2018年7月31日火曜日

My Favorite Thing(song)

アニメのオープニング曲、エンディング曲からここ1年で購入、購入予定、購入寸前までいってしまった楽曲のご紹介です。
感想文の中の音楽の項目でOP/EDが良いとか言ってますが、こいつの嗜好はこういう感じか、というご参考までに。
どうしても、お気に入りのアニメは何度も見ているうちにオープニング、エンディングに愛着が湧いでしまいますし、どうしてもお布施の意味もありw、それらがピックアップされがちなのはご容赦ください。

【買った】
☆ ふゆびより(佐々木恵梨)
   ゆるキャン△・エンディング曲
☆ 環-cycle-(糸奇はな)
   魔法使いの嫁・エンディング曲
☆ 風の声を聴きながら(三月のパンタシア)
   スロウスタート・エンディング曲
☆ ダーリン・イン・ザ・フランキス エンディング曲集Vol1&2
   粒揃いですね。
   中でも13話のエンディングで使われた「ひとり」が良いです。
   特典DVDでの「ひとり」は放映時とは異なり、
   絵本がほぼ読めるスピードになっています。
   これは嬉しいですね。
☆ ミレナリオ(ELISA) 
   魔法科高校の劣等生・エンディング曲
☆ ハナコトバ/勇者たちのララバイ(讃州中学勇者部)
   結城友奈は勇者であるー勇者の章ー・オープニング曲/エンディング曲
☆ ともだち(三森すずこ、花澤香菜、花守ゆみり)
   結城友奈は勇者であるー鷲尾須美の章ー・エンディング曲
☆ 夏色プレゼント(井口裕香、阿澄佳奈、日笠陽子、小倉唯)
   ヤマノススメセカンドシーズン・エンディング曲
☆ スタッカート・デイズ(井口裕香、阿澄佳奈)
   ヤマノススメ・主題歌
☆ here and there/砂糖玉の月(やなぎなぎ)
   キノの旅・オープニング曲/エンディング曲
☆ Los!Los!Los!(悠木碧)
   幼女戦記・エンディング曲
☆ コネクト(ClariS)
   魔法少女まどか☆マギカ・オープニング曲
ー Magia(Kalafina)
   魔法少女まどか☆マギカ・エンディング曲
ー また あした(悠木碧)
   魔法少女まどか☆マギカ・エンディング曲
ー and I'm home(喜多村英梨、野中藍)
   魔法少女まどか☆マギカ・エンディング曲
ー 君の銀の庭(Kalafina)
   魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語・エンディング曲
ー Ref:rain(Aimer)
   恋は雨上がりのように・エンディング曲
ー ここから、ここから(水瀬いのり、花澤香菜、井口裕香、早見沙織)
   宇宙より遠い場所・エンディング曲
ー The Girls Are Alright!(saya)
   宇宙より遠い場所・オープニング曲
ー KISS OF DEATH(中島美嘉)
   ダーリン・イン・ザ・フランキス オープニング曲


【買う予定】
☆ ユキトキ(やなぎなぎ)
   やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。・オープニング曲
ー Hello Alone(早見沙織、東山奈央)
   やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。・エンディング曲

【買う寸前で思いとどまった】
△ どんな星空よりも、どんな思い出よりも(結城アイラ)
   妹さえいればいい。・エンディング曲
 behind(磯部花凛、芳野由奈、Lynn)
   Just Because!・エンディング曲
 over and over(やなぎなぎ)
   Just Because!・オープニング曲
 動く、動く(水瀬いのり、久保ユリカ)
   少女終末旅行・オープニング曲
 More One Night(水瀬いのり、久保ユリカ)
   少女終末旅行・エンディング曲
 大丈夫(花澤香菜)
   レイトン・ミステリー探偵社・エンディング曲
 ケダモノダモノ(キツネツキ)
   キリングバイツ・エンディング曲
 うまるん体操(声優さんたち)
   干物妹!うまるちゃんR・エンディング曲

なんか抜けてる気もするけど、上げるときりがないし、こんな感じ。
これを踏まえ、明日は、7月スタートアニソンの感想文の予定。

2018年7月29日日曜日

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 総合:☆☆☆
(2018/9/19 ちょっと加筆、☆の数変更)

「俺ガイル」の続編。
この終わり方では、全然終わっていないので、ちょっと評価できない、というのが本音。原作とほぼ同じペースで進んでいて、原作も残すところあと3巻の模様。再放送を観て、ちょっと肩入れしすぎていたことに気づきました。この切れ味の悪さは、ある意味原作通りなのかもしれませんので、アニメのせいばかりとは言えませんが、☆3に変更しました。

・ストーリー
前作では、
雪ノ下陽乃
「集団を最も団結させる存在はなんでしょうか?(中略)正解はね、明確な敵の存在だよ。」
とまあ、比企谷八幡がその性格、資質、思考などから、当然のようにヒールになることで世界を変え依頼をスパッと解決してきたわけで、そこが前作の魅力の一つだったのだけれど、
平塚静の前作最後の比企谷八幡への説教
「誰かを助けることは、君が傷ついて良い理由にはならないよ。たとえ、君が痛みに慣れているのだとしてもだ。君が傷つくのを見て痛ましく思う人間もいることにそろそろ気づくべきだ、君は。」
から続く今作では、比企谷八幡は前作とは異なり、完全に孤立しているというわけではない周囲との関係性の中からスタートします。
修学旅行依頼では相変わらず「誰か一人に汚れ役を押し付け、それを排除することで集団はその輪を保つ。そしてその汚れ役って俺」方式で依頼解決をするものの、
平塚静に
「君のやり方では、本当に助けたい誰かと出会った時、助けることができないよ。」
と指摘されていたことを、周囲の反応から思い知った比企谷八幡は、続く生徒会長選での依頼、生徒会イベントでの依頼で、よすがにしてきたぼっちなんだからヒールに徹してオッケー、とすることが出来なくなり、結果にほころびが見え始めてしまいます。
行動基準に迷いがなかったので、ヒールとはいえスカッとする結末が前作だったのですが、今作では少し、ドロッとしだし、さらに終わりがフワッとしてしまったために、普通のアニメに成り下がりました。こういう展開も嫌いじゃないけど「素直に褒める気にはなれない」by平塚静って感じでしょうか。

・演出
前作に拍車がかかって本格的になってきた三角関係を、前作に輪をかけストレートに表現しないようにしている点が、自分としては好みです。正面から向き合って言えば良かったのに言わずにそのまま見送っていることで過ぎ去ってしまった現実の高校生活を思い出すんですよね。現実は小説より奇ではあるけれど、より平坦でもあると思うのです。

・作画
断然よくなりました!が、なんと前作の絵柄の方が好みです。何でもかんでも3Dポリゴンにすれば良いってもんじゃないように、このアニメに関しては前作の方が内容に合っていると思うのです。特に比企谷八幡の魚の死んだ目を、ひねくれた性格を、より正しく表現してたのは前作の作画の方じゃなかったかなと。雪ノ下雪乃の長い黒髪も、今作ではボサッとして見えるし。

・音楽
OPはやなぎゆきさんらしくなくない?
EDは早見沙織さんと東山奈央さんで相変わらずですが、前作EDの方が好みです。

・演技
声優の皆さん、キャラをより一層自分のものにしてきた感じで、ものすごく良いですね。
新キャラの佐倉綾音さん、戸松遥さんも相変わらずうまいっす。単純に良い人だとは言えないキャラを演じるのはやっぱり力があるってことですね。

これだけ多くの名言が聞けるアニメも珍しい。ガンダム以来?w
同じセリフでも、深読みできるんですよね。
もっとも、パッと思い出せるのは前作の方だというのが悲しいところです。
例えば、文化祭実行委員長を口撃する比企谷八幡に葉山は「比企谷、少し黙れよ」と摑みかかるんだけど、これ、委員長をかばっているんじゃなくて、比企谷をかばってるよね。原作が秀逸なのは確かだけど、それを演じている声優さんが秀逸なのも確かだと思います。ただ、どうも、秀逸なのは、原作でも最初のうち、だけかも。迷走して、違う作品に変わってしまったように思います。

2018年7月28日土曜日

俺ガイル

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 総合:☆☆☆☆☆

現在進行形のライトノベル原作。原作は現在1巻を読んでいるところ。視聴は再放送からですが、アニメを観たから原作を読みたくなりました。原作もお勧めできます。
現在進行形のラノベの途中までを描いているため、良い位置で止めたな、とは思いますが、ドラマティックなエンディングではありません。その上、「月がきれい」が☆4で、「俺ガイル」が☆5。いや、「月がきれい」も☆5相当なのですが、それでも幾分「俺ガイル」に惹かれるのは、自分も理屈っぽい孤独好きだからかもしれません。そして、嫌悪感までは抱かせずに、これだけ、悪い意味でざわついた気分にさせられたアニメを他には思い浮かべられなかったこともあり、☆5に格上げしました。もちろん、掛け合いの面白さや理解のある周囲に助けられて、観終わった後の後味悪さがなかったことも、このアニメを強く推したくなる気持ちになっています。

・ストーリー
全てをひねくれあきらめ孤立を選んだ高校2年の比企谷八幡が、生徒指導教師・平塚静に無理やり入部させられた「奉仕部」。そこで、彼とは正反対に全てを持ち、全てを持つがゆえに孤立していた雪ノ下雪乃と出会います。女教師は二人へ、持ち込まれた依頼の多くにどちらがより貢献できるか、勝負するように命じます。
依頼者から部員に変わった由比ヶ浜結衣が、本来、決して交わることのない水と油の二人を乳化させる役割を果たす形で関わってきます。さらに、的確な助言を与える平塚静の存在、雪乃を煽る姉、八幡を認めながらも対立するしかない葉山隼人、八幡の良き理解者でありナビゲーターでもある妹の小町らが二人の周囲を彩っています。
周りの人たちに囲まれながら、いくつかの依頼をこなすうちに、相当な切れ者かつ理屈っぽい二人の言い合いが、だんだんと掛け合いに変わっていきます。

・演出・作画
二人の掛け合いにとにかく引き込まれます。ただ、原作の半分くらいのボリューム感です。それでもこれだけ魅力的にできたのですから、アニメ化するにあたって、何をセリフから引き、何をセリフの代わりに映像で表現するか、相当工夫されているように思います。
本来なら、その内容から、実写でもいいのではないか、と言いたいところなのですが、このアニメに関しては、その登場人物を表現するのにアニメの手法を使って正解だったのではないかと思っています。
魔法科高校の劣等生の司波深雪を普通の俳優さんが演じるのは酷なように、雪ノ下雪乃の美少女ぶりと舌鋒を両立させるのはなかなかに困難かと思われます。加えて、比企谷八幡の魚の腐ったような目の表現と斜に構えた演技ができそうなのは岸谷五朗さんくらいしか思い浮かばず、岸谷五朗さんに今更高校生はないだろうと思うのです。

・音楽
OPはやなぎなぎさんらしくとても良いです。
EDは早見沙織さんと東山奈央さんで曲もいいです。早見沙織さんの歌声も美しいのですが、東山奈央さんの歌唱がとても好きです。Hello Aloneて題名も俺ガイルらしくてシャレが効いてますね。
サントラも舞台装置として機能しています。

・演技
江口拓也さん、早見沙織さんのキャラクター表現が素晴らしいですね。さらに二人に関わってくる東山奈央さんの若干うざったい存在になりがちな由比ヶ浜の演技も素敵です。
天然で自分の気持ちに正面から向き合わない雪ノ下、全てを承知していて二人とも大好きな由比ヶ浜の切なさ、ハリネズミのようになっている比企谷の揺れる心情。清々しいわけでもなく、ドロドロしているわけでもないこの三角関係の描き方は、アニメの作画に三人の演技力が加わって、皆まで言わずとも推し量れる演出に繋がり、観ていてとても高校生らしいリアルさを感じます。派手にご活躍された高校生活を送っていた皆さんには物足りないかもしれませんが。
平塚静役の柚木涼香さん、小町役の悠木碧さん、孤立した小学生鶴見留美役の諸星すみれさん、雪ノ下姉の中原麻衣さん、その他に小松未可子さん、井上麻里奈さん、ささきのぞみさん等等、実力派が揃っています。

本質をズバリとつきすぎる視点と洒脱な掛け合い、馴れ合いを否定するこのアニメは、自分の好きな「昼行灯、夜になると明るいんです」なノリの中でも、必殺シリーズや刑事コロンボと同様に正義の味方に変わらないタイプに分類され、とてもツボにはまりました。

2018年7月25日水曜日

2018年7月スタートアニメ 3話切り

2018年7月スタートアニメ

早いアニメは4回目、少ない奴でもほぼ2回目を終了しましたので、一旦総括します。
同じ☆の中でも上にあるものの方がより好印象です。

☆☆☆☆☆
(該当なし)

