2020年2月3日月曜日

アサシンズプライド

アサシンズプライド  総合:☆☆

ラノベ原作。
原作はファンタジア大賞受賞。
このコンテストは大賞に値する作品がない場合には
対象を授与しない賞なので、稀有です。
とはいえ、受賞作品に余り知った本がないのも。。。
原作は未読です。
2019年10月スタート 全12話。30分枠。

・ストーリー
世界を維持するマナという力。その力を持つから貴族たり得る世界。この力は遺伝的に継承されることが一般的だが、高級貴族の娘・メリダ=アンジェルは13歳になってもその能力が発現せず、無能と呼ばれていた。母親の不義が原因と囁かれる中、母親の名誉を守るために決してあきらめず、努力を続けていた。
暗殺者であるクーファ=ヴァンピールは、メリダの育成を依頼されつつも、本当に無能であるならば、メリダを暗殺する命を受け、家庭教師として接近する。能力がないと判断する彼だったが、母親の名誉のためには命をも惜しまないメリダの気持ちを見せつけられ、彼女を助けることを決意する。

少なくとも、アニメを見る限り、この設定に魅力を感じられないのです。
アサシンのプライドって一体なんなんでしょうかね、との疑問がつきまとってしまいます。
これでほだされちゃうのならば、ほだされるだけの、クーファーの理由が必要だと思うのです。アサシンであるがゆえに、より一層。このアニメでは、そこが弱いのです。
さらに、他者の支援により、自身のマナが開花したのならともかく、他者のマナを移植して成り立つ能力、借り物の能力に偽物感が半端なく、これを持って育成と納得させてもらうには、マナという能力の設定説明が少なすぎます。
てな感じで、物語に没頭できないため、惹かれないなあ、となりました。

・演出
原作がしっかりしているのなら、上記のような印象を持たれるのは、演出の責任でしょう。

・作画
普通よりやや悪いかな。キャラは可愛いです。

・音楽
割と良かったです。OPは何気にお気に入りです。

・演技
ヒロインもうまいですし、脇を固める人たちも、きっちりお芝居してくれていました。

12話では、この世界観を伝えきれない尺だったのだろう、と思います。

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