2019年6月2日日曜日

2019年春アニメ 最終コーナー

2019年4月スタート春アニメ
上にあるほど面白い、と思ったアニメです。
アニメ感想インデックスはこちら

☆☆☆☆☆
・鬼滅の刃
  連載中のジャンプ漫画原作。
  あれあれ?w最近のジャンプってこんな感じなのか?w
  どろろも良いけど、このアニメの作画は久々に感動もの。
  シリアスな展開に心臓を掴まれる様な感覚を味わえる。
  展開・設定はそれほど珍しい感じではないけど、
  とにかく一人一人がかっこいい。
  テーマがスタンダードゆえに自由度が減り、
  それと引き換えに個性が際立つようなアニメ。
  1話では主役の花江夏樹さんの優しいアプローチに対し
  突然現れた鬼退治に松岡禎丞さんのクールな台詞回しが
  それぞれを引き立てています。
  それ以降は大塚芳忠さんと花江さん。
  これらの絡みによって
  アニメ化に成功しているんじゃないかと思います。
  ヒロインの鬼頭明里さんも気になっている声優さん
  ですが、ずっと猿轡されたままw
  坂本真綾さんもここでは落ち着いた大人の女性登場です。
  音楽に梶浦由記さん参加でサントラも良い。
  作画も抜群にいいし今期のアニメはこれで決まりでしょう。

☆☆☆☆
・フルーツバスケット(2019年リメイク 1期)
  「花とゆめ」連載完結済み漫画のアニメ化。原作未読。
  一度2001年にアニメ化されていますが、
  原作者がしっかり監修に加わっての完全リニューアル。
  若干動画に不自然な点があるものの、絵柄も作画も脚本も
  演技も設定も音楽もとても良く、原作の力を感じます。
  本編最後までをアニメ化する、とのことですが、
  最後まで、余程のことがない限り2期以降も見続けると思います。
  妖系のファンタジー基調の物語で、十二支がモチーフ。
  曲はオープニング・エンディングともに良いです。
  声優陣はヒロインに石見舞菜香さん。あってます。
  彼女の友人に種崎敦美さん、佐藤聡美さん。お母さんに沢城みゆきさん
  男性陣もこれから出てくるキャラも相当豪華です。
  演技に不安なしです。
  基本的に「女の子が試練にあいながらも前向きに頑張る」
  アニメが自分は大好きで、このアニメも、
  穏やかに時は流れていますが、この系統に属するところから
  派手さはないもののとても惹かれて観ています。
  原作と演出、石見さんの力、ですかね。
・キャロル&チューズデイ
  登場人物の背景設定を非常にスマートに紹介してくれる
  第一話導入部。
  これだけシンプルかつ華麗に引き込ませるアニメは久しぶり。
  自然でクールな脚本(エピソード、展開)、
  絵も良い。音楽も良い。キャストも良い。
  高いクオリティのオリジナルアニメ。
  島袋美由利さんと市ノ瀬加那さんがヒロイン。
  脇には明るい大塚明夫さん。
  これに対抗してくるのが
  上坂すみれさんと暗い神谷浩史さんコンビ。
  入野自由さん、櫻井孝宏さん、宮野真守さん、堀内賢雄さん、
  坂本真綾さんらも脇を固めてくる。
  最近隆盛を極めているガールズバンドものとは全く異なる。
  人が火星へ移住し普通に生活することができるようになった近未来。
  誰でもない者が何者かになろうと集まってくる都市。
  その場所で、溢れ出す自分の気持ちを抑えきれなくなった
  音楽に魅せられた女の子たちが、ミュージシャンへの道を歩み始めた。
  ただ、最近のアニメには珍しくダブルボディ(声優でもいうのか?w)
  なのが、若干違和感があります。
・ACCA13区監察課(再)
  完結している漫画原作。2017年冬アニメ全13話の再放送。
  絵柄も特徴的だけれど、雰囲気が良い。
