この音とまれ! 総合:☆☆☆☆
連載中のマンガ原作。原作は未読です。
2019年4月スタート。全13話。に引き続き
2019年10月スタート。全13話。
分割2クールと決まっていたアニメの2クール目です。
・ストーリー
先輩が卒業して部員一人になってしまった時瀬高校箏曲部。必然的に部長となった倉田武蔵の元へ、ヤンキーの一年生が入部を申し込んでくる。からかわれていると感じ拒否する倉田であったが、ヤンキー久遠愛(男)は箏職人の孫で、亡き祖父の想いを知るために高校入学とともに気持ちを新たに箏を勉強しようと真面目に入部を希望していたことを知り、一緒に箏曲部を盛り上げていこうと心に決める。先輩にもタメ口、カッとするとすぐ暴力で解決しようとする愛だったが、仲間への情は熱く、その美しい心根は箏の音にもあらわれる。同じ頃、箏家元の娘、天才と騒がれていたものの、母との確執から孤立していた鳳月さとわも入部。彼女の技術的牽引、倉田の面倒見の良さ、愛の真摯な気持ちを中心に、集まってきた部員とともに全国を目指すようになっていく。(第一クール)
時瀬高校箏曲部は数々の妨害や困難に、自分たちの演奏で乗り越え、そしてついに目標である全国大会への出場をかけ、強豪校揃いの神奈川地方予選に挑戦する。
・演出
正直、どうすごいのか、本当にすごいのかはよくわからないのですが、実際の演奏は迫力があったと感じました。箏の間口を広げるには、アニメ化して、良かったんじゃないでしょうか。
「欲しい言葉をくれる」。実はこの表現、苦手なんですよねえ。普通なら、背筋に寒気が走りそうになるセリフが多い中、このアニメでは、それをうまく消化していたように思います。友情が深まる様子、垣根が取り払われる様子、溝が埋まる様子を、効果的に伝える演出でした。
・作画
絵は引き続きぎこちないですね。とにかく、音と、演技で勝負って感じです。
・演技
メインの種崎敦美さん、東山奈央さん、内田雄馬さんが特に良かったですねえ。松本沙羅さんも知らなかったのですが、いい感じでした。そして、浪川大輔さん。ロード・エルメロイの時は色々言いましたが、このアニメでの滝浪涼香役はすごく良かったです。
最後に、堂島晶の祖母・野沢由香里さんが良かったですね。嫌味な役は難しいです。最近だと空挺ドラゴンズの冒頭で、嫌味な村人が出たんですが、ちょっと不自然な感じがしちゃうんですよね。でも、堂島晶の祖母の嫌味は、劇中の祖母その人に突っ込みたくなる自然さでした。
・音楽
(1クールに同じ)このアニメのオリジナルの挿入曲は素人が聞いても、箏の魅力を引き出してくれているように感じます。
全国大会までのお話、また、アニメ化されるんでしょうね。
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