2019年10月28日月曜日

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?

可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 総合:☆☆

ちょっと無理っすね。

連載中のラノベ原作。原作は未読です。
2019年7月スタート。全12話。30分アニメ。

・ストーリー
高校生・桐生慧輝はある日、部室の引き出しに、自分宛だが差出人不明のラブレターを見つけた。女性物の下着と一緒に。桐生の差出人探しの物語。

差出人と思しき人たちがみなさん変態という設定。サドだったりマゾだったりてな感じ。一応ミステリー仕立てなんですが、謎が謎なだけに、はたから見てると、どうでもいいかな、という気になってしまいます。

・演出
主人公に感情移入できる何かがあれば良かったのですが、特に際立った個性もなく、かと言って、彼を取り巻く女性たちの変態度に突き抜けた感じがないのが残念でした。声優さんがたが実力ある方達なので、連載中のラノベということもあり、アニメならではの演出をしてくれると良かったなあ、と思います。
犯人は何気に良かったのですが、結局これもまた、判で押したような設定でしたし、連載中ということもあり、アニメ独自にまとめるかと思いきや、まとめきらない終わり方も、どうでもいいかな、という気持ちに拍車がかかってしまいました。

・作画
テレビアニメとして、ふつうでした。

・音楽
あまり印象に残らなかったです。

・演技
せっかく力のある声優さんたちを揃えられたのに、ちょっと残念な結果になりました。

とにかく、興味が沸きようのない謎と謎解きをモチーフにしてしまうと、キャラの設定で挽回しようとしても、なかなか難しいものなんだな、と、勉強になりました。

2019年10月27日日曜日

グリザイア:ファントムトリガー

グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION 総合:☆☆☆☆

本編を知らずに所謂OVAの感想を書くのもどうかと思うものの、単発アニメとしてきっちりまとまってると感じたので敢えてアップします。

ゲーム原作。かなりのヴァイオレンス。
劇場で公開されていたものを再編集し、2019年9月に全4話でテレビ放映。1話30分アニメ。#1「SORD」と#2「ソウル・スピード」だけの視聴で、#3「スターゲイザー」についてはどうなってるのかわかりません^^;配信サイトでも提供されていないようですし。。。

・ストーリー
行き場をなくした少年少女が全寮制で暮らす、平たく言うと殺し屋を養成する学校・美浜学園。その中でもすでにインターンのように実戦を経験している最終クラス・SORDにクラス担任として赴任した有坂秋桜里。SORDメンバーの活動に巻き込まれていく。

自然な展開の中、設定、キャラ紹介も必要十分に説明しつつ、ストーリーもきっちり見せてくる構成はすごいなあと思いました。

・演出
殺人をテーマにした場合、戦争・戦場以外だと、どうしても設定が難しくなりますよねえ。ファンタジーになっちゃうのはしょうがないのですが、それでもなんとかそれっぽくリアルに見せているのは、裏社会を舞台にした「アニメ」だからでしょうか。キャラの個性や個性を生かしたアクションを観るモノ、になります。
SORDメンバーがヤクザに「このクソガキが」と言われ、
「俺がクソガキなら、あんたはなんなんだ。クソ大人じゃあ、こんな世界しか作れない大人が、ガキにでかいツラするなよ」とか、
脚本のキレが良かったので、自分としてはこのアニメはアリになりました。

・作画
キャラのデザインも好みでしたし、アクションもなかなか見せてくれます。流石に劇場版を再編集しただけのことはあります。

・音楽
劇伴が世界観に合っていてお気に入りです。

・演技
豪華ですねえ。上から内田真礼さん、名塚佳織さん、種崎敦美さん、佐倉綾音さん。特に種崎敦美さんが可愛い感じのキャラでいつもとちょっと違って良かったです。





本編とか、ゲームとかも観てみたいなという気になったので、取り上げてみました。

2019年10月26日土曜日

センコロール コネクト

センコロール コネクト 総合:☆☆☆☆
正直、お話としては☆3つです。ただ、独特の世界観と、惹きつけられるアニメーションに敬意を払うと同時に、ストーリの今後の展開に期待して、☆4つ(スタート)にしています。ここで終わるのなら、☆3です。

オリジナルアニメ。
センコロール1&2でセンコロール・コネクトとして2019年6月に劇場公開。
自分はブルーレイでの鑑賞です。

・ストーリー
たこ、ドローンと呼ばれる怪獣をコントロールできる能力者の争いに巻き込まれた特異能力者・ユキを中心とした物語。

起承転結で言えば起承まで。ようやく、1での基本的な謎が解明され、大きな展開が期待できるけど、今のところは、今までになかった世界観、アニメーション描写を楽しむレベルにとどまっています。ストーリーとして取り立てて感動や面白いといった印象は受けない段階です。ただ観終わったという感じ。設定は興味深いです。

