17日土曜日

刀語

刀語 総合:☆☆☆☆☆

西尾維新原作。
ちょっと悩んだんですが、12話を観終わってすぐに、もう一回最初から観たくなったので☆5で。ちなみに1話50分なので、尺としては2クール分。2010年1月から1ヶ月に1話の割合で1年かけて放映されました。

・ストーリー
刀を使わない刀術・虚刀流の7代目当主・鑢七花。その特別な流派の力を求めてやってきた将軍家直轄預奉所軍所総監督の「とがめ」。「とがめ」の依頼に応じ、天才鍛治・四季崎記記の作った12本の刀を集める旅に出る。父と姉しかいなかった島育ちの山猿・鑢七花が「覚悟も無くとがめに従い」「覚悟を持ってとがめに従い」「なんのために戦うのかを自問する」旅を通じて、人らしくなっていく物語。

・演出
鑢七花の人としての変化、七花と「とがめ」との関係の変化が、12話を通じて少しずつ変わっていく演出が見事。印象的なセリフが印象的な場面で印象的に繰り返されている演出がとても良くて繰り返し観たくなります。シリーズ構成は上江洲誠さん。また、エンディングが潔いのが良いです。どうしても「BEATLESS」「ReLIFE」「多田君は恋をしない」などなどなどの、最後の最後に観るものにおもねるような煮え切らない終わり方より、好感度は断然上がります。
先行して連載・アニメ化された化物語に比べると台詞回しも原作に割と忠実。右衛門左衛門が周りに比べてどうしてそんなに強いのかにちょっと違和感あったけれど、物語シリーズに比べ、総じて、やり過ぎていない演出は、個性は抑えられてしまう反面、ストーリーに集中させてもらえるので良いやり方だと思います。

・作画
キャラクターデザインがのっぺりした感じだけれど、しっかり描き込まれた背景からみて、作為的なのでしょう。そもそも物語が優秀でそちらにまず引き込まれるし、シーンに合わせた表情の描きわけもしっかりできているので、作画が邪魔していません。むしろこの作画による表情の表現が物語を助けているとさえ言えます。アングルなんかもなかなか素敵で、自然と当初感じるキャラの違和感はなくなります。アクションも静止画交じりな部分も当然あるのですが、効果的に使用しているので、テレビアニメとしてかなり良いのではないでしょうか。ただ、7話だけ、なんかクオリティが下がって見えます。

・音楽
結構違和感あったんですよねえ。ひょっとしてリージョンBだと音楽の著作権の関係とかで、ヨーロッパで新たに作った曲が使われているのか?と思ったくらい。
挿入歌に西田社中が使われている曲があるのですが、これはやっぱり個性際立ってますね。良いです。

・演技
苦手な田村ゆかりさん。だが、ここでは非常に良かったです。つまり、昔の方が良かったような気がしないでもなくもない^^;
主役の細谷佳正さんも感情を読ませない(意識してボケているのか天然ボケなのかわからない)不穏な空気の序盤から、一部そう言ったところを残しながらも後半につなげる変化の演技がとてもうまいと思いました。あまり上手って感じの人じゃないんですけど、要所で締めてくるんですよね、通常とのギャップの使い方が見事なんですかね。
ナレーションは池田昌子さん。この方の表現力のおかげで、NHKの大河ドラマのような、品のあるアニメになりました。
化物語のようなとんがったところがないように見えるのは、逆に化物語の個性が強すぎるんでしょう。比較しないで冷静に見れば、十分個性的。

ブルーレイ リージョンB ボックス2,700円で購入。日本語だとフランス語字幕は消せない。
リージョンBを日本で購入するのは、ブルーレイのコピーガードの思想からいえば紳士的ではないとは思いますし、製作に申し訳ない気もするんですが、日本版ボックスとの価格格差が激しすぎて、なんかちょっと残念です。その分、色々な不便さや、特典のなさを受容しているとはいえ、それが製作の思惑通りであるのならいいのですが、きっと想定外、なんでしょうね。

2018年11月16日金曜日

アニソン覚書 秋アニメ

割といいなと思っているアニソン一覧
※順不同 覚書なのですよ

マリオネット」ロザリーナ
   からくり人形 エンディング
rightfully」Mili
   ゴブリンスレイヤー オープニング
オリジン」Mili
   メルクストーリア オープニング
Bottleship」水瀬いのり
   メルクストーリア エンディング
ソラネタリウム」MICHI
   あかねさす少女 オープニング
君にふれて」安月名莉子
   やがて君になる オープニング
革命前夜」井口裕香
   とある魔術の禁書目録III エンディング
明日も、世界は回るから」J Dee'Z
   レイトンミステリー探偵社 エンディング
不可思議のカルテ
   青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
   エンディング
   CDは
   瀬戸麻沙美、東山奈央、種崎敦美、内田真礼、久保ユリカ、水瀬いのり
   1話2話3話:瀬戸麻沙美ソロ
   4話5話:東山奈央ソロ
   7話8話:種崎敦美ソロ
   9話10話:内田真礼ソロ
   11話12話:久保ユリカソロ
あくまで恋煩い」大西沙織、久野美咲、加隈亜衣
   ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 エンディング
power of the dream」lol
   Fairy Tail Final Season エンディング
モテたいのー
   ひもてはうす オープニング



番外
「アニマエール」のOP/EDはセットで1枚のシングル。
「リリスパ」も。良心的。
まあ、違うアーティストの場合はそもそも無理なのかな。
「色づく世界の明日から」はOP/EDとも
全体的に綺麗な旋律で好みの分野なんだけど、
「うちのメイドがウザすぎる!」のOP/EDの方が
楽しく感じる^^;
レイトンミステリー探偵社のEDは2期目。
1期目は花澤香菜さんの「大丈夫」。こちらも良かった。

再放送だから番外
ヒトリゴト」 ClariS
   エロマンガ先生 オープニング

プール
hectopascal」高田憂希、寿美菜子
   やがて君になる エンディング
光へ」フランシュシュ
   ゾンビランドサガ  エンディング
Love with You」fripSide
   寄宿学校のジュリエット オープニング
ピンクレモネード」3月のパンタシア
   ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 オープニング

2018年11月14日水曜日

カールじいさんの空飛ぶ家

カールじいさんの空飛ぶ家 総合:☆☆☆☆☆

ピクサーが2009年に公開したオリジナル劇場用アニメ。96分なので、割とサクッと観られます。

・ストーリー
妻を亡くした老人。妻との思い出の土地を頑なに守り続けていたが、あるトラブルを起こしたことで、立ち退きを迫られることに。妻を亡くし封印していた妻との夢を、これをきっかけに、突拍子も無い方法で実現を決意する。

・演出
最初に用意されたくすんだ色をした玉手箱を、話が進むにつれ、徐々に開けていくと、カラフルな光が溢れ出していくような演出が、とても自然でスマートで物悲しい。映画「ある愛の詩」「愛と追憶の日々」のように、若くして死に別れる物語は、とてもドラマティックです。でも、山あり谷ありしながらも長い年月をかけて二人で歩んできて、いつの間にか年老いて、別れが自然なことになってからの別れにも、静かで暖かい悲しさがあることを見せてくれる映画です。

・作画
ピクサー。文句のつけようがないです。

・音楽
サイレント映画時代のような音楽が印象的です。じいさんの年代に合わせているってわけですな。

・演技
リュウ・ホセイの飯塚昭三さんが主役です。押井守監督の攻殻機動隊シリーズでの荒巻などなど、重厚な声の大木民夫さんの、割とコミカルな演技も聞けます。若くして引退しちゃった松元環季さんの声も聞けます。

ピクサーの前作は「ウォーリー」。ピクサーはディズニーと組むことが多いけれど、ディズニーにありがちな勧善懲悪ものとは違う、奥行きのある作品を安定して提供してくれるので、安心してBDに手を伸ばせます。2007年の「レミーのおいしいレストラン」から「ウォーリー」「カールじいさんの空飛ぶ家」「トイ・ストーリー3」と4年連続アカデミー長編アニメ賞受賞。

2018年11月12日月曜日

2018年10月スタートアニメ折り返し

2018年10月スタートアニメ、1クールものは半分終わりましたね。
ちょっと日和ってたので、一旦整理して短く白黒つけてみましょう^^
同じ☆の中でも上にあるものの方がより好印象です。
詳細な感想はこちらを。
省略したアニメもあります。

☆☆☆☆☆
(この二つは、
 アニメという表現枠に縛られない域にいますね。
 漫画で初めてSF大賞を取った大友克洋の童夢が、
 当時の漫画の枠を超えてたみたいな。)
ゴブリンスレイヤー
 人がテンパった時の表現がとにかくリアル。
 超絶リアルなダークファンタジー。
SSSS.GRIDMAN
 演出は実写のよう。アニメらしくない間の取り方が秀逸。
 単純な図式に収まらない世界観が展開を予想させない。

☆☆☆☆★
やがて君になる
 ほとんど原作通りなんだけど、
 非常にうまくアニメ化している。
 アニメらしい演出が、原作をより引き立てている。
 また、高田憂希さん、寿美菜子さんらの演技が
 キャラにとってもあっているし、
 原作の雰囲気を壊していない。
うちのメイドがウザすぎる
 ちおちゃん高木さんが自分的にこけたので、
 極めてシンプルなギャグアニメとして頭一つ抜けた。
 「ヒナまつり」「あそびあそばせ
 ほどのインパクトはないけど、
 軽妙なツッコミと真剣なボケ、間の演出、
 それを生かせる白石晴香さんと沼倉愛美さんがうまい。

☆☆☆☆
DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
 アメリカコミック調のアニメ。
 アンセルという架空の薬物取締捜査課の活躍。
 おしゃれ。刈り上げの存在が、ミスリードとなって、
 すんなり謎解きさせない効果を発揮している。
ゴールデンカムイ2期
 アイヌ文化を単純に漫画にして
 わかりやすく説明しているものとは違い
 日露戦争後という時代設定に、金塊争奪戦という
 物語にアイヌを打ち込んでいるのが
 より、アイヌに親しみやすくしている。
 また、大なり小なりの倒錯者が
 ストーリーを面白くしている。 
からくりサーカス
 熱血冒険活劇だけど、仕掛けが巧妙で
 よくある仲間で頑張る勧善懲悪ものとは
 ちょいと違うアプローチが良い。
 人型ロボットに搭乗するのではなく、
 人形使い、にした設定もよかった。
 登場人物の行動原理に不思議を感じない
 普通だけどなかなかできないシナリオが
 安心感と爽快感を与えてくれる。
交響詩篇エウレカセブン(再)
 謎めいた女の子に一目惚れした男の子のお話なのね。
 今のところ。
軒轅剣 蒼き曜
 戦争の犠牲になった姉妹と幼馴染。
 運命のいたずらで敵味方に分かれたが
 絡まった運命の糸がどう解かれていくのか。
 意外な展開の連続と
 しっかりとしたストーリーで
 ちょっと雑な作画も気にならない。
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
 まあ、そこそこ独立してるし、
 独特だし、人気があるのも頷ける。
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
 評価は1話ごとに転々。
 ただ、気持ち悪さが抜けた訳ではないものの
 目を瞑っても良いくらい思春期症候群という
 怪異は興味深い。
ゾンビランドサガ
 設定が斬新でローカル色が楽しい。
 古の名作「妖怪人間ベム」のように
 早く人間になりたーい、て訳でもないので
 どんなフィナーレになるのか、見当がつかない。

