フランスの漫画が原作。お話の途中。原作は未読です。
2期 2019年10月スタート 全21話。30分枠。
・ストーリー
謎の存在ネメシスに触れると感染者となり魔法が使えるようになる。
感染者は魔法使いと呼ばれ差別されている。ツノの生えた少年セトも魔法使いと呼ばれ人々から差別されていたが、ネメシスを倒し、人々を守ることができるのも魔法使いだけ。セトは人々に理解されないながらも、必死にネメシスと戦い、街の人々を救う。
そして、すべての不幸を救うため、ネメシスの巣とされているラディアンを目指し、冒険の旅に立つ。
このアニメでは、セトの冒険を通して、出会いと別れ、友情を描くだけではなく、差別や環境破壊といった社会問題も伝えています。
だがしかし、何せ原作からして中途半端な状態です。問題提起はできていても、だからなに?、で終わってしまっています。アニメならではのオリジナル展開で、一つのまとまった作品として欲しかったと思います。岸誠二監督に上江州誠シリーズ構成。福岡大生シリーズディレクター。できない制作陣ではないと思えるゆえに、残念です。
・演出
社会問題をテーマにしていながら大上段に振りかぶっていない演出は原作の力もあるのでしょうが、うまいなあと思います。友情の見せ方も差別意識を根底にしているため、一筋縄でいかない展開になり、物語に引き込まれます。また、高尚なテーマも鼻につくことなくまとめきれたのは、演技者の力量が非常に高かったためであり、それを引き出した制作の勝利だと感じました。
・作画
べた褒めするほどではないのですが、長丁場のテレビアニメとしては普通に良い方だと思いました。物語から気が削がれる事はほとんどありませんでした。
・音楽
劇伴として盛り上げてくれていました。
・演技
男の子っぽさを演じさせるとうまいですね花守ゆみりさんは。
支える役割として、朴璐美さん、悠木碧さん、渕上舞さんもさすがですし、演技陣がしっかりしてたのが良かったです。
返す返す、一本の作品としてまとまっていないように感じられたのだけが、残念です。




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