フェアリーゴーン 2期 総合:☆☆☆
2019年10月スタート。P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。
2期 全12話。
・ストーリー
統一戦争で猛威を振るった妖精を身に纏って戦う妖精兵。統一戦争が終わった後、彼らの力は無用の長物となり、社会で生きづらくなっていった。社会からあぶれた妖精兵たちの違法を取り締まる組織「ドロテア」。彼らも妖精を身に纏い、犯罪に手を染めた妖精兵たちと戦っていたが、そのドロテアに配属された新人女性隊員マーリヤ・ノエルは犯罪捜査中に、幼かった統一戦争時代に自分を助けてくれた恩人ヴェロニカ・ソーンと出会う。ヴェロニカの目的と彼女の行方を追いつつ、降りかかる任務に日々対応していくマーリヤの物語。
統一戦争後、国家権力の座をかつての英雄たちが争っていた。そんな英雄たちのうちの一人、レイ・ドーンは、妖精排除の急進的立場を取っており、マーリヤとヴェロニカの故郷を焼き払ったのも彼だった。ヴェロニカの目的は、レイ・ドーンへの復讐である。マーリヤもレイ・ドーンへの恨みがなかったわけではないが、彼を殺したところで、世界は変えられないと考えており、国の機関・ドロテアでレイ・ドーンの護衛をしながら、彼の翻身を望んでいる。
その最中、妖精の中の妖精・神獣を復活させ、世界を妖精の世界へと生まれ変わらせようとする謎の集団の存在が徐々に明らかになっていく。
彼らとドロテアとの戦い、そして、レイ・ドーンと復讐者の争いとが複雑に絡み合いながら、それぞれの思いが遂げられていく。
尺の中に色々詰め込みすぎて、うまくまとめきってると考えてるのかもしれませんが、自分には、結局、何を観せられていたのか、よくわかりませんでした。社会の仕組みも妖精の世界も壮大なようでいて、とっても狭い枠の中で収束してしまっているように感じるのです。
・演出
まさか、正論を振りかざそうとしてしているのではないかと錯覚します。そう言うの、いいですから、と言いたくなる内容に見える演出は、あまり楽しくなかったです。
・作画
テレビアニメとしていい方じゃないでしょうか。作画に関して不安はない、と言いましたが、普通な感じに落ち着いてしまいました。
・音楽
劇伴として十分だと感じました。
・演技
市ノ瀬加那さんは役柄にしては声が優しすぎますが、基本的には皆さん、さすがですね。との1期の印象そのままです。この脚本でゾワっとさせない演技力はすごいな、と思いました。
いい意味でのショックを受けることはなかったです。P.A.WORKSに期待していたのですが、残念な結果に終わりました。
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