ロード・エルメロイ2世の事件簿ー魔眼蒐集列車ー 総合:☆☆☆
ラノベ原作。原作は未読です。
2019年7月スタート。1話30分。全14話(0話を含む)。
・ストーリー
「話を聞こう」
時計塔の教師。冬木市で行われた第4次聖杯戦争に参加し、そのトラウマを引きずったまま魔術師を教導する立場にある。魔術師としての能力はとても低いが、魔術に対する知識、考察に優れ、魔術師の資質を見抜く能力に秀でているため、講師としての評価は高く、教え子たちには低い魔術力をからかわれながらも慕われている。
そんな彼のもとに舞い込む謎解きに、内弟子であり、彼の盾であり剣でもあるグレイと共に挑んでいく物語。
魔術の知識が前提となっているため、おおよそ、人の知識では解決できないミステリーのため、ケムに巻かれた気になります。0話は良かったんですけど、1話以降、少し陳腐な感じがしました。
・演出
ロードが抱えるトラウマを表に立てすぎる演出ですが、低能力の言い訳に聞こえてモヤモヤします。戦闘シーンも、ケリがついているようなついていないような微妙な展開で終わるので、スッキリ感からは遠いところに落ち着いてしまっています。
・作画
テレビアニメとしてかなり良いかと。アクションも迫力があります。それが感動につながらないのは演出の問題に感じました。
・音楽
エンディングはかなりお気に入りです。劇伴の曲は単体としてはいい(とはいえ、梶浦節が目立ち過ぎ)のですが、シーンが追いついていませんでした。
・演技
主役が妙な方向に力入りすぎです。台詞回しにイラッとします。おかしいな、この方の演技にあまり不思議を感じたことはなかったのですが、演技指導のせいですかね。
演技、作画、演出、音楽のベクトルが、それぞれ別の方向に尖っているため、終始チグハグな印象が拭えないアニメでした。途中から流し見でしたので、☆2に近い☆3ですが、一応、Fateの冠をいただいていない潔さを買って、上方修正です。
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