2019年10月21日月曜日

愛玩怪獣

愛玩怪獣 総合:☆☆☆

オリジナルアニメ。2018年10月スタート。全50話。5分アニメ。

・ストーリー
20話までは、色々な動植物が巨大化怪獣化して街を破壊するお話。出て、暴れて、不思議な攻撃を振り撒いて終わります。何事かと観ていると21話からお話が急展開し始めますが、だからと言って物語があるってわけでもないのです。観る人の想像力が試されるアニメです。

・演出
不条理怪獣アニメ、ですかね。絵は綺麗ですし動きもいいです。箱庭で動く怪獣を愛でる感じなのですが、基本的に何かに不満を持っているのか、発狂して暴れまくる様子を眺めることに終始します。人間も人形なので、箱庭感あふれています。カブトムシをプラケースで買っているだけじゃつまらないので、ついつい相撲を取らせて遊びたくなるのと同じ感じです。1話のワンちゃんのぶっ飛びぶりにびっくりし、エンディングロールがモノクロ映画時代の雰囲気で楽しかったので、ついつい最後まで見てしまいましたが、何かに感動する様なアニメではありません。可愛い感じの怪獣もいるのですが、ほおがこけて可愛く無い怪獣もいますし、愛でるにも限界がありました。急展開した後も、何が起こっているのかは視聴者の想像に任せるスタンスです。考察好きにとっても、あまりに漠然としていて厳しいのではないでしょうか。

・作画
とてもいいです。小さい画面で見ると、背景などはかなりリアルに見えます。ただ、CGなので人形劇が嫌いな人には向かないかもしれません。

・音楽
エンディングが良いです。昭和の時代を感じさせる曲が挿入されます。ただ、太鼓だけで演奏されるエンディングが最も良いです。

・演技
セリフがいっぱいあるわけではないので、演技といっても、と言う感じです。

前半は、5分だし、今日はどんな怪獣かな、変な動きするなあ、終わった終わった、変なの、ていうアニメでした。後半は、長い展開が続くので、逆に5分だと短くて、何が起きているのか、掴みずらかったです。前半総集編があったように、後半も含めて、一気見イベントがあるといいのですけどね。

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