・演出
ヒロイン・ユキの状況判断に感情移入しづらいです。自分を持っていないように見えるのです。さらに、絡んでくるテツとシュウのDVと言っても良さげな態度がイライラを募らせます。もうちょっとヒロインに比べて年長者のキャラに見えるように設定すれば、少しは避けられると思うのに。最後にスカッとさせてくれるなら耐えられるのですが、そのような劇的な展開をあえて避ける傾向にある制作者に思われ、これら相手を思いやらな過ぎる高圧的な態度に、作者の歪みが滲み出ている印象を受けるため、センコらドローンの造形美や特殊能力を楽しむだけになってしまっています。スーパーアニメーターの庵野秀明をスケールダウンしたような、ストーリーテラーとしてはマニアの域を出ない、としか言えない状態です。少なくとも、現状は大衆受けしないでしょう。あまり安易に引き合いに出したくはないのですが、ガロ系、と言った感じです。

・作画
新海誠監督のリアリズムと比較してはいけませんが、アニメーションとして、ここまでよく作れるなと尊敬はします。
ちなみに、「君の名は」「天気の子」などで大衆に受け入れられるように娯楽性を高めてきた新海誠監督の個性をより前面に出して作っていた初期の頃の作品に比べると、アニメーションもストーリーも、よりマニア受けしそうな方向の作品だと感じました。

・音楽
最小限です。どちらかというと効果音として作られた楽曲群に聞こえました。

・演技
音楽で言えばインディーズのような作品に、よくこれだけの声優さんたちが集まったな、という印象です。メロディーも無く良くわからない現代曲も、演奏家が優れていれば、なんとなく、なんとか聴けるものです。

続きがある終わり方でしたので、転結で、大逆転してくれることを期待しています、まじで。

2019年10月25日金曜日

胡蝶綺ー若き信長ー

胡蝶綺ー若き信長ー 総合:☆☆☆

オリジナルアニメ。
2019年7月スタート。全12話。30分アニメ。

・ストーリー
織田信長というと桶狭間以降の業績をメインに語られるので、それ以前の出来事については、若い頃はたわけと呼ばれていた、で一括りにされることが多いと思います。このアニメでは桶狭間までの信長の足跡が語られます。

・演出
とはいえ、織田信長に少しでも興味がある人にとっては、父・信秀の葬儀での振る舞い、平手の自害、弟・信勝との確執と顛末、柴田勝家の立ち振る舞い、前田利家の笄事件、道三との会見などなど、盛り上がれるイベントはあるのですが、現代に至るまでに脚色されている部分も多く、このアニメのように、本当はこうだったんではないか、という解釈があっても、不思議ではないと思います。むしろ、通説よりも史実に忠実な部分もあるくらいです。また、当時の武家社会では両刀使いであったこともわかっているので、薔薇色を前面に出しても、時代設定的には許容範囲でしょう。
ただ、だからと言って、このアニメが面白いストーリを見せてくれていたかというと、そう単純ではない、と思います。
信長に何を求めるのかは人によって違うとは思いますが、この時代までを切り取るのであれば、成り上がり者としての爽快感を求めるのが普通ではないでしょうか。その点から考えると、このアニメは成功している、とは感じられませんでした。押しのけて成り上がるまでの苦悩を前面に立てたかったとした場合でも同様です。BL的な面白さを追求していたのだとしても同様です。つまり、何か、とても、中途半端な人物の歴史を見せられた感想になるのです。
史実的な興味から、見続けましたが、面白かったかと言われると、普通、としか答えようがなく、信長ファンとして、残念でした。

・作画
これも、テレビアニメとしては普通、でした。

・音楽
op/edは割と好きでした。

・演技
贔屓かもしれませんが、帰蝶・花守ゆみりさんが珍しく^^大人の女性?(女装男子)役で、確かに花守ゆみりさんらしいっちゃあらしくて良かったです。

本格歴史物として桶狭間前をやってくれれば自分的には嬉しいのですが、娯楽性は失われてしまいますかね。

2019年10月24日木曜日

コップクラフト

コップクラフト 総合:☆☆☆

ちょっと辛いかな^^;
フルメタの賀東招二さん原作。原作は未読です。
2019年7月スタート。全12話。30分アニメ。
9話と10話の間に9.5話とする回がありましたが、まあ、9話までの総集編です。