☆☆☆☆
はねバド!
 バドミントンの世界をベースにしています。
 普通の熱血スポ根少女漫画ではなく、
 謎に包まれる親子の関係を軸に、様々な形で、
 この親子に巻き込まれてきたヒロイン周りの少女たち
 それぞれの思いと存在が、物語を引きたてています。
 声優さんも良いです。作画も良いです。バドミントンの
 アクションも良いです。OP/EDも良いです。
 原作はもっと普通な感じでしたが、
 アニメの演出も良いのでしょう。原作より面白く感じます。
 コーチをウマ娘のトレーナーようにしないでいてくれれば
 推せます。
ヤマノススメ サードシーズン
 女子高生の登山を通した友情と成長の物語。
 さらに放送時間が伸びて15分番組に。
 時間が伸びた分、作画のクオリティは落ちた感じがします。
 ストーリーは相変わらず面白く、次回が気になります。
 内向的でぼっちだったあおい。
 ひなたがその扉を強引にこじ開けたおかげで、
 本当に徐々にではあるけどあおいの世界が広がっていきます。 
暦物語
 日常にある怪異譚とその謎を解いていく構成。
 以前にネットで配信されたものをまとめて地上波初放映。
 物語シリーズでは後半に位置する作品なので、
 暦物語から観始めて良いものなのか、
 ちょっと不安なのが難点です。
 オープニングは話ごとに変わり。
 おしゃれなカット、低音の聞いたサントラ、音響効果など、
 演出がいいですね。声優陣も魅力的です。
 それが他の物語シリーズで語られているのか
 そうでないのかはわかりませんが、
 各話の前後に語られていない物語が存在していて
 それを憶測しながら観ていく形になります。
 説明過多でも不足でもなく、ちょうど良い感じなのが
 新鮮です。
天狼 Sirius the Jaeger
 ヴァンパイアかと思ったら、こいつら翼手なのか?
 作画といい、声優さんといい、かなり力の入ったアニメに思えます。
 !とはいえ、「クジラの子らは砂上に歌う」と同様な嫌な予感を
 !なんとなく覚えちゃいます。
 と言いましたが杞憂だったようです。
 アクションも迫力があります。
 世界観、設定はアンダーグラウンドなのですが、
 この設定は、応用が効くのか、これはこれで面白そうです。
進撃の巨人 シーズン3
 これだけで完結していない点を除けば、やはり安定の面白さ。
はたらく細胞
 人間の細胞を擬人化し、人の体の中で起こっている出来事を
 アニメでわかりやすく表現しています。
 ナイスな着想です。厳密に考えないで例えとして楽しめば
 知識欲も満たされ、なかなか面白いと思います。
 花澤香菜さん、ここのところ大忙しですね。主役です。
 早見沙織さんも出演。
 こみっくがーるずで主役張った赤尾ひかるさんも出演。
 作画は荒っぽいけど、声優陣の演技で面白さをカバーしてます。
BackStreetGirls ゴクドルズ
 ヤクザがアイドルになったことによるギャップギャグ、冴えてます。
 原作は途中でやめたんだけど、アニメ化でのテンポが良くて笑えます。
 とにかく作画の手の抜き方がハンパないなw
 アニメと漫画の差は声が当たってるかそうでないかしかないけれど、
 演出演技で漫画よりむしろギャグが面白くなっているように思えました。
プラネット・ウィズ
 オープニングを見る限り、お子様向けに思えたのですが、
 ヒーローを倒すヒーローという設定が面白いです。
 展開もシリアス模様。ヒーローを目の敵にするヒーローの背景や
 襲い来る飛来物の謎解きに興味惹かれます。
 絵柄は子供向けな感じだし、キャラもふざけているけど、
 ダリフラもフランクスに表情が現れた時、
 あれ?子供向けロボットアニメ?と思ったことを思い出しました。
 戦闘シーンもフルメタ並だし、ストーリーも見応えがあります。
ハッピーシュガーライフ
 ホラーミステリー。
 題名と絵柄と声優さんたちに騙されるけど、どす黒い展開。
 フルカウンター打つストーリーが良いです。
 花澤香菜さんここでも主役。
あそびあそばせ
 漫画原作。ショートショート。作画、線細っ。キャラの変貌激しい。
 音楽もいい、効果的なクラシック調。
 オープニングがおやおやだったし、キャラデザも、おやって感じだったので
 最初はどうしようかと思ったのですが、ポプテピピックほどではないけど、
 微妙な不条理系ギャグが楽しかったので、とりあえず続けて観てます。
 なにせ岸誠二監督。OP/EDも良いです。
ハイスコアガール
 30年近く前が舞台となっていて、
 テレビゲームに席巻されたアーケードゲーム愛に満ち溢れたアニメ。
 もちろんテレビゲーム愛にも満ちています。
 押切蓮介漫画が原作。これがアニメ化されるとは。
 原作の方が好みだけど、キャラをうまく表現していて
 可愛らしさを感じられ、アニメはアニメでありだと思いました。
 無駄に多いセル枚数^^喋らなかったヒロインに対し
 喋るライバルヒロインの振る舞いに笑えます。
 OP/EDもすごく良いです。

☆☆☆
アンゴルモア 元寇合戦記
 タイトル通り、鎌倉時代の元の襲来を描いた歴史物です。
 残虐なシーン満載で、大人向けのアニメになります。
 そもそも元寇って鹿児島に上陸したものだとばかり思っていましたが、
 対馬から、壱岐島、博多、長門へ襲来したんですね。
 そういった恥ずかしい思い込みを修正してくれる歴史アニメです。
 架空の俺最強武将を登場させ、実在の人物、記録に残る戦闘を
 織り込むことで、ドラマ性の高い作品にしています。
 ただ、ドラマを作ろうとしすぎて、空回りするキャラの行動が
 少し鼻につくところがちょっと気になり始めました。
つくもがみ貸します
 江戸時代の古道具屋損料屋が舞台です。ただの損料屋ではなく、
 道具に付いている付喪神を利用して、謎解きの依頼をこなしていきます。
 雰囲気がいいです。
 損料屋の男女の謎解きが最終的には軸になっていくと思われます。
京都寺町三条のホームズ
 骨董品店の腹黒イケズ京男子と女子高生の恋物語を中心にした
 ミステリーアニメみたいです。
 今の所、エピソードが超感動的、というわけではないですし、
 女子高生の心の動きが秋の空にしても激しすぎるのが
 気になるのですが、鑑定や歴史の話を織り込んでくるので
 興味を持ちました。しばらく観る予定です。
BANANA FISH
 漫画「海街Diary」が話題の吉田秋生原作のアニメ化。
 謎の薬物をめぐるアメリカの様々な組織の陰謀を描いています。
 この人の漫画は「吉祥天女」「カリフォルニア物語」しか
 読んだことないんですが、この「BANANA FISH」も
 大人が楽しめるストーリー、代表作です。
 リアルなので絶対アニメとは言いづらいのですが、
 うまくアニメ化している感じです。
ちおちゃんの通学路
 「からかい上手の高木さん」同様、アニメ化で少々がっかり模様。
 作画はまあまあ原作の良いところを抑えているし、
 豹変するキャラクターを演じきる声優さんの仕事も良いし、
 (原作、最近はマンネリ停滞気味だけど、アニメに取り入れるだろう)
 エピソードは面白い、と思うものの、
 テレビアニメらしい動きに一工夫こらしていただいた演出が
 必要なのではないかしら。
邪神ちゃんドロップキック
 原作のWebコミック既読ありきでスタートしているような感じですが、
 なんとなく経緯がわかってくるので、まあいいかなと観れてます。
 相当過激な描写で進むようで、舞台のこじんまりとしたアパート、
 破天荒な展開、実は壮大な世界観、これらのギャップが、
 割とツボにはまりました。
はるかなレシーブ
 過去のトラウマを背負った女子高校生を
 明るいヒロインが明るくさせるスポ根もの。
 バレーボールではなくビーチバレーの物語。
 エピソードはありきたりな感じなのですが、
 ヒロインや仲間たちがどのように成長していくのか興味があるので
 引き続き観ていきます。
艦隊これくしょん
 再放送。もう過去のゲームになりつつあるけど、
 今になって再放送には何か意図があるのかな。ゲームは、かじってます。
 大破すると色っぽくなるのはDMMのゲームらしいかなw
 でも、うまくアニメ化してますね。ウマ娘のように登場人物が多いけど、
 ゲームやっている人には問題ないかな。娘だらけで萌え要素満載です。
神様はじめました◎
 ファーストシーズンに続いてセカンドシーズンも再放送。
 なにかイベントでもあるのでしょうか。
 ファースト前半では神様になることに必死だったヒロインが、
 後半からだいぶ趣が変わってきて、セカンドでは
 ほぼほぼラブストーリーになっています。周りが神々ってだけです。
 神様として色々な試練がおきますが、
 ヒロインがめげないし強気なのがいいです。
 そして、どんどんと二人の中が縮まっていきます。
 セカンドの方が画はよくなりました。
大人の一休さん
 リアル一休の短編集。5分アニメ。再放送かな。一休(仏教)入門として面白いかも。
スペースバグ
 ディズニー、ピクサーを観ているようなアニメーション。
 実験用として宇宙ステーションに連れてこられた昆虫たち。
 人がいなくなった後、点滴のカエルと戦いながら、逃避行を繰り返して行きます。
 なんか、アメリカアニメっぽいノリです。
悪偶
 アニメは雑で、話もライトなオカルト系だけど、
 バレエダンサーがヒロインということで、続きが気になりました。
 天才には裏がある、不幸な生贄を取り込んでいるという設定。
 生贄を作る側、解放する側の争いの物語。
 ヒロインたちが両サイドに分かれて争っていきます。
 作画は今ひとつ。声優さんたちは良いと思います。
殺戮の天使
 ゲーム・バイオハザードみたいな、サイコホラーゲームのアニメ化です。
 ヒロインの行動原理がよくわからないのと相棒に感情移入ができないのですが、
 なんとなく流して観てみようと思います。
少女歌劇レビュースターライト
 宝塚の内側を描くようなアニメなのかと思いきや
 この世界の舞台設定の謎を引き摺ったまま話が展開して行きます。
 音楽少女やライブライブサンシャインのようなわかりやすい
 面白さとは違う路線のアニメのようなので、
 これからの展開が気になります。
音楽少女
 アイドルプロデュースストーリ(多分)。
 売れないところから始まり、普通に面白そうなので、とりあえず観続けます。
 なんかありがちなお話に見えたんだけど、
 1話の最後のオチに意表を突かれたのもあります。
 今の所、ヒロインはアイドルになるのではなく、
 アイドルをプロデュースする側になるようです。
 オープニング曲は上坂すみれさんも出ているのに小倉唯さんでした。
 ヤマノススメのここなの声でのエンディングより
 こちらの方が自然に歌えてるようで、よい感じです。
ライブライブサンシャイン
 夢のなかった高校二年生がある出会いをきっかけにやりたいことに出会い、
 頑張る物語。バンドリのような展開で、ガールズバンドがスクールアイドル
 に替わっただけと言えます。
 動きがスピーディーでアニメらしく演出しています。ダンスも良い。
 最近の多人数のダンスは、昔なら個々が完全にシンクロしていたのに
 今時は微妙にずらしていてリアル。なのに歌はユニゾン。
 ユニゾンにすれば個々の歌の不味さは誤魔化せるけど、
 ジャニーズじゃないんだから、歌を売りにするなら、
 ちゃんとハーモニーにしましょうよ。
七星のスバル
 ソードアートオンライン系のラノベ原作アニメ。
 またかよ、と思うものの、死んだはずの幼馴染とゲームで再開という設定で、
 もう少し観てみようかと。NPCなら別に不思議じゃないけど、
 そうだとすると運営の悪趣味さ半端なし。
 小学校の友達との関係性も大人になると大きく替わっちゃいますねというお話。
百錬の覇王と聖約の戦乙女
 ソードアートオンライン以降、猛威を振るっている転生もののアニメ化。
 幼女戦記やデスマあたりと同じくらいの年に発表されていますね。
 コンテストで禁止されるほど氾濫している転生ものの中でも、
 いまだに連載が続いているのはそれなりの魅力があるのでしょう。
 古代に転生し、転生前の世界ともつながっているため、
 未来の知識を利用して転生先を席巻しています。
 原作読んでいないので、これからの展開次第ですが、
 俺最強系好きには、なかなか爽快かもしれません。
Phantom in the Twilight
 花澤香菜さんと石見舞菜香さん。男性陣も豪華。
 女の子は可愛いがアニメは雑。
 早見沙織さんがヒロインで頑張ってたアニメ「Code:Realize」に
 同じロンドン舞台でホスト系の匂いがして、なんとなく似た感じだけど、
 お話はこちらの方が面白そう。
焼肉店センゴク
 まあ、5分アニメといえば、このくらいのクオリティですよね。
 普通にダラダラ見ていきます。
陰陽師・平安物語
 ゲームの番宣なのかな。陰陽師というより人ではないもののエピソードですし。
 5分アニメにしては作りはしっかりめ。
 ただ、連続性のあるドラマだと、5分での1週間おきは間延びしてしまいますね。
闇芝居
 5分アニメ。ホラーもの。第6期。
 アニメというより紙芝居だし、ストーリーもそれほど奇抜じゃないけど
 結末を視聴者の推測に任せる展開は、まあ面白い。
 短編だし、観ては録画消しの繰り返しで行きます。

