2020年3月31日火曜日

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。  総合:☆☆☆

連載中の小説が原作。原作は未読です。
2020年1月スタート 全12話。30分枠。

・ストーリー
友達から誘われた新作オンラインゲームVRMMO「NewWorld  Online」でプレイを始めた本条楓。自分の名前を英語訳しプレイヤーネーム・メイプルとしてゲームを楽しむ。ステータスを防御にのみ割り当てたり、その非常識なゲーム内の行動により、一般には手に入らない特殊能力を獲得。チートなスキルでゲーム世界でも有名なプレイヤーとなっていく。そんな彼女と友達によるゲーム内での活躍が描かれる。

防御力極振りにより動きが異様にとろいとかの面白要素は最初のうちだけで、途中から異能による蹂躙になってしまっています。ゲーム内で無双をする楽しさを伝えてくれますが、逆に通常、無双するためにはそれなりの資金が必要となりますので、廃課金者や重課金者になるよう誘導されそうで、メンタルの弱い自分にはちょっと怖いアニメでし^^;

・演出
ゲームとリアルを極端にリンクさせていないので、SAOなどとは異なり、少し転生モノに近い印象を受けます。気楽なのですが、中途半端な印象も持ちます。メイプルの特殊性が際立つようなセリフや能力がアニメ化することで一層引き立っているようで、アニメ化したのは成功だったのではないでしょうか。

・作画
テレビアニメとして良い方だと思います。

・音楽
劇伴としてよかったと思います。

・演技
メイプル・本渡楓さんは勿論よかったのですが、メイプルの相棒であり特攻隊長でもあり参謀でもあるサリー役の野口瑠璃子さんが綺麗な声で、しっかり役回りをこなしていらっしゃいました。あまり今まで表舞台に立っていない方のようですが、これからが楽しみです。

オレツエー系のアニメは面白いといえば面白いのですが、設定がVRMMOである必要があったのかな、とは思います。

2020年3月30日月曜日

ソマリと森の神様

ソマリと森の神様  総合:☆☆☆

連載中の漫画が原作。原作は未読です。
2020年1月スタート 全12話。30分枠。

・ストーリー
人種が様々な種族から迫害を受けている世界。人種が迫害を受けているのは彼らが異形を徹底して排斥した結果だった。そんな世界、奴隷として運ばれる途中で事故に遭い森に迷った少女は、森の守り人・ゴーレムに助けられる。ゴーレムは自分の活動期間が残り300日強しかないことを知っていたので、ソマリと名付けた少女を、人間の手に返すべくミノタウロス種と偽って旅をする。ソマリはゴーレムをお父さんと呼び、二人は困難を乗り越え旅を続ける。

この設定で、二人のお話の最後を見せることをしないエンディングは痛すぎます。

・演出
不幸な少女と限りある命を結びつけ、感動的にしたかったと思うのですが、設定がすでに感動的なので、演出はこれを抑えて欲しかったです。くどく感じるのです。
また、もう一つのテーマである、自分たちと違うものの排斥・差別を問題視する大上段に振りかぶった正義の提示も分かっているが故に、演出でことさら強調されると、天邪鬼が顔をもたげてしまいます。

・作画
アクションには迫力はありませんが、色彩が綺麗で、テレビアニメとして十分じゃないでしょうか。

・音楽
水瀬いのりさんのエンディング曲がよかったです。

・演技
人を助けるために旅をしているハラピュイア属のウゾイ(cv.早見沙織さん)が可愛かったです。

感動させたがりなのと説教くささが少々表に目立ちすぎてるなあと感じました。

2020年3月29日日曜日

宝石商リチャード氏の謎鑑定

宝石商リチャード氏の謎鑑定  総合:☆☆☆

連載中のライトノベルが原作。原作は未読です。
2020年1月スタート 全12話。30分枠。

・ストーリー
中田正義は夜の人通りのない道路で酔っ払いに絡まれていたリチャードを助ける。リチャードが宝石商だと知った正義は祖母から託されたピンクサファイアの鑑定を依頼する。不穏な印象を持っていたその宝石は、祖母が生活に困ってスリを働いていた時に盗んだ品であったことがわかる。正義はその宝石を本来の持ち主に返すために神戸まで旅をするが、持ち主のその宝石にまつわる不思議な因縁を知ることになる。
この出来事をきっかけに正義はリチャードの宝石商でバイトをするようになり、そこで出会う、様々な宝石とそれにまつわるストーリーが語られる。

と良かったのですが、どちらかと言うと正義とリチャードの物語なので、題名とはちょっと違った雰囲気です。
そして若干、薔薇気味です。

・演出
音楽も綺麗、人の所作を表現するアニメーションも綺麗、リチャードも綺麗。その綺麗の中に、大人とは思えない他人の心象を害するような言葉遣いと、危うい正義を振りかざす中田正義が水を差します。原作通りなのかもしれませんが、これが違う表現であったなら、このアニメの印象もガラッと変わったものになったのではないでしょうか。中田正義の存在が周りの美しさを際立たせているのならよかったのですが、必ずしもそうなっていないと感じたため、あまり物語に集中できませんでした。

・作画
普通です。が、所作のアニメーションが美しいです。

・音楽
OPのやなぎなぎさんの曲と歌唱が良かったです。

・演技
雪村心夜役と言い、今期の内田雄馬さんは脚本に恵まれなかったようです。
今期、櫻井孝宏さんは、このリチャードの他に、厨二病高校生や少し不良なオロチ取りなどを演じてらっしゃいますが、声を本格的に変えることなく、演技力だけで演じ分ける技術は本当に凄いです。

題名の割に、正義、リチャードそれぞれのストーリーが大半を占めるので、純粋な短編ミステリーではない、二人の物語になっています。宝石にまつわる謎めいた因縁を解き明かすには、このような構成より、題名から連想されるような名探偵の謎解きにしてくれた方が、自分としては好みでした。