・ストーリー
地球上に突如現れた異世界とつながるゲート。ゲートを通じで人類と異世界に住むセマーニ人との対立や交流が始まるが、様々なトラブルが発生する。全面的な対決を回避するため、セマーニ人と人類との緩衝地帯として、サンテレサ市が建設され、そこでは、一攫千金を目論むセマーニ人と人類とが集まり、一つの社会を形成していった。多種多様な民族が集まれば犯罪はつきもの。そのような世界の秩序を守るためにサンテレサ市には警察が組織されていた。ある時、犯罪目的で誘拐された異世界の妖精を助けるために、一人のセマーニ人女性騎士が派遣されてきた。彼女とサンテレサ市警の刑事は、妖精を利用した犯罪捜査に取り組む。この物語は、セマーニ人騎士と彼女の相棒となったサンテレサ市警の刑事との交流、そして、犯罪に立ち向かっていく日々が描かれる。



異世界転移転生ものにストップがかかったせいか、異次元空間突如現るものが増えてきたような気がします。ファンタジーを作る上で、この設定に何かメリットがあるのか、ちょっと理解しづらいです。

・演出
暗躍する犯罪集団の捜査を組み合わせ、あまりギスギスしすぎないようにオブラートに包みながら、異文化が触れ合うことによる社会的な偏見や差別の問題を風刺しています。ただ、得体の知れない強敵・魔術師を登場させ、正義対悪の図式を大きく入れ込んでしまったために、12話でまとめるにはまとまりに欠け、少々大風呂敷を広げすぎた印象を持ちました。人類に混じって悪事に染まるセマーニ人vs警察の犯罪ミステリー、もしくは捕物アクション活劇とするか、先に挙げたような社会問題を掘り下げるかのどちらかに絞った方が、より訴求力はあったのではないでしょうか。

・作画
テレビアニメとしては良いと思いました。キャラも安定してます。さらに、ヒロインのデザインが魅力的でした。アクションも迫力がありました。

・音楽
OP・大石昌良さんの歌が、世界観をよく表していましたし、ポップで明るく元気な曲調のおかげで、さあ観るぞーとワクワクしました。

・演技
津田健次郎さんが自然で素晴らしかったです。キャラの魅力が引き立ち、アニメのクオリティを総合的に向上させるほどでした。

魅力的なキャラが織りなすストーリーに惹きつけられましたが、1クールでは賀東さんの物語を見せるには短かったですかね。魔術師を冒頭で伏線として登場させ、回収したのはいいのですが、盛り上がりきれなかったと感じました。

2019年10月23日水曜日

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2 総合:☆☆☆

作画も素晴らしい、女の子キャラも個性的で可愛い子ばかり、ストーリーもオリジナリティがある。非の打ち所がないアニメなんですが、どうしても自分の嗜好からは遠いのです。敵役がゲスなのです。敵側に斟酌する理由がないのです。
例えば、機動戦士ガンダムであれば、ギレン始めザビ家の兄弟やシャアには、ヒーロー側にあたる連邦に敵対してはいるけれど、それには納得できる理由があります。手段を問わないことに嫌悪感を抱く人がいるのは十分想像できますけど、そこは連邦とて同じこと。自分らの信じる正義のために手段を正当化してしまうのは、現実世界でも日常的に行われています。サイコパスの槙島聖護も然り、天空の城ラピュタのムスカも然り、あのゴブリンスレイヤーのゴブリンでさえ、ゴブリンスレイヤー自身が語るように「ゴブリンからしたら自分こそがゴブリンロード」。
残念ながら、「ダンまち」はその図式に当てはまらないので、どうしても手放しで絶賛できないのです。

ラノベ原作。原作は未読です。
2019年7月スタート。全12話。30分アニメ。第2期になります。

・ストーリー
ダンジョンでの活躍と彼の特別なスキルにより、異例のレベルアップを果たしたリトル・ルーキーことベル・クラネル。その才能をめぐり、神々により引き起こされる彼の争奪戦の物語。