  大人向け、シリアスミステリー調の陰謀渦めく展開を飄々とした
  主人公を中心に100年間平和が続いた王国に漂う不穏な空気。
  そして意外な設定が明らかにされていくことで、
  1話1話予断を許さず観続けることができます。
  声優さんも実力派を集めていてアニメの品を高めています。
  もうすでに見たことのある人には、何言ってるの?て感じでしょうが
  かなり楽しんで見ています。
  妹・悠木碧さんがキーパーソンになりそうな。
・八十亀ちゃんかんさつにっき
  愛知県出身の戸松遥さんヒロイン。
  主人公を除いてwちゃんとキャラの出身地と同じ
  声優さんを当てているこだわりw
  「このアニメはフィクションであり・・・」
  のような最初のお断りにバリエーションがあり、
  終わった後に地域限定と思われるCMが流れるなど
  5分アニメだけど手が込んでいます。
  しかし名古屋、大都市なのにいじられる不思議w
  ストーリーは文化紹介系なので、
  ゾンビランドサガと比べるのは難しいですが、
  絵も可愛いし、声優さんもいいし、
  目の下に隈を作った主人公の群馬よりは
  観続けるのに抵抗がありません、
  地方ネタアニメとしてもギャグアニメとしても
  今の所、一番面白いかな。
  エンディングはとっても良いけど、売り方がなんか変。
  戸松遥さんに悪影響がないようにしてくれw
・ワンパンマン 2期
  1期の爽快感は薄れてしまいましたね。
  水戸黄門が印籠を取り出すまでの人情劇が
  やたら長くなった印象で、1期より少し退屈です。
  その分、登場した時の期待度は高くなるのですが、
  流石にワンパンで決めちゃうヒーローだと、
  そこをドラマティックにするための工夫にも
  限界があるんじゃないかと思えてしまいます。
  前回はちょっとしか出なかった早見沙織さんのフブキ、
  悠木碧さんのタツマキの出番はやっぱりそれほど多くはありませんw
・文豪ストレイドッグス 3期
  3期ということで、様子見てたんだけど、相変わらずカッコはいい。
  実写でやったら相当キザ過ぎて食傷気味になるであろうキャラクターを
  アニメならではの演出で、クールに見せています。
  お話もちょっと小難しくて面白いし、
  作画もかなりのもんです。
  ただ、どうしても、なぜに文豪?
  オリジナルキャラでも十分面白いと思うんだけど。
  スター俳優のネームバリューを使って、
  プロモーションするお正月映画みたいな品のない設定が、
  どうしても引っかかってしまいます。
  その辺のわだかまりにとりあえず目を瞑ることができれば
  2期よりも面白いスタートです。
  あと、同じ異能バトルの「ジョジョ」に
  戦闘の分かりやすさとバトルの奥行きで負けてるように感じます。
  つまり、力任せに叩き合ってるだけに見えちゃう点が
  バトルものとしては残念なところでしょうか。
  ド派手な異種格闘技を観客として見ている、
  かっこよさ、爽快感だけをひたすら楽しむ感じです。

☆☆☆
・MIX
  タッチの続編、と言っていいのかな。
  あだち充の漫画は間が独特で小説で言えば
  行間を読ませるような演出が最大の特徴だと思うんです。
  単行本1冊、普通の漫画の半分くらいの時間で
  読み終わる^^(最近だと押見修造も相当速く読めるけどw)
  これをアニメにすると、どうしても、漫画とは
  ちょっと違う作品になってしまう感じがしてます。
  この独特な間が、複雑な三角(多角w)関係に
  非常に有効に作用していて、あだち充好きには
  たまらないわけです。
  その間をこのアニメではナレーションで埋めていく感じですが、