☆☆☆★
火ノ丸相撲
 絶対悪がいないので、あまりイラつかないでみれる。
 これ、1クールじゃ終わらんだろう。
アニマエール
 高校生チアガール。前向きに頑張っている
 女の子たちを素直に応援していきましょう。
 ギャグアニメとしても面白いぞ、と。
メルクストーリア
 モンスターは退治するのではなく癒すもの。
 ヒロインの自分探しの旅のはずなんだけど、
 あまり進展せず。
 でも工夫されたストーリ展開、いい雰囲気です。
 キノの旅風なアニメ。
ラブライブサンシャイン 2期(再)
 2期の方が面白いです。
 普通に感動の学園スポ根ものです。
でびどる
 バラエティって出演者が番組の中で
 自分たちだけが楽しんでいるのを
 はたから見てケラケラ笑うって分野だよね。
 そういうアニメ。
愛玩怪獣
 作画と雰囲気を楽しむ感じ。
 個性的な怪獣を人知で退治するような
 ストーリがある訳ではなく、
 ブサ可愛い怪獣が好き勝手に
 暴れている様子を眺めることに終始している。
 この点が根本的に違うけど、
 なんか、ウルトラQを思い出す。
SAOアリシゼーション
 どうしてそうなったかはわかった。
 どうしてそれで落とし前がつけられるのかは不明。
 どう回収するかは予見できるんだけど、
 仮想世界の話と現実世界の話の相乗効果は
 今のところあまり感じられず。
転生したらスライムだった件
 スライムのくせに俺最強がウリ。
 強すぎるな。
RELEASE THE SPYCE
 まだセッテイングの段階。
色づく世界の明日から
 おとぎ話の中の恋物語。
 まだ伏線張り中な雰囲気。
 ちょっと焦れったい、かな。
東京喰種re:2期
 喰種が、いつの間にか大規模な排他戦争に
 なってしまったけど、オリジナリティで一票。
風が強く吹いている
 リアルなんだよね?ファンタジーじゃないんだよね?
 これからそれが証明されていく、はず。
あかねさす少女
 前半はなんだか、登場する女の子たちの
 オムニバス形式なストーリー展開。
 ここからまとめに入るのかなあ。
ラディアン
 設定は面白そうだったんだけど、
 今の所、普通の冒険アニメ。
 ツノが生えてて媒介を必要としない魔法使いに 
 何か特別な意味があるものと思われるけど
 こっから勇者であるシリーズのような
 急転直下はなさそう。
 あくまで少年少女向け冒険活劇のような
 匂いがしてきた。
RErideD -刻越えのデリダ-
 主人公があまり賢く見えない点と
 作画が今ひとつなのがちょと残念。
INGRESS THE ANIMATION
 なんか、時折ゲームのチュートリアルを
 受けているような気分になる。
 主人公に肩入れしづらいが
 展開は面白い。

☆☆☆
とある魔術の禁書目録III
 最初から観たら、かなり面白いんじゃない?
 とはいえ☆4クラスかな。
 長いし、作画もちょっとなので、
 BDには結局焼かないだろうけど。
フェアリーテイル 3期
 えらく長編なんで流石に途中感は消し去れませんね。
 さて、舞台は整った。
ひもてはうす
 しまった、消さないでおけばよかったかも。
エロマンガ先生(再)
 まーー、血の繋がりのない兄妹の萌えアニメ。
寄宿学校のジュリエット
 ラブコメとして普通に観れば面白い。
ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。
 魔界とは思えないパステル調でふわふわした世界に
 君臨するベルゼブブ嬢と近習のラブコメ。
 大悪魔が美少女だっていうギャップギャグっす。
ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士
 ベーゼで魔力補充っていう設定が
 オタクっぽくていけない。
 ユリシーズになったジャンヌは最高だけどね。
閃乱カグラ ー東京妖魔編ー
 お色気要素が濃いので、マニアには受けそうです。
となりの吸血鬼さん
 ゆるふわなギャグアニメ。
 ギャグを楽しむ、というより、
 未知との遭遇を楽しもう。
ソラとウミのアイダ
 少年少女向きだと考えれば、まずまず、
 いいんじゃないでしょうか。
叛逆性ミリオンアーサー
 なんか不思議なお題をふっかけられてるのに
 なぜか楽しげにお使いをこなしている風。

☆☆★
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち
 リメイク。激闘・〇〇〇〇とか、
 やたら劇的な枕詞をつけるところが痛々しい。
CONCEPTION
 「つぐもも」と同じタイプの
 ストレートじゃないけど18禁アニメ。
 馬鹿すぎ、ないか?
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
 じゃあ、なんなのよ。

☆☆

(割愛)

2018年11月11日日曜日

2018年7月以前スタートアニメ

2018年7月以前スタートアニメ
視聴中のもの雑感

☆☆☆☆☆
(該当なし)

☆☆☆☆
レイトン・ミステリー探偵社
 2018年4月スタートアニメ。日曜朝8:30放映中。
 安定してますし、安心して観れます。
 お子様と一緒に観る大人も十分楽しめます。
 レイトン教授の謎解きのお話については
 連続性があり、カトリーエイルの謎解きの合間に
 時折入ってきますが、基本的に1話完結の
 人情系ミステリー仕立てですので、
 いつから観始めても、大丈夫です。
 30話の「カトリーエイルと不死のバンパイア」で
 初めてカトリーエイルと同時に謎解きに成功^^
 11/11 31話のゲストキャラの声優さんに
 早見沙織さんが登場。やっぱり綺麗な声ですねえ。
 もっとも、出てくる声優さん方皆さん、上手です。
 花澤香菜さん主演。お話を面白くしてくれている
 立役者です。

☆☆☆
スペースバグ
 2018年7月スタートアニメ。日曜10:30放映中。
 ディズニー、ピクサーを観ているようなアニメーション。
 実験用として宇宙ステーションに連れてこられた昆虫たち。
 人がいなくなった後、自立起動型戦闘機械や
 天敵のカエルと戦いながら、故郷である地球を目指します。
 なぜ、人は、宇宙開発を放棄したのか。
 最後のお楽しみ、です。
BANANA FISH
 吉田秋生の漫画原作。
 2018年7月スタートアニメ。木曜25時放映中。
 謎の薬物をめぐり複雑に絡み合う
 アメリカの組織の陰謀を描いています。
 ま、主な舞台は手先のチンピラの争いなんですが。
 大人が楽しめるストーリーではあるものの、
 入り乱れる愛憎劇に、あまり説得力が
 感じられないのが難点です。

☆☆
バキ
 2018年7月スタートアニメ。日曜24:30放映中。
 グラップラー刃牙の続編。
 とにかく喧嘩道を極めた格闘家たちの
 バトルロイヤル形式の決闘の描写がメインなので
 続編だけど、これから観ても、大きな問題はないです。
 絵柄は嫌い。女の子は可愛いとは言いづらい。
 ボクシングとかプロレスとか、人は殺し合いを
 観ることになぜか惹かれますからね。
 途中で観るのやめても、自分は後悔しないですが
 ド派手な格闘モノで、なんとなく観続けています。
教えて魔法のペンデュラム
 2018年7月スタートアニメ。日曜7時放映中。
 15分アニメ。
 中学生が主役ですが小学生向けのアニメ。
 絵は可愛いし綺麗だけど、枚数は少なめです。
 学校生活でよくある悩み事を
 やさしい魔法の世界で妖精さんに囲まれながら
 解決のヒントをもらい、
 リアルに生かしていく展開です。
 完全に子供向けなんですが、
 短い尺のおかげもあるのか、いまだに観てます。
 ヒロインが花守ゆみりさんかと思ってたんですが
 じつは二人の主要な妖精さんのうちの一人だった
 ていうことに最近気付いたってくらい、
 適当に観て楽しんでます。


(該当なし)

2018年11月8日木曜日

アニメ ざんねんないきもの事典

ざんねんないきもの事典 総合:☆☆☆

絵本が原作。9月に放送されて全10話だったはずなんですが、
9話、10話が災害の影響で日程変更になり、結局見れずじまいでした。
短編読み切りなので、別に痛くはないんですけどね。

・ストーリー・演出
赤い唇をして獲物をおびき寄せる魚。ところが海に住んでいる生き物で色を識別できる種類はとても少なく、ほとんど役に立っていない、ざんねん。とかね、そんな生き物の残念な進化をまとめた絵本が大ヒットしましたが、それのアニメ版です。5分枠なんですが、その中でも3部に分かれていて、「ざんねんなからだ」「ざんねんないきかた」「ざんねんなのうりょく」。いつも決まっているわけではないのだけれど、歌とコントとナレーションでそれぞれの残念さを紹介しています。特に、コントパートが楽しい。素人っぽい声の当て方なんだけど、笑い方とかがなんか変で、つい、つられて笑ってしまいます。
まあ、5分だし、ちょっとしたトリビアとして観て良いアニメなんじゃないでしょうか。不定期に続いていきそうなアニメです。Eテレです。

・作画
まあ、そんなに描き込まれているわけでもなく、アクションも皆無だけど、5分枠アニメだし、事典だし、飛び出す絵本程度の期待度で観ると良いかと思います。

・音楽
歌パートは子供向けかな。みんなのうたのようなノリなんだけど、みんなのうたの方がクオリティは高いかな。

・演技
とにかくコントパートがヘタウマで味があって良いです。

コントパートだけで作ってくれるといいのに、と思います。

2018年11月5日月曜日

天狼 Sirius the Jaeger

天狼 Sirius the Jaeger  総合:☆☆☆

オリジナルテレビアニメ。
2018年7月スタート。12話テレビ放送。
吸血鬼と狼男という本来独立していた怪物同士が、実は奇妙な因縁で古来より対立していた、てな設定を最初に考え出したのは誰なんでしょうね。映画「アンダーワールド」がハシリのように自分は思っているのですが、どうでしょうか。「アンダーワールド」でも吸血鬼が人狼より上位種に描かれているのですが、このアニメでも、そんな感じです。