2020年3月28日土曜日

理系が恋に落ちたので証明してみた。

理系が恋に落ちたので証明してみた。  総合:☆☆

連載中の漫画が原作。原作は未読です。
2020年1月スタート 全12話。30分枠。

・ストーリー
同じ研究室の氷室菖蒲と雪村心夜はお互いに惹かれあっている。しかし二人の研究室は理系だった。理系の二人はこの恋心を科学的に証明すべく、他の研究員を巻き込んで、実験を重ねていくことになる。

「証明してみた。」となっているけど、証明しようとしている状態。もし最終話の「これが証明だ」が証明なら、それまでのアプローチは一体なに?といった疑問が湧き起こります。そして、その途中で行われる実験は、厨房が空回りしているのならともかく、二十歳をとうに過ぎた大学院生が行うにしては、くだらない、と思いました。フィクションであり、はちゃめちゃであることもアニメの楽しみ方なので、こう感じるアニメは稀です。
柳田理科雄さんの空想科学読本を思い出しました。最初の数話は面白いのですが、何巻にも渡って読み続けると、だんだんどうでも良くなっていく感情の変化を、このアニメで追体験してしまいました。

・演出
演技指導なのでしょうか、なんかカラ回ってます。

・作画
特に良くはないです。

・音楽
OPはよかったです。

・演技
中田正義役と言い、今期の内田雄馬さんは脚本に恵まれなかったようです。

難しい理系の単語も、後半では空々しくなってきます。

2020年3月27日金曜日

なつなぐ!

なつなぐ!  総合:☆☆

熊本県が製作。熊本地震の復興プロモーション。
2020年1月スタート 全12話。5分枠。

・ストーリー
幼い頃、友達と別れた少女が、別れた理由のわだかまりを解決するために、会いに探しに熊本へと旅する物語。

・演出
気になるのは、実際のビデオカメラ、スティールカメラで発生する、ゴースト・フレアなどの描写を取り入れているのですが、この位置にある光源で、こう発生することはないな、と違和感を抱いてしまいました。このような雑念が沸き起こってしまうと、シナリオに没頭できなくなってしまいます。

・作画
絵柄は結構いいです。アニメーションもすごく頑張ってるのが伝わります。商業アニメには及ばないものの、善戦しているのではないでしょうか。

・音楽
可もなく不可もなく。

・演技
ヒロインに女優を使ってこの演技。最終話の泣き声は、どうしたもんかな、と思いました。今年(2020年)発表された声優アワード・助演男優賞受賞者が脇を固めていますが、粉砕されています。

オール熊本で頑張るのはいいのですが、適材適所に気を配ってくれれば、もっとよかったように感じます。

2020年3月25日水曜日

八十亀ちゃんかんさつにっき にさつめ

八十亀ちゃんかんさつにっき にさつめ  総合:☆☆☆☆

漫画が原作。原作は未読です。
2020年1月スタート 全12話。5分枠。
1期に引き続き5分枠での放送です。

・ストーリー
東京出身で名古屋に引っ越した陣界斗。東海地方出身者に囲まれ、異文化交流の高校生活を送るお話。

前期は名所系のお話が多かったのですが、今期は自虐ネタが多くなってます。中でも関西圏の登場人物の描写が、東京モンの自分には、あるあるに思えたのですが、関西出身者が観ても、そうそうこんな感じ、と思うのでしょうかね。
実際、どの程度の人たちがそう思ってるのかはわかりませんが、名古屋にとって福岡は特別な都市のようですね。なんとなく納得しちゃってます。

・演出
前期から引き続き、対象地域は広がったものの、キャストには基本的に出身者を起用し、方言の修正など特に必要のない演出は安心できます。キャストの実感も反映されているとしたら、なおいい感じですね。

・作画
原作の漫画をベースにしていて破綻はなく、アクションも十分です。

・音楽
戸松遥さんじゃなくなってしまいましたが、主題歌は引き続き元気で良いです。あるふぁきゅんさんも名古屋出身なんですしょうか?

・演技
やっぱり、戸松遥さんが、特に、生き生きしてるように感じるんですよね^^

2020年3月24日火曜日

へやきゃん△

へやキャン△  総合:☆☆☆☆

漫画ゆるキャン△の幕間を埋める短編漫画へやキャン△が原作。
2020年1月スタート 全12話。5分枠。
BDの価格が定価の半分だったら☆5でした^^
同じ5分アニメのヤマノススメ1stの新特装盤が定価4000円でしたからね。

・ストーリー
キャンプなどのアウトドアを楽しむために地元山梨の高校で部活として野外活動サークルを立ち上げた犬山あおいと大垣千明。初冬からサークルに加わった静岡から転校してきた各務原なでしこを、山梨の名所を巡る「梨っ子スタンプラリー」に誘う。彼女たちの小旅行と友情の物語。

やたら手作り感のあるスタンプ帳だなあ、と思ってたのですが、12話で上手くまとめてきました。ショートアニメでありながら1話完結の面白さにプラスして、全話通して一つの作品となっている構成がすごく良かったです。
あおいと千明のなでしこへの思いやりだけではなく、あおい、千明の馴れ初め?も観られます。志摩りんはほとんど出ません^^

・演出
本編のゆるキャン△のまったり感そのままに、より友情にフォーカスをあてているのが良かったです。

・作画
普通に良いと思います。

・音楽
まったり感を後押しする劇伴が良かったです。EDもよかったです。

・演技
花守ゆみりさん、豊崎愛生さん、原紗友里さんの演技が、この穏やかなアニメにばっちりでした。

山梨は東京からも近いので、遊びに行ってみたくなります。