  あだち充作品のアニメ化は
  やっぱり難しいんだなあ、という印象です。
  ただ、花澤香菜さん登場で4人プラスアルファの
  複雑な関係、ベースとなる野球漫画として、
  徐々に体裁を保ってきたので、
  面白くなってきたと思うようになりました。
・さらざんまい
  合羽橋で河童の話か。
  何がどう展開するのか予想不可能な
  とっても変わったテンポと雰囲気。
  作画もいいですね。
  ただ、ここへきて、若干使い古された友情話に
  少々食傷気味。
  さらに得体の知れない警官の登場が混じりあい、
  着地点が見えなくなってきました。
  元から展開は独特ではあったけど。
・ひとりぼっちの〇〇生活
  漫画原作、花田十輝さん脚本・シリーズ構成。
  絵はかわいい。
  確かに自己紹介とか自分も相当嫌いな方だけど、
  ちょっと行き過ぎると、だんだん見ているのが辛くなってきます。
  ネガティブが過ぎるアニメが最近多いんだけど、
  そこまでの演出をしなくてもなあ、と思います。
  このアニメのネガティブさが
  限界ギリギリかな。
  周りの友達たちにすごく助けられている印象です。
・HUNTERxHUNTER(再)
  ジャンプ漫画原作。原作未読。
  ジャンプ漫画らしいアニメじゃないでしょうか。
  この再放送で初めて知る状態。
  流石に人気の作品だけあって、
  なんの前知識がなくても惹きつけられます。
・川柳少女
  4コマ漫画原作。ヒロインに花澤香菜さん。
  ヒロインは
  「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」
  「古見さんはコミュ症です」
  などのヒロイン同様コミュ症だけど
  川柳を書いて他人と割と積極的に
  コミュニケーションをとります。
  花澤香菜さんが喋らないと
  全く無音のままドラマが続いていく様子が
  演出された回が面白かったです。
  雰囲気は「あっくんとカノジョ」。
  アニメイズム枠で15分アニメ。
  「みだらな青ちゃんは勉強ができない」
  との2本立て。
・超可動ガール1/6
  オタクにとって夢が実現する!
  フィギュアが実は親指姫だったという設定。
  かわいい設定だとは思うけど、
  ほんとにこれで萌える人がいるなら、
  ちょっと引くかな。と言ってたんだけど、
  萌えはしないけど、ライバルキャラが出てきたことによる
  ドタバタ感の中、ヒロインが、なんか可愛らしく思えてきましたw
  オープニング曲は自分的ヒット曲。
・異世界かるてっと
  デフォルメ化された
  ー幼女戦記
  ーこの素晴らしき世界に祝福を
  ーオーバーロード
  ーRe:ゼロから始める異世界生活
  のメンバーが謎のボタンを押すことで、同じ異世界に
  飛ばされ学生にw
  学園内でドタバタ喜劇を巻き起こす、スピンオフアニメ。
  これだけのアニメのコラボとは珍しいし、
  それぞれのアニメの相乗効果を有効に利用して
  面白くしています。
  このすばのメンツは常にうるせーw
  幼女戦記のヴィーシャはやはりデフォルメ化された方が可愛いw
・賢者の孫
  転生・最強・学園ラブコメ。
  設定、世界観をまずは説明してくれて
  ボーイ・ミーツ・ガールイベント発生。
  よくありがちな転生・チートものに見えるんだけど、
  その圧倒的な強さをむしろ売りにしているところが
  清々しい。
  さらに、最強故に、彼をめぐる争いという
  暗い影を伏線として見せているので、
  これがどういう展開を見せるのかを
  期待して観ています。
・機動戦士ガンダム the origin 前夜 赤い彗星
  (OVAの再編集を放映、らしいですが、