・ストーリー
神にも悪魔にもなれる絶対の力を持つと伝承されていた「シリウスの匣(天狼が持つ匣)」。それを手に入れるべく天狼がひっそりと暮らす村をバンパイアが襲撃し、滅ぼした。兄の犠牲で一人生き残った天狼ユーリ。バンパイアに復讐するために、人がバンパイア狩りのために組織したハンターに所属していたが、死んだはずの兄と出会うことで、天狼の生き残りとして本当になすべきことはなんなのかを探し始める。

・演出。
シリウスの匣をめぐり日本をはじめとした列強やバンパイアが入り乱れて争奪戦を繰り返してはいるんです。会話の内容を聞く限り。でも、まず、ハンターがこの争いに絡んで来る理由や役割が今ひとつわからないんですよね。さらに、ハンターが日本に滞在中に世話になっていた日本の貴族の娘がユーリに一目惚れして、やたら無鉄砲にユーリの冒険を追いかけるのですが、このちょっとしたロマンスも残念ながらあまりストーリーに影響していないように見えます。若い女剣客の剣術をちょいと織り込みたかっただけなのかなあ、と感じてしまうくらい。また、日本軍の関与の仕方も、シリウスの匣が持つ力を考えると、なんとも手薄。情弱だったということなんでしょうか。
まあ、つまり、シリウスの匣をめぐり、様々な思惑を持った勢力が絡み合う争奪戦を描きたかったようなのですが、実際には争奪戦に本気で関わっていたのは、バンパイアと天狼だけなので、余計なサイドストーリーは入れずに、バンパイアvs天狼に集中してもらった方が良かった気がします。
輪をかけて、徹底した私怨で動いていた主人公が、汝の敵を愛する方針に転換した経緯や理由づけも描き切れてなくて、結局のところ、怪物(フランケンシュタインまで参戦)という超人同士の戦闘シーンを見せたかったアニメになってしまっているような印象を受けてしまいました。なので、なおさら、バンパイアvs天狼の構図で押し切ってくれたほうが、もっとインパクトのある作品に仕上がったのではないかな、と。

・作画
テレビアニメにしてはかなり力の入った作画です。本作のテーマである怪物同士の戦いは十分に描き切れていました。ただ、女剣客のもっと派手な立ち回りも観せて欲しかったです。

・音楽
まあ、よいような。OP/EDもよいような。

・演技
トラウマを背負った青年をやらせたら右に出る者がいない上村祐翔さんが、相変わらずイライラっとさせてくれます。みんな熱演しているのですが、演出のせいで空回りしているように感じちゃうのがかわいそうです。

正直、自分自身、これ、面白かったのか、そうでもなかったのか、全然まとまらなくて、7月スタートアニメ感想の中で、最も遅い公開になってしまいました。

2018年11月4日日曜日

さよならの朝に約束の花をかざろう(映画)

さよならの朝に約束の花をかざろう 総合:☆☆☆☆☆

語り尽くされた親から子への愛情の物語を長命な種族の視点から描くことで、その感情の原点にあるものをより鮮明に浮き上がらせた劇場用長編アニメです。

・ストーリー
見た目が少年少女のままで何百年も生きることができるイオルフ。その血を求めて襲いかかってきた人類に、イオルフの村は壊滅させられます。そして、捕らえられたり幸運にも逃げられたりした少女たちが出会う、母親から子への愛情の物語です。

・演出
母親から子への愛情、子供の成長の過程で起きる親子の関係の変化について、全く真新しいものはないです。淡々と普通にあり得る出来事で過ぎていきます。ただ、通常のドラマでは、死という突発的なイベントで親子の間にあった感情を際立たせるところを、このアニメでは、淡々と過ぎる日常を維持したまま、老いないことによる影響によって徐々に際立たせていく点が新鮮です。ヒロインが一般の親に起きる普通の感情を表現したとしても、それが、普通に見えなくなってくるのが、このアニメの設定の妙でしょう。
長命種の視点でじっくりと人の一生を描ききった作品はあまり類を見ないです。長命種と短命種の恋愛関係みたいなものなら映画「ぼくのエリ 200歳の少女」とかの吸血鬼モノであるけれど、人の一生を描き切ってる感じではないし。最近ですと、聲の形で一躍有名になった大今良時さん(この方も女性です)連載中の漫画「不滅のあなたへ」などは、長命種視点なのですが、現実世界の日常をテーマにしている「さよならの・・・」とは異なる方向性であり、そして、あったとしても大抵はモチーフがリアル方面に回帰しないです、せっかくのファンタジーからわざわざ。
たとえば一見リアルな「君の名は。」。新海誠監督自ら言ってますが、このアニメのテーマは「人生には運命の人っているんだよ」です。でも「君の名は。」の場合、そのファンタジーの世界から、リアルの世界には帰って来づらいんです。あくまで「君の名は。」の入れ違いが起きるという世界観の中で収束してしまう感じなんです。いや、いいんです、ファンタジーなんですから、それはそれで。もっとぶっ飛んでるとわかりやすいと思うのですが「指輪物語」のテーマが日常に置き換わったりしたら、むしろ幻滅です。
ところが、岡田麿里さんの作品では、これが今過ごしている自分の世界と地続きにあるような錯覚を感じさせてくれるのです。たぶん、テーマがより身近なものだから、なのかもしれませんが、それをあえて仮想世界を舞台にしてひときわ印象深くする手法は、相も変わらずお見事だな、と思います。
エンディングがハッピーなのかバッドなのかも、いつも通り観る方に委ねられています。余韻はいつも通りの岡田節です。
ちなみにいくつかの母親から子への愛情が描かれているのですが、メインストリームは母性愛、ではありません。父親が子供に持つ愛情にも通じる設定です。この辺の一捻りもさすがです。
さらに、一番最初に提示される母親から子への愛情の描写は、ヒロインが、赤子を引き剥がすところで示されており、この描写ものちに回収されることで、あらためて母親から子への強い愛情を再認識することになります。この愛情表現も正直、他のドラマで嫌って言うほど言い尽くされているはずなのですが、こういう演出で、違う形で表現できるところが、岡田麿里さんなんだな、と思います。
まあ、母親が必ずしも子供を取らずに男に走る場合もリアルでは普通にありますから、万人に受け入れられる作品というものは存在しないとは思いますが、特に子供のいる親にはヒロインに感情移入できる方は多いのではないでしょうか。
蛇足ですが、シナリオの冒頭の展開が、偶然に偶然を積み重ねて作り上げられていることに拒否反応を示す方もいるようです。太宰治だって浦島太郎にケチつけまくっているんですから、ありえないと感じちゃったら、確かに観続けるのは難しいですよね。でも、2時間もののファンタジーですからねえ。自分には、映画アニメ、フィクション、ファンタジーものとして、十分に許容範囲の出出しでした。

・作画
さすがの劇場用。キャラの安定感も動画の自然さも特に文句ないです。キャラデザインはゲーム・ファイナルファンタジータクティクスの吉田明彦さんです。特徴ある優しい顔立ちなので、すぐに気づくと思います。

・音楽
テロップで川井憲次さんと発見してワクワク。ただ、攻殻機動隊で西田社中を使った素晴らしい楽曲群に比べると、あくまで、シーンに寄り添った楽曲群になっています。王道の映画ミュージックで、ゆえに感動的でした。
音声は映画なので5.1ch。思い出の子供の声が四方八方から囁きかけてくる演出は良かったです。

・演技
平田広明さんが要所で自然な名言を吐きますねw
ヒロインは石見舞菜香さん。「多田くんは恋をしない」のテレサ・ワーグナー役よりずっと良かったです。もう一人のヒロインは茅野愛衣さん。ほんとすごい仕事量だな。活発な女の子と絶望した女の子の両極端な役回りを見事に演じ分けています。佐藤利奈さん、沢城みゆきさん、日笠陽子さん、久野美咲さん、この辺の人たちが脇にいてくれると、しっかり物語を支えてくれるからうれしいです。男性陣は入野自由さん、梶裕貴さん、杉田智和さん、細谷佳正さんら。こちらも揃って安心です。確かどっかでも聞いたことある声なんだけど、子役がちょっと不自然だったかなあ。それ以外は文句なしです。

テーマ、設定、世界観、ほんとに何も真新しいものがないものを組み合わせて、よくもまあ、これだけ感動的なアニメに仕上げられるもんだ。つまりは、母子はそれだけでドラマティックだ、てことなのかもしれませんね。

2018年11月3日土曜日

true tears

true tears 総合:☆☆☆☆☆

ゲームが原作と冒頭に出ますが、題名で示される「真実の涙」をテーマにしていること以外に共通点がない、オリジナルテレビアニメ、と言って良い作品だと思います。
2008年1月スタート。全13話。ブルーレイでは、13話目のエンディング後に3分ほどの後日譚が追加されています。

・ストーリー
両親を亡くして同居中の幼馴染・比呂美を意識していた高校一年生の眞一郎。そんな彼の前に、同じ高校で変わり者と評判の乃絵が木から降ってくる。この波紋に、その場しのぎで比呂美がついた些細な嘘が共鳴し、眞一郎と彼の周りの人たちの、今まで押し殺していた想いが弾けだす。

・演出
先を読ませない演出は、さすが岡田麿里さんのシリーズ構成・脚本(は他の人も参加)、といったところでしょうか。最後の海辺での乃絵と眞一郎の会話。ストレートな言葉を使ってなくても、はっきりと視聴者に伝わってくる眞一郎の気持ち。西尾維新「化物語」や渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」の言葉遊びに近い洒脱な台詞回しも魅力的ですが、女性ならではの綺麗で繊細で想いを奥に込めた会話で織りなす物語も、シンプルに良いな、と思います。
微妙に揺れ動く人間関係を、リアリティある行き違いで表現する手腕は卓越しています。あの吉川英治の名作「宮本武蔵」でさえ、作中の武蔵とお通のすれ違いは、やりすぎだろうおい、と感じるし、大抵の作品では、すれ違いの演出にハラハラよりもイライラするものですが、そうならないスレスレの行き違いを、次々にストーリーに織り込んで、奥行きのあるヒューマンドラマにして観せてくれます。
また、登場人物たち全員が、完璧な性格とはとても言えないのですが、だからって嫌いになるほど、酷い人達というわけでもなく、ごくごく普通の人として共感できる人物の描き方も、岡田麿里さんは際立っていると思います。引き合いに出しちゃってすみませんが、最近よく観ている鴨志田一さんの描く登場人物に対しては、ついつい逝って良しと言いたくなってしまうのとは大違いです。
ただ、同じ岡田麿里さん脚本の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」「心が叫びたがってるんだ」は多少のファンタジー要素があったのに比べ、「true tears」は100%完全リアル設定。アニメによる表現手段が絶対必要だったかと言われると、そんなことはなさそう、という観点から、最後まで☆4にするかどうかで悩みました。最後は「月がきれい」とどっちが気に入ったかと考えてみて、こっちかなあと。で僅差の☆5です。
「あの花」も「ここさけ」も完全無欠なハッピーエンド、とは違うと思っていて、この捻り方が、自分には合っているため、岡田麿里さんの絡んでいる作品は、おしなべて好印象の感想になっていると思います。余韻が普通とは違うんです。新海誠監督の初期の頃にも同じような余韻があるため好んで観ていました。

