小説原作。原作は未読です。
2019年10月スタート 全12話。30分枠。
7話(2章)と8話(3章)の間が少し空きました。
7話(2章)と8話(3章)の間が少し空きました。
日本に新たに作られた政策都市・新域。東京都心の一極集中化を分散する為、東京西部に新たな拠点を設ける建前で進められていたが、本来の目的は、様々な法律をこの新域を使って実験し、日本全体をさらなる理想郷に作り替えることにあった。
実験都市・新域の市長選で当選したのは、この本来の目的を画策していた立法行政の重鎮達に推された齋開化だったが、彼は「自殺法」をアピールし、自殺者が続出。影の立役者達を慌てさせる。
しかし、真の立役者は、人を魅了する能力を持ち、死に追いやることさえできる、曲世愛であることが明らかになる。
検事の正崎善は、彼女の前に立ち塞がるべく、追跡を始めた。
何らかの方法で死に追いやる能力、を前面にした演出(原作からなのかもしれません)がされているので、曲世愛が新域実現の真の立役者たりうる理由がうっすらとしたものになってしまったように思いました。
正崎善。教唆止まりの疑惑を追い詰められなかったのは良いのですが、はっきりとした殺人の最中にいながら、たとえ間に合わなかったとしても、何の対応もせずに、ただ叫ぶだけで、よくもまあ検事さんになれたです。善悪や正義を振りかざすのは「宝石商リチャード氏の謎鑑定」の文字通り青臭い青年に任せておいて、人を守る為、法を犯した者を検挙する職についていることを忘れずに行動して欲しかったものです。
辺境の自殺志願者を説得するために、世界一の大国の大統領までお出ましさせるのは、余りに強引すぎます。「自分は自殺支持派ですので、ここは大統領でなければ」って、「、」の間の理論が飛躍しすぎています。
以上のように、いくつもの違和感がある物語です。フィクションですから許容はしますが、自分の中ではもはやこれはファンタジーです。リアルの皮をかぶっているから、がっかりしてしまいます。現実と非現実的出来事のギャップが激しすぎることを、毒薬、という言葉を使って煽ってきますが、プラシーボ効果しかないので、冷静になってみれば、あれ、俺、生きてる、と感じるだろう、お話でした。
・作画
特に派手なアクションは必要ないですし、この物語には必要にして十分かと。
・音楽
劇伴してます。
・演技
等身大の演技をベテランの声優さん方がやっているので無問題です。
しいてあげれば、今回は平仮名表記の「ゆきのさつき」さん。冷静な狂気・曲世愛が秀逸でした。
途中、筋の通らない筋書きにカンカンwになってましたから、毒にあてられたのは間違い無いでしょう^^ということで、☆は普通に面白い、の位置で。
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