   自分はOVAを観ていないので、未来予測wは
  間違っているかもしれませんw)これは困った。
  設定の変更などより、やっぱ声優さんの変更は効くなあ。
  今のところ変わってないのはギレンだけか。
  これからかもしれないけど、あとはアムロ、カイ、シャア。
  作画が進歩した反面、表情や所作が大げさになり過ぎ、
  それに合わせる感じで演技も引きずられて、
  漫画版であった、キャスバル vs キシリアの キャスバルの威厳や
  キシリアの男前ぶり、ドズルの可愛らしい面などが、
  スポイルされてしまっています。
  田中真弓さんを持ってしても、の感じなので、
  演出、ちょっとやりすぎ、に思えます。
  ハモンの沢城みゆきさんは良かったです。
  ララァの早見沙織さんも間違いない、とは思いますが、
  このクールでララァ登場まではいかないんじゃないかな。
  池田秀一さんがシャアのままなのはすごい。
  宇宙戦艦ヤマト2022で「さらば宇宙戦艦ヤマト」を
  台無しにしてくれたのと、同じことにならなければいいのですが。
  自分が、ヤマト以上に熱烈なファーストガンダムのファンなのを
  差し引いても、なんか不安を感じます。
  だって、漫画版は特に違和感なく読めたので。
・フェアリーゴーン
  P.A.WORKSオリジナルアニメ。お仕事シリーズ以外にも作ってるんだね。
  まあ、当たり前だけどw「からくりサーカス」のような、
  「天狼」のような、ジョジョのような。
  設定は似た感じがあるけれど、展開はしっかりオリジナル。
  妖精そのものではなく、
  戦争のために作り上げられた妖精をまとった人間(妖精兵)が
  戦争が終わった後の世界でどのように生きていくのか。
  まだまだ謎の多い導入部だけれど、これが徐々に解明されつつ、
  大きな世界の理の変化へとつながっていくのではないかと期待できます。
  と言いつつ、すでに2ヶ月過ぎてます。
  ようやく全土の事情も紹介されてる状態で、2期以降もあるのを前提にした
  じっくりとした展開。なんだかまったり観ています。
  現段階では幼馴染の件とか黒の魔法書とか国内闘争とか大戦中の禍根とか
  伏線が張り巡らされていて、意識があちこちに巡らされ、
  煙に巻かれてるんじゃないかと感じてしまいます。
  P.A.WORKSですからね。しっかり伏線を回収して、すごい大作になる、
  ことを期待して観続けるとは思います。
  恨みと命の恩が大きな動機付けになっている二人の少女のお話が
  物語の核なのは、間違いない、とは思うんだけどな。
  ジョジョの「スタンドを利用した白熱のバトル展開」を土台に、
  「弱い人を食い物にする悪を滅ぼそうとする崇高な思想」を根幹とした
  スマートでわかりやすいアニメとは異なり、
  妖精兵が売りのように番宣しているものの、スタンドのような
  個性的な特徴にはほとんど触れられず、大戦後の混乱を
  社会性のあるドラマ仕立てにしたような展開で、なんとなく
  大人受けを目指しているのかな?と錯覚するような印象です。
  感想からして迷走している通り、アニメ自体も迷走している、
  そんな感じです。
  今期は市ノ瀬加那さんのターンかな^^ダリフラ・イチゴ役で
  一気に知名度あげたみたいですね。
・SHOW BY ROCK!! (1期)(再)
  ロック大好き、ギター大好き女の子。引っ込み思案で
  軽音部になかなか入部できないでいたが、スマホを経由して
  異世界に飛ばされる。その世界では音楽が圧倒的パワーを持っており
  彼女のギタースキルを活かせる世界だった。
  制作サンリオ。普通の世界やシーンでは普通の作画だけれど