・作画
テレビアニメとしてのクオリティは相当高いです。
ブルーレイにしては画質がちょっとだけ眠いです。10年前のものを特にリマスターしたりしていないから、かもしれません。
演出でもあるんですが、風景の伏線の張り方と回収が、あざとく感じることなく良かったです。最後の最後に空に散るきらめきのみで見せる乃絵の感情の回収も意表を突かれて見事でした。

・音楽
普通に良いかな、と思います。

・演技
この微妙な感情表現を高垣彩陽さん、名塚佳織さん、井口裕香さんが好演しています。

設定も登場人物の背景も全然違うんだけど、雰囲気で冬目景の漫画「イエスタデイをうたって」を思い出させました。

2018年11月2日金曜日

2018年10月アニメ3話切り

2018年10月スタートアニメ、1ヶ月過ぎました。
同じ☆の中でも上にあるものの方がより好印象です。

☆☆☆☆☆
(該当なし)
ほんとに円盤買ってたり、買う予定があったりしない限りは
この評価はつけてないです。
自分で買って繰り返し観ても飽きていないものじゃないと、
人に勧めたりはできませんからねえ。
ただ、全巻揃えると4万円前後になる発売当初では、
どうしても買えません。
ボックスになって少なくとも2万円切るくらいの感じでないと
踏ん切れないです。

☆☆☆☆
ゴブリンスレイヤー
 やたらハードボイルドなんですが^^;
 ダークファンタジーラノベ原作。
 ファンタジーの世界だっていったって、
 命を賭けた戦いとは本来こういうもんだろうと思わせる
 アドレナリンが吹き出した時の人の必死の形相が
 よく伝わってきます。また、だんだんとそれに
 慣れてきてしまうベテラン戦士の殺戮が仕事に
 なってしまっているような表現など、
 とことんリアルな感じのシリアス展開です。
 スピルバーグの「プライベートライアン」で
 廃屋2階の白兵戦を観た時にあった
 一緒に胸をえぐられていくような、血の気が引いて
 手が冷たくなっていくような感覚が味わえます。
 今やってるアニメだと、フェアリーテイルだとか
 ラディアンだとか、そういう少年冒険活劇とは
 対極にある作風なので、とても子供には観せられません。
 作画はまあまあ。
 梅原裕一郎さんと小倉唯さんが主演。
 石上静香さん早々に退場。。。
 東山奈央さん、井口裕香さん、日笠陽子さん、
 中村悠一さん、杉田智和さん、松岡禎丞さんらも
 続々登場。日笠陽子さんの台詞回しが素晴らしい!
 オープニングもかっこいいし、作画もいい。
 ダークでシリアスで、リアルな展開。
 トップに躍り出ました。
 よくありがちな演出なんですが、たとえば
 リュック・ベッソン監督の「ジャンヌ・ダルク」
 冒頭で、英国の残虐非道さを印象付けるために
 相当ひどい振る舞いを、侵略したフランスの村で
 繰り広げます。監督もこの作品も割と好きなんですが、
 この手法で撮ったことだけは、どうしても許せんのです。
 で、ゴブリンスレイヤー。たぶん、ゴブリン・スレイヤーも
 同じような思いをした故にゴブリン・スレイヤーに
 なったであろうことは、細切れの演出の中、
 それとなく視聴者には気づかせます。
 そして、ゴブリンを舐めきって
 ギルドのお姉さんの忠告も聞かずに、ゴブリン退治に
 出かける駆け出しの冒険者の自業自得とも言える
 結果により、ゴブリンの残虐性を表現することで、
 かろうじて作品自体の品位を落とさず、
 嫌悪感を抱かせないギリギリの演出をしています。
 こういう点に好意的な印象を持ったので、
 ジャンプアップです。
SSSS.GRIDMAN
 特撮・電光超人グリッドマンが原作。
 アニメーション制作はTRRIGER !!!
 円谷プロが製作に関わっています。
 こういうの、自分はウルトラマン、ウルトラセブン
 仮面ライダー〜仮面ライダーV3
 キカイダー、とかの世代なんで、
 原作は見たことないですが
 お話としては最近の特撮、
 子供向けとなめちゃいけないですね。
 実写だと最新のライダーでも流石に
 ちゃちく感じるので、
 アニメ表現の方がいいんじゃないでしょうか。
 作画は無茶苦茶良いです。
 演出もいいし、展開は面白いし
 声優さんの演技も良いと思います。
 引き続き期待して良さそうです。
DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
 近未来型ファンタジー刑事オリジナルアニメ。
 ちょっとふざけた感じの中の
 骨太なストーリーが面白い。
 絵柄、アクション共に秀逸。
 東京喰種とは違う方向性でかっこいい。
 音楽は普通。
 声優さんはうまい。
ゴールデンカムイ2期
 2期始まってのっけから、ゴールデンカムイお得意の
 倒錯者が登場。強烈です。
 「謝ってください!鶴見中尉にあ・や・まっ・て!!」
 の内田雄馬さん、最高でした。
 作画は原作通りで特にアニメとしてすごいと思う
 ところはないのですが、奇抜なストーリに絵を
 気にする間も無く、引き込まれてしまいます。
 狂人をやらせるとこの人の右に出る者はいない
 大塚芳忠さんがいつも通りの声で、
 2期スタートも掴んできます。
 まあ、声優さんたちの熱演がすごいですわー。
 インカラマツはアニメでも美人。
やがて君になる
 百合です。
 原作漫画は割と気に入って読んでるんですよねえ。
 こういう場合、余り期待しちゃいけないのですが、
 このアニメではどうでしょう。
 一人称視点を多用したり、
 漫画と違ってアニメらしい表現を使ったり、
 声優さんもしっかりキャスティングしてそうだったり、
 今の所、良い感じです。
 「特別」という気持ちがわからなかった
 先輩後輩二人の女子高生の微妙な関係を描いています。
 女の子が女の子に「君」と呼びかけてますが、
 漫画で読むのと違い、
 ちゃんと音声で聞くとちょっと新鮮です。
 原作の雰囲気をうまく維持しています。
 「ささめきこと」より問題提起は少なく
 いわゆる百合らしい百合ものですが、
 微妙な関係の変化の表現が今のところ、
 成功している感じです。
 原作が終わっていないので、どうまとめるのかな。
 文化祭、かなあ。
 最後に評価が変わってしまいそうなアニメの筆頭です^^;
交響詩篇エウレカセブン(再)
 名前は聞いたことあるけど、初見です。
 フルメタル・パニック!TSRと同じ時期に放送されました。
 マオ曹長はこちらにも出てます。
 昔のテレビのアスペクト比ですが、
 この頃のセル画アニメは完成の域に達してましたね。
 TSRしかり、今観てもとても新鮮です。
 多分、11月の映画公開に合わせた再放送なのでしょうが
 これはかなり面白そうです。
 今更ですかね^^;
 OP/EDは苦手です。
うちのメイドがウザすぎる
 亡きお母さん大好きっ子美少女と、
 初潮前の美少女大好き一直線の元自衛官メイドとの
 すれ違いギャグ漫画原作のアニメです。
 さらに、美少女のツッコミもうまく
 メイドさんのキャラも嫌味がなくてよく
 クマゴローやハムスターも可愛いw
 ついつい笑ってしまえるギャグアニメである上に、
 お互いの相手への思いのギャップの行く末、
 亡きお母さんの思い出の部屋、
 自衛官時代にはなかったメイドさんの
 右目の眼帯の由来も気になりますし、
 単なるギャグ漫画とは違い、
 一筋縄ではいかない展開になるんじゃないかと
 ちょっと期待しています。
 そして、やたらアニメーションがちゃんとしてる^^
からくりサーカス
 完結している漫画原作。36話やるみたいです。
 怒涛の迫力がすごい。原作は知らないのですが、
 1話から十分惹きつけられる展開です。
 ジャンプよりサンデーの方が好きなんですよね^^;
 キャラクターデザインはあまり好きなタイプでは
 ないのですが、人形の描写などの緻密さ演出は
 見応えがあります。期待度はかなり高いです。
 声優さんも相当揃えてます。なにせ灰原以来
 久々にまともに聞く大ファンの林原めぐみさん、
 一見クールな役柄には本当にあいますねえ。
 1話では小山力也さんの少年漫画らしい
 熱演が良かったです。
 これ以降も続々とビッグネーム登場なのですが、
 自分としては田中正彦さんに注目です。
 「LEON」スタンフィールド役の中で
 最も好きだった吹き替えの人です。
 ただ、このアニメでは、出番も少なそう。
 あの狂気を再び楽しむことは
 できなさそうなのが残念です。
 一つ気になるのは、2000人以上の
 オーディションから選ばれたという主役の
 植田千尋さんです。すみませんが、1話での
 出来は、正直がっかりです。
 足を引っ張らないでくれることを
 強く期待しています。
色づく世界の明日から
 作画に力入れてくれているアニメには
 やっぱり引き込まれやすいですね。
 魔法とアニメは相性がいいです。
 何かトラウマのありそうな
 色を失った魔法使いの女の子。
 どんな展開になるのでしょうか。
 石原夏織さん、本渡楓さん、
 東山奈央さん、市ノ瀬加那さんら高校生組を
 島本須美さん、潘恵子さん、大原さやかさんら
 大人組が支えます。
東京喰種re:2期
 前作を観ていることが前提での感想です。
 勘違いかな、1期より雰囲気が
 本来らしく戻ったのだと思うのだけれど。
 登場人物が多く、シーン展開も激しい。
 追いつくのが大変な原作(完結済)を、
 アニメでは少しうまくまとめています。
 それでも、ずーっと、しっかり観ていないと
 理解するのは大変かと。ここから観るのは
 オススメしづらいです。
 とはいえ、知ってる人には
 オールスターキャストだし作画もいい、
 音楽もいい。
 さあ、董香ちゃんのターンだぜ。
 違う違う、金木のターンだぜw
SAOアリシゼーション
 たとえシリーズの途中でもいいんです、
 まとまってさえいれば^^;
 3期の今作は4クールの長編だそうです。
 さすがに転生もの本家は相変わらず面白いですねえ。
 ちょっとブラッシュアップした作画と
 相変わらずの声優さんたちで没頭できます。
 不思議の国のアリスをキーワードに
 お話が展開し、次がどうなるのかワクワクです。
RELEASE THE SPYCE
 オリジナルアニメ
 キャラは可愛いけど、出だしはかっこいい。
 キャラの名前が伝説の忍者をもじっている。
 源モモ(百地三太夫)
 半蔵門雪(服部半蔵)
 相模楓(風魔小太郎かな?)
 八千代命(望月千代女)
 石川五恵(石川五右衛門)
 青葉初芽(初芽の局)
 正義を守る秘密結社「ツキカゲ」と
 闇の犯罪組織「モウリョウ」の
 抗争を描いていくようです。
 テンポがちょっと前のアニメっぽいけど
 シリーズ構成がタカヒロさんなので期待してます。
 今期、沼倉愛美さんをよくお見かけしますね
火ノ丸相撲
 ジャンプ漫画原作らしい、スカッとするアニメです。
 高校相撲が舞台。
 素質に恵まれない天才が努力の積み重ねで
 強さを手に入れたようです。
 これから益々多くの強敵との対決が
 控えているんでしょうが、
 どうやって勝ち上がっていくのか見ものです。
 主人公が明るく前向きで強いのがとても好印象。
 絵柄も動画もしっかりしてるし、面白そうです。
 確かに現実味あるスポ根ものの方が好きですが、
 こういうアニメの方が
 アニメらしいって言えばアニメらしい。
ラディアン
 岸誠二監督、上江州誠シリーズ構成コンビ。
 花守ゆみりさん(だいぶ聞き分けられるように
 なったけど銀と同じセリフあったからかなw)
 1話ではエドの朴璐美さん。
 後からヒロインの悠木碧さん
 東山奈央さん、早見沙織さん、佐倉綾音さん
 も出演される模様。男性陣もなかなか。
 Eテレアニメなので、勇者であるシリーズのようには
 ならなさそうですが、フランス漫画が原作で
 調べようと思えば調べられるけど、
 つまらなくなると嫌なので、
 知らないまま観ていきましょう^^
 絵は綺麗、動画も自然、少年漫画調だけど
 岸・上江州コンビと声優さんがたに期待し
 展開を楽しみにしています。
ゾンビランドサガ
 サガって佐賀県のサガかよw
 車好きって公言する人の品性を
 ついつい疑いたくなってしまうほど
 交通事故が本当に嫌いな自分には、この冒頭は
 あまりにショッキングにすぎるんだけど。
 でも、とりあえず、それは置いておいてと
 引き込まれちゃうほど、ちょっと衝撃のオリジナルアニメ。
 すぐにわかる本渡楓さんの声が良かったのかな。
 鳳凰院凶真、じゃなくて、宮野真守さんが
 またぶっ飛んだ役で登場。
 徹底した情報統制で始まったようです。
 テレビアニメではあるけれど細かく気を配ってる感じの
 アニメーションなのも良いです。
 色々意表を突かれる演出なのもよく、
 次が気になります。
でびどる
 作画は生産性重視だけど、まあ、良いんじゃない?w
 雰囲気はあそびあそばせに似てます。
 声は、三森すずこさん、花澤香菜さん、井口裕香さん、
 えらい豪華w
 15分枠アニメだし、続けて観て良いかなw
INGRESS THE ANIMATION
 ゲーム原作、なんか、ほんとに、多くないか?
 ヒナまつりの新田(の声優さん)が主役。
 まだ世界観を理解している段階だけど、
 SFというかリアルファンタジーといったノリでしょうか。
 アニメーションは
 「宝石の国」「アップルシード」と同じ手法のよう。
 「ハイスコアガール」よりリアルだけど、
 現時点でのこの手法では、
 宝石の国のような全く架空な世界観の方が
 マッチするように思います。ちょっと不自然。
 今の所、大人の視聴にも耐えそうなストーリーなので、
 期待を込めて☆4スタートだけど、
 結局何も解らないまま終わりそうな気もします^^;
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
 すごく個性的な作画ですね。
 これなら原作漫画の方が面白いんじゃないかな。
 原作も前作アニメも知りません。
 作画は嫌いだけど、お話はいい感じです。
 シリーズものだけど、割と独立した作品のように
 見せてくれるし、独特のアニメ表現と
 出だしに比べて善人のお話だったので、
 癖になって来ました。
転生したらスライムだった件
 原作は未読、漫画は1巻既読。またも転生ものだし、
 転生モノにしては新しい部類だけど、
 やたら王道の転生モノ。
 題名の通り、転生しちゃったものが
 笑える対象なのがこの作品のつかみとして奏功していますね。
 電流耐性獲得が笑った。
 プニョプニョ感が最も出るのがアニメだから、
 アニメ化して良かったかも。
 キャストもいいです。
 一時期に比べちょこちょこ見かけるようになった
 豊口めぐみさん。ハガレン・ウィンリー最高でした。
愛玩怪獣
 あれあれ?題名とかから舐めすぎてました。
 5分アニメだけど作画が良く、なんか面白そうです。
 まだ5分なので、なにこいつ?なにしてんのこいつ?
 てな状態なのですが、つぎはよ、て感じです。
 いつまでたっても、なにこいつ?なにしてんのこいつ?
 これ、最後までこの調子っぽいのが不安です。
 まあ、短いから観ておくかあ。
軒轅剣 蒼き曜
 中華系RPG原作のアニメ。
 中華系のアニメって大抵途中で観るのをやめてしまい、
 感想を書くに至らないのが大半なのですが、
 水樹奈々さん、釘宮理恵さん姉妹にやられました。
 妹の腕が偽物という掴み。女の子が
 不幸な目にあいながらも頑張るお話に弱いんです。
 上坂すみれさん、能登麻美子さん、それに
 松岡禎丞さんの綺麗な声も良いです。
 無茶な展開もあるのですが、
 ちょっと楽しみです。