☆☆
すのはら荘の管理人
 春原を(すのはら)月見里を(やまなし)て普通に読むんですね。
 「管理人さん」と言えば「めぞん一刻」の音無響子が絶対神なので、
 そのハードルをこのアニメがいかにクリアするのか、
 興味のあるところでしたが、お色気前面ですね。
 比較しちゃいけないことがわかりました。
 「僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」のようなギャグなわけでもなく
 ちょっと観続けるのはきつくなってきました。
 管理人さんに「ゆゆゆ」の安芸先生役・佐藤利奈さん。
 伊達に声優アワード受賞してませんねー。その他、主人公にキタエリさんとか
 結構な声優さん陣なのですが、お色気アニメにはちょっともったいない布陣です。
ゆらぎ荘の幽奈さん
 オタク御用達って感じのハーレムエロラブコメディです。
バキ
 格闘アクションもの。観ては消ししながら最後まで観るかもしれません
 絵柄は嫌い。奇想天外な物語だけれど、続きは確かに気になる演出です。
働くお兄さんの2
 まあ、その1と同じように普通にダラダラ見ることになりそう。
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
 「人生にソロプレイの記憶しかないぞ」主人公の異世界(ゲーム内)転生もの。
 デスマ系オーバーロード系のラノベ原作アニメ。
 またかよ、と思うものの、とりあえず、これも様子みようっと。
ぐらんぶる
 冒頭のやけに仰々しいテロップに、唯一☆1つけてる「王様ゲーム」ライクな
 ものを感じたのですが、ああ、これか。漫画でもお試しで読むのヤメたやつでした。
 ロマンスは気になるものの、多分☆の数は最後まで観ても変わらない気がします。
 なんかダイビングする人にちょっと失礼な気もします。
 同じような系統として水球漫画の
 「ハンツーxトラッシュ」もあげておきます。
 5話終了現在でもダイビングアニメらしくなりません。
 ダイビングの話は通算5分くらいですかね。
 設定とか考えず、大学生活ギャグ漫画として、
 この悪ノリについていけるなら、引き続き観ても良いかもしれません。
兄につける薬はない
 5分アニメ。雨宮天さんに中村悠一さん。安心のギャグ漫画。
 なので、ある意味予想できるオチ。
 オチへの入りは間髪入れずに一気に畳み掛ければ良かったのに。
 なんか、シーズン2と放送が入り乱れている感じなので定期的に観るのは
 やめました。
教えて魔法のペンデュラム
 15分アニメ。花守ゆみりさん。中学生が主役みたいですが
 小学生向けのアニメみたいです。絵は可愛いし綺麗だけど、枚数は少なめです。
 学校生活でよくある悩み事を魔法の力で前向きな気持ちにしてもらう
 王道魔法少女ものですね。対象の人たちには良いかもだけど、
 自分はさすがに途中でやめちゃうかな。
中間管理録トネガワ
 カイジのスピンオフ。カイジを知らなくてもウザいくらいのナレーションがあるので
 特に問題なく見られる。金貸しでシリアスかと思いきや、どちらかというとギャグ。
 ただ、金貸し、男臭すぎる、絵柄、続編、というところから、あくまで個人的な理由で
 視聴中止。食指がのびなかった原作漫画のアニメ化でもあるし。
 なので、否定は全くしていません。
オーバーロードIII
 前作途中でやめているので、こちらも回避です。
 観るならファーストから観た方が良いと思われます。
イケメン戦国
 5分アニメ。実在の戦国武将が2頭身3Dキャラとなって
 ギャグを繰り広げています。BL系のアニメなんでね。自分は回避です。
スポンジ・ボブ
 海外アニメまで、追いかける余裕もなく。
夢王国と眠れる100人の王子様
 日常に疲れた女性向け逆ハーレムアニメ、ですかね。
 女性向けパズルRPGとやらが原作みたいですし。
 ターゲットの人たちにとっては、十分面白いのではないでしょうか。
 作画もいいし、声優さんも揃ってますし。
ハワイアン・コヌ
 絵本が原作みたいですね。良い子向け。
ゾイドワイルド
 すみません、あくまで個人的な嗜好の問題です。
 小学生あたりは夢中になりそうなお話ですね。
 ただ、人の相棒を能天気に「これくれよ」とか言う主人公にはついていけません^^
 全部を全部まで観るわけにはいかないので、自分は回避します。
 シンカリオンも自分は1話でやめちゃいましたし。
バディファイト
 こちらも個人的な嗜好の問題です。
 子供達には楽しいアニメかもしれませんね。
千銃士
 艦艇が娘になったり、刀が娘になったり、馬が娘になったり、城が娘になったり
 転生モノも大流行りですが、こういう性格づけをしやすい、元があるモノを
 擬人化させたゲーム、多いですね。そういったゲームのアニメ化の一つ。
 ただ、千銃士は萌えをあまり前面に出しておらず硬派な感じで進んでいくようです。
 ホスト系なのは間違いなさそうなので、とりあえず、やめておきます。
深夜・天才バカボン
 劇中の途中で切れたぞ。演出に思えないんだけど。フルメタル・パニック!TSRの
 ラストシーン(本編の尺が30分より長かったので仕方なかったとはいえ)
 バサっと消された時並みの苛立ち。特に思入れもないので、回避。
Free! Dive to the Future
 可愛い声をしたガタイのいい男子が集う水泳物語。
 スポ根なのかヒューマンドラマなのか、どうもピンとこないのですが、
 等身大の大人の自然な動画、自然な表情、安定したキャラ、
 アニメのレベルは高いです。
 主役の二人はいいんだけど周りに演出過多な登場人物が多く鼻につきます。
 このぶっ飛んだ発想、アスリートならわかるんですかね?
 自分には気持ち悪いし、気分悪いので、やめときます。
じょしおちっ!
 えろあにめ。
one room セカンドシーズン
 珍しい、主人公が視聴者となるアニメ。
 ファーストシーズンも1話切りだったけど、この手法なら、
 ゲームの方がよくないかな。
ロードオブヴァーミリオン
 こいつら何してるんだ、という謎で引き込む出だし。かなり力を入れている
 アニメに思えます。逆に演出(脚本)に少し力が入りすぎてる気もします。
 設定とか世界観は面白そうなので、その辺が足を引っ張らないとよかったのですが。
 そして、まさかの鬱展開?どちらにしろ力を持つものが
 覚悟を決めるまで時間かかる展開はいらだちます。
 だって、知り合いを殺すことばかり恐れていて、
 そうでない人が死んでたり殺したりすることは気にしないんだもの。
 それに、他に救いようがあるならともかく、そうとは思えない状況では
 自分で手にかけてあげることも致し方ない場合もあろうかと思うのです。
 「自分で周りの人を傷つける位なら、死んだ方がマシだ!」と
 声高に主張するなら、その意思を貫徹して欲しいものです。
ISLAND
 どうもこういう勝手な振る舞いをする主人公って苦手なんですよね。
 田村ゆかりさんがヒロインなのですが声の質がちょっと浮いてる感じです。
 またシナリオにも不可思議なところが多く、
 たとえば、なんかやたら戻ってこない勢いで出てったくせに、
 なぜか普通に戻ってきたり、お話に素直に没入できませんでした。


(該当なし)


番外
Thunderbolt Fantasy
 人形劇だった。でも、今の人形劇はすごいね。お話も面白そうだし。

2018年7月24日火曜日

時をかける少女

時をかける少女 総合:☆☆☆☆

2006年マッドハウス制作のアニメ映画。監督は細田守さん。
原作は筒井康隆氏の小説。筒井氏にしては非常に珍しい普通のSF。自分的には野坂昭如氏の「火垂るの墓」と筒井氏の「時をかける少女」の両作品が、作家の顔、言動、行動、他作品を思い起こすと想像できない作品の双璧。
原田知世さん主演の実写版も公開時に観ている上に、BDも所有。
とにかくタイムリープものは好きなんですね。
「未来から来た少年に巻き込まれ『時をかける』ことになった少女の学園生活と少年との恋模様」というプロットは全作品共通だけど、このアニメにおいては、細部のエピソードなど99%が原作とは異なっています。40年の時の洗礼を受けてなお生き残った原作をリビルドしたってところでしょうか。

・ストーリー
思いがけないきっかけからタイムリープ能力を手に入れた少女が、ゲームをリセットするような感覚で、ちょっとした不都合な出来事を無かったことにしていくうちに、そのしわ寄せで不幸を被る人たちがいること、一瞬一瞬の大切な出来事に正面から向き合えなくなっていること、に気づいていきます。些細な出来事が雪だるまのように膨らみ、重大なことになっていく中で、彼女が選択する未来の物語です。

・演出
後続のサマーウォーズの原点ですからね。みやすい絵。青い空、白い雲。等身大だけどアニメらしい動き、見応えがあります。ただ、背景と動画がズレて見えるなど、一昔前のアニメな感じはします。大勢のモブキャラのアンシンクロナイズドされた個々の動きなんかは、だいぶリアルになってて良いんですけどね。
俳優さんに演じさせているのはこの作品も同じ。アニメの動きや表情とマッチしていないように感じるんです。あえて、配役を見ないようにして視聴するのですが、どうにもやっぱり変。仲里依紗さん、可愛いし、TVドラマ「神の雫」とかでも好印象なんですが、アニメの声を当てるとなると、やっぱり違うんじゃないかなあ。そんな中で、ヒロインが繰り返しぶつかる「おばさん」の人は、ちょっと別次元にうまいな、と思って視聴後に確認してみたら、キャストの中では数少ない本職の声優さんでしたね。サザエさんの花沢さんやバカボンを演じてた人。どうりで。個人的にはちゃんとしたキャスティングをしてくれていたなら、さらに良い作品になっていたと思うです。アフレコの時に登場人物をみんな集めて収録するとかのこだわりを持つくらいなら、まず、プロを使いましょうよ。

・作画
でも、なんか、そもそも、ジブリの分家って感じなんですよね、細田監督の作品て。

・音楽
やり直した未来に変奏曲(ヴァリエーション)を使ったのは良いですね。それもゴルドベルグ変奏曲。最初はアリアで、最後もアリアで、ナイスです。

・演技
山本圭子さんにつきますねw

しかし、この子、未来に飛ぼうとはしないんですねえ。未来に飛ぶことはアインシュタインの理論で実行可能が証明されているのに対し、過去に飛ぶことは今の所困難なんですよね?ま、それだけ、やり直したい、という需要の方がある、ということでしょうか。

2018年7月23日月曜日

サマーウォーズ

サマーウォーズ 総合:☆☆☆

マッドハウス制作のオリジナルアニメ映画。監督は細田守さん。

・ストーリー
生活の一部(インフラの制御や個人の管理など)を仮想世界に依存するようになった人類。その仮想世界を人工知能に乗っ取られ、世界が大混乱を起こす中、長野県上田市の真田家末裔を匂わせる一族が団結して、人工知能と戦う物語。ハルマゲドンなのに、日本の片田舎の一族が頑張る、という設定が、新鮮な感覚を与えてくれます。

・演出
みやすい絵。青い空、白い雲、田舎の緑。舞台設定も素晴らしいし、アニメらしい動き、テンポの良い展開もアニメならではの演出だったかと。ただし、基本的に俳優さんが演じているアニメ。アニメの表現って舞台演劇みたいなところがあると考えていて、これをテレビや映画のノリで俳優さんが演じると、どうしても、表情と声のギャップから、インパクトが欠けてくるように思うのです。「ひそねとまそたん」では、通常のアフレコではなく、声優の演技に合わせて絵を起こす手法を取っているのですが、もし、俳優さんを使うのなら、そういった工夫も必要ではないでしょうか。確かに俳優さんの演技って自然なのですが、それなら実写でやれば良くないかな。ただ、神木隆之介さんは声優としても素晴らしいと思います。

・作画
等身大の世界を描いているのですが、微妙なさじ加減でリアルとは少し離れたアニメならではの動きをみせる作画はいいですね。手塚治虫とか、ジブリとか、まあ、ディズニーとかの動きに似ていて、アニメとして王道じゃないですかね。

・音楽
そうね、普通に美しく盛り上がる背景だったかな。

・演技
自然な演技としては、皆さん素晴らしいのですが、アニメのテンションの高さを少しスポイルしてしまうところもあるのは、良し悪しです。

個人的には絶賛するほど、面白い話でも、ドラマティックな展開でも、感動的なラストでもなかったのですが、ドワっと広がる伏線がブワッと回収されるところはさすがですね。

2018年7月22日日曜日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 序・破・Q 総合:☆☆☆☆

原作はオリジナルTVアニメ「エヴァンゲリオン」なのかな?w
リメイクではなくリビルドと呼べる出来になっていますが、完結していないので☆は一つ減らしています。
劇場用アニメ4部作のうち、公開されている3部の感想です。
2007年 序公開
2009年 破公開
2012年 Q公開
2020年 反復記号(最初に戻る)公開予定。
だそうです。本当だろうな?
正直、作品を未完成のまま放置していた庵野秀明に激しい憤りを感じていました。所詮、ジブリで描き切れなかった巨人兵を自由に描きたかったためだけに監督になったスーパーアニメーターなんだから、自分の領域だけで勝負してれば、世間に迷惑かけなかったのに、てね。何度、煮え湯を飲まされたかわからないけど、2020年に4作目を公開するっていうのを、とりあえず信じてみましょう。

・ストーリー
使徒と呼ばれる未知なる生命体が地球に襲来してくるのを、父親コンプレックスな少年と、無表情無感動な少女と、闇を抱えた天才天真爛漫少女とで、撃退していく物語。みんな基本的に14歳。少年少女を明るいお姉さんと大人の魅力をたたえたお姉さんが支えており、劇場版では、狂気のメガネ属性付きレズッ子も登場します。さらに、世話焼きだけど一歩引いて一途に想い続ける少年少女の同級生委員長や、完全に端役だけど優しく気弱なお姉さんらも登場し、もう、オタクをフルカバーする萌キャラオンパレードです。

・演出
新劇場版では、様々なシーンでブラッシュアップが図られていて、迫力満点です。
僕は初号機パイロット碇シンジです、ていう、なんだか背筋に悪寒が走るようなセリフは温存されていますが、そこを除けば、脚本も演出も同様にブラッシュアップされているのではないでしょうか。

・作画
板野サーカスをきちんと表現できる数少ないアニメーターのうちの一人、庵野秀明が総監督ですからね。さすがの一言です。

・音楽
印象深く、単体でも聞けます。実際、いまだにバラエティ番組なんかでもよく使われていますよね。ちなみに「シン・ゴジラ」でも使われましたね。エヴァが完結していたならば、おお!と手放しで喜んでいたし、いい場面で使われていましたが、エヴァ未完の中で聴くと、先にやることあるだろうよ、と殺意すら抱きました。

・演技
今更コメントするまでもないですが、皆さん、さすがです。でもまあ、何と言っても林原めぐみさんでしょう。

なんだかんだ言っても面白いんでね。未完のまま放って置かれたことへの恨みから、ついきつい表現になってしまいますが、今度こそ、期待しています。
ただ、貞本義行の漫画もうまく完結しているんですよね。多分、新劇場版は別のお話になってくるとは思うのですが、この漫画で旧世紀エヴァは十分楽しめますので、お勧めしておきたいです。

2018年7月21日土曜日

フルメタIV

フルメタル・パニック! Invisible Victory 総合:☆☆☆

ライトノベル原作、12話完結です。原作はほぼ、同じところまで読んでいます。
原作は一応完結しています。このシーズンは原作の途中までとなります。
以下、シーズン4と略します。

