2020年3月30日月曜日

ソマリと森の神様

ソマリと森の神様  総合:☆☆☆

連載中の漫画が原作。原作は未読です。
2020年1月スタート 全12話。30分枠。

・ストーリー
人種が様々な種族から迫害を受けている世界。人種が迫害を受けているのは彼らが異形を徹底して排斥した結果だった。そんな世界、奴隷として運ばれる途中で事故に遭い森に迷った少女は、森の守り人・ゴーレムに助けられる。ゴーレムは自分の活動期間が残り300日強しかないことを知っていたので、ソマリと名付けた少女を、人間の手に返すべくミノタウロス種と偽って旅をする。ソマリはゴーレムをお父さんと呼び、二人は困難を乗り越え旅を続ける。

この設定で、二人のお話の最後を見せることをしないエンディングは痛すぎます。

・演出
不幸な少女と限りある命を結びつけ、感動的にしたかったと思うのですが、設定がすでに感動的なので、演出はこれを抑えて欲しかったです。くどく感じるのです。
また、もう一つのテーマである、自分たちと違うものの排斥・差別を問題視する大上段に振りかぶった正義の提示も分かっているが故に、演出でことさら強調されると、天邪鬼が顔をもたげてしまいます。

・作画
アクションには迫力はありませんが、色彩が綺麗で、テレビアニメとして十分じゃないでしょうか。

・音楽
水瀬いのりさんのエンディング曲がよかったです。

・演技
人を助けるために旅をしているハラピュイア属のウゾイ(cv.早見沙織さん)が可愛かったです。

感動させたがりなのと説教くささが少々表に目立ちすぎてるなあと感じました。

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