2期ではほとんどダンジョン関係ないんですよねえ。

・演出
ヒールを徹底したヒールとして見せる演出は秀逸です。ヒールに対して嫌悪感しか抱きません。よって、勧善懲悪が好きな人にとっては、この上ないアニメになります。自分にとっては逆に、冒頭で述べた理由により、どうしてもざわついた気持ちが先行してしまい、焦ったさを感じるため、一歩距離を置いた形で楽しむことになりました。
1期から発展し、神様・ヘスティアとベル・クラネルの絆がテーマの中心になっています。ここを際立たせるために、他の神様の妨害が執拗に描かれているので、演出意図としては目的を十分以上に果たしていると感じています。
また、ベル・クラネルを中心としたハーレムアニメなのですが、この部分はヘスティアとベルの関係をコミカルに際立たせる設定として、上手いなあと思います。1期から見ているとヴァレン何某が本命に見えちゃうんですけどね^^
この設定も大きな枠組みで見ると「さよならの朝に約束の花をかざろう」などと同じく、長命種と短命種との関係になるのですが、書き切れたら、最後には、この作品の感想が変わるかもしれません。






・作画
テレビアニメとして素晴らしく良いんじゃないでしょうか。キャラも安定しているし、可愛いし、かっこいいし、キャラ分けもしっかりしているし、アクションも迫力があり、かつ、スムーズに動きます。作画だけで円盤買えるほどの出来栄えだと思います。

・音楽
OP/EDもアニメーション込みで良いですし、劇伴も出しゃばりすぎず、シーンを盛り上げていて良かったです。

・演技
毎度ですが、みなさん素晴らしいですね。ヒールをヒールらしく演じられるのはやっぱりすごいな、と思います。いい奴も嫌味にならない台詞回しで自然に会話を楽しめます。

これだけ各論絶賛しといて、と思われるかもしれませんが、自分にとっては、アニメとはいえ、ストーリーがあるものについては、奥行きが必要なんです^^;

2019年10月22日火曜日

Re:ステージ!ドリームデイズ

Re:ステージ!ドリームデイズ♪ 総合:☆☆☆☆

正直、ちょっと甘めではあるのですが、それでも最終話がとても良かったので+1です。
自分は岬珊瑚のような人になりたい^^

メディアミックス。オリジナルアニメ。
2019年7月スタート。全12話。30分アニメ。

・ストーリー
中学1年生の4月に私立稀星学園高尾校中等部に転校してきた式宮舞菜。1年生の4月に転校するという、ある特別な事情をもつ式宮舞菜だが、部室棟の隅で活動していた謡舞踊部で出会った同い年の月坂紗由と、一緒に踊ったアイドル曲に楽しさを感じ、一緒に活動することを決意する。謡舞踊部には二人しか部員がおらず、廃部寸前の危機にあったが、部員を増やし、生徒会に部活として認めさせるため、アイドルグループの登竜門「プリズムステージ」で優勝を目指す。

ヒロイン含め、6人の少女たちが、諦めかけていたアイドルへの道を、手を取り合うことで、前に踏み出します。

・演出
王道で何が悪い、の典型アニメです^^
6人の事情が多様だけれどありそうなお話だし、それを乗り越える過程も自然です。そして、6人の感情表現が素直で納得しやすいのが、良かったです。それでいて、オリジナリティも感じられるのです。大筋は王道なのですが、細部の設定に際立った特徴があるせいでしょう。際立っている割に不自然を感じさせないのは、頭でっかちな可愛らしい作画でファンタジーっぽさを出しているのと、アニメ声ではあるものの、ゆえにともすれば突飛な設定に負けない演技になっているためと思います。ファンタジーをいかにもリアルに見せるバランスにうまく騙されてしまいました^^

・作画
絵柄がいかにもアニメなんですが、キャラも安定しているし動きもまあまあです。今時のアニメらしくライブのパフォーマンスはスムーズに動き、振り付けもよかったです。

・音楽
音楽アニメなので当然ではあるのですが、アイドル曲として結構いいのです。各アイドルグループの評価と直結する楽曲を上手く選曲しているな、と思いました。これは「バンドリ」にも言えることなんですけどね。

・演技
アニメ声なんですが、演出で書いたように、みなさん、これはこれでよかったんじゃないでしょうか。逆にこの絵柄に合わせた声を使ってここまで演技できるのはすごいと思います。なお、ほぼ唯一通常運転の鬼頭明里さんの綺麗な声も、もちろん良かったです^^

数あるアイドルアニメの中で、このアニメは、「ラブライブ(Apuors)」と同じ位置(ラブライブ! μ's は同じかこれ以上)、「バンドリ」より上にしてるんですが、何か特別な目的のために頑張っているアニメと、普通にバンドを頑張っているアニメとで分けられ、前者のストーリーに気持ち魅力を感じるので、少しだけ差をつけたかったのです。ちなみに「アイカツ」も楽しく見てるんですが、後者のイメージが強いのと演技と歌のキャストを変えていることから☆は3の予定です。

1話2話は公式サイトで公開されています。京王線に親近感が^^