・ストーリー
国家より進んだ軍事技術を持つ傭兵集団ミスリル。ウィスパードと呼ばれる人類には知り得るはずのない異文明の知識を持つ存在が、高度な技術を支え、国を裏で動かしています。同様な技術を保有する組織アマルガム。この二つの組織の抗争が表面化し、ミスリルが壊滅するところから物語は始まります。
シーズン4では、ウィスパードの力を持つヒロインはミスリルによって守られていましたが、ウィスパードの力を集め、より強力な軍事力を保持しようとするアマルガムに連れ去られ、ヒーローがこれを奪還すべく奮闘するところを描いています。
ヒーローは子供の頃から紛争地帯で育ち、殺し合いの中でも躊躇しません。このため、自分の感情をはっきりと意識していないものの、本能に従って、障害を徹底排除しつつ猪突猛進に突き進めますが、ヒロインの方は普通の女子高生として育って来ていますので、このような世界規模の殺し合いに周囲を含めて巻き込み巻き込まれたことに困惑し、葛藤しています。それでも状況を打開するために模索を続けますし、いざとなった時の決断力はヒーローよりもヒーローらしいので、鬱展開とは異なり、悩みながらも困難に立ち向かう姿勢に共感できます。
ウィスパードをめぐる勢力争いはシリーズ冒頭からの根幹になっていて、クライマックスに向け、話が大きく動く展開部分をこのシーズン4では描いています。ゆえに、このシーズンだけでは、明確なクライマックス、と言えるものがないので、話が尻切れとんぼに終わっています。この点を踏まえ☆を3にしています。

・演出
まあ、原作のせいでもあるのでしょうが、敵味方を明確に意識させるためには、敵(悪党)による味方の悲惨な死が常套手段とはいえ、むしろ、ヒーローにとってのヒロインの特殊性を際立たせるための演出のようになっていて、誰とは言いませんが、死なせるのは、ちょっとかわいそうでしたね。機動戦士ガンダムでリュウ・ホセイが死んだ時、ハモンさんを絶対悪と意識した人はいましたかね?こういうのが戦場だし、こういう演出をしてほしいと思うのです。
あと、最終話で、俺最強を誇示するような新型ASの演出は、その時の状況から考えると、より優先すべきことがあったと思われるのに、それをすっかり忘れて新しいおもちゃで遊んでいるような印象になってしまっていて残念でした。

・作画
素晴らしいですね。テレビアニメレベルではない、と言えるかと。若干キャラが不安定になるところもありましたが許容範囲です。なにより、マシンの動きとその格闘戦のリアルな迫力は特筆できると思います。

・音楽
ハリウッド映画ジェイソン・ボーンシリーズのサントラを聴いているような錯覚を時折覚えました。

・演技
ヒロインのゆきのさつきさん(平仮名に改名したのね)はもとより、ナミ役の茅原実里さんもよかったですね。スペシャルEDと挿入歌も歌っています。

今更ですが、TSRの地上波再放送の時の最終話のラストシーンぶつ切りは酷すぎましたね。断固MXテレビに抗議したいw

2018年7月19日木曜日

博多豚骨ラーメンズ

博多豚骨ラーメンズ 総合:☆☆

ライトノベル原作、12話完結です。原作は未読です。

・ストーリー
殺し屋殺しの異名を持つにわか侍と、騙されて殺し屋稼業を続けてきた女装趣味の男子が、騙していた組織とその黒幕に仕返しをする物語。まで、観ました。
にわか侍のスタッフが個性的で優秀なところは面白いかな。ただ、設定で博多は殺し屋で成り立っている街、みたいになっており、それはぶっ飛びすぎだろう、と。むしろ転生ものより違和感ありまくりの設定が、自分としては減点でした。

・演出・作画
そんなにいい感じはしないです。

・音楽
大人っぽさが出てますが、特に個性的な感じはないです。

・演技
声優さんも役を作るのが大変だろうな、と思いました。

題名はなんとなくいいんだけど、豚骨より鶏ガラ醤油の方が好きかな。



2018年7月18日水曜日

三ツ星カラーズ

三ツ星カラーズ 総合:☆☆

漫画原作、12話完結です。漫画は未読です。

・ストーリー
小学生らしい突拍子も無いネタを考え、それを実行に移して、上野公園付近からアメ横までを奔放に暴れまわる女子三人組の日常系ギャグアニメ。毎回彼女らの興味は変わり、1話1話完結するスタイルをとっています。
小学生だからって傍若無人に振る舞ってはいけないし、やり過ぎは窘めるべきなんだろうと思うけど、イマドキを反映して、大人たちが彼女らの行動を適当にやり過ごしているのは、観ていてあまり気持ち良く無かったので、☆2です。まあ、ひどいのはさっちゃんだけなんだけどね。

・演出・作画
画は良いです。キャラデザも良いです。アクションもまずまず自然だし、キャラの顔が大きく変わることもありません。ただ、お祭りパレードでの踊りのシーンがアニメじゃなかったのは減点対象です。

・音楽
普通じゃないでしょうか。

・演技
玄田哲章さん以外、あまり印象に残らないくらい、自然といえば自然だったと思います。きちんと小学生でした。

自分が子供の頃、土日に遊びに行くのは上野か浅草。実際の地名や風景が使われていて、懐かしさを感じるアニメでした。おかげで昔の下町風情と今の下町風情の違いを感じ取れた気がします。

2018年7月17日火曜日

東京から日帰りで行く御朱印の旅「諏訪大社」

※イラストノベル「乃木若葉は勇者である」のネタバレが含まれます。
※アニメ、漫画などの聖地巡礼はあまり評判が良くないようです。マナーを守って巡るように心がけています。

なぜに「あにめにあ」で諏訪大社か。
アニメ「結城友奈は勇者である」の300年前を描いたイラストノベル「乃木若葉は勇者である」上巻に含まれる番外編「白鳥歌野は勇者である」の舞台になったのが長野県諏訪地方です。

西暦2015年7月。増長した人類の粛清を始めた天津神に、諏訪大社四社は御柱祭でも有名な御柱を拠り所に結界を張ります。そして、天津神との人知を超えた戦いのために諏訪大社の力を宿すことができた唯一人の少女・白鳥歌野に加護を与え、御柱を天津神の襲撃から守らせます。しかし、多勢に無勢。下社春宮、下社秋宮と破壊され、諏訪湖東南一帯に追い詰められた諏訪地方の人々は、西暦2018年9月、天津神の総攻撃を受けて滅亡します。
天津神の粛清が開始された当初、絶望した諏訪の人々。その先頭に立ってみんなを引っ張り、生活の基盤を築き、たった一人の勇者として無数の敵と戦いながら、三年間、人々に勇気を与え、諏訪の地を守り続けてきた白鳥歌野は、天津神の総攻撃を前にして、諏訪のみんなを助けられないと悟り、心が折れそうになります。その時、五人の勇者に守られた四国地方の態勢が整うまで、天津神侵攻を遅らせるお役目を担わされていたことを、巫女であり親友でもある藤森水都から神託として聞かされます。捨て駒にされたような、あまりに理不尽なお告げにも
「自分の戦いが無駄なものでなくて良かった」
と微笑んだ、と云われています。享年14歳。
白鳥歌野の最期の地は上社本宮周辺と推測されています。

というわけで、どうしても、かの地を見てみたい、と思ったわけです。

それにしても、西暦の勇者たちは壮絶な戦いを強いられていましたね。奉火祭(国譲り)により人類根絶を免れた時まで生き残れた勇者は、知られている八人の中で、わずかに一人、「西暦の英雄」乃木若葉だけでした。

ところで、諏訪大社はどうして天津神から人類を守ろうとしたのでしょうか。
そもそも諏訪大社にはいわゆる本殿というものはないそうです。本殿に御神体を祀っているわけではなく、上社では御山を、下社では御神木を御神体として拝しているとのことです。このように、諏訪大社は日本古代のアニミズムを今に残している神社で、生命の根源や生活の源を守る神なのだそうです。
なので、土地神として人に与するのは至極当然だったのでしょうね。


さて、東京から日帰りで行ける諏訪大社、四社まいり、始めましょう。
行ったのは今日(2018年7月17日)平日です。

【新宿7時0分発のスーパーあずさ1号に乗ると茅野に9時8分に到着できます】
茅野駅から諏訪大社上社前宮に徒歩で向かいます。諏訪大社のHPを見ると茅野駅から前宮まで約1.2kmと書いてありますが、これ、多分、直線距離です。茅野駅と前宮の間には川が二本流れていて、この橋を渡るために、迂回する必要があります。自分は悪名高いiPhoneマップの経路検索(徒歩)を使ってしまったため一旦南下し上川橋を渡った後、県道16号を通りました。この道、宮川を渡る手前まで、歩道はあってないようなものです。がんがんダンプ通ります。とっても危険な上、前宮まで40分程度かかりました。
【徒歩なら北上し国道152号線を東へ向かう。県道16号線にでたら南下するのが良い】
と思われます。
【茅野駅から前宮まで、徒歩で30分程度みた方が良いでしょう】

前宮に着くとすぐ右手に御朱印所がありますのですぐにわかるでしょう。諏訪大社では
【初穂料は500円】
となっており、少しお高めの部類に入ります。とはいえ、神様に対する気持ちですからね。500円以上でも全然良いわけです。
いわゆる御本殿は、そこから舗装された道路を200mほど登ったところにあります。案内板はありますが、舗装道ということもあり戸惑われるかもしれません。
【上社前宮本殿には案内板通り迷わず舗装道を進みましょう】

[上社神紋]

【前宮から上社本宮までは、それほど大変ではありません】
公式HP通り1.5kmほど。道も県道16号を東北に真っ直ぐ行っても良し、少し東側の道を使いながら行くも良しで、迷うことはないと思います。徒歩で15分から20分あれば着くでしょう。本宮自体、それほど広い敷地ではなく、御朱印所も右手の建物にありますので、迷うことはないでしょう。
【お参りして御朱印もらうまで大体2時間あれば上社は巡り終われます】

【上社本宮から下社へはどう向かえば良いか】
上社本宮の入り口にはタクシーの待機所があります。いないことの方が多いみたいで、電話番号も書いてありますが、上諏訪から来るそうで、少なくとも20分ほど待つみたいです。連休明けの平日だから、特にタクシーが少なかったのもありますが、作戦は練っておいた方が良いようです。
【季節が良ければ徒歩する所だったのですが】
距離も諏訪大社公式HPにあるとおり3km(多分4km位みて)4、50分はかかるでしょう。猛暑だったこともあり、結局タクシーを呼びました。上諏訪も茅野も大差ない、と近所のお土産物屋さんに聞いたのですが、これ、多分、
【タクシー使うなら、上諏訪駅より茅野駅までの方が安いと思います】
駅に着いて、ちょっと計算外だったのは、
【電車は1時間に1本くらいしか来ません。あらかじめ時刻表の確認を】
しておいた方が良いでしょう。駅に着いた時に丁度電車が行ったばかりだったので、1時間以上のロス。大して何もない駅周辺の散策は一瞬で終わるので、ほとんどタリーズでゲームしてました。せっかくタクシー使って時間節約しても、これでは意味がありません。

下諏訪についたなら、お年寄りでない限り、
【下社巡りは徒歩で十分かと思います】
自分は病気で、心臓の40%の機能を失っていますが、36度になろうかという気温の中、それでも、特に具合悪くなることもなく歩けました。
神社周辺の拓け方から考えると
【春宮から秋宮の順で巡るのが良いと思います】
列車の時間を考えた場合、時間をつぶしやすくなります。いつ帰ってもいいや、という方はこの限りではないのですけどね。
【秋宮、春宮ともに御朱印所の所在で悩むことはないと思います】
春宮は敷地が広くないので、御朱印所はすぐにわかります。
秋宮も、入って右手にありますので、すぐにわかるでしょう。
【お土産物を買うなら、できれば下社秋宮。次点で上社本宮が良いでしょう】
その他の二つの周辺にはお土産物やがないと言っても過言ではないかと。
お土産をゆっくり選ぶのなら、四社のうち最後に回るのは下社秋宮が良いのではないでしょうか。
【下社でもお土産見ながらお参りし御朱印もらうのに大体2時間で十分かと】

2時間ほど、諏訪湖周りの散策に回しても、19時には新宿に余裕で着けると思います。
自分は17時半には帰って来ていました。とにかく、電車のタイムスケジュールだけ、しっかりしておけば、日帰りで全然オッケーな大社巡りでした。

下社の神紋(大赦のシンボル、似せてますね)
上社の4本に比べ、根っこが5本になります。
下社秋宮神楽殿。

御朱印を最初にもらうと、こんな冊子もついて来ます。
 


四社の御朱印

(上)御朱印帳に挟まっていた引き換えしおり
(中)四社の御朱印をもらうと貰える記念品。栞と、箱の中はお菓子。
(中)のお守りと(下)の帽子は宝殿造営に奉賛金3000円納めると貰える記念品。8000円奉賛すると帽子がネクタイに変わります。また、上社下社で記念品のデザインが変わります。帽子の神紋が上社なら四本根、下社なら五本根。写真のは両社で、どちらでももらえます。ネクタイは上社は赤、下社は紺です。
【奉賛金を納めると貰える記念品は上社、下社で異なります】



諏訪で信号のない横断歩道を車両が行くまで待って渡ろうとしていると、諏訪の人たちはほとんど横断歩道で一時停止してくれます。道交法的には遵法、ではあるんだけど、東京ではほとんどあり得ない光景です。白鳥歌野の守ろうとした世界は、そんな質素で穏やかな土地でした。

