連載中の漫画が原作。原作は未読です。
2019年7月スタート。30分枠。全12話。
・ストーリー
ゲームクリア寸前になると、プレイヤーが謎の失踪をするというゲーム「ナカノヒトゲノム」。プレイヤーはナカノヒトゲノムというゲーム内にトリップされ、そこで出された課題をクリアしないと元の世界に戻れない。「ナカノヒトゲノム」13番街に連れてこられた8人のゲーマーが、様々な課題に挑戦する。
拉致監禁され威圧により強制労働させられる設定に不思議を感じます。唯々諾々と従って脱出を試みるより、名作映画「大脱走」のような行動を期待してしまうのですが、主人公たちの得意分野だからなのでしょうか、文句を言いながらも運営に協力してしまう行動原理は、観ていてあまり楽しいものじゃないな、と思うのです。物語の中で看守にゴマすって優遇されようとするキャラは、基本的に悪役モブに多く、その悪役モブが主人公たちのストーリーって、面白いですかねえ。
・演出
どうして主人公たちは、理不尽な環境下でも命令に従うのかの理由を明らかにしてくれるような演出があればなあ、とずっと思いながら観ていました。見落としてるのかなあ?^^;そんなことはないと思うんですが。主人公たちにとってはゲームの延長線上の出来事なのかもしれませんね。前向きって言えば前向きなので、ゲーマーとして、その心意気や良し、となれれば、観ていて楽しいのかもしれません。
・作画
とりたてて何、ということはないのですが、キャラも概ね安定していましたし、しっかり描いてくれているなと感じました。
・音楽
あまり印象には残らなかったので、逆に劇伴として優秀と言えるのかもしれません。
・演技
津田健次郎さんは大人気ですし、この系統のキャラを演じられる稀有な才能の持ち主だとは思いますが、この方に、そもそもパカでは役不足じゃないでしょうかね。
設定がどうしても許容できない系統なので、☆の数は最低にしていますが、フィクションとして楽しめる度量のある方には、この限りではないと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