☆☆☆
宇宙戦艦ティラミスII
しまった。なぜ1期、観るのやめちゃったんだろう。
 真面目なふりしたふざけたアニメだったんですね。
 失敗したー。結構面白いです。
 10分枠アニメ。
アニマエール
 4コマ漫画原作。4コマ漫画らしい演出のアニメです。
 高校生チアガールを舞台にした、スポ根もののようです。
 主人公が明るく前向きなので、安心して観られそうです。
 松田利冴さん、松田颯水さんってよく一緒に出てるな
 と思ったら双子さんだったのね。
メルクストーリア
 モンスターが跋扈するファンタジーの世界。
 モンスターを癒して人と友達にする癒術。
 モンスターが怖い癒術を使う男の子と、
 男の子と出会う前の記憶を失っている
 お父さんがお土産に買ってくれた水の精霊。
 水の精霊の記憶を取り戻す二人の旅が始まります。
 ゲーム原作。多いですね。
 田村睦心さんに水瀬いのりさん、それに、
 「キュキュキュ」しか言わない花守ゆみりさん
 水瀬いのりさんはエンディングも歌っています。
 退治ではなく癒すというのが、モンスターが出てくる
 勇者の冒険物語にしては良い設定ですね。
 ☆3だけど、お話への興味としては☆4。
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
 JustBecause!より先に書いていた
 鴨志田一原作ラノベのアニメ化。
 一見すると日常系なのですが、
 思春期症候群という怪奇がテーマになってるようです。
 最初の俺ガイルのような作画がいいし、
 声優さんも揃ってます。
 ただ、若干暗い雰囲気の中の理屈っぽさなので、
 場酔いしそうな点は注意、ですかね。
 やっぱ要注意だったね。
 とにかくこの鴨志田一って人、
 描くキャラが気持ち悪いんですよ。
 いやあ、いいと思ったんだけどなあ。
 まだまだ逆転の余地ありだけど、とりあえずランクダウン。
エロマンガ先生(再)
 前回、途中から観てしまったことに気づいて
 面白そうだったので、途中で観るのをやめてました。
 待望の今回の再放送で最初っから観始めています。
 いろいろと「妹さえいればいい」に被るのですが、
 こっちが原作もアニメも先行ですよね。
 ただ、主語が抜けてるんだよ、て手法で、
 すれ違いを表現していて、途中、
 ちょっとイラつくんですよね。
 結構うまく展開させていると思うんですが、
 ほんとにすれ違いの表現って難しい。
 こういうので秀逸だったのは、
 あだち充の「みゆき」かなあ。
 でも、キャラも可愛いし、安定している。
 動画もスムース。可児公も可愛かったけど
 総合的にはこっちの方が面白いかな。
 この時期に再放送ってことは
 ぼちぼち2期でもやるのですかね。
 おっと、来年1月にOVAが出るんですね。
風が強く吹いている
 小説が原作。原作は未読。
 箱根駅伝が題材のようだし、
 雰囲気はリアリティあふれていますが、
 今の所これからの展開がファンタジーに思えます。
 絵柄も動画も悪くないし
 演出もうまいと思うのですが、
 女性が一人も出てこない第一話、萌え要素は皆無模様。
 ずっと観るかもしれないけど、BDに焼くことはないような
 印象なので、☆3からスタートです。
RErideD -刻越えのデリダ-
 オリジナルアニメ。
 主人公とヒロインの関係、扱っているSFのテーマから
 ハインラインの「夏への扉」を連想します。
 作画の雑さを声優さんとシナリオがカバーしています。
 正統的なSFのようなので、じっくり観てみたいと思います。
 設定は面白いんだけど、主人公の行動が割とイノシシ。
 天才プログラマーとは思えない非論理的思考と
 作画がちょっと残念なので、☆は3で止まっています。
ラブライブサンシャイン 2期(再)
1期に続いて2期も再放送。
 時系列としても1期の続きそのまま。
 相変わらずのアクアの雰囲気で賑やかにはじまります。
 学校を存続させるために始めたスクールアイドル。
 冒頭から不穏な雰囲気が忍び寄り、
 ヒロイン達に本来の目的を再確認させるところから始まります。
 絵柄は相変わらず、アクションも引き続き。
 音楽は普通。
 声優さんも安定のメンバーです。
あかねさす少女
 気合入った前宣伝の割にそれほど作画に力が入っていないような。
 立ち姿も変だし、動きも変。
 変身後は今時のメカっぽくぬるぬる動いてくれるけど。。
 なんか、ハルヒ?物語?宇多田?。
 色々な点が、色々なものに似てる。パロディとかではなく。
 ここまで似せるんなら、いっそ潔くパロディにすれば
 良かったのに。
 女子高校生たちが主役。並行世界を描く。
 並行世界にどう落とし前つけてくれるのか
 楽しみではあります。声優さんは揃ってます。
 オープニングの歌声が宇多田ヒカルに似ている点を除けば、
 曲自体は結構かっこいいです。