2018年7月16日月曜日

Code:Realize

Code:Realize〜創世の姫君〜 総合:☆☆

ゲーム原作、12話完結です。

・ストーリー
触れた他人は腐ってしまう体質のヒロイン。彼女、実は英国全体を巻き込んだテロのキーパーソン。彼女を利用して英国転覆を狙う勢力と、それを阻止しようとする一味との対決物語です。その対決の中で、手を直接握ることさえできない障害を乗り越えて、自分を抱きしめてくれようとする白馬の王子たちに出会うことで芽生える、ヒロインの恋物語です。

・演出
逆ハーレムものですね。女性って、こういうのに憧れるんですかね。

・作画
絵は綺麗です。等身大のキャラをアニメで自然に動かすのは、なかなか大変みたいです。

・音楽
サントラは普通。オープニングはまあまあ。エンディングは早見沙織さんだけど、「俺ガイル」の東山奈央さんとのデュエットエンディングの方が好み。

・演技
視聴者ターゲットから、男性陣が豪華なのは、そういうもんなんだろうな。逆にヒロインの早見沙織さんが珍しく、透明感ありすぎて空気みたいなのも、そういうもんなんだろうな。

原作は女性向けのアドベンチャーゲームだったんですねえ。ストーリー重視でいけば骨太重厚感溢れてもおかしくないお話だったのに、なんだかチャラチャラしたホスト系アニメだなあと感じたのも、なるほど納得です。ただ、このシナリオで、女性って喜ぶのか?イケメンさえ出していれば良いってわけじゃないと思うんだけど。女性なめすぎな気がするです。

2018年7月15日日曜日

アニメガタリズ

アニメガタリズ 総合:☆☆☆

ベースはあるみたいですが、ほぼほぼオリジナルアニメと言っていいのでは。12話完結です。

・ストーリー
アニメに詳しくないヒロイン女子高生が、子供の頃に見たアニメがなんだったのかを追い求めるうちに、いつの間にかアニメ道に目覚める物語。現実世界のお話だったのに、途中からアニメが現実世界を飲み込むカタストロフィーが始まり、現実世界を守るため、ヒロインの奮闘が始まる。

・演出
8話が神回ですね。
グッドラックライラック
何がいいかって、応援団の合いの手やら掛け声やらの盛り上げ方ですね。コールっていうんですか?アイドルってこれあってこそだな、と思います。

・作画
ダンスシーン以外は荒っぽいです。

・音楽
エンディングアニメは曲も含めて良かったです。

・演技
ヒロインの本渡楓さんでなんとか持ちこたえてくれた感じです。

最後はSFだかなんだかわからなくなっちゃった。普通にアニメを語る楽しさを前面にしたまま進めてくれてた方が良かったなあ。

2018年7月14日土曜日

デスマ

デスマーチからはじまる異世界狂想曲 総合:☆☆☆

現在進行形のラノベが原作。原作は未読です。12話完結です。

・ストーリー
夢だと思っていた世界で思いがけず強大な力を手にしても、高い志をもって何かをしようとするわけでもなく、異世界を観光旅行することを選んだ主人公の、転生、ハーレム、俺最強アニメです。主人公の見た目が柔らかいことや神レベルの力を持ちながら意外と小市民的な人格者なので、チートさも鼻につかずダラダラと観続けることができました。原作が現在進行形なので致し方ないのですが、設定の説明と、勧善懲悪のエピソードちょっとで終わっており、女の子たちとのラブロマンスの行方も、異世界の謎解きも解決されないままで、中途半端感は否めないけど、それでも消化不良ってほどでもないのは、ラノベ原作ならではの、軽く立ち読みしました的なノリで観られたからでしょうか。いや、主人公のノリが、もし自分が宝くじに当たったら選ぶであろう選択と同じ方向性だったからかもしれませんw

・演出
何かの行動を起こすたびにスキルを身につけ、それを有効化することで能力を使うことができるようになる、ゲームではよくある設定なのですが、この獲得したスキルの表示がちっちゃくて流れるのが速く、読み取れません。まあ、どうでもいい、些細なことなんですけどね。そんな些細なことしか気にならなかったほど、可もなく不可もなくといった感じです。

・作画
女の子は可愛いし、アクションもまずまず。魔法の表現は昔の普通、という感想です。描き込まれた絵柄ではなかったですが、キャラもそこそこ安定していましたし、テレビアニメとして普通に楽しむのに不都合はないかな、と思います。

・音楽
ポップなオープニング、ケルト音楽調のエンディング、良いと思います。特にエンディング、常に言ってる通り、ライブを聴いたわけではないので本当のところはわかりませんが、今の声優さんたちって歌もうまいですね。

・演技
やっぱり悠木碧さんに意識がいってしまいます。ただ、他のキャラもキャスティングが良かったのでしょうか、ポチ、タマでさえ、まあ、アリだな、と思えます。

切羽詰まった感がないので、気楽に観られる分、割と好きなアニメでした。

2018年7月12日木曜日

神様はじめました

神様はじめました 総合:☆☆☆

長期連載の人気漫画が原作、原作は完結しています。原作は未読です。
4月に再放送としてスタートし、これを観ました。シーズン1ですが12話完結です。7月からはシーズン2の再放送が開始されています。

・ストーリー
天涯孤独になった女子高生が路頭に迷っていたところを土地神に拾われ、土地神の管理していた神社を神として引き継ぎます。そこで出会う神使( https://ja.wikipedia.org/wiki/神使 )との恋に悩みながらも、神として彼女なりに頑張っていく物語です。
永遠のテーマ「異種族間恋愛(※注)」と神事を絡めて、引き込まれますが、恋愛要素の方が強すぎて、設定は高校生の青春ドラマに比べれば異質ではあるものの、普通のラブコメディに感じます。

・演出・作画
テレビアニメとしては普通じゃないでしょうか。少し粗いですかね。キャラもきっちりアニメ顔だし、漫画が動いているね、という感じで、作画的に何か特筆するようなことはあまりないです。ただ、細かく気を配っているとは思います。例えば、意表をついてキスされた彼女が、その体勢のままにしないで、そっと押し返す表現は、彼女の心情を言葉にしないでも汲み取れて、よかったんじゃないでしょうか。

・音楽
OP/EDは印象的です。詩がアニメーションや内容もきちんと拾っているだけではなく、静かな歌い方になんとなく惹かれます。宇多田ヒカルとか倉木麻衣とか一時一世を風靡していた人たちは、ブレスが嫌らしすぎるんですよ。そうなってもおかしくない曲なのですが、もちろんブレスは聞こえてしまっているけれど、変な表現にならないようにしてくれているところに好感が持てます。

・演技
三森すずこさんにつきますね。逆に、他の作品でも「あ、神様だ」と思ってしまっちゃうほど、インパクトが強い、と言えます。

※注 
異種族間恋愛とは人と人ならざるもの、異形のものとの恋の事。そこから生じる抗いようのない壁をどう乗り越えていくのかは、美女と野獣、広義にはロミオとジュリエット、ローマの休日も含め、大昔からの永遠のテーマとなっている(ソースは俺w)

2018年7月11日水曜日

劇場版「進撃の巨人」ファーストシーズン

劇場版「進撃の巨人」ファーストシーズン前編後編 総合:☆☆☆☆

むずかしー。正直、これだけで完結していないため☆3にしようか悩んだんですが、引き込まれずにはいられない作品そのものに敬意を払って☆4です。
原作は現在進行形の漫画です。既刊既読。漫画は絵もストーリーも荒削りな印象だったのですが、これでもかこれでもかと新しい発見の連続で、テンポよく進む展開がとても面白いです。荒削りだと聞いていたので、発表されてからだいぶ経つまで、漫画は読まないでいたのですが、ひょんな事で1巻読んだことから、一気読みです。

・ストーリー
まあ、原作の今の状況から考えると、この作品での設定は、すでに、破綻している状態なのですが^^;
天敵である巨人から、自分たちを守るために、高い壁を築いて、巨人の侵入を100年間防いで平和を保ってきた人類が、超巨大巨人の出現で壁を壊されてから、人類と巨人の本当の戦いが始まります。エルヴィン・スミスが団長になってからは、力任せではなく、知恵と知恵の戦いになっているところも見所です。
いやあ、それにしても人が死ぬ死ぬ。主要人物も死ぬ死ぬ。あまり人が死にすぎるアニメは好きではないのですが、この巨人の理不尽な強さを表現するにはどうしても必要なものと、このアニメについては、珍しく容認側に自分は立っています。死にすぎるとは言っても、フランツを助けようと必死で蘇生術を試みるハンナに「もうやめろよ」という理由になっている状態を、さすがにアニメ化にはできなかったようで、グロい表現は地上波らしい気配りで、幾分抑えられているようにも見えました、が、やっぱり死にすぎなのは確かです。モブが死ぬのは良くありがちだけど、これだけ主要人物がいなくなるストーリ展開は稀有ではないでしょうか。

・演出
とにかく、完結していないことに注意が必要です。
ただ、漫画既読の者としては、ひっきりなしに起こる状況変化(東京グールに比べればわかりやすい)によって、最新刊の状況は、連載開始当初の頃とは別世界になってるため、そういや、最初の頃はどうだったんだっけと思い出すダイジェスト版として相当ありがたいです。
冒頭の悲劇の演出は、漫画での表現を超えている、と思いました。そんなにくどい訳でもなく、観ていて居た堪れなくなりました。

・作画
特筆すべきは立体機動の表現です。これはもう、漫画じゃ無理。アニメにしてくれて、本当にありがとう、というレベルです。この迫力あるアクションを観るためだけでも、このアニメの存在価値はある、とさえ思います。
ただ、テレビアニメのダイジェストではあるので、アニメ映画のクオリティとしては少し劣り、必ずしもキャラが安定していたり、動画がスムーズではなかったりもするのですが、そもそも原作の荒っぽさに比べれば、全然許容範囲です。

・音楽
まあまあ、かな。サントラは、シーンをよく盛り上げていると思います。

・演技
アニを助けようとするエレンの会話に、これ以上話しても「不毛」と一言、剣を抜こうとする名シーン。エレンに、あなたが巨人に変身できないのは、アニに特別な感情があるんじゃないの、と迫る時の眼光の不気味さ、アニとエレンの格闘練習中に寝技となってエレンを倒したアニに対して「私にも教えて」と死んだ目をして迫る、もう、どうみても嫉妬だろそれ、のミカサ・アッカーマンにつきますw 客観的に見た感じ、エレンはミカサには家族に対するような愛情、アニに対してはもっと異性的な感情を匂わせているので、普通にいけば、この三角関係も面白かったのですが、この原作者の話の持っていき方、非凡だなあ、と思います。 ミカサは、エレンに対して通常は「かかあ天下」みたいな接し方ですが、エレンに反発されればすぐに従うし、とにかく自分の存在意義はエレンとともにある唯それのみ、という非常に強い盲目的な一途っぷりは、エレンに何かあった時の激昂ぶり、エレンが死んだと思った時の自滅願望にも現れていて、彼女のエレンへの依存度は相当なものです。リーヴァイ兵長を除けば当代随一の戦闘能力を持つ彼女の一途な思いが、彼女をとても魅力的にしていて、これを声の分野で見事に演じているのが石川由依さんです。

劇場版シーズン2がNHKで20日(19日深夜)に放送されるようです。そして、シーズン3もNHKから7月23日スタートで始まるとのことです。

2018年7月10日火曜日

メガロボクス

メガロボクス 総合:☆☆

一応、「あしたのジョー」が原作になるようですが、ほとんどオリジナルアニメ。13話完結です。

・ストーリー
ギアを使い身体能力を強化して殴り合う近未来のボクシングを舞台にしたアニメです。そこで戦うボクサーの中で世界トップを決めるトーナメントに、世界からハミ出されたアウトローが挑むお話です。チャンピオンと呼ばれるボクサーに挑むために数多の強敵を倒していくことになるのですが、その辺の筋書きは、古典的です。

・演出
キャラに魅力なく、設定も説得力が少なく、セリフは少々くさく、展開にいたっては不思議でいっぱい、観ていて苦痛に思える時もありました。良いこと言おうとして、滑っている感じです。最後まで観ましたが、何も残らなかったので、特にその必要もなかったかな、と☆2です。

・作画
キャラの安定感もアクションも上々じゃないでしょうか。

・音楽
OP/ED、サントラ、苦手な系統です。

・演技
トレーナー以外は、まずまずと思います。

全体的に気合が空回りしている印象です。
アニメーションの古臭さは如何ともし難いですが、どうせ時間使うなら「あしたのジョー」を観ることをお勧めしたいと思います。

2018年7月9日月曜日

ひそねとまそたん

ひそねとまそたん 総合:☆☆☆☆

オリジナルアニメ。12話完結です。
SFというよりリアルなファンタジーですね。

・ストーリー
話すと空気を読めない発言をついついしてしまうことを自覚し、ひとり遠慮がちに過ごしていた女性自衛官が、古来より国家がその当時の飛翔物体に擬態させ機密として扱って来た霊獣と出会い、彼女が孤独の存在であることで霊獣に受け入れられ、一体となって大空をかける相棒になり、国家の神事を果たす物語。

・演出
アニメでの表現があっているのではないでしょうか。
ヒロインの空気を読まない毒舌が何気に楽しいです。
起承転結がはっきりしていて、登場人物も尖っていて魅力的、エピソードも自然で、設定は超自然的なのに、なぜか納得して観続けられます。ストーリはドラマティックなのですが、作画や演技の力を借りて、なんだか最後までふわふわ温かい印象のアニメでした。

・作画
独特で温かい色調だなあと思ったら、背景に水彩画を多用し、動画をそれに合わせて調整しているアニメーションだそうです。自分はいいな、と思いました。

・音楽
普通にいいんじゃないでしょうか。オープニングは後半の巫女さん参加バージョンが好きかな。

・演技
豪華な顔ぶれですが、特に印象的だったのは、黒沢ともよさんのまた違った演技が聞けたことと、釘宮理恵さんの熱いクールっぷり、エドがヤクルトおばさんになっている、中田譲治さんはやっぱり耳に残るなあ、てとこでしょうか。

