連載中の漫画が原作です。漫画大賞受賞作。原作は未読です。
2019年10月スタート 全12話。30分枠。
作画を考えると、結局、BDには焼いておきそうな気がするものの、大仰なテーマを絵(キャラ設定)で婉曲にアプローチし、大衆性を保とうとしている風に感じられ、ひたすら普遍的な生に対する根源的な問いかけが、大げさだなあ、と思わずにはいられなかったため、普通かな、と。
2019年10月スタート 全12話。30分枠。
作画を考えると、結局、BDには焼いておきそうな気がするものの、大仰なテーマを絵(キャラ設定)で婉曲にアプローチし、大衆性を保とうとしている風に感じられ、ひたすら普遍的な生に対する根源的な問いかけが、大げさだなあ、と思わずにはいられなかったため、普通かな、と。
・ストーリー
ハイイロオオカミのレゴシは、ある夜、人気のない校内にウサギの匂いを嗅いだ。本能が呼び覚まされ、捕食のため襲いかかるが、一歩手前で思いとどまる。この世界では、肉食獣と草食動物の共存する世界が模索されており、ここは、その実験校とも言える、学園内だったからだ。またこれは、数日前に学園内で起きた捕食事件を通して、彼らの理性が問われている最中の出来事だった。
捕食という本能と、恋という本能の狭間を、理性で揺れ動く、本来は優位側にある心優しいレゴシの物語。
人社会における弱肉強食の是非、本能と理性について、を問いたいのなら、動物を擬人化するのは逆効果、話を分かりづらくしているように思います。動物世界における弱肉強食を問いたいのなら、、、問いにすらなりません。
・演出
原作のテーマをシンプル化して演出しているように感じるのですが、ピックアップしたテーマが的を射ていない感じがしてしまいます。
・作画
テレビアニメとして、現時点で、これ以上のリアリティあるアニメーションを求めることはできないでしょう。ただ、アニメにどこまでリアリティを求めるかは、好みの問題もあるかと思います。デフォルメ化された表現こそアニメなのだ、リアリティを求めるなら実写にしろ、と言われても、それは頷けます。ただ、方向性として、このような作画のアニメが、生産性とクオリティのバランスの観点から、これからは主体になるように思っています。
・音楽
普通に劇伴してたと思います。
・演技
どっちかって言うと脇を固めていた方々に興味を惹かれました。なんと、この人がヒール側のウサギやってたのかー、みたいな。
制作が宝石の国のorangeだったので、かなり期待してたのですが、自分としては、作画すげー、と楽しんで、終わってしまったアニメです。
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