☆☆☆(消しながら観てるので☆☆☆以下で確定)
とある魔術の禁書目録III
 シーズン3から観るなんてあり得んだろうと、
 腐女子の娘から言われるのは間違いないだろうけど、
 前作までは知りません。
 SAOも途中から見てるし割とこだわらないです、
 ちゃんとまとめてくれてさえいれば。
 やたらわかりやすい冒頭の前作までの設定説明を頼りに
 観始めましたが、ハーレム、俺最強アニメだけど、
 割とシリアスな展開みたいですね。なんか面白そうです。
 IIIまでアニメ化されるくらいですもんね。
 作画はキャラクターデザインの割に
 結構描き込まれてるし、キャストさんも良いです。
 井口裕香さんがエンディング歌ってます。
 「おまえら無効化とか模倣とかのスキル、
  ほんと好きだよな」ソースは比企谷八幡w
フェアリーテイル 3期
 えらく長編なんで流石に途中感は消し去れませんね。
 録画消しながら観るかなあ。
 原作も割と好きなんですが、とにかく長いなあ。
ひもてはうす
 あらあら、でびどると同じ分野ですかね。
 3DキャラクターモデリングとCGアニメで
 日常系ギャグアニメ。
 最後に大喜利(パジャマパーティ)があるのも
 でびどると一緒。15分アニメ。
 結構癖になって来たけど、
 すでに消しながら観ているので。
ソラとウミのアイダ
 ゲーム原作。設定が斬新、ヒロインがひそねとまそたん系。
 少年少女向き、かなあ。2Dはちょっと雑で
 メカの動きは今時でヌルヌル。ヒロインの声優さんたちを
 豪華な男性声優陣が脇に回ってフォローしています。
 敵の存在感が物語の面白さを決定づける一因で
 この良し悪しにより、緊迫感に引き込まれるか、
 観るに耐えないものになるかが決まりますよね。
 女子部の敵は時代錯誤の男性至上主義の漁師。
 これだけ科学が進んで、人間の能力を機械が
 十分に補完している世界、まして、
 このアニメでは助っ人の守護神までいる中、
 この「女には無理なんだよ」の一点張りに
 なんの根拠も感じられず、不快感しか
 わかないんですよね。だんだん苦痛になってきます。
 それともこれ、男尊女卑の中を見返してやろうと
 頑張る女の子たち、をモチーフにしてるので、
 とことん極端に振ってるだけなんだろうか。
 にしてもちょっと。
 ただ、この点を除けば、ヒロインたちそれぞれが
 はっきりした信念と、その信念に従って発言、行動
 していく様子は、ちょっと突飛だけど
 少年少女向きだと考えれば、まずまず、
 いいんじゃないでしょうか。
ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。
 連載中の漫画原作。
 魔界とは思えないパステル調でふわふわした世界に
 君臨するベルゼブブ嬢と近習のラブコメ。
 大悪魔が美少女だっていうギャップギャグっす。
 ベルゼブブ嬢は大西沙織さん!
ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士
 100年戦争ジャンヌ・ダルクの登場する時代設定と
 実在の人物をモチーフとしたファンタジー小説原作。
 主人公はジル・ド・レ。
 アニメは普通かと思うのですが、
 ストーリーが面白そうなので、続けて観てみようかと。
 ジャンヌ・ダルクをバーサカーキャラ設定にしたり、
 シャルルやフィリップも女性にしたりと
 大衆受け、つか、マニア受けしそうにアレンジしてる。
 ただ、バーサカー状態が解除された時の無防備状態を
 自然にフォローできるような設定がないので、
 なんか観てて不安に気を取られてしまい、
 物語に没頭できない場合があります。
閃乱カグラ ー東京妖魔編ー
 今期、ゲーム原作、多いな。閃乱カグラの2期。
 少し昔の演出・演技に感じます。
 可愛い絵柄にシリアス展開。
 お色気要素が濃いので、マニアには受けそうです。
 あまりお色気入れないで、
 普通にストーリー展開してくれた方が、
 面白いと思うんだけどなあ。
叛逆性ミリオンアーサー
 ものすごい豪華な声優陣ですね。
 雨宮天さん、竹達彩奈さん、井口裕香さん、
 悠木碧さん、花澤香菜さん、佐藤利奈さん、
 小山力也さん、中田譲治さん
 なんか、妙な設定の冒険活劇だけど、
 今のところそれなりに面白い。
 実は弱酸性の方が面白かったりする?
となりの吸血鬼さん
なんか妙な百合的アニメ。4コマ漫画原作。
 ストーカー的なノリで美少女吸血鬼につきまとい
 あげく同居に至る。
 「ラーメン大好き小泉さん」の大澤悠よりはキモくないけど^^;
狐狸之声
 中国漫画原作。ゴーストシンガー物語。
 15分枠アニメです。
 普通って言えば普通。
 ゴーストに徹しなければならない理由が
 あんまりピンとこないんですよね。


☆☆(消しながらもとりあえず観てる。
   いつ観るのやめても多分後悔しない)
おこしやす、ちとせちゃん
 なんだかよくわからない5分枠アニメですが、
 フワフワしてますね。
 まあ、5分だし、しばらく観ますかね。
おとなの防具屋さん
 まあ、何と無く想像はつくかな、と。
 5分枠アニメです。
 お色気冒険ファンタジー、だそうだけど
 防具屋は冒険するのかなあ。
寄宿学校のジュリエット
 原作もちょうどアニメ1話と同じところまで読んでます。
 お金出して原作読むなら、只のアニメを観る方が良いかな。
 ただ、ちょっと、ロミオのバカっぽさが強調されているのが
 気になるかなあ。
 作画はちょっと、だけど、キャストは揃ってますねー。
 うーん。やっぱりロミオが乙女すぎるだろう。
 それにこういう事情をコソコソ隠し事として続ける設定自体、
 イライラが募るだけ。
 本来の「ロミオとジュリエット」は
 そういうお話じゃないんだが。
 まあ、そうね、ジュリエットの大志をかなえるため、
 小事に目を瞑るということにしたいのだろうけれど
 結局、事態を打開するためにゲスの争いに終始しているので
 見苦しいことこの上ない。いいこと言って締めてる風だけど
 プロセスが酷すぎて台無しです。
 まさか「韓信の股くぐり」を意識したりしてないよね?w
 どちらにしろ、ジュリエットを題名に冠するのなら、
 ちゃんとシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」
 を読んで、そこに書かれているテーマを理解した上で
 にして欲しい。
 客引きするために安易に名前だけ引用して、
 貶めるような真似をしてほしくないんだけどな。
 他のキャラと同じように犬や猫の種類の名前をもじって、
 普通に架空の設定で観せてくれれば
 ラブコメとして十分面白いのに。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち
 原作:西崎義展とな。松本零士じゃないんだw
 確かに、松本零士はイスカンダルまで行って
 帰ってくるところ、沖田十三艦長の時代しか
 描いてないけど、そういうもんかねえw
 音楽は旧作からかなり流用してますね。
 まあ、その方が懐古趣味を持つ自分にはいいけど。
 表題で「愛の戦士たち」の副題があるってことは
 「さらば宇宙戦艦ヤマト」が
 下敷きになってるんですね。
 それで冒頭の曲も白色彗星のテーマなのか。
 宇宙における艦隊戦の戦術や艦船の形状って
 「機動戦士ガンダム」「銀河英雄伝説」
 でもそうなんですが、なんか不思議な気がします。
 2次元戦とはちょっと変わってこないかなあ。
 と、不思議でいっぱいですが、
 昔に比べて画は圧倒的に綺麗だし、元が面白いから
 とりあえず観続けますかね。
 なんか2世が親の遺産で食ってるような感じが
 鼻につきますねえ。
 力があるのに使わない鬱展開。
 どうしても古代の行動原理が理解できない。
 制作の想いを代弁しているので古代のせいでは
 ないのだけれど。
 「力がなければ守れない正義もある」
 と言い切った折神家の親衛隊の方が
 はるかに納得できる。
CONCEPTION
 ゲーム原作。アダルトゲームじゃない、とのことですが、
 これだけ性的表現をストレートに出しといて、
 肝心なところだけ設定を変えてもなあ。
 お下劣なことには違いないです。
 潔く18禁観たほうがいいんじゃないかのう^^:
 まあ「つぐもも」とかに雰囲気似てるか。
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
 守備範囲の設定なんだけど、この作品にはピンと来ません。
 選択が不思議なんですよね。大好きな兄に代理人
 というかゴーストライターを頼むことに
 後ろめたさを感じないのかなあ。
 他にも色々な選択肢があることは、
 成績優秀大賞取っちゃうような秀才なら
 ちょっと考えればすぐ気付くだろうに。
 兄もそうだし編集さんもそうだし
 狂人変人奇人とも言えない、
 間の抜けた凡百に思えちゃうのが難点でしょうか。
人外さんの嫁
 こ、これからだな。5分枠アニメ
 こうやってみると、やっぱヤマノススメはすごかったな。

☆☆(すでに視聴中止)
イナズマイレブン オリオンの刻印
 イナズマシリーズ、サッカー好き少年には
 外せないアニメなんでしょうね。
 まあ、自分はこのアニメの想定対象から外れていて
 あくまで、自分としては☆☆なだけです。
太陽の勇者 ファイバード(再)
 サンライズ1991年作品。勇者シリーズのセカンドシーズン。
 懐かしい声優さんでいっぱい。
 これはこれで面白いのですが、サンライズが
 何でもかんでもガンダムを冠したくなる気持ちも
 わからないではないです。
学園BASARA
 こちらもゲーム原作。戦国BASARAのIFアニメ。
 男性声優はオールスターキャストっすね。
 まあ、バカっぽいですが、
 これぞ少年漫画って感じもします。
幕末カレシ外伝 BAKUMATSU
 女性向けゲームが原作。でも余りホスト臭がしませんね。
 幕末を舞台とし、実在の人物名、設定を利用した
 ファンタジーアニメ。
 誰が誰だか名乗ってくれないとわかりづらい。
 髪の毛の天使の輪に家紋が描かれているんだけど
 それだけじゃちょっとw
 展開が急で設定は面白い感じなんだけど、
 最後まで観れないかも。
SUPER BOOK
 聖書をアニメで紹介しています。
ほしの島にゃんこ
 スペースバグもアニメだし、
 この作画もアニメでいいよね。
 絵柄は可愛いし、こういう
 ふんわかドタバタアニメは子供達に受けそうです。
 15分枠アニメ
キャラとおたまじゃくし島
 5分枠アニメ。
 これも子供達には受けそうなアニメです。
 大人は退屈するかも。
抱かれたい男1位に脅されています。
 BLです。
 観ないで敬遠するのは申し訳ないし、
 「やがて君になる」はありで、こっちはなし
 というのも変なのですが、
 しょうがないこともあるってことで^^;
 首の下の影が気持ち悪い作画です。
 ただ、普通のお話のところは結構面白いです。
爆釣バーハンター
 思った通りだったので、録画予約、連ドラ設定にしなくて良かった。
 ただ、子供達には面白いアニメかもしれません。
 特にエロくもグロくも無いので、良いのではないでしょうか。
 20年前に発売されたゲーム「モンスターファーム」
 (このアニメも今やっています)は
 CDを読み込ませてモンスターをゲットするゲームでしたが、
 こちらはバーコードを読み込ませるとモンスターが出てくる設定です。
ほら、耳が見えてるよ!
 ええ?!少年だったのかよw
 特に嫌悪感などはないんですが、反面、観続ける理由もないかな。
おそ松さん
 セカンドシーズンの再放送です。
 オリジナルおそ松くん世代ではありますが、
 そもそもオリジナルも面白いと思ったことがなく、
 なので感慨もあまりないです。
ガイコツ書店員本田さん
 なぜ骸骨なのかがよくわかりません。
 本屋さんバイトのアニメでした。想像つくけど。
アイドルマスターSideM
 アイマス、男性版もあるんですね。
 ホスト系なので、自分はパスです。
終電後、カプセルホテルで、上司に微熱伝わる夜
 エロアニメです。なるほど、単行本の宣伝なんですね。