めちゃくちゃ感動するってわけではないのですが、なんとなくしっくりくるアニメでした。

2018年7月8日日曜日

ダーリン・イン・ザ・フランキス

ダーリン・イン・ザ・フランキス  総合:☆☆☆☆☆

オリジナルアニメ。24話完結です。
1話ごとストーリーへ感情移入できたりできなかったり、結構、波のあるアニメだったなと思いました。13話が特によかったです。一つの気がかりな謎が解け始め、話が大きく展開していきます。

・ストーリー
未来を奪われ心を失っていく子供達の中に、世界になんとなく疑問を持ち続けている感性の豊かな一人の少年がいました。彼は、ある時、自分と異なる種族の一人の少女と出会います。たった一人、世界に抗い続けて来た少女。その生き方を見て彼女を美しいと思った少年が、彼女に勇気づけられ未来を取り戻そうとする物語。
「同じだったんだ、俺も君たちと同じだった。戦うために生まれたことになんの疑問も持たずに、死ぬことも恐れなかった。でも、わかったんだ。そんなの生きているなんて言わない。俺は戦うために生きるんじゃない。生きるために戦うんだ」
それを気づかせてくれた少女とのプラトニックラブロマンスです。
あわせて、この二人を軸にして、子供達それぞれの未来が絡みます。
ロボットアニメにエロティックなものを大胆に取り入れた、と評価されているようですが、自分は、表現としてエロを連想させる手法をとっているものの、言いたいことはそこにはないように思っています。あくまで、未来を奪われていた子供達が未来を掴み取るための一つのプロセスに過ぎない、と理解してもらいたいために、あえて外連味のある表現を使ったのではないかと。
パラサイトになることで、短命に終わる定めを負わされた子供達、ココロの泣きながらのセリフ
「わたしたち、未来のことを考えちゃいけないの?」
今の社会へのアンチテーゼ満載です。
そして、ゼロツーのセリフ
「素敵だよ。君たちは素敵だ。君たちは自分の心で未来を選ぶことができるのかもしれないんだ」
子供たちにあきらめない勇気を、この作品は与えることができたのでしょうか。

・演出
アニメで表現してよかったアニメ、でしょう。
謎の提起とその回収の連続が自然で、ついつい引き込まれていきます。できるだけ謎を謎のまま残さない方針のようなので、観ていて欲求不満になりづらいです。ゼロツーの本心については、最後まで謎めいた雰囲気を保ったことで、行動を予測させませんでした。これも、作品の結果としてはよかったのかもしれません。自分としては、13話〜15話で、この二人の関係を固定化し、後半では彼らが周りに与えて来た影響の仕上げに集中してくれてもよかったのではないかと思っています。
また、よく考えると結構今起きている社会問題をテーマとして昇華して、アニメ化しているように観ることもできます。大上段に少子化、温暖化、環境破壊がどうだこうだと言っても、そうそう理解してもらえないでしょう。さりげなく、うまくすれば気づいてくれるかもしれない程度の思いを、制作さんとしてこの作品に込めたかったのはあったかもしれませんね。
このアニメでは、ナレーションで状況心情を語らせます。あまりスマートな演出とは思えないのですが、子供たちの気持ちを理解する上では、悪くなかったと言えます。

・作画
絵柄も、キャラの安定感も、動画の自然さも、アクションもテレビアニメの枠を超えてます。ズームレンズを動かしてパースペクティブを変化させる使い方、アスペクト比の効果的な変化。凝っています。

・音楽
オープニングもいいんですが、エンディング集、特に良いです。vol1の山下七海さんソロとvol2の坂上静香さんソロが、びっくり効果も手伝ってかもしれませんが、すごくよかったです。劇中曲も印象的で、一つの楽曲として聞けると思います。13話で使われていた曲はストーリもあって、印象に残りました。
1話の終わりをエンディングにつなげる手法をとるのですが、15話の赤いストレリチアになる場面、中島美嘉さんのオープニングを使ったのですが、これ、他になかったんですかねえ。。。。他の話ではうまくつながってたし、13話では涙ものだったのに。

・演技
みなさんよい!!。でもやっぱり早見沙織さん^^。あと、石上静香さんの動と静の演技の切り分けがうまくて、自分的にはナンバーワンでした。上村さん、13話のラストとか、この人しかいないな、と思う時の方が多いのですが、ときたま、どうしてそう棒読みな台詞回しなんだ、と気になるところもあったのが、少しだけがっかりでした。

ちょっと☆4とで悩みましたが、アニメでしか表現できないだろう点を考慮して☆5にしました。とにかく、半年、楽しかったです。

2018年7月7日土曜日

実験品家族

実験品家族  総合:☆☆☆

香港の漫画家が描く台湾コミックのアニメ化。11話完結。最終話を除き1話15分程度で残りの半分は声優さんたちの製作裏話で構成されています。原作は未読です。

・ストーリー
マッドサイエンティストの子供として生まれ、改造人間にされてしまった5人の兄弟姉妹が、両親の逮捕により、子供たちだけで世間に放り出されて悪戦苦闘する日常を描いています。4人目と末っ子以外は見た目からして人じゃなくなってしまうのに、割と半端に彼らを世間が受け入れているところが不思議です。彼らが戦うのは世間ではなく思いやりの上に成り立つ身内同士なのかもしれません。

・演出
アニメ向きでしょう。
しかし、ここで終わり、はないでしょう。続きありきでのシーズン終了はあまり好きではありません。その上、本当に続きがあるのかもわからないっていうのはいかがなものでしょうか。内容は☆4なのですが、結局、作品として完結していませんので☆を一つ落としています。ひょっとして視聴率の問題で打ち切り?てくらい、ちょっと唐突だなあ。

・作画
パステル調のカラーがいい感じです。可愛い女の子がおぞましい化け物に変わるところなど、流石に中華系のアニメ制作会社、思い切った表現です。

・音楽
サントラも印象的ですし、OP/EDも共に良いです。

・演技
ま、早見沙織さんですかね。

せっかく、好きなアニメだったのに、最後がひどい。

2018年7月6日金曜日

踏切時間

踏切時間  総合:☆☆☆☆

漫画のアニメ化。5分サイズ。原作は未読です。

・ストーリー
開かずの踏切を待つ人たちの物語。ペアものと高校生比率が高いかな。
1話目のインパクトがすごかったので☆5でしたが、徐々に慣れて来たのと、面白いシリーズと、そうでもないシリーズがあったため☆4にしました。
「二人の青春」シリーズ、「SNS兄妹」シリーズ、「私とはっさくおじさん」、「先生といっしょ」が特に面白かったです。

・演出
日常系なのですが、実写よりはアニメ向きじゃないかと思えるほど、うまい演出。
以前、いしいひさいちが、4コマを起転結結にすると駄目押しの面白さが出る、と自分の作品の説明をしていましたが、踏切時間では起承承転、で終わるような場合があり、一風変わったストーリー展開も新鮮です。

・作画
普通に良いのではないでしょうか。

・音楽
オープニング、いいですね。

・演技
はっさくおじさんの若本規夫さんのインパクトが強すぎて^^:

どちらかというと不条理系の4コマ漫画好きなのですけれど、アニメ化がうまくいっているのも相まって、このアニメは普通に面白いです。ちょっと簡単にまとめちゃいましたが、おすすめです。

2018年7月5日木曜日

多田くんは恋をしない

多田くんは恋をしない 総合:☆☆☆

オリジナルアニメ。13話完結。
ラストがこれで良かったのかなあ、と思う終わり方だったので、☆を3に落としています。BDに焼くことはないかな。

・ストーリー・演出
両親の死から感情を抑えて生きることを選んできた高校生の切ない恋の行方を描いています。ヨーロッパからの日本大好き留学生が巻き起こす学園青春ドラマです。主たる登場人物が写真部ということもあり、写真部の活動が日常になっているのですが、撮影会や、コンテストなどが、うまくストーリーを動かす道具立てとして機能しています。戦慄のニャンコビッグもね。
ちなみに、ヨーロッパからの留学生が大好きな劇中劇「れいん坊将軍」。まあ「暴れん坊将軍」なんですが、アニメの中でも語られているとおり、「虹の色を一つ、言ってみろ」「あ、あお?」「虹の色は虹色だ。成敗!」と合っている色を言っても結局、斬られてしまう理不尽な時代劇です。
さて、このアニメ、視聴者が自然に察することができるような演出を多用しているため、設定、背景(テレサの正体、アレクの正体、HINAちゃんの正体)を確信して、最初から観ていくことになります。なので、ダメだよ多田くん、テレサちゃん、とハラハラしながら観続けて、なんとか納得のいく展開で、二人がハッピーになってくれないかなと、いつの間にか願っています。そして期待度マックスで迎えた最終2話。自分は納得いかなかったので☆3です。
「ローマの休日」のエンディングってハッピーエンドですか?バッドエンドですか?自分は「ローマの休日」で、ああ終わる以外の結末は、物語を陳腐にしたのではないかと思っています。
主人公は過去の出来事から、ヒロインも立場的な問題で、真情をあまり表に出さないのですが、かわりに微妙な表情、仕草で二人の心の動きを表現していて、あだち充の漫画を読んでいるかのようです。だから、主人公には最後まで泣かないで欲しかったな。
ちなみに、このアニメ、なんとなく、この後が気になる演出です。二人がこれからどうなるのかはもちろんなのですが、HINA ちゃんがどうなるのか、とか、アレク、シャルルはどうするのか、とか、ラルセンブルクはどうなったのか、とか。13話できちんと完結しているので、消化不良というわけではないのですが、なんだか気になります。

・作画
まあ、普通かと。アクションもないし。

・音楽
OP/ED良いです。

・演技
男性陣が中村悠一さん、宮野真守さん、梅原裕一郎さん(ダリフラと同じく途中代役。杉田智和さん、役の重みもあるのでしょうが、さすが全く違和感なかったです)、櫻井孝宏さん、下野紘さんとえらく豪華。中でも宮野真守さんは変なテンションの男子高生をかろうじて直視できるとぼけキャラにしている演技力は相変わらずお見事!です。根が友達思いのいいやつなんでね。
女性陣は絶賛売り出し中のヒロイン役・石見舞菜香さん、「ハクメイとミコチ」でのミコチで美声を聞かせた下地紫野さん、なんでもやれる水瀬いのりさん、そして、筆者的注目度ナンバーワンの石上静香さんです。
石見さんがちょっと無理目な声での演技をしている感じで、ちょっと苦しくなる場面もあるのが少しだけ残念でしたが、役者揃いの配役で、安心して観られました。

時の洗礼を受けてなお、いまだに名作として残り続ける「ローマの休日」は、やはり偉大だったということで。

2018年7月4日水曜日

2018年7月スタートアニメ ファーストインプレッション

2018年7月スタートアニメ

最初の1話での感想です。期待を込めている部分、あります。

☆☆☆☆☆
ヤマノススメ サードシーズン
 さらに放送時間が伸びて15分番組に。
 ちょうど良い感じで落ち着いて観られます。
 あおいとひなたの関係を見ていると本当にホッとします。
 羨ましい世界もあったもんだ。
 1話を見て思い出したんだけど、
 あおいは内向的でぼっちだったんだよね。
 ひなたがその扉を強引にこじ開けたおかげで、
 本当に徐々にではあるけど
 あおいの世界が広がりつつある様子が微笑ましいです。