  肝心の場面ではねんどろいど系3DCGに作画が変わり、
  サンリオキャラを全面推し。
  なんだか変わった世界観だけど、サンリオだからダークに
  振られることはない安心感と、現時点の3DCGでは
  ねんどろいどのようなキャラの方が自然に動くので、
  なんとなく面白おかしくで観られます。
  稲川英里さん、上坂すみれさん、沼倉愛美さん、佐倉綾音さん
  でバンドを組み、演技も歌も結構いいです。
・真夜中のオカルト公務員
  都内に人知れず跋扈する妖などの異形の存在・アナザー。
  彼らは通常、人に干渉しない様に暮らしているが
  稀にトラブルを起こし、人の社会に影響を与える。
  これを収めるため各区に置かれた夜間地域交流課。
  そこに一人の新人が配属された。彼には他の職員にはない
  アナザーの言葉を理解するという特技を持っていた。
  安倍晴明の生まれ変わりなのか、この新人公務員が
  アナザーのトラブルを解決していく物語。
  設定はいいんですが、
  力を持っているようで持っていない主人公と
  それに取り付くような変な神様が、
  話の流れをおる、というか、
  変な方向に持って行きすぎている感があります。
  1話で見せた人情もの以上の欲をかかない方が
  いいんじゃないでしょうかね。
  夏目友人帳とか蟲師とか、いろいろライバル多いので、
  何か大きなモチーフが必要なんでしょうが。
・反逆性ミリオンアーサー 2期
  弱酸性ミリオンアーサーと共に再び。
  なんか1期より面白く感じます。
  ストーリーの中で、ギャグよりアーサー退治の比率が
  上がったからかもしれません。
・八月のシンデレラナイン
  女子硬式野球部のお話。
  ずっと気になっていたところ、とうとう放映開始。
  初心者が野球すると、まずは
  こうなるのは当たり前ですよね。
  ほのぼのした雰囲気から始まりましたが、
  やはり、女子が野球をやる上での苦労から始まりました。
  エンディングの槇原「どんなときも。」はあってますねえ。
  演出がががが、作画ががががT^T
・冴えない彼女の育てかた(再)
  完結ラノベ原作。劇場版のために再放送始めたので
  見始めることにしました。#0でプロローグを放映後
  本編開始。2期までやるんですかねえ。
  まず、絵が綺麗。テレビアニメとはいえ、この位の
  作画をしてくれないと、見続けるのは辛くなりますよね。
  演出もスマートで綺麗に進んでいくんですけど、
  主人公が急に気合い入れて叫びすぎるのが難点ですw
  自分の好きな声の大西沙織さんと茅野愛衣さんが出てます。
  鈍感ラブコメ。煮え切らないで保留するような
  恋愛ものはJustBecause!と同じように、あまり好みではありません。
  ただ、このアニメは、そうみせといてえの、という点が優秀です。
・群青のマグメル
  中国漫画原作。
  世界観、設定は面白い。
  主人公もまずまずのキャラです。
  未開の地がほぼなくなった現在において、
  冒険が必要な新たな大陸を舞台にしたのは
  成功じゃないでしょうか。
  その開拓途中の新大陸で、探検家ではなく、
  人助けを生業とするラクターへの依頼と
  その仕事の過程と結果を通して、繰り広げられる
  概ね1話ごとのヒューマンドラマです。
  テンプレートのドラマですが、
  流してみる分には堪えられないほどではないです。
  作画は普通。
・機動戦士ガンダムAGE(再)
  また、ガンダムを冠するのかー。
  まあ、この出だしだと、パクリって言われかねないもんねw
  結構世代をまたぐ大作なんですね。
  ファーストガンダムでフラウ・ボゥの未来にがっかりした
  フラウファンへの救済のために作ったのか?