(該当なし)




番外

2018年11月1日木曜日

感想インデックス2018年11月版

整理、インデックス化、覚書。逐次更新。

☆の数順。同じ☆の数内はあいうえお順。

☆☆☆☆☆
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
ウォーリー(映画)
終物語SP
カールじいさんの空飛ぶ家(映画)
刀語
機動戦士ガンダム
攻殻機動隊(映画)
さよならの朝に約束の花をかざろう(映画)
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
ダーリン・イン・ザ・フランキス
天空の城ラピュタ(映画)
true tears
化物語
ヒナまつり
秒速5センチメートル
魔法少女まどか☆マギカ
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。
ヤマノススメ
結城友奈は勇者である 結城友奈の章
結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章


☆☆☆☆
あそびあそばせ
AKIRA(映画)
アップルシード(映画)
イノセンス(映画)
エヴァンゲリヲン新劇場版(映画)
雲の向こう、約束の場所(映画)
神様はじめました。◎
君の名は。(映画)
キルラキル
恋は雨上がりのように
ゴールデンカムイ
心が叫びたがってるんだ(映画)
刻刻
言の葉の庭(映画)
このはな綺譚
暦物語
殺戮の天使
四月は君の嘘
シュタインズゲート
少女終末旅行
宇宙よりも遠い場所
進撃の巨人 ファーストシーズン(映画)
だがしかし
月がきれい
ティム・バートンのコープスブライド(映画)
時をかける少女(映画)
刀使の巫女
長門有希ちゃんの消失
茄子 アンダルシアの夏(映画)
七つの大罪 戒めの復活
猫物語(黒)
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
ハイスコアガール
はたらく細胞
バッカーノ!
BackStreetGirls ゴクドルズ
ハクメイとミコチ
はねバド!
ハッピーシュガーライフ
パプリカ(映画)
ひそねとまそたん
踏切時間
BLOOD THE LAST VAMPIRE(映画)
プラネット・ウィズ
宝石の国
魔法科高校の劣等生
ヤマノススメ サードシーズン
結城友奈は勇者である 勇者の章
ゆるキャン△
ようじょしぇんき(ミニアニメ)
ReLIFE
lain


☆☆☆
アニメガタリズ
APPLESEED EX MACHINA(映画)
アンゴルモア元寇合戦記
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
伊藤潤二コレクション
いばらの王 King of Thorn(映画)
妹さえいればいい
ウマ娘プリティーダービー
桜花忍法帖 バジリスク新章
ヲタクに恋は難しい
学園ベビーシッターズ
神様はじめました
からかい上手の高木さん
艦隊これくしょんー艦これー
機動戦士Zガンダム
キノの旅
きみの声をとどけたい(映画)
キリングバイツ
クズの本懐
聲の形(映画)
こみっくがーるず
ささめきこと
サマーウォーズ(映画)
ざんねんないきもの事典
実験品家族
邪神ちゃんドロップキック
重神機パンドーラ
シュタインズゲートゼロ
スロウスタート
多田くんは恋をしない
ちおちゃんの通学路
つうかあ
デスマーチからはじまる異世界狂奏曲
デビルズライン
天狼 Sirius the Jaeger
東京喰種RE:
偽物語
ネト充のススメ
働くお兄さん!
百錬の覇王と聖約の戦乙女
はるかなレシーブ
BanG Dream!
BEATLESS
BEATLESS FinalStage
ピアノの森
干物妹うまるちゃんR
ファイナルファンタジー7 アドベントチルドレン
フルメタル・パニックinvisible victory
フルメタル・パニックふもっふ
文豪ストレイドッグス
僕の彼女がまじめすぎるしょびっちな件
ポプテピピック
魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(映画)
魔法少女サイト
魔法使いの嫁
焼肉店センゴク
やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続
闇芝居
ゆらぎ荘の幽奈さん
ラーメン大好き小泉さん
ラブライブ!サンシャイン!!
りゅうおうのおしごと!
LOST SONG
若おかみは小学生!


☆☆
アイドリッシュセブン
ISLAND
悪偶 -天才人形-
いつだって僕らの恋は10cmだった
いぬやしき
音楽少女
陰陽師・平安物語
京都寺町三条のホームズ
銀河英雄伝説
クジラの子らは砂上に歌う
グランクレスト戦記
恋と嘘
攻殻機動隊V2.0
Code:Realize 創世の姫君
七星のスバル
citrus
Just Because!
少女☆歌劇 レビュースターライト
すのはら荘の管理人さん
3D彼女リアルガール


・王様ゲーム

2018年10月30日火曜日

ラブライブ!サンシャイン!!

ラブライブ!サンシャイン!! 総合:☆☆☆

ラブライブ!シリーズの第2作の1期。
2016年7月スタートアニメ。全13話。
自分は2018年7月の再放送で観ました。

・ストーリー
前作ラブライブ!でスクールアイドルを確立したμ's。彼女らに憧れ彼女らを目標にスクールアイドルを結成。世間はそんなに甘くはない、ことを実感しながらも、ひたむきに廃校になる母校を救うために頑張る9人の少女たちのお話。
第1期ではメンバー全員が揃う過程にも重きが置かれていて、メンバー一人一人の背景が丁寧に描かれます。

・演出
ところどころに挟む舞台演出が今時のダンスアニメの動きで良いですね。特に大人数でも綺麗に振り付けられて自然なパフォーマンスが表現されているので、なかなか見応えがあります。

・作画
ダンスシーンは良いです。日常的な部分は普通です。

・音楽
まあまあ。ダンスに助けられている感もあります。

・演技
基本、歌か演技かどちらかに偏りますよね。この作品では、どちらかといえば歌に力点があるような気がしますが、物語もそれなりに楽しめます。

0から1へ。大変なこと、ですよね。ブログやってると、つくづく思いますw

ちなみに、ペット関係はフォロワー増やしたいなら良いと思いますよ。フェイスブックで地味にインコのページを作ってたことあるのですが、1年後には2000人にフォローしてもらっていました。0から1が大変でしたが、縁もゆかりもない1の人のために、毎日せっせと新しい情報をアップしているうちに、あるとき突然広まりました。フェイスブックが商用利用に重点を置き始めたので、今は開店休業状態。フォローしてくれてた方に申し訳ないことこの上ないです。
ところで、フェイスブックで人の投稿を引用するときに投稿主に断ります?ブログとかウェヴサイトだったら自分でも一報断りいれるのですが、フェイスブックは投稿主が引用をコントロールできる仕組みなので、公開設定している以上、引用容認と受け取ります。これで結構トラブりましたがw 自分はネット通信やインターネットができる前からコンピュータの世界を住処にしていますので、旧石器ブログ時代の常識を持ち込んで新しい仕組みや文化に適応できない人たちを、なんてナンセンスなんだ、とつい思ってしまいましたが^^;
てなわけで、このブログ、引用、流用に何の制限もありません。引用したい人がいたら、なんて奇特な方なんだ、と大喜びですしwそもそも、ありえないでしょう^^; また、今の時代に、あえてブログでやっている以上、いちいち断っていただくなんて、自分的にはナンセンス、と思っているので^^

2018年10月29日月曜日

殺戮の天使

殺戮の天使  総合:☆☆☆☆

ゲーム原作。
同じ時期にスタートしたハッピーシュガーライフと同じサイコホラーもの。
2018年7月スタート。12話テレビ放送。13話から16話まではネット配信。
自分はアマゾンプライム入ってるので無料だけど、そうでない人は有料なのかな。
ハイスコアガールと同じような手法です。
最初は☆3だったのですが、後半盛り上がってきたので、ランクアップ。
ただ、盛り上がってきたところから有料じゃないと観れないのだとすると、ちょっと引くので、☆3に近い☆4。ハイスコアガールの☆4と比べるとお話の面白さ的にはハイスコアガールが個人的には上。
ある意味、「ハッピーシュガーライフ」も「ハイスコアガール」も「殺戮の天使」も三者三様の歪んだラブストーリーといえましょう。

・ストーリー
両親の惨殺現場で発見されたレイチェル・ガードナー。少女は保護施設でカウンセリングを受けていたはずなのですが、実はその施設、各階に猟奇殺人者が巣くう殺人の館だったのでした。少女は最初に出会った連続殺人犯ザックに「私を殺して」(まず最初に発生する謎です。これがこの作品のテーマである、とも言えます)と願いますが、「殺してもつまらない目をしている」「外に出てもう少しましな目をしていたら殺してやる」「外に出るためには俺には知恵が足りないから、お前が知恵を貸して外に出せ」と言われます。レイチェルは外に出たら必ず殺してくれることを条件に、ザックと共に殺人者の巣窟からの脱出を試みます。

・演出。
殆ど外光の入らないビル内の移動となっていて、常に暗い雰囲気なのが、いかにもアドベンチャーゲーム原作っぽいです。
迫りくる殺人者たちの変質者ぶりは、変な言い方ですが、そうなるべくしてなってしまった過去を織り込みながら見せることで、単なるバーサカーではない狂人としてうまく表現されていたと思います。
レイチェルとザック。最初に二人の間で交わされた契約「外に出たら殺して(やる/もらう)」の意味が、ゆっくりと形を変えていく演出もなかなかよく、クライマックスからエンディングに向かう中では、すっかり違うものに置き換わってしまいます。そして、その変化が、レイチェルとザックの実存の変化をも表しているのです。

・作画
まあ、普通じゃないですかねえ。特にすげえ、という点は思い浮かばないです。

・音楽
こちらは、良い曲が多かったように思います。サントラが心情を歌い上げています。

・演技
レイチェル・千菅春香さん、良かったんじゃないでしょうか。ザックの岡本信彦さん、最初は馴染めなかったのですが、けっこう細かい抑揚に気を配ってくれる声優さんみたいで、だんだんと癖になりました。櫻井孝宏さん、大塚芳忠さん、の悪役が、作品を底上げしたように思います。

まあ、配信方法がねえ。もっとも、普通に放映してくれて☆4、今回のようなやり方だと☆3が妥当だったかな、という気もしています。


2018年10月28日日曜日

シュタインズ・ゲート・ゼロ

シュタインズ・ゲート・ゼロ    総合:☆☆☆

ゲーム原作。
2018年4月スタート。全23話。

・ストーリー
前作の続き。α世界線に迷い込んでいた岡部倫太郎。理想の未来を目指していた彼だったが、気の遠くなるトライ・アンド・エラーを繰り返した末、全てを救うことを諦め、虚無感とともに元のβ世界線に戻ることを選択した。しかし、β世界線の行く末は、大部分の人類を死に追いやる第三次世界大戦だった。岡部倫太郎は再度立ち上がり、理想の世界線シュタインズゲートに到達することができるのだろうか?