☆☆☆☆
はねバド!
 アニメーションがすごい。熱血少女漫画かと思ったら、
 思った以上にシリアスなオープニングにぐっと引き込まれる。
 声も良い。これは期待できるのでは。
 原作よりアニメの演出が良いのかもしれない。
 (追記)普通のスポーツものとは違う、暗めな展開が
     やはりいい感じです。バドミントンの動きも
     良くて、先が気になります。
プラネット・ウィズ
 オープニング見る限り、守備範囲外な気がしたのですが、
 委員長の登場で、しばらく観てみることに決定。
 さらに、ヒーローを倒すヒーローという謎の設定が
 面白そう。展開もかなりシリアスな模様。
 絵柄は子供向けな感じだったけど、ひょっとして面白いかも。
 ダリフラもフランクスに表情が現れた時、
 あれ?子供向けロボットアニメ?と思ったことを思い出した。
 (追記)☆3からランクアップ。
     戦闘シーンもフルメタ並だし、ストーリーも見応えがあります。
     なめないほうがいい気がして来ました。
暦物語
 以前にネットで配信されたものをまとめて地上波初放送。
 物語シリーズでは後半に位置する作品なので、
 これから観始めて良いものなのか、ちょっと不安です。
 珍しくしっとりとしたオープニングでいい感じのスタート。
 (追記)オープニングは話ごとに変わるみたいですね。
     怪異譚の収集。おしゃれなカット、
     低音の聞いたサントラ、音響効果など、
     演出がいいですね。声優陣も魅力的です。
 (追記)それが他の物語シリーズで語られているのか
     そうでないのかはわかりませんが、
     各話の前後に語られていない物語が存在していて
     それを憶測しながら観ていく形になります。
     説明過多でも不足でもなく、ちょうど良い感じなのが
     新鮮です。
進撃の巨人 シーズン3
 これだけで完結していない点を除けば、やはり安定の面白さ。
艦隊これくしょん
 再放送。もう過去のゲームになりつつあるけど、
 今になって再放送には何か意図があるのかな。
 ゲームは、かじってます。
 大破すると色っぽくなるのはDMMのゲームらしいかなw
 まあ、うまくアニメ化してますね。ウマ娘のように登場人物が多いけど、
 ゲームやっている人には問題ないかな。娘だらけで萌え要素満載です。
 以下蛇足。
 俗にいう海軍式の脇を締めた敬礼をしていますが
 正式な礼法は、海軍であっても陸軍と同じように
 二の腕は地面と平行になるよう肘を張って敬礼します。
 狭い艦内(特に潜水艦)で、隣とぶつかりそうな狭い時に、
 仕方なく脇を締めて幅をとらないようにしますが、
 艦上や陸上で敬礼する場合にはきちんと礼式に則って敬礼します。
 ゆゆゆの東郷さんが喜びそうなゲームですねえ。
 東郷美森は日露戦争でバルチック艦隊を破った
 海軍の英雄・東郷平八郎提督の末裔、
 乃木園子は同じく日露戦争で旅順を攻略した
 乃木希典将軍の末裔。からとってきたのかな?
 国防仮面でそれぞれ海軍と陸軍の制服着てましたからね。
 その時の東郷さんもやっぱり、
 俗にいう海軍式の敬礼をしていますが(以下同文)
BANANA FISH
 漫画「海街Diary」が話題の吉田秋生原作のアニメ化。
 この人の漫画は「吉祥天女」「カリフォルニア物語」しか
 読んだことないんですが、この「BANANA FISH」も
 代表作ですね。大人が楽しめるストーリー、
 リアルなので絶対アニメとは言いづらいのですが、
 うまくアニメ化している感じです。
殺戮の天使
 ゲーム・バイオハザードみたいだな、と思ったら、
 本当にサイコホラーゲームのアニメ化なんですね。
 いい感じです。
はるかなレシーブ
 熱血スポ根もの、好きなんです。女性が主役ならなお。
 バレーボールではなくビーチバレーの物語。
 これ、既視感あるなあ、と思って観てたら、
 原作は漫画だったんですね。読んでましたわ。1巻だけだけど。
 連載中みたいだけど、せっかくだから、アニメでまずは観てみよう。
はたらく細胞
 ナイスな設定ですな。厳密に考えないで例えとして楽しめば
 なかなか面白いと思います。
 花澤香菜さん、主役できましたね。早見沙織さんも出演。
 こみっくがーるずで主役張った赤尾ひかるさんも出演、
 ここしばらくは、細かい仕事をきっちりこなす感じでしょうか。
 絵柄はちょっと荒っぽいけど、総合的にはいいんじゃないでしょうか。
魔法少女隊アルス
 15年ほど前に放映されたNHKアニメの再放送。
 一昔前のディズニーアニメを見ているような作画です。
 これまた転生もの、と言えなくもないですが、伝統的に感じるのは
 なぜなんでしょう。テンポも世界観も、声・演技も、画も、
 キャラデザは昔の雰囲気ですが、書き分けもしっかりしていて
 ストーリーもなんか面白そうです。
 5話まで一挙放送でしたが、6話以降の再放送は未定みたいです。
あそびあそばせ
 漫画原作。ショートショート。作画、線細っ。キャラの変貌激しい。
 音楽もいい、効果的なクラシック調。
 オープニングがおやおやだったので、どうしようかと思ったのですが、
 ポプテピピックほどではないけど、微妙な不条理系ギャグが
 楽しかったので、とりあえず続けて観てみます。なにせ岸誠二監督。
邪神ちゃんドロップキック
 原作のWebコミック既読ありきでスタートしているような感じですが、
 なんとなく経緯がわかってくるので、まあいいかなと観られました。
 相当過激な描写で進むようで、舞台のこじんまりとしたアパート、
 破天荒な展開、実は壮大な世界観、これらのギャップが、
 割とツボにはまりました。
アンゴルモア 元寇合戦記
 気になっていた漫画がアニメ化。やっぱり面白そうだね。
 細部まで史実通りというわけではなく、大きな流れだけなぞった
 フィクションのようです。
ちおちゃんの通学路
 「からかい上手の高木さん」同様、アニメ化でがっかり、てことにならんだろうな。
 作画ももう一つだし。とにかく、野々村登場後のゲスの争いに期待しよう。
 (追記)やっぱり野々村の存在は重要なんだねえ。作画は荒っぽいけど
     話は面白くなってきました。原作で十分かどうかはこれから、かな。
ロードオブヴァーミリオン
 こいつら何してるんだ、という謎で引き込む出だし。かなり力を入れている
 アニメに思えます。逆に演出(脚本)に少し力が入りすぎてる気もします。
 設定とか世界観は面白そうなのですが、その辺が足を引っ張らないといいな。
 現状☆3なのですが、期待を込めて。
 (追記)まさかと思うが鬱展開じゃねえだろうなあ。
     どちらにしろ力を持つものが覚悟を決めるまで時間かかる展開は
     いらだつ。だって、知り合いを殺すことばかり恐れていて、
     そうでない人が死んでたり殺したりすることは気にしないんだもの。
ハッピーシュガーライフ
 名前と絵柄と声優さんたちに騙されるけど、のっけから不穏な空気。
 ダークファンタジーなのかな。展開はもろ百合だし、
 ネーミングなんてギャグなんだけど。花澤香菜さんまたきた。
 フルカウンター打つストーリーの方がやっぱり自分は好みですね。
 
☆☆☆
ライブライブサンシャイン
 夢のなかった高校二年生がある出会いをきっかけにやりたいことに出会い、
 頑張る物語。よりもい、バンドリに似ている。バンドリに特に似ている。
 動きがスピーディーでアニメらしく演出している。ダンスはいい。
 最近のダンスユニットは、昔なら個々が完全にシンクロしていたのに
 今時のアニメは微妙にずらしていてリアル。なのに歌はユニゾン。
 ユニゾンにすれば個々の歌の不味さは誤魔化せるけど、
 ジャニーズじゃないんだから、歌を売りにするなら、
 ちゃんとハーモニーにしましょうよ。
バキ
 絵柄は嫌い。奇想天外な物語だけれど、続きが気になる初回でした。
焼肉店センゴク
 まあ、5分アニメといえば、このくらいのクオリティだよね。
 ヤマノススメが凄すぎたんだ。普通にダラダラ見られそうではあります。
神様はじめました◎
 ファーストシーズンに続いてセカンドシーズンも再放送。
 なにかイベントでもあるのかな。
 ファースト前半では神様になることに必死だったななみが、
 後半からだいぶ趣が変わってきて、セカンドでは
 ほぼほぼラブストーリーになっています。周りが神々ってだけでね。
 ヒロインがめげないし強気なのがいいね。
 セカンドの方が画はよくなったねー。
BackStreetGirls ゴクドルズ
 ヤクザがアイドルになったことによるギャップギャグ、冴えてます。
 原作は途中でやめたんだけど、アニメはどうでしょう。
 とにかく作画の手の抜き方がハンパないなw
 アニメと漫画の差は声が当たってるかそうでないかしかないんじゃないか?
 設定は面白いので、もうちょっと様子見るかも。
 確か、組長が女子高生になる漫画もあったな。
陰陽師・平安物語
 ゲームの番宣なのかな。でも、5分アニメにしては作りはしっかりめ。
 ヒロインに釘宮理恵さんがいいですね。
大人の一休さん
 リアル一休の短編集。5分アニメ。再放送かな。一休(仏教)入門として面白いかも。
七星のスバル
 ソードアートオンライン系のラノベ原作アニメ。
 またかよ、と思うものの、死んだはずの幼馴染とゲームで再開という設定で、
 もう少し観てみようかと。NPCなら別に不思議じゃないけど、
 そうだとすると運営の悪趣味さ半端なし。
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術
 「人生にソロプレイの記憶しかないぞ」主人公の異世界(ゲーム内)転生もの。
 デスマ系オーバーロード系のラノベ原作アニメ。
 またかよ、と思うものの、とりあえず、これも様子みようっと。
すのはら荘の管理人
 春原を(すのはら)月見里を(やまなし)て普通に読むんですね。
 後年のピアニストでグレン・グールドを意識せずに
「ゴルドベルグ変奏曲」を演奏する演奏家はいないと思われるほど、
 この曲を演奏するのはハードルの高い選択かと思うのですが、
 同様に「管理人さん」と言えば「めぞん一刻」の音無響子が絶対神なので、
 そのハードルをこのアニメがいかにクリアするのか、興味のあるところです。
 どうも、お色気路線で行く感じなのかな、というのが最初の印象です。
 管理人さんに「ゆゆゆ」の安芸先生役・佐藤利奈さん。
 伊達に声優アワード受賞してませんねー。その他、主人公にキタエリさんとか
 結構な声優さん陣です。
闇芝居
 5分アニメ。ホラーもの。第6期。
 アニメというより紙芝居だし、ストーリーもそれほど奇抜じゃないけど
 結末を視聴者の推測に任せる展開は、まあ面白い。
 短編だし、とりあえずキープ。
音楽少女
 アイドル物語。売れないところから始まるみたいで、
 普通に面白そうなので、とりあえず観続けます。
 なんかありがちなお話に見えたんだけど、
 1話の最後のオチに意表を突かれたのもあり。
 エンディング曲(おっと、オープニングだったか)は
 上坂すみれさんも出てるのに小倉唯さんでした。
 ヤマノススメのここなの声でのエンディングより
 こちらの方が自然に歌えてるようで、よい感じですねー。
百錬の覇王と聖約の戦乙女
 ソードアートオンライン以降、猛威を振るっている転生もののアニメ化。
 幼女戦記やデスマあたりと同じくらいの年に発表されていますね。
 コンテストで禁止されるほど氾濫している転生ものの中でも、
 いまだに連載が続いているのはそれなりの魅力があるのでしょう。
 古代に転生し、転生前の世界ともつながっているため、
 未来の知識を利用して転生先を席巻しています。
 原作読んでいないので、これからの展開次第ですが、
 俺最強系好きには、なかなか爽快かもしれません。
スペースバグ
 ディズニー、ピクサーを観ているようなアニメーション。
 とりあえず、観続けます。
悪偶
 アニメは雑で、話もライトなオカルト系だけど、
 バレエダンサーがヒロインということで、
 続きが気になりました。
 天才には裏がある、不幸な生贄を取り込んでいる
 という設定。
Phantom in the Twilight
 花澤香菜さんと石見舞菜香さん。男性陣も豪華。
 女の子は可愛いがアニメは雑。
 早見沙織さんがヒロインで頑張ってたアニメ「Code:Realize」に
 同じロンドン舞台でホスト系の匂いがして、
 なんとなく似た感じだけど、お話はこちらの方が面白そう。
京都寺町三条のホームズ
 骨董品店の腹黒イケズ京男子と女子高生の恋物語を中心にした
 ミステリーアニメみたいです。
 今の所、エピソードが超感動的、というわけではないですし、
 女子高生の心の動きが秋の空にしても激しすぎるのが
 気になるのですが、鑑定や歴史の話を織り込んでくるので
 興味を持ちました。しばらく観る予定です。
天狼 Sirius the Jaeger
 ヴァンパイアかと思ったら、こいつら翼手なのか?
 作画といい、声優といい、かなり力の入ったアニメに思えます。
 とはいえ、「クジラの子らは砂上に歌う」と同様な嫌な予感を
 なんとなく覚えちゃいます。
 主役の声から「文豪ストレイドッグス」
 場面展開の激しさから「バッカーノ!」
 などに雰囲気がかぶります。
 さて、面白くなるのかな?
 (追記)いい感じですね。上村さんのいいところが出てるし、
     大原さやかさんの敵役は相変わらず素敵だし。
少女歌劇レビュースターライト
 宝塚の内側を描くようなアニメなのかと思いきや
 この世界の舞台設定は謎のまま第一話が終わります。
 音楽少女やライブライブサンシャインのようなわかりやすい
 面白さとは違う路線のアニメのようなので、
 これからの展開が気になります。
ハイスコアガール
 押切蓮介漫画が原作。これがアニメ化されるとは。
 原作の方が好みだけど、大塚芳忠さんのナレーションがいいね。
ゆらぎ荘の幽奈さん
 オタク御用達って感じのハーレムラブコメディですね。
つくもがみ貸します
 雰囲気がいいですね。期待度は高いです。