  と言ったら言い過ぎかも知れないほど、しっかりした世界観だけど、
  主人公がアムロより幼く、そして不自然。とてもファーストには及びません。
  ね、逆に比較されやすくなるんだから、もう、やめときましょうよ、
  ガンダムで客寄せするのは。
・消滅都市
  ゲーム原作。ヒロインに花澤香菜さん再び。
  突如消滅した都市の謎を解く鍵を握る少女をめぐる
  攻防の物語。誰が何の目的でどの様に行動するのか
  誰が正義なのかを含めて、徐々に解き明かされていく
  展開の様です。
  作画は良い方だけど、いろいろな手法の組み合わせで
  ちょっと落ち着かない。攻殻機動隊2.0の
  とんでもない違和感、には遠いけれど。
  音楽は川井憲次さん。男性陣の演技が、なんか、
  キャラにあまりマッチしている様に思えないのも
  キャストの割にどうしたんだという印象。
  前期、revisionがあったので、設定がなんか被るのも
  ちょっと。
・世話やきキツネの仙狐さん
  アニメや漫画はリアルではできない
  突拍子もない夢と願望を実現してくれるところが
  いいところ、だと思うんですが、
  これは、まさに、そういう欲望を
  受け止めてくれるアニメ、と言えるでしょう。
  なんとなく、これをどの程度受け入れられるかで
  オタク度を測ることができる、ような気がします。
  最後のスーパー仙狐さんでは
  まさに一人称視点で、制作されていて
  あなた自身がこの世界に浸れます。
  さて、皆さんはどの程度、この世界に
  萌えることができるでしょうか。
  声優さんも豪華ですね。
  和氣あずみさん、内田真礼さん、キタエリさん、佐倉綾音さん。
  幸せな主人公役は諏訪部順一さん。
  ここに諏訪部さんをキャスティングしたセンスがすごい^^
・女子かう生
  セリフのない、女子高生の日常系アニメ。
  まあ、なんか面白いんですが、これもちょっとお色気系です。
・のぶなが先生の幼妻
  天正の時代の女性たちが、本当にこの様な倫理観を持っていたのか
  しっかりした時代考証の上に成り立っているのだとしたら、
  とても興味深い設定だけど、
  まあ、そこまで考えずに、その時代の人が飛んできたとして
  倫理観ギャップギャグを楽しむアニメ。
  信長の妹お市は三国一の美女、と、時の権力者に阿っていたとしても
  歌われていたのに対し、信長の正室・帰蝶には謎が多い。
  想像上の設定だとしても、楽しめるフィクションだといいな、
  信長ファンとしては。
  ちなみに、漫画「ふたりぼっち」での信長と帰蝶のエピソードは
  フィクションではあるけど、なかなか面白いな、と思っていますので、
  うまくやってくれれば、このアニメも楽しめそうではあります。
・ぼくたちは勉強ができない
  漫画原作。学園ラブコメ。
  設定は前期の「五等分の花嫁」です。
  「五等分の花嫁」の主人公は天才型で人格が
  ちょっと崩れているのに対し、
  こちらは普通に普通の人なのは良いです。
  また、ヒロイン達もこちらの方が
  目的と意思がはっきりしているので
  勉強がテーマになっていることがブレないから
  自然に見続けることができます。
  ただ、ゆえに、あんまりお色気を優先せず、
  ピュアな恋愛模様にしてくれた方がいいんじゃないかなあ。
  そこだけ、ちょっと、アニオタにすり寄った感じがして
  普通の位置に落ち着きました。
  いや、ほぼほぼ全編お色気って、話がすり替わりすぎだろう。
  題名の意味も「みだらな青ちゃん・・・」と同じ方向になってる。
  そういう意図でネーミングしたのかい?原作者さん。
  白石晴香さん、小さい女性の声を当てることが多いので
  今回の古橋役は、そのギャップと相まって、
  全く違う人に聞こえて新鮮です。
  確かに緒方役の富田美憂さん、キャラに合ってるし
  今回のこのキャスティングは成功じゃないでしょうか。
  モガ〜の鈴代さんも「コトブキ」と同じように
  元気なキャラ。これが本来の持ち味なんですね。
・ダイヤのA actII
  おふざけも入ってますが、割とリアル路線の高校野球アニメ。
  漫画原作。スポーツを題材にして、面白くならなければ
  それはそれで大問題と思いますが、こちらは漫画でも定評があり
  きちんと楽しめる野球アニメです。
  ただ甲子園に行かなきゃドラマとしては成り立たないのかな。
  夢を与えなきゃ、ですもんね。でも、そうではない
  普通の高校球児達のドラマも、見てみたいです。
  作画はいたって普通で、円盤買うのには悩みどころです。
・この音とまれ! 1期
  連載中漫画原作。原作未読です。
  はっきり、導入部はテンプレートです。
  が箏曲部というのは珍しい設定ですね。
  導入部はともかく、これからの展開は
  珍しい設定を活かしてくれるだろうこと
  期待してみていましたが、
  結局、各キャラの背景と青春展開も
  落としてあげるのテンプレート。
  特に部長のそれは
  碇シンジに対する印象よりも怒りに震えてしまいます。
  漫画は20巻も続いている人気作、のようですので
  間違いはきっとないのでしょうが、
  音楽ものはアニメの方がマッチするとは思うものの、
  これは原作を読んだ方が幸せになれるんじゃないか?
