完結しているWEB小説が原作です。原作は未読です。
2020年春に、2部が始まる予定です。
不自然な終わり方では無い1部でしたが、
2部が待ち遠しいアニメです。
・ストーリー
幼くして、この世界にはないものを数々生み出し、本にかける異常なまでの情熱を持つマインに、神官長は魔術具を使って彼女の過去を知ろうとする。そこで明かされるのは、日本に暮らす本須麗乃が、死んですぐに、異世界のマインの身体を借りて転生したことだった。
生まれ変わっても本に囲まれて暮らしたいと願っていた本須麗乃の望みは叶えられず、マインの世界の本は非常に貴重で、貴族階級のものしか手に入れられないものである。ないのならば作ればいいと心に誓い、本に囲まれた生活を送るため、新たな世界でマインの挑戦が始まる。
物づくり系の転生モノ。
本好きの本須麗乃が本の無い世界に飛ばされたのは、不幸の始まりに見えますが、むしろ、本来持っていた書物の貴重さ役割の大切さをより実感できて、幸運だったともいえるでしょう。また、貧富の差、格差のある社会制度に身を置く平民側の視点も、勇者vs魔王に比べれば劇的では無いけれども、しっかりと表現されていて考えさせられます。前世の知識を使って、異世界の常識を覆していく、ある種のサクセスストーリーには爽快感もあります。
バトルはなく、日常で綴られますが、これらのことにより退屈しません。
to be continued・・・
を見ると、お、もうそんなに時間が経ったのかと、いつも思いました。
・演出
しっかりしたストーリーを丁寧に見せてくれていました。ドラマティックにしようしようという意識を控えめにしているように感じました。周囲の人たちの心理描写も、過剰な演出に頼ることなく、自然に流れていきます。お話の内容によくあっていたのでは無いでしょうか。
・作画
特別優れているわけではなく、アニメーションなどは必要最小限な感じなのですが、キャラも安定して可愛いし、感情がきちんと伝わる作画だったので、十分だと思います。
・音楽
昔を連想させる音楽や、シーンに寄り添った音楽で盛り上げていました。OPはお気に入り、EDも良かったと思います。
・演技
マイン・井口裕香さんは全篇通して優しい雰囲気の作品には抜群にあいますね。
周りを固める人たちもお馴染みの方ばかりで安心です。
バランスの良い作品です。
原作のちょうど1部にあたる部分をアニメ化したものになるようです。

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