・演出
まあ、なんか、「ゼロ」では前に進まないんですよ。岡部倫太郎の決心にブレがないから。その決心の理由はよくわかるし、力を持つのに行使をしないじれったい演出とは違うので、悪い印象はないんです。この決心、最後まで貫いてもいいくらいの決心だったと思うんですが、お話を成り立たせるのに、きっとどこかで変わるだろうことは、容易に想像できたので、結局、誰がどうやって変えるのかを待つような形になり、どうしてもダレてる印象になってしまいました。反面、そのおかげか、張り巡らされた伏線を最後に回収する急展開は、とても見応えがありました。鳳凰院凶真の復活含めて^^
あと、前作のDメールもなかなか分かりづらかったものの、SFの設定としてはありだなと思えました。でも、今作のDラインは唐突感が否めず、辻褄合わせが強引だったんじゃないかなあ。このあたりによって、感想が「普通」に落ち着くことになりました。
色々な時代の人が同じ時間に存在する状況がなかなか複雑で、これらも含めて本当に時間軸の辻褄合ってるのか、流して観ているだけの自分には、実は良くわかってなかったりするんだけれど^^;
さて、どっちがライバルヒロインかは人それぞれかもしれないけど^^ 「ゼロ」でのライバルヒロインの登場のさせ方、退場のさせ方は良かったです。結局、彼女だけ、救われていない状況は、前作から続いているんですよねえ^^;

・作画
前作より俄然良くなっています。円盤買うにはちょっと微妙な気もしますが、テレビアニメとして上出来ではないでしょうか。

・音楽
最後に前作のオープニングを持ってくるところは良かったですね。基本的に舞台装置に徹していて良かったように思います。

・演技
田村ゆかりさんと相性が悪いんですよねえ^^; まあ、やっぱり花澤香菜さんでしょうか。宮野真守さんって、現代における往年の神谷明さんの立ち位置にいるなあ、と思います。ゾンビランドサガなんて、宮野さんのおかげで面白さ倍増です。

「世界を騙せ」。いいフレーズだけど、まず、自分が騙されている気がするアニメでした。

2018年10月25日木曜日

重神機パンドーラ

重神機パンドーラ  総合:☆☆☆

2018年4月スタートのテレビオリジナルアニメ。26話完結。

・ストーリー
量子力学を応用して開発したエネルギー発生装置が暴走。これが原因で動物が突然変異を始め、進化生物となり、人類はこれに駆逐されようとしていた。エネルギー発生装置の暴走から唯一生還していた開発者レオン・ラウは、対抗装置を開発して、人類滅亡の危機に立ち向かう。

・演出
若干、くさいんですよねえ。
家族契約第◯条。可愛いクロエ・ラウ嬢が、兄貴がわりのレオン・ラウのだらしなさをたしなめるために持ち出していた最初の頃は良かったんですが、まさか、この振りをクライマックスで回収してくるとは思いもしなかったです。夕陽に向かってダッシュしていた大昔の青春学園ドラマを観ている気分になりました。
また、陰陽太極図が、重要な意味をもってくるのですが、まさかの鍋物で伏線を張ってたなんて、その上、陰陽太極図もクライマックスできっちり鍋物で回収してくるし。もう、シリアスなんだかギャグなんだか、わかりません。
クイニー・ヨウが前半、刺された時には、重厚なシリアス展開かと期待したんですが、おいおい不死身だったのかよ。と、なんだか雲行きの怪しい雰囲気だなと不安になったことを思い出しましたが、ここまで真ん丸く一周回って終わるとは思いませんでした。
量子力学を持ち出して理屈っぽいSF風に始まった設定も、いつの間にかファンタジー。ギャグに始まり深刻になるのかと思いきや結局ギャグで終わるという、なかなか凡人には到達できない構成が、すごいっちゃあ、すごかったです。

・作画
メカの動きは今時らしく、とてもスムーズで迫力があります。キャラクターもメカの合間でかろうじて違和感のないように踏ん張ってます。テレビアニメとしてはトップクラスの印象です。全26話がこのクオリティなのはすごいです。

・音楽
OPもEDもよかったです。最初の頃のエンディングはアニメも込みで良かったです。
サントラは、普通かなあ。

・演技
さすが錚々たるメンバーですので、見応えがありました。
男性陣も相当良かったですが、まあ、それでもクロエがあまり出てこないときはちょっと寂しく思うくらい、東山奈央さんが良かったです。
花澤香菜さんが珍しくクールな女性、、なんだけど、結局、天然な役なので、安心のいつも通り。ただ、クールにボケてるので、ちょっと新鮮でした。

26話、なんだかんだで見続けましたが、ストーリーよりキャラに惹かれましたね。

2018年10月24日水曜日

休憩 音について(バランス接続・ハイレゾ)

オーディオ機器に対して、
「今まで聞こえなかった音が聞こえた」
などと言われた日には、なんて陳腐なレビューなんだ、といつも思っていたけれど、バランス接続を試してみたら、いやあ、ついつい、このフレーズ、使いたくなっちゃうw
なにがって一音一音の余韻をこれだけ綺麗に鮮明に届けてくれるシステムがあることを今まで恥ずかしながら知らなかった。アタック感だとかなんだとかは月並みになっちゃうので避けるけど、言うまでもなくこれらもちゃんとした上で、なによりとにかく、スラーでもスタッカートでも、その声のその楽器の音の余韻が感じ取れ、その美しさが半端じゃない。
ビル・エヴァンスの「Complete Village Vanguard Recordings 1961」の冒頭のライブ会場のざわめきの中、自分の後ろから声がしたのにはびっくり。いや、ヘッドホンでそれは錯覚だろうけどw
ソースはCD音源(厳密にはAPPLELOSSLESS)。
これ、ハイレゾ音源にしたらどうなっちゃうんだろう。
て事で、CDで持ってる佐々木恵梨さんの「ゆるキャン△」エンディング曲「ふゆびより」をMORAでダウンロードしてみました。FLAC 96.0khz/24bit。
こ、これは元に戻れんw

びっくりしちゃったセットは以下
SONY NW-ZX300 + SONY MDR-1AM2 バランス接続

今まではiPod,iphoneに色々なポータブルアンプを試し、結局、移動に負担のかからない程度の機器では、あまり効果が感じられず、ヘッドホン直付けで妥協してました。
気に入って使ってる(た)ヘッドフォン(イヤホン)は

SENNHEISER IE80
(カナル型イヤホン。3代目になるほどお気に入り。バランスドアーマチュア型が全盛とは思うのですが、ダイナミック型の低音の迫力を持ちつつ十分な透明感を維持しているのが魅力。自分はshureの500番代、透明感は素敵だけど音が軽く感じちゃうのでダメでした。あと、自分は耳の穴が小さいらしく、カナル型でないと簡単に落っこちゃうので、インナーイヤー型にするという選択の余地はないのです。)

SENNHEISER HD25-1 II
(小型ヘッドホンで何だか素材や作りがチープなのに迫力の低音。それでいての透明感。ただ、こめかみのところのアームが頭から大きく離れてカッコ悪いんだよね)

Beats by Dre Beats Solo HD
(ヘッドホン。なんだこの低音のひどいチューニングは!と最初は思っていたのに、いつの間にか大ファンに。カッコも良かったし、小さく折りたためるしで、かなり気に入ってました。)

SONY MDR-CD900ST
(メーカー保証すらつかない、完全プロ仕様。スタジオモニターヘッドホンの定番中の定番で、テレビなんかでレコーディング風景を目にすると、歌手は大抵このヘッドホンを使ってる。素直な音なので飽きないです。それにやたらめったら丈夫で価格もお手頃。モニターヘッドホンゆえに歌声に乗っている歌手の情感がそのまま伝わってくるのが、お気に入り。思わず倉木麻衣に涙しちゃいましたw。ただ、イヤーパッドが小さく、圧も強いので、耳が痛くなりやすいです。)

ちなみに部屋のオーディオは部屋のレイアウトの関係で若干へんてこ。

出力側は
・7.1chの入力はAVアンプをpureスルー。
・FrontRLにはFOSTEX G1300MG(PB)
 +
 CW200Aをアドオンして低音を補強し
 純A級のLUXMAN L-550AIIで鳴らす構成。
 この構成でジャスティン・ビーバーを聞くと
 耳元でジャスティンが囁きます(錯覚だろうけどw)。
 PCからの入力(DAC)はいろいろ試しましたが、
 結局今はLUXMANのDA-200を使っていて、
 これと先のFrontRLでピュアオーディオも兼用しています。
・サラウンドRLはG1302(フロントにもってきたいw)を
 同じく純A級のLUXMAN L-550AX
 (フロントにもってきたいw)で鳴らしてます。
・リアのRLもG1300をパイオニアのデジアン。
・センターフロントはKENWOODのデジアンで
 FOSTEX GX100(PB)を2台にして、
 テレビの後ろではなく両脇に置き、
 中央に定位するようにしています。

音声入力は
・メインのブルーレイプレーヤーとして
 OPPO BDP-95。
 リージョンを切り替えられるので
 海外のディスクも再生可能です。
 ただ、地上波デジタルを録画したBDが
 認識できなかったり、まれに再生できない
 市販のBDもあることから、SONYと東芝の
 BDプレーヤーも予備としてつないであります。
・テレビはレグザ32型です。録画はほぼ
 これにつないだHDDにしてあり、それを観る感じです。
・ちなみにamazon prime videoを観る時は
 apple TVを経由してます。

アニメはこんなシステムで視聴をしております、てことで^^;