Fate/Grand Orderの中から一部シナリオをアニメ化。
2019年10月スタート 全21話。30分枠。
・ストーリー
FGOの原作にあたるFate/stay nightに登場したギルガメッシュ。存在しないはずの八人目のサーバント(というか過去の英霊)として、いやらしいほど強かった英雄王。彼の統治していた古代メソポタミアのウルクで特異点が観測された。歴史を歪ませ人類を滅ぼしかねないその場所へ介入するため、人理継続保障機関フィニス・カルデアはマスターを送り込む。マスターは様々な障害に打ち勝ち、歴史の歪みを質さなければならない。
ゲーム原作ですから、これは一人のマスターのたった一つのシナリオです、と言う終わり方は良かったと思います。
・演出
特定の主人公がいて、その主人公を動かすファイナルファンタジー型のRPGと異なり、プレイヤーが主人公そのものとなるゲームを原作にアニメを作ると、主人公が自分の分身として感情移入できるような設定にできているかどうかで、観る印象が変わってしまうと思います。で、この主人公。。。こんな気分でFGOってプレイするのかな?
基本的に演出が過多で、途中から少々食傷気味になります。最終回の卒業式も長すぎだと感じました。
また、Fate/stay nightファンからすると、そこをベースに作られたFGOのキャラに違和感を覚えるのも残念でした。原作者の奈須きのこさんはFate/Zeroのギルガメッシュを別物と定義されている(どうも奈須きのこさんは虚淵玄さんに対抗意識を持っているような気がします)ようですが、このギルガメッシュはどうなんでしょうかね。凛もどきのイシュタル。たいがもどきのジャガーマン。前知識なく観ることができれば、楽しい設定なのかもしれません。
・作画
すばらしいです。2クールのテレビアニメとしては相当良いです。キャラデザインも良いと思いますし、アクションも迫力があります。作画が円盤を買うのを控えさせる要因にはならないと思います。
・音楽
OP/EDは良いんですが、劇伴はやっぱりやりすぎなシーンも結構あったような印象です。
・演技
制作からのオーダーでしょうからしょうがないですね。さすがに力の入った布陣なので、卒なく観せてくれましたが、キャラ設定は気に入らないもののイシュタル・エレシュキガルの植田佳奈さんの演技が他のアニメも含めて好きなんですよね。
FGOやってみようかとちょっとだけ思いました。

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