☆☆
ISLAND
 どうもこういう勝手な振る舞いをする主人公って苦手なんですよね。
 feelの割に原画も動画も今ひとつ。エロアニメなんでしょうか。
 田村ゆかりさんがLOST SONGと同じように歌姫っぽい役なのですが、
 それほど、歌がうまいと感じない上に、
 歌で出てるせいか、演技も今ひとつな感じなんですよねえ。
 (追記)なんかやたら威勢がいいくせに、なぜ戻ってくるんだ。
     シナリオ、変じゃないかな。
じょしおちっ!
 えろあにめ。
one room セカンドシーズン
 珍しい、主人公が視聴者となるアニメ。
 ファーストシーズンも1話切りだったけど、この手法なら、
 ゲームの方がよくないかな。
中間管理録トネガワ
 カイジのスピンオフ。カイジを知らなくてもウザいくらいのナレーションがあるので
 特に問題なく見られる。金貸しでシリアスかと思いきや、どちらかというとギャグ。
 ただ、金貸し、男臭すぎる、絵柄、続編、というところから、あくまで個人的な理由で
 視聴中止。食指がのびなかった原作漫画のアニメ化でもあるし。
 なので、否定は全くしていません。
オーバーロードIII
 前作途中でやめているので、こちらも回避です。
 観るならファーストから観た方が良いと思われます。
イケメン戦国
 5分アニメ。実在の戦国武将が2頭身3Dキャラとなって
 ギャグを繰り広げています。BL系のアニメなんでね。自分は回避です。
スポンジ・ボブ
 海外アニメまで、追いかける余裕もなく。
夢王国と眠れる100人の王子様
 日常に疲れた女性向け逆ハーレムアニメ、ですかね。
 女性向けパズルRPGとやらが原作みたいですし。
 ターゲットの人たちにとっては、十分面白いのではないでしょうか。
 作画もいいし、声優さんも揃ってますし。
働くお兄さんの2
 まあ、その1と同じように普通にダラダラ見ることになりそう。
ハワイアン・コヌ
 絵本が原作みたいですね。良い子向け。
ゾイドワイルド
 すみません、あくまで個人的な嗜好の問題です。
 小学生あたりは夢中になりそうなお話ですね。
 ただ、人の相棒を能天気に「これくれよ」とか言う主人公にはついていけません^^
 全部を全部まで観るわけにはいかないので、自分は回避します。
 シンカリオンも自分は1話でやめちゃいましたし。
バディファイト
 こちらも個人的な嗜好の問題です。
 子供達には楽しいアニメかもしれませんね。
千銃士
 艦艇が娘になったり、刀が娘になったり、馬が娘になったり、城が娘になったり
 転生モノも大流行りですが、こういう性格づけをしやすい、元があるモノを
 擬人化させたゲーム、多いですね。そういったゲームのアニメ化の一つ。
 ただ、千銃士は萌えをあまり前面に出しておらず硬派な感じで進んでいくようです。
 ホスト系なのは間違いなさそうなので、とりあえず、やめておきます。
深夜・天才バカボン
 劇中の途中で切れたぞ。演出に思えないんだけど。フルメタル・パニック!TSRの
 ラストシーン(本編の尺が30分より長かったので仕方なかったとはいえ)
 バサっと消された時並みの苛立ち。特に思入れもないので、回避。
Free! Dive to the Future
 可愛い声をしたガタイのいい男子が集う水泳物語。
 どうもピンとこないのですが、3話までは観るかな。
 (追記)等身大の大人の自然な動画、自然な表情、安定したキャラ、
     アニメのレベルは高い。主役の二人はいいんだけど
     周りにちょっと演出過多な登場人物がいるのが鼻につく。
     コーチがウザいアニメに、最近多く出会うなあ。
ぐらんぶる
 冒頭のやけに仰々しいテロップに、唯一☆1つけてる「王様ゲーム」ライクな
 ものを感じたのですが、ああ、これか。漫画でもお試しで読むのヤメたやつだ。
 最後まで観ないので、感想は控えますが、ロマンスは気になるものの
 多分☆の数は最後まで観ても変わらないかな。なんかダイビングする人に
 ちょっと失礼な気もします。同じような系統として水球漫画の
 「ハンツーxトラッシュ」もあげておきます。
 (追記)2話現在でもダイビングに入りませんが、どうやら、これから
     本題に入って行くような気もします。もうちょっと観てからですねー
兄につける薬はない
 5分アニメ。雨宮天さんに中村悠一さん。安心のギャグ漫画。
 なので、ある意味予想できるオチ。
 オチへの入りは間髪入れずに一気に畳み掛ければ良かったのに。
 なんか、シーズン2と放送が入り乱れている感じなので定期的に観るのは
 やめました。
教えて魔法のペンデュラム
 15分アニメ。花守ゆみりさん。中学生が主役みたいですが
 小学生向けのアニメみたいです。絵は可愛いし綺麗だけど、枚数は少なめです。
 学校生活でよくある悩み事を魔法の力で前向きな気持ちにしてもらう
 王道魔法少女ものですね。対象の人たちには良いかもだけど、
 自分はさすがに途中でやめちゃうかな。



番外
Thunderbolt Fantasy
 人形劇だった。でも、今の人形劇はすごいね。お話も面白そうだし。

2018年7月3日火曜日

LOST SONG

LOST SONG  総合:☆☆☆

オリジナルアニメ。

・ストーリー
歌うことで世界を変えらるほどの力を持つ二人の女性の物語。
王国のために力を強制される歌姫フィーニスと、歌の力が災いを招くと田舎に隠されてきたリン。彼女らの運命線が絡み合ったとき、本来の歌の力が姿を表します。しかし、その代償として、、、。
タイムリープものであり、悲壮さが蓄積されていくストーリーは「シュタゲ」や「まどマギ」にも似たスパイラルに陥っていきます。三作品とも、その運命にどのように抗っていくのかが語られるのですが、「シュタゲ」「まどマギ」に比べると「LOST SONG」のスケールは小さく感じます。「LOST SONG」も『宇宙規模』の展開ではあるのですが、どうやっても結果に抗えない『運命』による束縛をテーマにした「シュタゲ」や、神の領域にまで到達する『まどマギ』の宇宙の真理の変更にくらべると、あくまで、即物的な変化で止まってしまっているのが、こじんまりとした印象を与えているのでしょう。

・演出
アニメで表現した方が良い、内容のお話ではあります。

・作画
普通に良いのではないでしょうか。テレビアニメとしては、割としっかり見せてくれます。

・音楽
挿入歌が多いのですが、二人のヒロインの歌唱は特筆するほどのものではないように思えるのが残念です。役柄の声を使用しなければならない足かせは同情しますが、それでも、どうなんでしょう。他の声優さんはもうちょっとうまくこなしていると思うのですが。

・演技
二人のヒロインとも、歌に集中しているせいか、演技、というか声の当て方ですかね、あまり上手だな、という感じはいだけませんでした。歌のアニメなのに、これは致死率高いです。せっかく茅野愛衣さんが出てたのに。

悠木碧さんと東山奈央さんあたりだと、だいぶ印象の異なる作品になったのではないですかねえ

2018年7月2日月曜日

ピアノの森 vs 四月は君の嘘

ピアノの森  総合:☆☆☆
四月は君の嘘 総合:☆☆☆☆☆

両作品とも漫画が原作で完結しています。
「ピアノの森」は来年1月から第2期が始まることが決まっており、原作の途中、ショパンコンクール一次予選までが描かれています。漫画は3巻まで既読です。劇場アニメは未視聴です。
「四月は君の嘘」は漫画通り、アニメも2クールですでに完結しています。漫画は既刊全巻既読です。実写映画も視聴済みです。
ピアノの演奏家を主人公にしている点で両作品とも共通しており、このほかでは「のだめカンタービレ」が有名ですかね。「のだめ」は実写の演出や上野樹里さんが良かったです。漫画は全巻既読ですが、アニメは観ていません。
音楽漫画は音楽をどのように画や台詞で表現するかで面白さが変わってきますが、曲そのものが流れていると、もっとスッキリするだろうな、と思うこともしばしばです。しかし、アニメ化するにあたって、漫画での表現を、そのまま演奏として表現することができなければ、漫画の面白さをスポイルしてしまう結果になるため、むしろアニメ化には難しさが伴うのかもしれません。

・ストーリー
「ピアノの森」
誰にも弾くことができない森の中のピアノが、夜になると勝手に曲を奏でる、という謎めいた雰囲気から始まります。この壊れたピアノをただ一人弾ける少年が、その天性に将来を嘱望されながらも不幸な事故により落ちぶれていた小学校教師と出会うことで、才能を開花し、世界へと羽ばたいていく物語です。
つかみは素晴らしかったのですが、劣悪な環境で生まれた少年が、ピアノを通して成長していく過程やピアニストとして成長していく過程について、アニメではさらっとしすぎていて、いつの間にかそうなっちゃたのね、という感じです。
演奏の表現も、玄人好みの批評が多く、インパクトにかけ、なんだか、いつの間にか上手くなって、いつの間にかコンテストで人に感動を与えているぞ、よくわからないけど。でも、そもそも、もともと天才だったんじゃなかったっけ?この子。てな感想になってしまいました。ライバルも出てくるのですが、なんか単なる当て馬みたいで。ピアノでのライバルヒロインも印象は薄く、「四月は君の嘘」でのライバルやライバルヒロインのような強い個性に及ばないのも残念です。
「四月は君の嘘」
ピアノを弾けなくなったコンテスト特化型の元天才少年が、作曲家を無視してヴァイオリンを弾く一人の謎の少女と出会うことで、自分を取り戻し、さらなる高みへと飛躍するストーリー。また、幼馴染の女の子との微妙な三角関係を絡めながら進む、切ないボーイミーツガールの物語になっていて、こちらがメインストリームと言って良いかもしれません。
演奏の表現に、色を使ったのは非常に効果的でした。ヒロインがピアノ弾きではなく、ヴァイオリニストであることも、演奏と恋の行方の相乗効果を引き出していました。
ストーリーに関しては文句なく☆5です。それでも☆4としたのは、円盤買わなくても、原作で十分だろうと思ったためです。(2020年1月27日修正。原作好きが嵩じすぎていました。テレビアニメでこの作画のクオリティ、漫画の演出を昇華した動画、しっかりキャラを表現してくれたキャスト陣。これで☆5にしなかったら、他を☆5にしづらいと、繰り返し観る度に、思いを強くしました。)

・演出
「ピアノの森」は、アニメである必要性は、それほど感じません
「四月は君の嘘」も、本当なら、実写でもなんとかなりそうなのですが、相当な制作陣と芸達者な役者が必要だったのではないかと思います。実際、実写映画は。。。。。。。上野動物園にパンダを見に行ってきましたが、寝てました、て感じですかね。
アニメ「四月は君の嘘」の演出はアニメの表現を十分に生かしていたと言えると思います。ピアノの演奏そのものを理屈で説明しているだけではない原作の勝利ですかね。
やはり、演奏の力だけで、音楽モノをアニメ化するのは難しそうです。プラスアルファの表現が必要なんだなと思いました。

・作画
演奏シーンがリアルで素晴らしい、と評された「四月は君の嘘」ですが、技術の進歩は凄まじく、後発の「ピアノの森」の自然さ滑らかさには、どうしても劣って見えてしまいます。ただ、アニメ本来の魅力に、この演奏シーンの優劣は、あまり影響していないのではないでしょうか。

・音楽
クラシックですからね。年月という荒波を耐えて今に残った作品群にケチのつけようはありません。ピアノの森のエンディング曲は良かったです。悠木碧さんです。劇中に出てたっけ?と思ったら、便所姫役で出てました。相変わらず気づけません。

・演技
「ピアノの森」
安定のキャスティング、て感じでしょうか。
「四月は君の嘘」
主人公役の花江夏樹さんは「ピアノの森」ではライバル役もやっているんですね。
ヒロインの種田梨沙さん、ライバルヒロインの佐倉綾音さん、共に好演しています。
ピアノでのライバルとして早見沙織さん、気合の入った演技もさすがですね。
他にも実力者が多く出演しているのですが、見た目もパッとしないし恋愛経験なしのクールなBL好き、それでいて、ちょっとしたスパイスを足してくれる柏木さん役の石上静香さんが気になっちゃいます。今度ちゃんと書きますが、ダリフラエンディング曲集Vol2でのソロの歌唱は、vol1の山下七海さんの時と同じように、ちょっとびっくりするくらい素敵でした。ライブ聴いてこその歌唱力、とは思うんですが、いい意味で意表を突かれました。


そもそもピアニストが主人公ということで同列に並べてはみましたが、根本的に両作品のテーマは異なっていて、ピアノコンテスト物語とコンテストを媒介としたラブストーリーとの違い。楽しめる要素の多く詰まった後者の方が、面白く観られるのではないでしょうか。

2018年7月1日日曜日

妹さえいればいい。 vs ヲタクに恋は難しい

妹さえいればいい。 総合:☆☆☆
ヲタクに恋は難しい 総合:☆☆☆

両方とも現在進行形の漫画が原作です。
二十歳を超えた大人同士の恋物語同士。以前に感想を投稿したReLIFE、ネト充のススメと同じカテゴリー扱いです。この4作品を並べてみると、一番非現実的だけど、ゆえに、アニメとして一番印象深かったReLIFEが、自分としてはオススメです。

・ストーリー
「妹さえいればいい。」
若くしてラノベ作家となった主人公を取り巻く作家や編集者を描いた物語。クリエイターとは、という点では、制作陣の狙いほど、リアルさは感じません。なんとなく「こみっくがーるず」と似た設定ですが、そこは大人の世界、複雑な恋愛関係も絡んできます。ドロドロせず、かといって、ウジウジもせず、なんとなく流れに身を任せているような雰囲気に妙な現実感があり、むしろ、こちらの話こそがメインテーマだと思いました。複雑とはいえ、基本主人公のハーレム状態です。にも関わらず、はっきりとはさせていないもののステディはしっかりと二人の中では決まっているため、結局、その他の女性たちは色恋沙汰に過度に苦しめられることもなく、前向きにやりたいことを見つけていきます。良い意味でアニメらしくない展開のおかげで、自分としては楽しむことができました。ペアが決まっていて、障害があっても、そこにブレがないと安心して見ていられる、そんな関係を描くストーリーに自分は好感を持つようです。
「ヲタクに恋は難しい」
オタクだと知られると必然的に失恋に至ってきたヒロインが、今度こそは隠し通すと転職した先で出会ったのが、幼馴染のオタク男子。ときめいた訳でもないのに、オタク同士なら楽に付き合えるから、と始めた恋人関係が、徐々に恋愛へと変化していく様子を描いています。なんとなくお見合い結婚みたいな展開だな、と。悪くない恋愛の形だとは思うのですが、オタクの生態が深掘りされている訳でもなく、だらっとした恋模様を見るアニメになっていて、可もなく不可もなく、といった感じでしょうか。

・演出
両作品とも、アニメである必要性は、それほど感じません。

・作画
絶賛するほどではありませんが、アクションシーンが多いわけでもなく、テレビアニメとして普通に観られるかと思います。

・音楽
「妹さえいればいい。」のエンディング曲、「ヲタクに恋は難しい」のオープニングが良かったです。

・演技
基本、ほぼほぼ声優さんにつけるケチはありません。その上であえてピックアップ。
「妹さえいればいい。」
辛い過去がありながら、救ってくれた主人公への偏執的とも言える愛情と、それゆえに今を明るく振る舞える、少し病んだ女の子を、行動や言動は過度で過激なんだけれど、そこに不自然さを感じさせず、そうなった背景を透かしてみせるような金元寿子さんの演技が、可児那由多を魅力的なキャラにしてくれています。
「ヲタクに恋は難しい」
エンドロール見るまで気づかなかった桜城光役の悠木碧さんに、ここでもびっくり。キノをさらに大人にしたような声質の演技でご登場されています。
ヒロインの相方の演技がオタクというより根暗に感じるのが難点ですかねえ。