  とさえ思っちゃいます。絵も溶け出してるし。
・チア男子!!(再)
  まず、「アニマエール」と比べてしまいます。
  共通点は主役が高所恐怖症なところくらいでしょうか。
  チア男子の主人公も、素質は持っていましたが、
  柔道を怪我で挫折した結果チアを始めようと思ったのに対し、
  アニマエールの鳩谷こはねは、志や常の行いが、
  応援そのものもで、その気持ちを生かせるチアへ
  積極的に足を踏み出しています。
  なので、アニマエールの方が明るい出だしで好感が持てます。
  そして、チア男子はガチのスポーツとしてのめりこむようです。
  でも、アニマエールは身の丈にあった精一杯の頑張りで
  周りの人たちを明るくしていきます。
  男子女子の別はあるにしても、チアに対して
  ネガティブから入るかポジティブから入るかで
  冒頭からだいぶイメージが変わってくるものだなと思いました。
  自分はアニマエールの方が好みです。
  暖かくなれる度合いが上だからです。
  さらに各キャラの青春ストーリーも、この音とまれ!と同様、
  下げて上げるのテンプレで、ちょっとうんざりです。
  「つるね」の双子は救いようがなく、アニメ、というか弓道の
  品位を下げかねない勢いでしたので、
  最終的に持ち上げた方が良いのは
  娯楽としてわかるんですが、
  もうちょっと恥ずかしくない形で、見せてくれないかなあ、
  プロフェッショナルなんだから、と、
  ついつい、厳しめに思っちゃいます。
  この音とまれ!も同様です。
  対して「アニマエール」のひづめも下げて上がるんだけれど、
  こんなに嫌な気持ちに視聴者をさせないで、
  青春をさらっと軽やかに感じさせてくれる演出は
  今思うと実はすごいことだったんですね。
・ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!
  ストライクウィッチーズの日常をコミカルに描く
  スピンオフアニメ。ファンでないと辛いかも。
  まあ、なんとなく面白いんですけどね。
  15分アニメ。

☆☆
・なんでここに先生が!?
  エロギャグアニメ。割とはっきりエロなんですがw
  原作読んでる時から普通の少年漫画の一線を
  越えた感じなので、好みは分かれるかもしれませんね。
  エピソードに意表を突かれるのも最初だけ。
  高校教師と男子生徒の普通に18禁エロアニメ。
  てか、モザイクかかってないことを期待して
  円盤買う人のための宣伝放映?とさえ感じます。
・みだらな青ちゃんは勉強ができない
  完結している漫画原作。
  官能小説家の父が付けた名前のせいで
  小学校時代にトラウマになり、男性恐怖症・ボッチ志向、
  ガリ勉に逃げていた女子高生の学園ラブコメディ。
  ガリ勉が性に目覚めて、身を持ち崩すシナリオ
  と言ったら身もふたもないか^^;
  脚本の横手美智子さんの手腕に期待。
  頑張れ青ちゃん。
  ヒロインは和氣あず未さん。
  アニメイズム枠で15分アニメ。
  「川柳少女」との2本立て。
  正直、川柳少女とは別のところでやってくれ。
  「なんでここに先生が!」とか「のぶながの・・」とか
  と組み合わせてしっかり深夜枠でアダルトとしてやればいいのに。
・ARP AFTER SCHOOL PARADISE
  バーチャル3Gキャラクター男性4人のユニットARP。
  彼らのライブ活動を紹介していくアニメ。
  初音ミクなら続けてみたかもしれないけど、
  自分はパスかな。女性向けと言えるかと。
  5分アニメ。1話目で紹介された楽曲、
  自分好みではありませんでした。
・この世の果てで恋を歌う少女YU-NO
  観るに堪えないことを理由に
  実際に視聴をやめたのはこれだけかな。
  お下劣なシュタゲ。
  アダルトゲーム原作。会話はアダルトだけど、
  このアニメは18禁までにはしてません。
  4話まで観ましたが、
  脚本も演出もストーリーも
  つまらないです。
  作画は普通、かな。
  CGは進歩しているけどセル画はどんどん劣化している気がする。



番外(面白くない、というより、自分の守備範囲外なだけ)
・ピカイア!
  純粋なアニメではなく、実写も混じえた教育番組。
  カンブリア紀に起きたカンブリア爆発、
  そしてそこで大量に発生した多様な生物を子供に分かりやすい
  物語仕立てで作成した番組です。
  子供向け教育番組ですが、
  内容的には、大人が観ても勉強になる番組です。
  絵柄は子供向けな感じですが、普通に良いです。
  音楽も良い。アニメ終了後の実写での解説も面白いです。
  15分番組。NHK Eテレ。
・リトルチャロ
  日本のワンちゃん・チロがアメリカで迷子に。
  チロは日本語を喋りますが、頑張って英語での会話を試みます。
  基本は英語音声、日本語字幕。
  自分的にはストーリーを楽しむ、というより、
  英語学習のために見るようなアニメ
・パウ・パトロール
  結構昔からある海外アニメ。日本ではいまだに3DCGで
  迷走している感じだけど、海外ではこの手のアニメーションが
  だいぶ普及してますよね。
  日本ではこの絵柄、あまり流行らないのかな。
  この前までやってたスペースバグとか少数派ですね。
  ワンちゃんが色々なトラブルを解決するストーリーで
  子供に安心して観せられるアニメです。
・ラビッツインベージョン
  ディズニー。得意のCGアニメ。宇宙からの侵略者だし
  ピングーのように理解不能な言語でわめきながら、
  地球生活を楽しんでいる様子を見るアニメ。
  言葉のいらないドタバタギャグアニメなので、
  小さいお子様には受けそう。
・ぼくらベアベアーズ
  海外アニメ。可愛いクマさんたちの巻き起こすギャグアニメ
  良い子向け。良い子にはいいんじゃないですか?
・フリージ
  UAEから来た海外アニメ。ディズニー・ピクサー、「スペースバグ
  と同じような作画。とても優秀です。
  こういう絵柄だと好意的に人形劇と言えると思いますが
  それでもアニメはアニメです。セル画至上主義は敬遠した方が良いでしょう。
  それにイスラム文化の日常系ギャクアニメなので、
  笑いどころが難しいかもしれません。
・スーパーブック セカンドシーズン
  フリージを描いたので、一応聖書をアニメ化した
  当アニメも並べておきましょう。
  あのとっつきにくい聖書がアニメで見れるのですから
  わかりやすいってもんです。
  古事記とかもしっかりアニメ化すると楽しそうなんですがね。
・爆丸バトルプラネット
  ばくまる、じゃなくて、ばくがん、なんですね。
  その爆丸というおもちゃが原作。
  おもちゃの紹介、おもちゃの魅力を伝えるアニメ。
  このおもちゃで遊んでいる少年少女たちには
  外せないアニメでしょうね。
  自分は守備範囲外なんで、多分感想書けるところまで
  見続けることは難しいかな。
  でも、作画はいいですよ。
  また、高橋李依さんの少年役、上手!!知らなかった^^;
・なむあみだ仏っ
  結構面白いです。
  女性向けハーレムアニメなんですが、
  しばらく流し見る予定です。
・幕末カレシ
  女性向けハーレムゲームのアニメ化2期。
  混乱した時系列を整えるため、歴史上の維新の英雄が
  活躍する物語。対象の方には受けると思います。

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